オリ主と阿良々木くんが喋るだけ   作:霜降り 

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暇つぶしにでもどうぞ


オリ主と阿良々木くんが喋るだけ

「阿良々木先輩って、妖怪とかって信じますか?」

 

学校からの帰り道、生意気な後輩に急に話しかけられ、びっくりする。

 

「そうだな、見たら信じる派だ」

 

まぁ、本当は信じているが、なぜなら僕は妖怪を見たことがあるからだ。

というか僕が妖怪みたいなものだし。

 

「へー、現実主義ですねぇ、阿良々木先輩なら即答でいるって答えると思ったんだけどなぁ」

「現実主義とはちょっと違う気がするが?」

「いやぁ、阿良々木さんにしては現実的だなぁと思ったんですよ」

「それは、僕に喧嘩を売ってるのか?」

「阿良々木先輩が喧嘩売ってると思うならそうじゃないんですか?まぁ私は阿良々木先輩はこんなかわいい後輩に暴力をふるうような人じゃないと信じてますよ」

「お前はホントずるいな」

「いやぁ、それほどでも」

 

ほめてねぇよ、という言葉が口から出かけたが口を食いしばって耐える、こいつにそんなことを言ったら逆効果だ。

 

「どうしたんですか?そのなんか言いたそうなアホみたいな顔は」

 

訂正、言わないのも逆効果だ。

 

「というかなんで急に妖怪の話なんてしてきたんだ?」

「いえ、ここ最近商店街のばば…おっと失礼今のは忘れてください、おばさま方から、小学生に抱き着くロリコンという妖怪がいたそうで、阿良々木先輩も抱きつかれないように気をつけてください」

「今の発言に対して僕はどこから突っ込めばいいんだ?」

 

なんで僕がロリコンに狙われるんだよ、そしてロリコンは妖怪ではない。

 

「というか気をつけないといけないのはお前だろ、そんなんでも女なんだし」

「むー、そんなんでもってなんですか、そんなんでもって、私はロリコンに抱きつかれるほどロリじゃないですよ」

「それなら僕もロリじゃないから抱きつかれる心配はないな」

「え、阿良々木先輩自分のことロリだと思ってたんですか、キモッ」

「いくら冗談でも女子からキモって言われるのは男にとしてものすごく傷つくからやめてくれ」

「やだなぁ、阿良々木先輩なら大丈夫ですよ」

 

良かった冗談だったようだ本気だったらまじで傷つく。

 

「冗談じゃなくて、本気ですから」

「お前ホントやめろよ!」

「あれ、てっきりドMの阿良々木先輩ならキモって言われて喜ぶと思ったのに」

 

なんで僕がドMってことになっているんだ、僕はノーマルだ。

 

「いやだって、あのドSヶ原先輩と付き合ってるんでしょう?だから阿良々木先輩もドMかなぁって」

「僕は彼女がものすごくひどいあだ名で呼ばれたことか自分が勝手にドMにされてたことどっちに怒ればいいんだ?」

「知りませんけど、彼女を馬鹿にされたことと自分が馬鹿にされたこととどっちで怒るかを、悩んでる時点で彼氏としてどうかと思いますよ」

 

確かにそうだな、じゃあ

 

「誰かドMだ!僕はノーマルだ!」

「はい!それでこそ阿良々木先輩です!」

 

近くに戦場ヶ原いないよな?

 

「そこで保身に走るのも阿良々木先輩ですねぇ」

「失礼だな、もしこれを戦場ヶ原に聞かれたら僕の身体が壊れてしまうから当たり前だろ」

「ふむ、どうやら私は事実を言ったまでだったようで」

 

まじで今の会話を戦場ヶ原に聞かれたら文房具を穴という穴に刺されかねない。

 

「良かったじゃないですか、卒業できますよ」

「僕はいったい何を卒業したんだ?」

「厨二病じゃないですかね」

「僕は厨二病はとっくに卒業している」

「ああ、そうでしたね、厨二病は卒業して高二病に入学したんでしたっけ?」

「高二病ってなんだ、高二病って」

「高二病は高二病ですよ、厨二病が不治になったものです」

「それ卒業じゃなくて留年だろ」

「確かにそうかもしれませんね、流石阿良々木先輩ですね物知りです」

「別に僕は物知りじゃないけどな」

「そーですかね?性癖のこととか何でも知ってそうですけど」

「何でもは知らないわよ、知ってることだけ」

「は?」

「は?」

 

羽川のモノマネとわからないのか!?

 

「すみません羽川さんのモノマネには気づきましたけど、阿良々木先輩が女言葉で喋ってるのがキモかったので」

「僕さっきキモいって女子に言われるのきついって言わなかったか?」

「ドMの阿良々木先輩なら平気でしょう」

「なんでお前はそんな僕をドMにしたがるんだ」

「だって阿良々木先輩はドMですし」

「違ぇよ!」

「即答で否定、図星の特徴ですね」

「どうやらお前と会話すること自体が間違いだったようだ」

 

話が全く通じねぇし。

 

「えー、別に悪口言ってるわけじゃないですかー」

「お前、無自覚なのか?」

 

だとしたらもう才能だ。

 

「おや、会話してくれるのですか、嬉しいですねぇ」

「お前には、人を苛つかせる才能があるな」

「阿良々木先輩が褒めてくれるなんて!!……おやどうしましたその何か言いたそうな顔」

「いや、なんでもない」

「そーですか、にして人を苛つかせる才能ですか、じゃあこの才能を活かすためにまで色んな人と喋らなきゃですねぇ」

「やめろ、才能の使い方を間違えるな、というかその才能を捨てろ」

「嫌ですよ、世の中才能を求めてる人はたくさんいるん出すよ?才能捨てたらその人達がかわいそうじゃないですか」

「大丈夫だ、その才能を欲しがるやつはいないから」

「じゃあ私は欲しいので私が貰いますね」

「ああ、うん、そうか」

「なんですかその、諦めたかのような表情」

「諦めたんだよ」

「諦めたらそこで試合終了ですよ?」

「その試合を終わりたいから諦めたらんだよ」

「それはそれは、阿良々木先輩はガッツがたりないですねぇ」

「お前との試合ならあの先生でも諦めるだろうな」

「結局世の中才能ですか」

「雑にしめようとするな」

「いいじゃないですか、この作者暇つぶしに書いたせいでネタなくなってメタに走り始めましたし」

「それを言い始めたら終わりだ」

「そーですね、じゃあ作者は才能がないとして、阿良々木先輩才能なにかありますか?」

「別に才能なんかない、しいて言えば才能がないことが才能だ」

「そーですか?阿良々木先輩は物語の主人公なのに?」

「メタはもうやめろ、別に主人公が才能あるとは限らないだろ、ほらよくある逆転劇とかの主人公」

「それは、逆転できる才能があるんですよ、主人公に才能がない人はいません」

「そうか?ずーと主人公が落ちぶれる物語もあるだろ」

「それは落ちぶれる才能があるんですよ」

「屁理屈だろ」

「屁理屈じゃないですよ、落ちぶれるってことはもともとそれなりの立場なんですから」

「結局屁理屈じゃないか?」

「阿良々木先輩がそう思うなら阿良々木先輩の中では屁理屈なんでしょう、私の中では阿良々木先輩がドMというのと同じです」

「お前の中の僕について聞きたいのだが」

「私の中の阿良々木さんはドMの才能マンですね」

「なんだ、その変態は」

「阿良々木さんですよ?」

「違う!僕はそこまで変態じゃない!」

「変態ではあるんですね」

「それは認めよう」

 

自分で言うのもアレだが僕は変態だと思う。

 

「というか、お前の中の僕は才能マンなのかよ、なんの才能があるんだよ」

「ほら…えーと…アレですよ、女たらし?」

「女たらしは才能じゃないだろ」

「そーかもですねぇ、まぁ他の才能は秘密です」

「なんで女たらし以外秘密なんだよ、むしろ女たらしを秘密にしろ」

「だって阿良々木先輩といえば女たらしじゃないですか」

「僕のイメージひどすぎないか?」

「そんなことないですよ、他の才能はいいやつですし」

「なら、それを言ってくれよ」

「いやです、そんなことしたら阿良々木先輩調子乗っちゃうじゃないだすか」

 

ふむ、確かに

 

「いや、自分で納得しちゃだめだろ!」

「自問自答ですかダサいですね」

「なんで自問自答がダサいんだよ」

「さぁ?なんででしょうね」

「お前がわかんなかったら誰もわからねぇよ」

「確かにそうですね……まあ、いつか阿良々木先輩もわかりますよ」

「そうやって雑に締めるのやめろ」

「嫌ですよ、この話はここで終わりです、私はこっちなのでね」

「ほんとにこれで終わるのか……」

「では、さようなら」

 

そう言って分かれ道を歩いていくあいつの背中はなんとなく寂しく感じた。

 

「阿良々木先輩流石にその締め方はどうかと思います」

「うるせぇ」

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