推しを養うから起業するしVにもなる   作:模芋

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本当は四話まで書きたかったけどそこまで勢いは無かったので三話までは勢いで書いた


【雑談】私の推し語り【西月ノゾミ】

 今日もまたVtuberの配信が始まる。

 

 映されたのは黒い短髪と黒いノースリーブの女性。

 良く言えばシンプル、悪く言えば無課金アバターの色違い版のような姿。

 そこまではまるで変化していない。

 

「突発ですが、推しの経歴というかなんというか、そういう話をしたいでーす」

 

コメント:突発が過ぎる

コメント:予告してやれ

コメント:アーカイブ見ます

コメント:何時だと思ってんだ

 

「アーカイブ言ったやつ、参加できなかったこと後悔しそうだけどいいのか?ん?」

 

 なおその時のコメント欄だが――

 台詞の内容よりもモーションに対するものの方が多かった。

 今までほぼ固定されていた表情が動いたのだ。

 首をかしげながら半目になってガンを飛ばす動きだけでも十分な変化なのである。

 


 

 話をしよう。

 ってこのネタ何年前でしたっけ?

 

 それはそれとして――

 何年前に、って部分を起点にするとごちゃごちゃ面倒ですよね?

 面倒ですね。

 なので代わりに推しの年齢で説明しまーす。

 

コメント:ヒェ

コメント:面倒ですね(圧)

コメント:推しの年齢を年表代わりに使うな

コメント:ちょっと何言ってるか分かんないですね

 

 お前らなぁ!

 西暦や自分の年齢より推し絡みの年表の方が正確とかそういう経験無いのかよ!

 

 えーでは、推しこと七色ことねさんの話に戻ります。

 

 ことねさんは元々重度のTRPGプレイヤーです。

 最初の動画投稿時はなんと小学六年生。

 TRPG始めたのが小学上がってすぐだそうなのでこの時点でTRPG歴も六年。

 いやー親の英才教育の賜物って感じありますねー。

 

 うんよく考えなくてもこの時点でおかしいな?

 何でGMした卓に自前の絵を付けて動画編集してんだあの小学生。

 

コメント:親何者だよ

コメント:なお当時絵柄がウケなかったもよう

コメント:小学生より画伯の印象が強すぎてな

コメント:初回面子にりゅっけさんいたのは知ってる

 

 この時点でいろいろ語りたいけど時間の都合もあるし一旦まいていくぞ!

 

 最初にバズったのは中学二年の時に投稿した『一人五役でTRPGしてみた』。

 TRPGの進行を円滑に進める為に覚えた声の使い分けを活かした動画。

 タイトルもだけど内容のインパクトも強いですね。

 最初の自己紹介でGM含めて四人までは古臭さを感じるタイプの日本人女性名。

 そんな中、いきなりのボブ。

 しかもボブだけ妙にテンションが高い中学生英語。

 他が一切ツッコミを入れず進行するシュールさが当時一部で話題になりました。

 あと最後のボブも印象に残りましたね。

 『俺を置いて先に行け』したのにダイスの神様があらぶり一人で勝つという。

 

コメント:後で見てみる

コメント:収支笑いどころしかなかったな

コメント:倒してしまってもを本当にするやつがあるか!

コメント:小窓でダイス撮って無かったらいろいろ疑ってたわ

 

 おいそこ誤字って金銭やりとりしてんぞ!

 

 とにかく私が最初に見つけたのがこの動画ですね。

 でもってこれがことねさん推しになった切っ掛けの大元。

 この動画のお陰でお金持ちになりリア充の道に戻り彼氏もできたわけです。

 だから皆見ろ。

 

コメント:?

コメント:全部理解できない

コメント:彼氏(推し)

コメント:怪しい販売構文やめろ

コメント:これがリア獣の皮をかぶれるようになった淫キャちゃんですか

 

 うるせぇ結果が全てなんだよ!

 というかさっきから誤字ってるやつ!

 さてはわざとだなオメー!

 

 はい話戻す!

 その後一時期ことねさんの活動減ってたんですけれどもね。

 その頃に『推しを支えられる仕組みが欲しいな』って思ったわけですよ。

 投げ銭系の諸々を勧めようかなーとも思いました。

 思いましたが、それだけじゃ何か勿体なーと考えまして。

 

 それでできたのが例の素人向けネット声優サイト。

 小説や曲は有名な投稿サイトもあれば個人サイトもあるんですよね。

 何で声だけ無いのか、という感じで声を投稿するサイトを今もやってます。

 動機については当時調べ方雑だったから気付けなかっただけオチありますけど。

 

 ついでに私のサイトの売りについて。

 有償絡める気なくて投稿だけの人なら並みの小説投稿サイトより簡単なところ。

 リクエスト機能とかタグでの分類とかまで使おうとすると手間増えますけどね。

 まあ視聴者側は新規投稿者漁るだけなら簡単ですし――

 

コメント:推しとは

コメント:趣旨変わってね?

 

 すみません脱線しました。

 

 当時、サイト運営と並行する形でゲームの声を依頼しました。

 多分配信見てる人の大体が知ってる『異界通信録』です。

 アクション部分の短い台詞とはいえ一人で七割超を担当が話題になったあれ。

 あれで一気に知名度上がりましたね。

 

 それと、ことねさんはアプリ版の試作にも声のサンプルで協力していたとか。

 私がアプリ版知ったのって完成した後だったんですけれども。

 

コメント:;;

コメント:悲しいなぁ

コメント:代表ハブられてるの笑った

 

 笑えねぇよ!

 当時のサークルの面子から私をりゅっけさんに置き換えただけ!

 それが開発チームとかどういうことだよ!

 テストプレイヤーにすら呼ばれないってなんだよ!

 扱いについても聞いたんだよ!

 聞いた答えが全員『誰か連絡してるものだと思ってた』ってなんだよ!

 私がこんな面白そうな話を聞いて参加しないわけないだろうが!

 

 ――ごほん、失礼、取り乱しました。

 

 まあ過ぎたことなんでね、この話はこの辺りで終わります。

 ここから特に目立ったことって無いんですよねぇ。

 クリスマスとか引っ越しは話の流れ的にちょっと違いますし。

 折角ですので掘り下げついでにゲーム制作の裏話とか――

 

コメント:ん?

コメント:引っ越しは聞いたがクリスマス?

コメント:ちょっと聞き覚えの無い単語が聞こえたんだが

 

 あっ、えーと、そのですね。

 おおっと、用事を思い出したし時間も(おそ)いので配信切りますね。

 

コメント:逃げるな

コメント:どういうこと?

コメント:説明責任はよ

コメント:ことねさんに怒られるに花●院の魂




読み飛ばしても良い補足

異界通信録(PC版)
 同人サークル『さんりんせかい』から発売されたアクションRPG。
 プレイヤーと現地をつなぐ通信機で指示をする。
 という設定のゲームなのだが――(以下ネタバレ混じりの長文になるため省略)

 一部固有NPC以外の容姿にランダム要素がある。
 分かり易い例としては髪や目、肌の色が一定の条件からランダムとか。
 またキャラ性能は基本的に種族単位で固定され個体差が無い。
 なので性別含めて好みの容姿を厳選し連れ歩いて遊ぶのが主流。
 キャラボイスは戦闘中の攻撃やダメージ時などの限られた部分のみ。
 だが、その大半を一人でやってると判明して話題になった。

 周回要素もあるのだが――
 ・引き継がない場合クリア後ダンジョンのボスを倒した時に改めて貰える。
  通称『後引継』(以下通称を用いる)
 ・後引継の場合は上限も引き継げる
  例えばアイテムなどは後引継時に上限も前の周の分だけ上乗せされる
 これらの仕様から、上限を増やすついでにRTAをしたプレイヤーもそこそこいる。
 ※一切引き継がない場合はクリア後ダンジョンまで一周目と完全に同じ仕様になる
  なのでプレイヤー間では引き継がなければRTA記録として認められている。
 ※周回の動機として伸びる上限の要素がステータスに関わってくる種族もいる
  だが、最低でも100周しなければ普通に適当なキャラを極めた方が強い。
 なおこの上限稼ぎの為に1000周以上クリアしたRTA全一プレイヤー曰く
 「まだどの値も仕様の上限に届いていない」とのこと。

異界通信録(アプリ版)
 異界通信録(PC版)を元にした、スケジュール管理などをできるアプリ。
 PC版で自分が仲間にしたランダム生成のキャラを引用できる(USBコネクタ必須)
 加えてPC版ではドットだったキャラが(簡易だが)3Dになる。
 プレイヤーがデザインした部屋を歩き回ったり遊んだりする姿がかわいい。
 たまに3D版の容姿がドットで想像したのと違ったりするがご愛敬。

 アプリ側に幾つかの音声データを入れると声での応答が可能になる。
 このことから「ウチの子と会話できる」と喜んだプレイヤーがいるとか。 

 肝心の機能は予定の登録とか通知などなど。
 総じてなんというか、これだけならあのアプリで良いよねあれで、となる代物。
 それでもPC版を遊んだ層にはウケた。
 一部では当時敷居の下がってたネット声優にこのアプリ向けの依頼があったとか。
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