Red gem of galar   作:Mira

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少年の挫折。ガラルの今と昔。


Once upon a time.

雨が体を打ち付ける。雲の向こう側から降る小さな滴はホップの身体をひどく打ち付けた。倒れたラビフットはただただ雨ざらしに遭っていた。茫然と見つめていたホップははっと我に返り、モンスターボールを取り出してラビフットを収めた。

 

「これがチャンピオンの弟の実力ですか。」

 

ビートは鼻で嗤った。

それは本当に偶然だった。ワイルドエリアを介してナックルシティに向かう途中の桟橋で、ビートに声をかけられてバトルに縺れ込んだ。だがその結果は散々だった。エンジンシティまで勝ち抜いた自慢のメンバーは、同じくエンジンシティまで勝ち抜いたビートの仲間たちに屠られてしまった。

 

「...何が言いたいんだよ。」

「こんな無様に負けて、チャンピオンの名が汚れますね。」

 

ホップは腹の底が熱くなる感覚を覚えた。ポケモンバトルは確かに平等だ。勝敗が全て。だが敗北した相手をこき下ろすのはマナー違反だ。

 

「......もう一人のチャンピオンの推薦者がいましたね。スクールアイドルなんてものと並行している、あの弱弱しい女の子。」

「ルビィを馬鹿にするのかよ!」

 

 

ビートは更に畳みかける。ルビィをコケにしてまで。それはホップの熱くなった部分をマグマッグのように煮えたぎらせるのに十分だった。

 

「そのルビィに勝てたことはあるんですか。」

 

ホップは黙りこくってしまった。確かにルビィに挑んだことは何回もある。だが結局どれも黒星だ。ポケモンの相性はホップの方がいいのに、ルビィはそれを見越して戦略を練っている。この僕さえ彼女に黒星を与えたことはないですけれど、とビートは嘆息した。

 

「旧冠王国の王族の...末裔で、お姉さんは次期家長かつ王位請求者。しかもバウタウンの女学校の統廃合を阻止するために芸能活動をしているんでしょう?貴方よりずっと立派じゃないですか。」

 

確かにルビィは舐められやすい。小柄で内気で、縮こまって俯いている。だが彼女は曲がりなりにも良家の娘だ。芯が強くて賢い、度胸もあって誇れる幼馴染。なら自分はどうだろうか。いつも自己評価には兄がいたガラルが誇る無敵のチャンピオン。はた、と気づいた。それ以外にホップにあるものは。

 

「つまり。貴方の負けによって、チャンピオンに傷がつくんですよ。」

 

ホップは膝をつき、ただただ雨曝しになるばかりだった。

 

 

くさ、みず、ほのおバッジが嵌め込まれたバッジホルダーをナックルシティゲート前のスタッフに提示する。彼はホルダーとルビィの顔を交互に見つめた後、頷いた。

 

「確認いたしました。今後も健闘を祈ります。」

 

ありがとうございます、とスタッフに礼を言ってルビィはゲートを通るために一歩踏み出した。

 

「ルビィさんではありませんか。」

 

ルビィは振り返った。そこには嫌らしく笑うビートがいた。

 

「一体何の用ですか。」

 

ルビィにとって、ビートの印象は芳しくない。ドッコラーが怒っていた以上、許可なく鉱山のねがいぼしを漁っていたのは事実。ローズに推薦されたことを誇りにしているものの、その割には他のトレーナーに喧嘩を売るような真似ばかりする。スクールアイドルでもそういった手合い者はいるが、大体が本戦に間に合わず辞退する。学校の名前を背負い、ごく一部とはいえアマチュアである以上下手に心象が悪くなったらおしまいなのだ。ファン離れはもちろんだが、母校の生徒や卒業生、教員から不評を買うことがほとんどである。

 

「ホップ君は辞退しますよ。この僕に惨めに負けましたから。」

「...は?」

 

ビートは思わず肩を竦ませた。ルビィから地を這うような低い声が漏れたのだから。

ルビィは本来感受性の高い娘である。一度共感すれば共に笑い、泣き、肩を寄せ合えるような娘。ルビィ自身を侮辱される程度なら歯を噛み締めてぐっと堪えることはできる。だが一度ルビィから標的が逸れればその限りではない。

 

「だってそうでしょう?彼はチャンピオンの弟だ。いずれ視聴者にも知られるところとなる。だから―」

 

ビートの声は震えた。ルビィがビートを見据え、大股で近づいてきたのだ。ビートは後ずさるが間に合わず、首元に手を伸ばして勢いよく押し倒した。2人を跨ぐかのように、アーマーガアが飛び去って行った。

 

「これは正当防衛です。アーマーガアが彼に追突するところでしたので。」

 

ルール違反だと告げようとするスタッフにルビィが一瞥する。スタッフは息を呑み、頷いた。

ジムチャレンジは法に触れれば処分が下される。ジムチャレンジのドロップなら可愛いもので、最悪の場合はトレーナー資格の剥奪だ。だが偶然を利用してルビィはそれを退けた。ビートは顔面蒼白だ。ルビィはビートの耳元に口を近づけた。

 

「それ以上ホップ君を侮辱するなら、私はトレーナーをやめてやる。」

 

暗に込めた、暴力も辞さないという意志。ルビィは体を起こし、手をビートの首元から離した。ビートは勢いよく起き上がり、一目散に逃げていった。途中で転んだのはご愛敬。

ぽん、と腰元のボールから光が漏れる。目の前にはニンフィアがいた。悲しそうに鳴くニンフィアは触角を伸ばしてルビィを包み込んだ。ニンフィアの触角は精神を和らげる波動を含んでいる。ルビィの刺々しくなった心は次第に凪いでいった。ルビィはニンフィアを抱き留めると、小さくありがとう、と告げた。

そもそも失格になったところで意味がない。指をさされ続ける生活を送る羽目になり、浦の星に悪評が集まってしまう。それらがAqoursやホップにまで飛び火したらと思うと今更ながらゾッとした。旧王家の娘であることは嘘ではないが、ルビィには後ろ盾がない。だからこそ己の身だけで強くならねばならない。ルビィはニンフィアを抱き留めたまま、立ち上がった。

 

 

城をそのまま利用したスタジアムは所謂文化遺産であり、一切手を加えられていない。ドラゴンを象ったそれは侵入者を見張り、ならず者を燃やし尽くすだけの圧がある。ルビィはワイルドエリアの向こう側は幼い頃に何度か行ったことがあり、記憶も朧気だ。だが城の周りを父と手を繋いで歩いたのは覚えている。一体どういう経緯かはもう覚えていない。ルビィはニンフィアを抱きかかえつつ、ナックルシティに足を踏み入れた。

その麓でローズとオリーヴ、ビートが対峙していた。ビートはルビィを怒らせてしまったせいで大汗をかいていたが、ローズは特に咎めることもなかった。

 

「委員長、願い星は順調に集まりました。ジムバッジも、余裕で3つめです。」

「流石ビート選手。今後も委員長に選ばれたことを忘れずに励みなさい。」

 

ルビィは門で身を隠した。ねがいぼしの収集はローズの指示だった。その割にはドッコラーは協力的ではなかった。ドッコラーは作業員と共に採掘作業を手伝っていたが、ビートに対してはそうではなかった。ビートのポケモンはよく鍛えられているし、ポケモンに極度に嫌われているわけでもないだろう。ならばねがいぼしの収集はビートにしか頼んでいないのだろうか。

 

「ねがいぼしがあれば、委員長の悩みも解決するのですね!」

 

ビートは目を爛々とさせて陶酔する。ねがいぼしを集めればローズの悩みが解決する?どうやって?7つの珠を集めれば願いを叶うわけでもあるまいし。あれはポケモンをダイマックスさせるエネルギーを持つ石ではなかったのか。

 

「いや、正確にはガラル地方の未来のためだよ。それに願い星だけではなく、チャンピオンのように強いポケモントレーナーも必要さ。」

 

お言葉ですが、とビートの発言に棘が含まれる。

 

「チャンピオンが推薦した挑戦者の一人、ホップはいずれ辞退することでしょう。」

 

僕ならチャンピオンに勝てます、とビートは自信満々だ。ルビィにその後何をされたかすっかり忘れているようで、いっそ潔い。ところがローズは一層感心したように頷いた。

 

「みんなでジムチャレンジを盛り上げてね!」

 

流すかのような発言が気に食わなかったのかビートは俯いていた。ビートはオリーヴに何かを耳打ちされ、スタジアムの奥へと消えていった。

ルビィは一部始終を聞いて大きく溜息を吐いた。一つ分かったことは、ローズは信用に足るかどうかだ。正直、わけがわからない。初対面で感じた底冷えするような恐怖はきっとそのせいなのだろう。ルビィに大きな影がかかる。顔を上げた瞬間、ローズの顔がぬっと現れた。ルビィはニンフィアと一緒に絶叫した。

 

「ルビィ君、話は聞こえていたようだね。」

「あの、また盗み聞きみたいなことして......。」

「気にしないでくれよ!」

 

一先ず何より私服で近づくのは笑ってしまうからご勘弁願いたいとルビィは念じたがそうはいかなかった。そして接近してるのに大声で話すことも。

 

「私に何か質問があるのかな?例えばそうだね...ねがいぼしを何に利用するつもりか、とか。」

 

ルビィの心臓がどきりと跳ね上がる。ニンフィアさえ恐怖で触角がぴんと硬く張り詰めた。

 

「ねがいぼしはポケモンをダイマックスするだけの膨大なエネルギーを秘めているんだ......。そうだ、詳細を知りたいのならスタジアムに行こう。」

「へ?」

「いやもう今すぐ行こう!ガラルのエネルギーについて教えるよ!」

 

ついておいで!とローズはがしりとルビィの手首を掴んで走り出した。ニンフィアはルビィの手を離れ、2人の後を追う。走る速度より話の展開の方が何倍も速く、只でさえ足の形成異常を持つニンフィアは縺れかけた。

 

ネイビーとワインレッドのツートンカラーの絨毯が敷かれた物々しいスタジアムのレセプションを、ルビィは見回した。煉瓦造りの城は光があまり差し込まれておらず、幻想的な印象を与える。しかし一か所だけ、エレベーターの扉だけが異様に映った。

このナックルシティスタジアムはエネルギープラントとしての役割を担っており、このエレベーターはプラントに通じているらしい。戸惑うルビィの目の前にタブレットが差し出される。笑顔のローズのイラストの横に、エネルギー変換の模式図が描かれている。その傍らには、ねがいぼしに似たイラストが。つまり願い星のエネルギーをこのナックススタジアムのプラントに貯め込んで電気エネルギーに変換しているという。

 

「えっと、ねがいぼしのエネルギーを電気や熱エネルギーに変換している。ってことですか?」

「その通り!つまりマクロコスモスでは、ねがいぼしの産業利用を目指しているんだよ。」

 

現代人の暮らしは様々なエネルギーによって成り立っている。確かに社会の教科書にそう載っていた気がするし、幼いころから資源を大事にしようと説かれていた気がするが、ねがいぼしの産業利用は初めてだ。果たして企業説明にもそのようなことが記載されているのだろうか。実際マクロコスモスにはエネルギー事業の関連会社があるそうだが、前身は化学燃料の会社だったらしい。ターフタウンに行く道すがらにある、あの小さな小屋を利用して。

 

「ローズ様、お時間です。」

「おっと...本格的に怒られる前に移動しようじゃないか。」

 

6番道路側に宝物庫があることも、管理人に一言声をかけることもルビィの頭をすり抜けていく。この人の話の展開だけで世界が一周できるとルビィは確信した。

 

 

げっそりした表情を隠しもせず、ルビィはスタジアムを後にした。スマホで地図アプリを展開しようとしたところ、爽やかな声に意識が向かった。

 

「順調そうだな、ルビィ。」

「お久しぶりです。何とか3つバッジを集められました。」

 

ルビィは軽く会釈してバッジホルダーをダンデに示すと、ダンデは目を丸くした。ルビィはその表情に込められた意図を察し、眉間に皺を寄せる。

 

「そう言えば......ホップとは別行動なのか?」

「第二鉱山で別れてから、見かけてないですけど......。」

 

ダンデが言うには、今しがたホップとすれ違ったと言う。しかしどことなく覇気がなく、声をかけると突然謝罪されて逃げるように去って行ってしまったらしい。

 

「ちょっと色々あったみたいで......落ち込んでいるみたいなんです。」

 

仮に「ビートに負けて煽られました」なんて言ってしまえばホップの尊厳を傷つけかねない。この問題は少なくともダンデに関係ないからだ。ルビィは言葉を濁すと、ダンデは肩を竦めた。

 

「そうか......兎に角、ホップのことをよろしく頼む。あいつは、ルビィとジムチャレンジができることを楽しみにしていたから。」

 

ダンデはルビィの左肩に優しく手を置いた。信頼されているのは悪いことではない。だがもしこの先敗北してしまったら?ビートの言葉が否に突き刺さる。ホップが特別弱いとは思わない―もし口にしたら嫌味に思われるだろう。ルビィがジムチャレンジに挑むのは結局は自分のためだ。だがその背後には家と浦の星が重たく圧し掛かっている。馬鹿馬鹿しいのは承知の上だが、もし敗北を喫したらルビィ以外の誰かが後ろ指を指されるのは冗談ではなかった。どうせ母親は後ろ指刺されないが、花丸や善子が巻き添えを喰らうのはごめんだ。

ダンデはこれからローズとの打ち合わせに赴くらしい。もし遅刻すればオリーヴがお冠だそうだ。場所は知らされていないらしいが。常に仏頂面、しかも時間に厳しそうなオリーヴに、時間も知らされず怒られることを想像したルビィはまたもげんなりした。

 

「ところで、宝物庫に行くんだろう?キバナから聞いたぞ。」

「キバナ?」

「ああ、宝物庫の管理人で俺の最高のライバルで......ジムチャレンジ最後の門番だ。」

 

キバナは宝物庫で待っていると言う。エキシビジョンマッチでダンデと対峙していた青年だ。あぁ、とルビィは小さく声を漏らした。

 

「......委員長には遅れると連絡しておくから、宝物庫まで送るよ。」

「お手数おかけします......。」

 

ダンデはホップの手紙のやり取りを思い出した。ルビィは人見知りだと。特に初対面の男性に対して。とりあえず指示通り動いてください、とルビィは小言のようにダンデに指示をした。誤魔化すようにダンデは笑った。

 

 

ルビィがダンデの手を引き、ニンフィアがその後ろを不器用に歩く。所謂ケツ持ちだ。小さな挑戦者が大きなチャンピオンの手を引っ張る姿に住民は唖然とした。

ダンデは小首を傾げた。ルビィの身長はガラル地方の同世代の女性としては小柄だ。平均身長は凡そ164cm。鞠莉やダイヤ、果南がそのくらいの身長だ。だが非常に力が強い。どこからこんな力を発揮するのだろうか。かくとうジムリーダーのサイトウも鍛えているだけあって力強いが、何より彼女は高身長だ。

橋を渡り、ポケモンセンターを抜けた広場の向かい側に宝物庫があった。物々しい扉の前でスマホをいじりながら待つ、高身長の男性にダンデは声をかけた。

 

「キバナ、さっきぶりだな。この子だろう、宝物庫に来館予定だった。」

「あの、ルビィです。よろしくお願いします。」

「どうしたダンデ。委員長と予定あったんだろ。」

 

キバナが気になったのはダンデではない。自分の姿を見るなりダンデの後ろに引っ込んでしまった小さな挑戦者だ。自分の胸にも届かない背丈のルビィはダンデの後ろに隠れてしまって余計に小さく見える。ルリナのジムチャレンジのときの姿が嘘のように弱々しく、寧ろ開会式の時に見せた挙動不審さが見え隠れしていた。

 

「すまない、ルビィは男性が少々苦手でな......一人で行かせるわけにもいかなくて。」

「ごめんなさい、失礼ですよね。」

「いや、いいんだ。俺様この通りの見た目だから怖かったろ。」

 

キバナは鼻で嗤いそうになった。こんな弱弱しくて挙動不審な娘、どうせ自分の手を下さず終わってしまうだろう。その一方でダンデは腰を屈めて、宛ら家族を前にしたような表情を浮かべた。

 

「ルビィ、しばらくここでお別れだ。」

「あの、ここまでありがとうございました。えっと、キバナさん、よろしくお願いします。」

「あぁ、よろしくな。案内するぜ。」

 

宝物庫の受付には様々な勲章とドラゴンジムのエンブレムが飾られていた。受付の女性はユニフォームを着用しており、ジムトレーナーであることを伺わせる。

受付の階段の先が宝物庫に繋がっており、既にソニアが到着しているらしい。研究者の姉ちゃん、お前のこと待ってたぞとキバナは促した。ルビィは軽く会釈をすると、宝物庫に小走りで向かった。宝物庫までの距離はそこそこで、城の一角の小さな扉を開けると、ソニアが4枚のタペストリーを見上げていた。

 

「あ!ルビィちゃん!来てくれたんだね!」

「うん!......これ、何のタペストリー?」

「これね、ガラル史の一端なんだって。」

 

ルビィはタペストリーのその下のキャプションを交互に見やった。

ストーリーとしてはこうだ。ねがいぼしを目にした2人の青年は、やがて未曽有の災厄に巻き込まれてしまう。彼らは武器をとって災厄に立ち向かい、それを治めた。その功績を称え、彼らはガラル王国と冠王国―後の冠自治区の王となった。

 

「ソニアお姉ちゃん。これって聖人のお話と似てない?」

「そうなんだよ!2枚目のタペストリーに地上絵と同じ絵があるの!」

「聖人はブラックナイトを治めたけど、思想を押し付けた代償として処刑された。でもこのタペストリーからは、ブラックナイトを鎮めた功績として王様になってガラル地方の原型を作った。ってことになるよね。」

「そうなんだよ!聖人の話より、タペストリーの記録の方が古いんだよ!?」

 

ソニアはそれぞれのキャプションに指をさす。遥か昔、文字や印刷技術がなかった時期に作成されたものだ。当然聖人の話が掲載されている書物何て手に入らない。これでわかったのは、元々英雄は2人だったということ。つまり、何らかの手が加わって聖人の話に挿げ替えられたと推測できる。

 

「でもなぁ...収穫はそれだけなんだよ。」

「結局ブラックナイトって何だろうね。」

「災厄を薙ぎ払った武器もよくわかんないんだよね......。」

 

 

ソニアは宝物庫で追加調査をしたいと残ることになった。

階段を降りると、キバナがレセプションで待機していた。キバナは宝物庫のキュレーターも務めており、タペストリーの解説を口頭で行った。思想が統一されて事実上封印された歴史を。

 

「いいか、お前のゴールはダンデに勝つことだ。」

「......必ず、ジムバッジ7つ集めて貴方に会います。」

 

ルビィの目に冷たく、そして熱い炎が灯る。それを見逃さなかったキバナの目が吊り上がった。どくりと血が沸き上がる。いつか必ず、殺してやる。




2022.12.18大幅に修正
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