コードギアス 反逆のルルーシュ Request C.C.   作:グリムゼン

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後一回、二回で過去編は終わりになりそうです。


頭の中のプロットはあるんだけど、書けないもんですね・・・


では、本編です。

2014/2/3/20:43 修正加筆しました。


第五十一話  The watchword  Who are you

「ヴァイバス卿、あなたが手配してくださった騎士団の皆様、大変助かりました」

「い、いえ。お役にたてて、光栄の至りでございます、殿下」

「こちらこそ、命を賭して、私たちを守ってくださったのですから、

感謝は述べさせていただきますよ?陛下には伝えておきますので、

叙勲の準備でもしておいてください」

「い、イエス、ユア、ハイネス・・・・」

「ディーフリート進めなさい」

「はっ!」

 

さすが、魑魅魍魎が跋扈する宮廷で生きているだけのことはある

皮肉たっぷりこめた台詞を涼しげな顔で言ってのけた

それに、お前の命もあとわずかだからせいぜい楽しんでおけともな

おそらく騎士団というのは馬車を襲っていた盗賊まがいの連中

そして、それを手配したのが、今、すぐそこで青くなっているあの男ということだ

まぁ、シャルルは、まだこの言葉遊びには慣れていないのだろうな

だが、これからだ 言葉遊びでルルーシュですら勝てなくなる猛者になるのはな

 

「時間をとらせてしまいました、客室にて歓待させていただきますが、

私は、陛下にお伝えすることがございますので、供応にシャルルを一時つけさせて

いただきますが、よろしいでしょうか?」

「僕たちは・・・」

「まぁ、かまわない。歓待される身だ。文句のあろうはずがない」

「承知しました。シャルル、以前教えたことです。できますね?」

「はい、母上」

「セラフィナ様、私が殿下の代わりにお勤めいたしましょうか?」

「気づいているとは思いますが、私たちはすでに箱庭の中、

護衛一人いなければ、わが身は守りきれません。

その提案はうれしいですが、騎士がいなければ、私は人形になります。

わかりますね?」

「承知しました。差し出がましいまねをいたしました」

「いえ、あなたの忠義を再確認できました。うれしく思いますよ」

「母上、母上の人形があるのですか?お守りにほしいです」

「まぁ、シャルルったら、そうですね、造形士にでも今度作らせましょうか?」

「さっきの・・・」

「ああ、彼ですか?申し訳ありません」

 

そういうと、セラフィナはシャルルの耳をそっと塞いだ

 

「シャルルには聞かせたくない内容ですので、後ほどでよろしいですか?」

「・・・ああ、そういうことなら」

「母上、どうしました?」

「いいえ、なんでもありません。ほら、つきました。後は任せましたよ?」

「はい、では、セレス様、リート様、こちらへどうぞ」

 

迎賓館とでも言えばいいのかな?

すんごい大きいところを想像してはいたんだけど、こじんまりとしてて

でも、雰囲気がすごく落ちついている建物だった

 

「リート」

「ん?なに、セレス」

「同じだ」

「えっ?」

「数十年後の帝都ペンドラゴンにある空中庭園の家にそっくりだ」

「そ・・うなの?」

「ああ」

「お気に召しましたか?」

「う、うん。きれいで素敵な建物だね」

「良かったです。実は、この建物にお招きするのは、お二人が初めてなんですよ」

「そうなのか?」

「はい。あ、玄関で立たせたままなのは失礼ですよね。中へお入りください」

 

中を見て再度唖然とした

リートも同じ感想のようだ

この建物の玄関 エレベーターホール・・・

左右を見ても瓜二つだ

グランド・デューク・ホテル最上階のスイート

私たちが、常用しているあの空間とまったく同じだ

 

「かって知ったる我が部屋とでも言えばいいのか」

「そうだね・・・ただいま」

 

僕たち二人は、いつの間にかシャルルを追い越して

普段使っているリビングルームに来ていた

調度品もまったくおんなじ

唯一違うのは景色だけだった

 

「あ、えっと、ここでお待ちください。御用があったら何でもいってください」

「ああ、ありがとう」

「えーと、もしかして、ここにきたことありますか?広間はここだけなんですけど、

なぜか、お二人ともここだという感じでいらっしゃいましたし」

「そうだね、ふふ、未来予測かな?」

「未来予測!ですか!」

 

突然シャルルが飛び上がったかと思うと、僕たちが座っている反対のソファーに

飛び乗った

 

「そういうの、好きなんです!父上と母上には、やめろって言われるんですけど」

「お前の兄には?」

「興味があるなら、やってみようって、言ってくれました」

「なるほどね」

「失礼ですけど、何か、僕の未来を教えてくれませんか?」

「・・・うん、いいよ」

「やったっ!」

 

少しの間のあいだに、僕はC.C.にアイコンタクトした

教えてもいい?未来のことをって

C.C.はうなずいてくれた

つまり、ここでこのシャルルに未来をかえる分岐点を作るつもりなんだ

 

「どういうことから聞きたい?」

「えーっと、父上は、今皇帝陛下に当たるんですけど、僕って皇帝に

なれますか?」

「なれるね。大きい声でオールハイルブリタニアって言いそうな感じの」

「もしなったら、お二人に届くように大きい声で言いますね」

「ああ、楽しみにしてる」

「それと、平民で好きな人ができると思うよ」

「父上も母上も、相手にするなら由緒ある家を選びなさいっていわれるんです。

でも、それは、僕が決めていいですよね」

「君の人生だよ?選ぶのは自由でしょ?まして皇帝になったらそれこそ自由じゃない」

「そうですね!」

 

ふふ、リートもリートだがシャルルもシャルルだな

なんだろうな、子供同士が一生懸命話し合っているようにしか見えん

内容はそれよりかなりぶっとんでいるがな

 

「そうだね、うーんと・・・お兄さんに嘘をつかれるかな?」

「えっ!?そ、それはないですよ。兄上は嘘が大嫌いなんです。

それに、嘘のない世界があればいいのにって言ってましたし」

「嘘をつくために嘘をつくそんなものは嘘だ」

「もしかしたら、それすらも嘘かもしれないってことだな。

もし、そう考えたとして、相手が嘘をついてこないという保障がどこにある?」

「もし、ですよね?なら、この未来予知はその時が来たら信じてみたいです」

「そのくらいでいいと思うよ。あと、これは僕からなんだけど」

「はい?」

「好きになった人を、絶対に守ってあげてね」

「もちろんです!」

 

リートめ・・・つ、つ、つまりは、私のことを

ぜ、ぜ、絶対守るだと!!?

なんなんだ!? 過去に来てからリートが積極的だ!

くそぅ、うれしいぞ、バカ

 

「あ、ああ、後、私からも一つ、予言とでもしておこうか」

「セレス様もですか?」

「いや、女の感だ。リートと私は、お前にもう一度未来で会うだろう」

「はい、もちろんです」

「なら、秘密を決めておかないか?」

「秘密?」

「合言葉というやつだ。やったことはないか?」

「はい、同年代に知り合いがいないもので」

「よし。なら、こうしよう。お前が私に向かって聞いてくるんだ」

「どういう風にですか?」

「鉄人形は、って聞いて来い。そしたら私かリートが」

「グラシャ=ラボラスって答えればいいんだね」

「そのとおりだリート」

「あの鉄人形の名前なのですか?なるほど、鉄人形はグラシャ=ラボラスですね。

覚えました。でもそれって、ソロモンの七十二の悪魔ですよね」

「ああ、だが、あれに合っているだろう?」

「そうですね、悪魔がさながら、駿馬のような感じがしました」

「それなら、もしあれに似たものを作れたときはナイトメアって名前にしたらどうかな」

「あっ、それ採用します!」

 

改めて思う

シャルルは、真っ直ぐに育てば、世界樹のような大木になりえただろう

今の純粋さを間違いなく捻じ曲げたのはV.V.でありCの世界だ

こいつが死に行く未来も、変えてやりたくなる

ルルーシュが親殺しという禁忌を犯さずにすむように

やはり、親子、だからなのだろうな

 

そう思っていたら、扉からノックがした

 

「シャルル、お二方はお寛ぎ・・・あら、していただいていたようですね」

 

扉が開きセラフィナが入ってきた

ディーフリートは部屋に入ると、扉のすぐ前で止まっている

 

 

「ああ、とても上手だった」

「いつの間にか結構時間が立っちゃったね」

「そうですね、楽しい時間は早く過ぎるといいますものね。

シャルル、お父上があなたに会いたいとおっしゃっていました。

ディーフリートを連れて、会いに行っておあげなさい」

「はい、母上。それでは、楽しいひと時をありがとうございました」

「こちらこそ、楽しかったよ」

「またな」

「はい、では失礼いたします、ディーフリートよろしくね」

「イエス!ユア、ハイネス!」

 

 

「さて、先ほどのお話でしたね。どこからお話しましょうか」

「そうだな。さて、その前に」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――お前は誰だ

―――――――――――いつの世も、この役割だ 私に、名はない

 

 

 

 

 

 

 




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