「「まさかマサキさんとリューネさんに救援要請をしていたなんて」」
「まあ、あの2人を呼んだのは、イシュメルガとデボネアの作った世界に閉じ込められた場合を想定してたんだけどね」
「「成程」」
そして飛鳥と薫とトワは再びライブ中継を見始めた。
庭園でのイシュメルガマリアによる襲撃後・・・
直哉はのどかの治療が終わるまで離れた場所にいた。
「直哉すこしいいか?」
「マサキさん良いですよ」
「俺とリューネはトワの依頼でお前達を助けてくれと言われてお前達の力を感知したらここに来たんだが、お前達特殊遊撃部隊は何でここにいたんだ?」
「そう言う理由でここに来たんですよ」
「成程な特殊遊撃部隊としても、こういう形での妨害は想定して無かったんだな?」
「ええ、妨害があるとしたら獅童光ちゃんに関係するノヴァが来ると思っていたので」
「イシュメルガは以前大神とマリア・タチバナの体を奪った奴だろう?」
「はい、マサキさん達が来る前はマリアさんとして戦いをしてたので」
「そうか、しかしイシュメルガは獅童光を救出するのを妨害するんだ?」
「それは具体的にはわかりませんが、イシュメルガはこう言ってました」
「「あ、確かにそこは私達も疑問に思った」」
「成程な、そうすると・・・」
!!
「おい、どうした直哉体が消えかけてるぞ」
「僕にもわかりません」
そして直哉は謎の赤色の光に包まれ消えた直後・・・
「おいおい何で直哉の代わりに2人の響がここにいるんだよ?」
マサキは突然の事態に驚く。
「「ええ――どういう事」」
「ああ、成程レイに頼んだあれが起動したのね」
「「ええーートワまた何か企んでるんですか?」
「失礼ね、何も企んでないわよ」
「むしろイシュメルガが庭園から紫の扉の世界に行った事で、レイが庭園の機能を奪還したのよ」
「庭園の機能ですか?」
「薫がトワに聞く。
「ええ、元々庭園は特殊遊撃部隊のベース基地として使う為に私とレイが密かに獅童光を救出する時以外にも使えるように準備してたのよ。シンフォギア世界の出来事が切欠で、管理者の神殿以外に緊急避難が出来るようにね」
「成程そう言う事ですか」
「そうよ。ただそれをイシュメルガは、その場をくだらないゲームの場所として使ってるけどね」
「それでトワこれからどうするんですか?レイに2人の響さんと兄さん達を交代させた理由は?」
飛鳥がトワに聞く。
「それは、イシュメルガが紫の扉の世界に行ったからよ」
「それにね・・・」
「・・・もしかして2人の響さん2人でオレンジの扉の前に行ってみてください」
「「うん」ああ」
そして2人の響がオレンジの扉に行くとオレンジの扉に変化が起きた。
「「ええ――正解です。そのまま対となる鍵をその者が扉に入れよだって」」
2人の響がオレンジの扉の前に落ちていた紙を拾って読む。
「成程なら、2人の響さん紙の指示通りして見て下さい」
「「わかった」」
そして2人の響がオレンジの扉を開ける為に指示通りするが、扉は全く反応をしなかった。
「直哉君これはどういう事?」
「どうやらこの扉は、紫の扉を最初に開けないと適応する人物がいても作動しないようですね」
「つまりよくあるゲームのこのイベントが起きないと先に進めない状態なんですか?」
「そう言う理解で、良いと思いますあすかさん」
「そうするとまず紫の扉を開けて、そこから何をすればいいんだろう?」
ゴゴーーーーー
扉の向こうから強い風により直哉とのどか達を除く全員が紫の扉の中に吸い込まれた。
!!
「いけない紫の扉が閉まります。ちゆさんとひなたさんとアスミさんは。戦艦で突入して下さい」
「直哉君と、のどかはどうするの?」
「「大丈夫信じて下さい」信じてちゆちゃん」
「わかったわ」
そしてお墓型戦艦が扉を抜けると扉は再び閉まった。
「響達が紫の扉の世界に行く前にそう言うやり取りがあったのよ」
「「成程」」
その頃、直哉とキュアグレースの代わりに庭園に戻って来た響達は・・・