転生したら紅世の王:Re   作:シニカケキャスター

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時系列を本来のものに戻しました。


第6話 強制契約実験

「教授、例のものはできたか?」

 

「もぉーちろんですよォー」

 

 俺は教授に顕現する際に消費する存在の力を0にするものを作ってくれないかと頼んでいた。

 この体ははっきり言って燃費が悪い。できるだけ矛盾が発生しないようにちまちま木の葉を食べていたのだが全然足りない。

 これから色々あるだろうに、これでは生き残れそうにない

 

「そーの名も『因果の殄滅』!顕現時のそぉーんざいの力をなァァァんとゼェェェロに!さァァァらに!存在の力をちょぉぉぉっとだけ生み出す機能付き!さァァァらにさらに!こぉーこのスイィィィッチを押すとなぁーんと!ドォォォォリルになるのでぇーす!」

 

「うんありがとう、なんで大剣型なのかとかなんでドリルになるのかとかいろいろと言いたいことがあるけどとりあえずありがとう」

 

 俺の理想としては指輪とかネックレス型が良かったのだが自在法で小さくすれば問題ないだろう。

 

「そぉーれからこーれもごらんくーださーい」

 

「うん?」

 

「そーの名も『討滅の獄』!紅世の王と人間をー強制的に契約さァァァせる宝具でェェェす!」

 

「とりあえずこれは破壊する!」

 

「なーんとー!?」

 

 悪い文明!

 どっかーん!

 

「どうせこれで俺を誰かと契約させるつもりなんだろ!」

 

「なぁぁぜわかったのでぇぇすか?」

 

「やっぱりか……」

 

 とりあえず目下の危機は去った。

 

「そーれでもわーたしぁあーきらめまーせんよぉー?」

 

「とりあえず俺たちを巻き込まないでくれ……」

 

 

 

__________

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____

 

 

 

 

「なんなんですか、それ」

 

「教授に作ってもらった道具」

 

「またですか……」

 

 またなんです、はい。だいたい全部教授が悪いんだ!(責任転嫁)

 

「なんで大剣型なんですか?」

 

「教授がドォォォォリルをくっつけたから」

 

 つまり私の趣味だってやつだ。

 剣を全くと言っていいほど使わない俺には宝の持ち腐れになっている気がしないでもないんだけど。

 まあ他の機能が便利なので持ったままにするけどね☆

 

「そもそもローさん剣なんて使わないじゃないですか。ちゃんと使えるんですか?」

 

「…頑張って使えるようにする」

 

 俺だって練習すれば人並みに使えるはず!やってやんよ、やってやろうじゃねぇかぁ!

 

 

 

 

__________

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____

 

 

 

 もーねーこれひどいですわ。うん。

 正気を失った男性がナイフを持って走ってるし、同じく正気を失った女性がブツブツ呟いている。時々爆発している奴もいるしなんかもう悪い意味でカオスですね。

 ダメだな俺、紅世の王になってから生に頓着しなくなっている。若干サイコパス的な思考になってる。

 うんまあ現実逃避はやめよう。また教授がやらかしたらしい。どうしてこうなった。

 たまたま居合わせたんだけどさ、なんかさ、こんな感じになってたんすわ。ダメだ、逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ。

 とりあえず正気で無事な人を探して保護することにしよう。

 

「もーどうしてこーなっちゃったの?」

 

『うん私も知りたいな』

 

「まあとりあえずそこの人に聞いてみましょー?」

 

『うんそうね、ちょっとそこの人』

 

「すいませーん」

 

 第一正気人発見。

 

「おう、やっとマトモな人見つけたぞ」

 

「あ、ほんとに大丈夫そうだねー」

 

『そうねー、紅世の王だけどマトモそうだね』

 

「初対面でなんて事言うんだこの子、とゆーかやっぱフレイムヘイズなのか」

 

 なかなか自由な子たちだなぁ。などと思いつつ、これが教授の強制契約実験である事を確信する。

 

「私はメルセデス・クリストよ~」

 

『私は“麗鱗の蛟”デイビーよ、あなたは?」

 

 なんともまあ息ぴったりだこと。むちゃくちゃ相性いいんじゃないのこの子たち。あとキミ巌窟王のファン?

 まあそれは置いといて自己紹介。

 

「俺は“群頸の長蟒”ヤマタノオロチ、さっき言われた通り紅世の王だよ。よろしく」

 

「うん、よろしくー」

 

『それにしても、あなたほどの紅世の王がなんでこんなところにいるのかしら?』

 

 やっぱりこの子たち仲良いだろ、かなり性格そっくりだよこの子たち。

 

「うん、たまたま居合わせたんだけどこんな事になってた」

 

「ほんとどーしてこんな事になっちゃったの?」

 

 まったくだ。やはり教授ははた迷惑な存在だな。だが嫌いじゃない。

 

「そういえばキミらなんでここにいるのさ」

 

「友達に誘われたのー」

 

『私もそうね』

 

「つまり元凶は知らないと」

 

『じゃああなたは知ってるの?』

 

「知ってるというか心当たりがある」

 

『「誰?」』

 

「教授」

 

『あぁ~』

 

 これで通じるって相当だと思うよ教授。もっともこの世の人間だったメルセデス、ちょっと長いなメリーと呼ぼう。メリーは知らないようなので説明しよう!

 

「正確には“探耽求究”ダンタリオンと言って、一言で表すなら変人だね」

 

「へー?」

 

『言い得て妙ってやつね』

 

「だろぉぉぉ?」

 

 ほかになんと表そうか、変態とかマッドサイエンティストとかかなぁと思ったり。

 

「これからどーしよーかしら〜?」

 

『そうね、どーしよーかしら?』

 

 どうしたもんかなぁ。

 

「とりあえずゾフィー・サバリッシュのとこに連れて行くかな」

 

 フレイムヘイズの保護と言う点で言えば、一番の安全牌だな。我ながらいい選択だな、うん。

 

「じゃあ連れてってー」

 

『歩くのめんどくさ』

 

「おまえは歩かんじゃろーが」

 

 なんだかんだ言いつつこの二人とは仲良くなれそうだな。

 




alpha1397様、ネクスト12様、哲林様、瀬川理央様、大和8281様、高評価ありがとうございます!
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