「やほ」
「先輩に対する敬意を全くと言っていいくらい感じない挨拶をありがとう」
「尊敬してますよ?ねむ……」
「してないだろ。あくびやめろ」
「生理なので仕方ないですね」
「…………」
「生理なので仕方ないですね」
「突っ込みづらいからやめてくれないかな?」
「寝ていいですか?なんのために私が保健室に来たと思ってるんですか?」
「どうせズル休みだろ」
「ズルじゃないです生理はガチです」
「お願いだから男にそういう話をふるのは勘弁してくれないかな」
「今なら生でヤッても大丈夫ですね」
「うん。やめろ」
「ちなみに私はピルは飲んでませんし、ゴムも無し派です。なのでぇ可能性は低いですけどぉ……デキちゃうかもですねぇ」
「ヤらねぇからな!」
「保健室って学園モノのあるあるだと思うんですけど」
「創作物と現実をごちゃ混ぜにするな」
「え?」
「え?」
「……まあ、別にそれはいいですけど。休みに来たのはホントですし」
「ガチなのか」
「信用ないですね。泣きますよ」
「ウソ泣きで騙されるほど僕は甘くないぞ」
「他人の目があるところで泣きますよ」
「こいつ……!ウソ泣きについては全く否定しねぇし!」
「そういえば阿良々木先輩はどうして保健室に?トイレのほうがいいと思いますけど」
「僕は保健室で何をやると思われてるんだ」
「飯」
「流石に保健室には逃げねぇよ!」
「じゃあ、あれですか?怪我?」
「保健室に来る理由は怪我が病気の二択なはずだと思うんだが、なんでそれが後からでてくるんだ」
「ほら、バカは風邪を引かないって言うじゃないですか」
「怪我でそれはもう神経に問題があるだろ」
「知ってます?阿良々木先輩。人間肋骨折れても気づかないこと結構あるらしいですよ」
「へー、そうなのか」
「つまり全人類バカってことです」
「お前はもう二度とつまりを使うな」
「つわり?」
「違うな」
「つわりって結構きついんですよね」
「その言い方は体験したことあるやつしかてきない言い方だな」
「もしかして阿良々木先輩私が処女だと思ってます?」
「え?あんの?」
「ああ、阿良々木先輩は知らないかもしれませんが、高校で既に卒業済みの子って多いですよ」
「なにそれ、僕知らないんだけど。あとつわりと非処女ってそんな関係なくね」
「案外みんなそんなものですよ。思春期ですからねぇ」
「ま、まさか戦場ヶ原も……」
「初めては自分で奪いたいんですね!分かりますその気持ち!」
「奪うって言い方やめてくんない?相思相愛だから。無理矢理とかじゃないから」
「まあ、大丈夫ですよ。あの人が人と付き合えるわけないじゃないですか」
「馬鹿にしてないかそれ」
「阿良々木先輩は人外なので問題なし!」
「……そっすね」
「いや実際問題、秘密知られたくらいで口の中にホチキスぶっ込んでくる人がまともに付き合えると思いますか?」
「ま、まあ、言われれば確かに……まて、なんでお前がそのことを知っている」
「くふふふふふふふふふ……レディーには沢山秘密があるのですよ」
「笑みが長い、というかレディー……?胸っ!?」
「殴りますよ。あそこから流れ出した血の染み込んだナプキン投げつけますよ」
「殴ったあとだし、とんでもないこと言ってるよこいつ」
「一万円で譲ってやらんこともないです」
「いらんいらん。てか高いな」
「メ○カリでこの値段で売れたので」
「売るなよ!?てか、買うやつレベル高すぎだろ!」
「後日返品されました」
「何があったんだろうな」
「何かあったんでしょうね」
「お前絶対なんかやっただろ」
「知らないですけど速達で送ったりしたわけでも真空パックに入れたわけでもないのでとんでもない劇臭でしたでしょうね」
「おい」
「血の匂いってなんか嫌ですよね」
「それホントに血の匂いだけか?確実に臭い原因は他にあると思うが」
「吸血鬼ってよく飲めますよねあんなもの」
「いや……うん、別にそんな悪いものでもないのかもしれないぞ。あとそこの血を飲む吸血鬼はいないと思う」
「飲んだことあるんですか?」
「……ノーコメント」
「ノーコメントってズルいですよね。逃げの一手といいますか、消極的選択というか、明言を避けることでいくらでも逃げられる」
「お前相手の保険だよ。昨今はちょっとした発言で燃えるから恐ろしいよな」
「私はそういうことしないので」
「嘘つけ。絶対ボイスレコーダーとか持ってるタイプだろ」
「そうですね。知らんけど」
「逃げるな」
「でも知らんけどはノーコメントには敵わないですよね」
「なんでだ?やってることは同じみたいなもんだろ」
「切り抜けば言質を取られちゃうじゃないですか、知らんけど」
「雑談で言質を取ろうとするな。保険かけといてよかったわ」
「伏線は雑談に入れとけってどこかで聞きました、知らんけど」
「それは小説の話であってリアルの話じゃない」
「え?」
「え?」
ふへ