「「まさかヴォルクルスがブラックホールクラスターを使うのかよ」使うなんて」
マサキとリューネが響の話に驚いていた。
その頃紫の扉中にいる特殊遊撃部隊は・・・
「直哉さんいつこちらに来たんですか?」
「それはですね誠十郎さん」
「いたぞヤラネーダ」
「どうやら人間のやる気は奪ってないようだ。後は任せるぞ」
「「「「はい」」」」
「ハートカルテットリング!」
「とびだせ!元気なハート!」
「やさしいハート!」
「かしこいハート!」
「燃え立つハート!」
「ハートドキドキ!」
「「「ドッキング!」」」
「「「「プリキュア!ミックストロピカル!」」」」
「「「「ビクトリー!」」」」
そして16番目のプリキュア達の浄化技で倒されたヤラネーダは消えその後に、赤い半分に割れた宝石がその場に落ちていた。
「これなんだろ?」
「とりあえずそれは必要な物かも知れないからコーラル持っていた方が良いだろ」
「ええ――私でもいいじゃん。フラミンゴ」
「サマーだといろんな意味で危ないからな」
そしてグレ響とサマー達は響からの連絡を受けて赤坂に向かった。
「こちらでヤラネーダを浄化した後に2人の響さんと交代する形で自分とグレースさんが来たんですよ」
「そうなのですね」
「そうです。誠十郎さんとクラリスさんの方はどうですか?」
「いえ、紫の扉の世界から出る方法は見つかってないですね」
「そうですかやはり・・・ゲームクリアの為のボスを倒すしかないようですね」
「しかしそのボスが誰なのかわからないんですけど」
誠十郎がそう言う。
「ああ、その件なら心配しないで下さい誠十郎さん実はですね。誠十郎さんとこうして連絡をする前に、自分自身が紫の扉の世界の状況を知る為に動いて日本橋の地下に黒之巣会首領天海が」
「ええ――」
「それは本当ですか?直哉さん」
「そうです。そして何とか天海は倒したんですけどね」
そして直哉は、誠十郎にその後の事を話す。
「フフ正解だ。特殊遊撃部隊そう言えば、貴様達にこの姿を見せるのは初めてだったな」
そう言って黒き叉丹は変身した。
「「「「「「「「ええーーまさかの」」」」」」」」」
「来たれ、来たれ、来たれ時は満ちた」
「この世界の最後の時だ」
「我蘇り。罪にして闇。とこしえなる不滅の存在。その名を悪魔王サタン!」
「悪魔王サタン。あれが、葵叉丹の正体なのか?」
直哉がそう呟く。
「「「「「「「「ええーーまさかの悪魔王サタンーーー」」」」」」」」」
「おいおい、信じられない悪魔王サタンが実在するなんて」
フラミンゴが言う。
「うんそれは私もそう思う。私達の世界でも人魚の世界があるなんて信じられなかったけど」
「うわあ、私悪魔王サタン初めて見たよ――かっこいい」
「むっそうかありがとう」
サマーの言葉にサタンは感謝の言葉を言う。
「ある意味サマーは凄いペン」
「そうだニャン。シリアスな場面を素で壊すニャン」
「ただの空気をよまないだけラビ」
「「「あはは」」」
ヒーリングアニマルの3匹はそれぞれがサマーについて言う。
「サタンここで最後の戦いをしますか?」
直哉がサタンに聞く。
「いやここでは勝負はつけん。最後の決戦は聖魔城でつける。特殊遊撃部隊よ会う素の昼12時に東京湾上空に浮上する聖魔城で、紫の扉の世界でのゲームの決着をつけようぞ」
「そう言う事がありました」
「何て事だ・・・」
ザ―――ザ―――
「あれ、おかしいなあいきなり通信が途絶えたぞ?」
「大変だよ直哉っち。この世界の空が割れたよ」
「はあああーー本当ですかひなたさ㎜」
直哉はひなたの言葉に驚いていた。
時を同じくして・・・
グレ響が紫の扉に大きなヒビが出来ている事を見つけた。