天使と悪魔のガンダム   作:ミネラルいろはす

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思いつきなのでつづかないかも?


天使と悪魔の会合

無人機動兵器モビルアーマーと呼ばれる天使の名を冠する殺戮兵器の暴走に端を発した大戦争、厄祭戦が終結してから約300年後。地球圏は、大戦の英雄アグニカ・カイエルとその同志である7つの家門セブンスターズが創設した治安維持組織ギャラルホルンの監視のもとで、4つの経済圏による分割統治に移行していた。しかし、長きにわたる平和の中でギャラルホルンは当初の理念を失い腐敗。その余波は民衆にも差別や貧困というかたちで蔓延していき、生活難から過酷な労働に就く孤児たちや、人身売買されるヒューマンデブリを生み出す要因となっていた。

 

そして、それは地球から遠く離れた火星という星で如実に表れていた。

ゴミのような値段で売り買いされるヒューマンデブリ。

阿頼耶識と呼ばれる機械と人間を直接繋げる非合法な手術。

使い潰されるだけの少年兵。

 

そんな腐りきった世界でとある組織が本来送るはずだった悲惨な運命に巡り合ってしまった一人の少年と天使の名を冠するガンダムが世界を変えるお話。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

CGS参番組隊長オルガ・イツカは焦っていた。

 

CGSの社長マルバ・アーケイから、火星の独立運動を謳うクーデリア・藍那・バーンスタインとか言うお嬢さんを地球まで送るという大役に、なぜか俺たち参番組を指名されてすぐのことだった。

 

「ギャラルホルンが攻めてきたぞーー!!」

 

監視の知らせより先に、砲弾の着弾でその知らせはCGS内部に急速に広がった。

慌ただしく動きまわる中、社長であるマルバから参番組の出撃命令が出たのだ。

こちらには現在視認できるだけでもものすごい数のモビルワーカーが攻めてきているとの情報しか回ってきていなかった。

 

(ちくしょう。なんだってこんな時にギャラルホルンが攻めてきやがるんだ)

 

参番組の奴らには連絡を入れた。ミカや昭弘なら時間を稼いでくれるはずだ。

相手があのギャラルホルンと言えど、ミカも昭宏もうちの参番組の中でもトップレベルの操縦の腕だ。そうやすやすと負けるはずがねぇ。

 

壱番組とマルバの野郎はいつのまにか消えていやがるが、ビスケットに細工を頼んだ。

ここか。ここが俺たちの運命の分かれ道ってわけか。

成功しても失敗しても、もう俺らは止まれない。

この間にも俺たちの仲間は死んでいく。

 

だが、ここで仲間を無駄死にさせるよりはマシだろうがよぉ。

やるぞ、オルガ・イツカ。今ここから俺たちの人生を変えるんだ!!

 

「オルガ!!壱軍とマルバが裏口から全速力で逃げていくよ」

 

ビスケットからの無線で他の奴らもざわめき出す。

 

「どうすんだよ、オルガ。俺たちゃこのまま犬死かよ」

 

「いいや、それじゃあ筋が通らねぇ。だよな、ビスケット」

 

そうだ、筋が通らねぇ。俺たち参番組は命を張って戦っているのに、壱軍様が逃げるなんてそれは俺たちに対する冒涜行為だ。

 

「だね」

 

次の瞬間パァーーーンと壱軍のモビルワーカーからいくつもの信号弾が飛び出す。

オルガとビスケット以外の団員たちも動揺を隠しきれていない。

 

「なんだよ、オルガ。今のは!!」

 

「どうやら、壱軍様が囮になってくれるらしい。今のうちに体制を立て直せ」

 

今壱軍様が囮になってくれているうちに状況を立て直せればまだ俺たちにも勝機はある。

 

だが、ドンッとモビルワーカーの砲弾とは違う重い弾音が辺りに響く。

見回してみると緑色の人型ロボットあれは…

 

「やべぇぞオルガ、モビルスーツが出てきやがった。いくら三日月と昭宏でもモビルワーカーじゃモビルスーツには太刀打ちできねぇぞ」

 

モビルスーツとモビルワーカーとでは力の差が違いすぎる。

モビルスーツ一機にいくらモビルワーカーをぶつけても時間稼ぎにしかならない。

それくらい力の差があるもので、いくら腕が上手くてもモビルワーカーでモビルスーツは仕留められない。

 

「どうすんだよオルガ!!こいつじゃモビルスーツの相手なんかできねぇぞ」

 

ああ、わかってる。モビルワーカーじゃモビルスーツには敵わない。

なら、モビルスーツにはモビルスーツをぶつければいい。

 

「逃げなきゃ」

 

「どこに逃げるって言うんだよ!!」

 

団員たちもモビルスーツがどれだけ強いのかわかっているから動揺が広がっている。

だが、

「ああ、そうだ。最初から俺たちに逃げ場なんてねぇぞ。そうだろう、ミカ」

 

そうだ、初めから俺たちには逃げる場所も帰る場所もねぇ。

なら、今この状況をくぐり抜けなきゃ俺たちに明日はねぇ、

 

「うん、そうだね。オルガ、どうすればいい?」

 

「ああ、頼みがある。ミカ…」

 

 

ーーーーーー

 

「はははははは、まるでゴミムシのようにわらわらと湧いてくるな」

 

モビルスーツのパイロットはモビルワーカーを文字どおり虫のように潰していた。

モビルスーツとモビルワーカーによる圧倒的な機体の性能差がこの殺戮を実現していた。

 

「だがしかし、ここまで湧かれると少々鬱陶しいな」

 

そこで、指揮を執る人物を探すことにした。

 

そして、一機だけ体をモビルワーカーから出して何やら叫んでいる様子の少年を発見する。

 

「なるほど、貴様が指揮官か。ならば死ね」

 

モビルスーツの最大速度でモビルワーカーを追いかける。

相手も気づかれたことに気づいたようで慌てて逃げ出していく。

 

距離は離れていたがそこは機体性能差により、どんどんと距離を詰めていく。

そして、とうとうモビルワーカーとの距離がゼロになった時勝ちを確信した。

 

「ふははははは、これで終わりだぁ!!」

 

 

だが、次の瞬間、強烈な光が辺りを覆い隠した。

 

 

 

ーーーーーーー

 

モビルスーツに追い詰められてピンチだったオルガたちは、自分たちの死を覚悟したが、自分たちの目の前で謎の光源が出現し、辺り一帯が光に包まれてしまった。

 

どうやらモビルスーツも自分たちのことを視認できていないことを感じたオルガは、今のうちに離脱するべく反対方向へと進み身を隠した。

 

 

そして、光の中から表れたのは、白いモビルスーツだった。

 

「おいおい、オルガなんなんだよあれは!?あれがオルガの秘密兵器ってやつか?」

 

「いや、あれじゃねぇぞ。ミカに頼んだのは」

 

そう三日月に動かすように頼んだモビルスーツも確かにあの白いモビルスーツと似てはいるが、あんなモビルスーツはCGSのどこにもあるのを見たことはなかった。

 

「じゃあ、あれも新手の敵ってことか?」

 

「いや、それは…どうだろうな。あいつが出て来なければあのまま俺たちはやられていただろうし、かと言って味方ではないはずだ」

 

あの謎のモビルスーツが現れなければ確実に自分たちは死んでいた。

だから、敵の戦力とは考えられねぇが味方ってわけにもいかねぇよな。

 

ーーーーーーー

 

「くっ。ここは、一体どこだ」

 

白いモビルスーツに乗る少年刹那・F・セイエイ。

彼はソレスタルビーイングと呼ばれる戦争根絶を掲げた私設武装組織の一員であった。

そんな彼はイノベイターとして覚醒し、ELSと呼ばれる未知の生物との対話をしさまざまな地球と異なる星を巡る旅の途中だった。

 

そんな彼は、なんの因果か別世界である火星へとその姿を現したのであった。

 

「これは、一体どういうことだ。体が戻っているだと…?」

 

そう今の自分はガンダムマイスターになったばかりの16歳の時の体に戻っている。

それにこの機体、ELSとの対話の時はダブルオークアンタに乗っていたはずが、このコックピットは、エクシアのものだ。

 

(一体、何がどうなっているんだこれは?)

 

辺りを見回してみると、モビルワーカーの残骸とその中心に佇む見たことのない緑色のモビルスーツ。

 

(あのモビルスーツはなんだ?連邦やアロウズにはなかった機体だ。それに擬似GNドライヴも積んでいないようだな)

 

不思議に思っていると目の前の機体から通信が入る。

 

「貴様、いきなり現れて何者だ?私たちの仕事の邪魔をするというなら誰であろうと容赦はせんぞ」

 

目の前のモビルワーカーをモビルスーツで踏み潰した

 

「やめろ!!俺は刹那・F・セイエイ。ソレスタルビーイングのガンダムマイスターだ」

 

「ソレスタルビーイング??ガンダムマイスター?そんなもの聞いたことがないぞ。嘘でこの場を乗り切ろうするのならすなわち私の敵だ、ここで死ねぇぇ!!」

 

問答無用とばかりに武器を振り下ろしてくる未知のモビルスーツに対し、エクシアは距離を置いて回避する。

 

「なんだ、これは…?これはお前たちがやったのか?」

 

目の前に広がるのは幼い少年やそれに乗るモビルワーカーがぐちゃぐちゃに潰れた惨状だった。

それが一つや二つではなく、数え切れないほどの残骸を残しているのである。

 

「それがどうした?所詮は火星に生きるドブネズミたちだ。殺したところで誰も悲しみはしない」

 

「貴様ぁ!!人の命をなんだと思っている!!」

 

「ふはははははは」

 

向こうのパイロットの笑い声が耳障りなほどこちらに響く。

 

「何がおかしい!!」

 

「いやいやいや、なんとも面白いことを言うものだと思ってな。こいつらが人?言っただろう、こいつらはネズミだと。人なんかと一緒にしてもらっては困るんだよ」

 

こいつの言い分は聞いた。ならば後は自分に出来る事をするだけだ。

ここがどこなのか、何故こんな状況になっているのか。そんなことは今はどうでもいい。

人と人とは繋がり合える。分かり合える。それは異星人でも同じ事だ。

だが、しかし、その中には例外がある。

世界を悪くする原因。それを取り除くのが俺たちガンダムマイスターの仕事だった。

ならばこそ。

「刹那・F・セイエイ、目標を殲滅対象に登録。殺戮を止めるため武力介入を行う。」

 

 

 

「それ、俺も手伝うよ。白いモビルスーツのパイロットの人」

 

いつのまにか出現したモビルスーツからの通信が入る。

 

「その機体は…ガンダムか!?」

 

GNドライヴは付いていないが、あのフォルム間違いなくガンダムシリーズで間違いない。

 

ここにもガンダムがあるのか。

 

「…ガンダム?ああ、こいつの事か。バルバトスって言うらしいよ、これ」

 

バルバトス。聞いたことのないガンダムだが、今は隅に置いておく。

 

「協力感謝する。こちらは刹那・F・セイエイ、エクシアのパイロットだ」

 

「へぇ〜。なんか俺のバルバトスと形が似てるね。細部は違うけど」

 

 

「まぁ、でもやることは変わらないか」

 

「そうだな。今の優先事項は…」

 

 

「「目標を(敵を)駆逐する(殲滅する)」」

 

ここに悪魔の名を冠するガンダムと天使の名を冠するガンダムの共同戦線がここに誕生した




これが書きたかっただけなんです。ごめんなさい
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