直哉の自宅にて・・・
「直哉君これからどうするの?」
「とりあえずはあと数日はシンフォギア世界にいますけど、あの亜種型メガビョーゲンの動きは誰かにコントロールされている感じがしました」
「そうまるで、ソロモンの笛でノイズをコントロール出来るようにね」
「「「「「そんな」」」」」
直哉の言葉に驚く全員だった。
「ちょっと待ってよ直哉君、亜種型メガビョーゲンのコントロールって可能なの}
「可能なのでは、フィーネが作り出したものですし、人が作り出したものならワイズマンのあの降魔もそうですよね?」
「ぷにシールド」
「2人は殺させないよ。夜叉」
「ほう、やはりこちらに来ていたか、紫藤直哉と守護者のキュアグレースよ」
「「ワイズマン」」
「行け、降魔共拘束している帝国華撃団と同化しろ」
そしてワイズマンの命令を受けた特殊降魔達が動き出す。
「フフ、これで帝国華撃団は我が主の手駒よ」
夜叉がグレースに言う。
「「「「「「確かに」」」」」」
「恐らくアルバとして、シンフォギア世界の政府に接触したんだと思います」
「そして、政府側としては異世界の技術を持つアルバはコントロール出来ると判断したのでしょうね」
「そんな危険だよワイズマンを甘く見るのは・・・」
「そうですね、響さん」
「ワイズマンもそれを知っているからこそアルバとして政府に接触したんだと思います」
「やれやれ私は、グワイワルを連れて帰りたいだけなんだかな」
「仕方ない出てこい夜叉」
!!
「お呼びでしょうかマスター」
ワイズマンの体内から夜叉が出て来た。
「げ、何なんだあいつは」
「まあワイズマンもグレースと同じ事が出来たんですね」
「「ちょっアースあれは違うからね」そうですよ。僕とグレースさんはあんな主従関係じゃないですよ」
「フフ、わかってますよ」
「すまないが、夜叉プリキュア達の相手を頼むぞ」
「はっお任せくださいマスター」
そしてワイズマンはその場から消えた。
「成程、ワイズマンもあの時に自分の存在を知られていると思っているから、アルバとして接触したと考えて良いのか?」
「僕はそう考えています。グレ響さん」
「そして、あまり考えたくないですけど、今回の亜種型メガビョーゲンの騒動はこの国の政府が嚙んでいるかもしれませんね」
「「「「ええーー」」」」
「「確かにな」そう考えて置くべきでしょうね」
「少なくとも亜種型メガビョーゲンは、地球を蝕む事は無くシンフォギア世界の通常兵器では倒せませんし」
「その上、ソロモンの笛みたいな遠隔操作が出来るのなら、軍事兵器として使われるかもな」
!!
「ええ、僕もグレ響さんの言う通りの事が実際に起きるかも知れないと危惧してますが、アルバとして、ワイズマンと接触したこの国の政府が変な行動をしなければ良いですけどね」
「後本当にアルバとの関係をこの国の政府が隠したいと言う事ならば、二課がいくら調べても出て来る事はないと思います」
「普通に考えたらそうよね」
「せっかく手に入れた物を、手放さないよね」
ちゆとのどかがそう言う。
「でも直哉君どうするの?その繋がりが本当にあったら?」
響が直哉に聞く。
「今は何もしませんよ。今回の大量の亜種型メガビョーゲンが出たのは、亜種型メガビョーゲンのコントロール実験と特殊遊撃部隊の足止めだと思うので」
「それに今回の件で特殊遊撃部隊がこの国の政府に敵対行動を取れば、シンフォギア世界は、完全に特殊遊撃部隊を侵略者と認定するでしょうね」
「「「「「「あ、そうか」」」」」」
「そう言う意味でも両者の利害が一致したんですね」
「恐らくそうでしょうね、ワイズマンの本命はゼムリア大陸なのでしょうね」