直哉とのどかと2人の響がまなつ達に説明をしに行ってから1週間後・・・
「直哉待たせたわね、特務支援課の4人をゼムリア大陸の方に言ったん戻す準備が出来たけど返していい?」
「ああ、トワすいません今特務支援課の4人を戻すのは少し待って貰えます?」
「どうしたの?」
「送別会をしていてまなつちゃん達が」
「ああ、成程ね」
「そういう事なら直哉はのどかの家で留守番なのね?」
「そうですよ。そのおかげでトワとレイに相談できるんですけど」
「レイさん」
「どうした直哉?」
「以前薫ちゃんと飛鳥ちゃんの生まれた世界での話を聞いて、疑問に思ったんですけど飛鳥ちゃんと薫ちゃんの世界を管理していたのは誰なんですか?」
「ああ、あの世界には管理者は存在する必要はなかったんだ」
「それは何故ですか?」
「その世界は元々、飛鳥と薫そしてトワの元であるミズキとナナを誕生させる為だけの世界だからこそ、幼馴染世界の未来として扱われたのだよ」
「成程、そう言う理由だったんですね」
「あともう一つ良いです?ゼムリア大陸の今後について2人はどう考えてます?」
「ああ、それはワシとしては一旦ゼムリア大陸には特殊遊撃部隊の不干渉期間を与えるのが良いんだが・・・」
「それは無理でしょうね。その期間中にワイズマンがゼムリア大陸で動かないとは思えないし、すでにワイズマンは、ゼムリア大陸の住人とは言えなくなってるし」
「それはそうですね」
「現段階の特殊遊撃部隊のラスボスとも言っても良いかもね」
「確かになトワ」
レイがそう言う。
「正直に言うとねゼムリア大陸関連は今後直哉が知る流れとは異なる可能性が高いわね、以前現れた。りィンとイシュメルガの存在もあるし」
トワにそう言われ、直哉はその時を思い出した。
「くそー俺達も戦えたら戦いたい」
「そうか、なら我と契約すればその機体を動けるようにしてやるぞ」
「誰だ!!お前は」
「我の名は、黒のイシュメルガどうする我と契約するか?」
「イシュメルガだって、本当に契約者になればこの状況を打破出来るんだな」
「ああ出来るとも」
大神がイシュメルガとの契約をしようとしたとき次元の裂け目ができた。
!!
「ちっ奴め、ここまで来たか。だが、まだ奴等に見つかるわけにはいかん。我とデボネアの紫藤直哉と魔法騎士に復讐するまでは」
その直後灰の機神ヴァリマールとその担い手のリィン・シュバルツァーが出てきたことによりヒドラプラントとプラントアームは圧死し、浅草周辺に咲いていた紅い植物は全部消えた。
「ユウナリィンだよ」
「ウソリィン教官がどうしてここに」
「そうですね、りィンさん達は元の世界に戻れたんですかね?」
「さあ、わからないわ」
「さてと今の内に言っておくわね。特務支援課の4人の帰還後、現状のメンバーで、獅童光を救出しに行って」
!!
「光ちゃんとレイアースのいるエリアが行けるようになったんですか?」
「ええ、ゼムリア大陸が今回の修復のお礼でね」
「何と言うか複雑ですね」
「まあ、そこは気にしないでいなさい。これで零の物語が改めて2章からスタートできるんだし」
「と言っても僕達もいないと駄目なんですよね、再スタートする時は?」
「当然よ」
「じゃあ、順番が変わるんですね?」
「ええ、そうね次が獅童光を救出で、次にイヨとヒミコの作り出した世界の調査で行くわよ。巴里に関してはその後進める予定だけど、どうなるかわからないわ」
「わかりました」
「獅童光を救出する際にもノヴァの邪魔があるかもだけどね」
「それにデボネアがもう一人のノヴァが出てくるとかも」
「成程、外部からの邪魔があるかも知れないんですね」
「それで獅童光ちゃんの居場所はどこですか?」
「中心世界よりの山の中にあるゲートの中よ。ゲートの中はこちらの世界では無くなるから連絡は出来なくなるわ」
「そしてその山の南側にイヨ達が作った世界があるのよ」
「そう言う理由でその順番なんですね」
「そういう事よ」
「あ、送別会が終わったようですトワ」
「あらそうなら転移させる為切るわ」
「後直哉達はお墓型戦艦を使いなさい」
「わかりました」
そして直哉はトワ達との通信を切った。