追加戦士になりたくない黒騎士くん   作:クロカタ

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お待たせしました。
なんとか今年中に更新しておきたかったので間に合ってよかったです。

平行世界編16
今回はアカネ視点でお送りします。


並行世界編 16

 私たちの新しい力、ジャスティスアーマー。

 パワードスーツのような乗り込むタイプの兵器ではなく、全身に身に纏う……名前の通り鎧のような形状の装備だ。

 実戦で使うのはこの最終決戦が初めてだけど、不思議と戸惑いもなく使えてしまっている。

 

「ニンゲン!」

「クワセロ!!」

「ギィィィ!!」

 

 第三コロニーから溢れるように出てくる怪人共。

 先んじてやってくるのは虫の翅を不快に羽ばたかせた怪人が、クワガタのような顎を開き私を胴体から両断せんばかりに突っ込んでくる。

 

「今の私なら!!」

「キリキリキリィ!!」

 

 新たに作り直された両刃の剣の柄を強く握り構えた私は、踏み込みと同時に繰り出した斬り上げで顎を砕き、のけぞったところで胴体を一気に切り捨てる。

 青い血と臓物をまき散らしながら息絶えた怪人を一瞥もせずに続けて襲い掛かってくる怪人をさらに切り裂いていく。

 

「すごい……!!」

 

 これまでのパワードスーツは動きが重く、どううまく立ち回っても怪人の攻撃を受けてしまっていた。

 だけど、このジャスティスアーマーは小回りも利くしなにより私の思った通りに動いてくれる!!

 

「見える……私にも敵が見える……!」

「このジャスティスアーマーなら!」

 

 私と一緒に戦うアオイもキララもその性能を実感しながら怪人を打ち倒している。

 剣で切り裂き、斧で叩き潰し、銃で撃ち抜く。

 それでも尚、白アリのようにコロニーから溢れ出てくる怪人の勢いは止まらない———が、それでも私たちが圧し負けることはない。

 なぜなら———、

 

『レックス、装備のチャージが完了。撃てるぞ』

「いちいち言わなくていい!!」

 

 片刃の大剣で怪人をまとめて薙ぎ払った赤と錆色の戦士、レックスが機械仕掛けの左腕から幾重にも重なるレーザーを放ち、連鎖する爆発で怪人を掃討する。

 別世界の私で、百年という途方もない時間を戦いの中で生きてきた彼女の力と技量は私達を容易く上回り、怪人共なんて相手にもならない。

 そしてもう一人。

 

ENERGY(エナジー)

BARRIER(バリアー)

GRAVITY(グラビティ)

SLASH(スラッシュ) LEAD(リード)!!】

 

 桃色と黒色が入り混じった戦士、カツミさんが青、黄、赤のエネルギーを剣に纏わせる。

 炎のように溢れ、空へ立ち上るエネルギーを剣から発した彼は、そのまま力任せに振り下ろし解放した。

 

「オラァ!!」

 

That's right(これが星界)!!】

【三色! オーラ斬り!!】

 

 放たれたエネルギーは雪崩のように怪人を重力とバリアで圧し潰し、さらに青色のエネルギーでその出力を増大させながら第三コロニーの外殻に激突し、爆発を引き起こす。

 スーツの出力そのものは私達のソレとほとんど変わらないはずなのに、彼の力は私たちを上回る。

 しかも、あれで消耗を押さえているんだから本当にとんでもない人だ。

 

「さすが私のお兄ちゃんだ……」

「悲しいよ。私は戦友を一人失うんだね……」

「アカネは元から妹だったんだから欲張るのは違うよね?」

 

 長女共が嫉妬の炎を向けてくる……。

 戦いの最中なのにこんな前向きな気分で戦えるなんて今でも信じられない。

 だけれど、今の方がずっとうまく戦えているような気がする。

 

「あの穴から乗り込むぞ!!」

「っ、うん!!」

 

 なにはともあれ第三コロニー内部に突入するための風穴は開けられた。

 レックスの声に頷いた私達は先陣を切るカツミさんと共に穴の手前まで向かう。

 

「このまま一気にナメクジ野郎を叩く!!」

「でもカツミさん! このままじゃ怪人に横やりをいれられちゃうよ?」

 

 戦力的には私たちは五人しかいない。

 誰かしらここで木っ端怪人の横やりを防ぐ役割を担わなければならない。

 いっそのこと私が……

 

「たった五人だけと思うかァ!? 大盤振る舞いで行くぞ!!」

 

AVATAR(アバター) SKILL(スキル)!!』

VENOM(ヴェノム) MIRAGE(ミラージュ)

 

 カツミさんがベルトにカードを装填すると、彼の姿が六人に増える。

 本体の彼以外の五人はそれぞれカードを取り出し、同じようにベルトに装填する。

 

星界!!(セェェイカイ) CHANGE(チェンジ)!!』

 

 けたたましく場違いな電子音声が戦場に鳴り響き、分身たちがさらに変身する。

 

「星繋ぐ赤き流星!! リリーフレッド!!」

「癒しの青き星雲!! リリーフブルー!!」

「星々の煌めき!! リリーフイエロー!!」

「清らかなる桃色エナジー!! リリーフピンク!!」

「豊穣万歳!! 緑の賢人!! リリーフグリーン!!」

 

 無茶苦茶ノリのいい口上をそれぞれ口にしていくカツミさん達(?)

 その珍妙な姿に私達だけじゃなく、自分で召喚したはずのカツミさん本人も分身たちの横で唖然としている。

 綺麗にポーズをとった分身たちだったが、その直後に頭を抱えてもだえ苦しみ始める。

 

『ぬ、ぬおおおお!?』

 

 怪人の攻撃!? と思ったけど、分身たちはすぐに武器を手元に出現させるとそれぞれが怪人へと向かっていく。

 星界戦隊……という、ヒラルダのベルトの力を使っているとは聞いているけど、本当に戦隊ヒーローみたいな見た目なんだね……。

 

「か、カツミさん? あれ……」

「言わないでやってくれ……俺も見ていて辛い」

 

 どこか悟ったような声で先を行くように促してくるカツミさん。

 と、とりあえず後ろはカツミさんの分身たちが戦ってくれるようなので私達はこのまま第三コロニー内部に入ろう。

 

「うわぁ、エイリアンの宇宙船の中みたい」

「完全に怪人の住処だね」

 

 壊した穴から入ったコロニー内は整合性の欠片もない機械と生物的な通路で作られ、見ているだけで不快感が湧いてくる。

 

「カツミさん、このままここを探すのか?」

「見たまんま迷路みたいだから普通に探すとかなり時間がかかると思う」

「いや」

 

 レックスとキララの言葉に首を横に振った彼は右手首に嵌められたチャンジャーに触れる。

 

「プロト、探せるか?」

「LA♪」

 

 彼の言葉に反応するようにチェンジャーから数えきれないほどの銀色の糸が放出される。

 通路だけではなく壁の隙間に伸びていった糸は、通路の微かな明かりに反射しながら小さく流動し、吸い込まれるように彼のチェンジャーへと戻っていく。

 

「LA……♪」

「偉いぞ。……レックス、俺が指さす方向に風穴を開けてください」

「了解した」

 

 カツミさんが指さした方向は真下。

 地面にレックスが左腕の義手を向けると、ガシャン、と機械仕掛けの義手が変形し赤色の光が収束———高熱のビームが通路の壁に放たれる。

 ビームにより壁は溶解し、赤熱した光をほの暗い風穴に残す。

 その光景を作り出したレックスは左腕の義手から放熱の白煙を放出しながら、大剣を肩に担ぐ。

 

「これでいいか?」

「この先にナメクジ野郎が———」

 

『ピギィィィィ!!!』

 

 瞬間、レックスが明けた風穴から稲光が走る。

 迫る電撃を剣で払った彼は、見てわかるほどの戦意と殺意を滾らせながら一歩踏み出す。

 

「上等だ。やる気はもう十分ってわけか? なら遠慮なくやってやろうじゃねぇか」

「え、ちょ、カツミさん!?」

「先に行ってるぞ!!」

 

 電撃が走る風穴に躊躇なく飛び降りた彼はそのままナメクジ怪人が待ち受けるであろう深淵の底へ降りて行ってしまう。

 

「ここからが正念場か」

 

 続いてレックスが飛び降りる。

 残された私たちは顔を見合わせる。

 

「司令、下の状況は?」

『彼の言った通り、電喰王は下の階層にいる。覚悟が出来次第向かってくれ』

「了解」

 

 ……覚悟なんて既にできている。

 司令に確認を取り、改めて大穴へ向き合った私達は互いに声をかけあう。

 

「……行こう」

「うん。私達でこの星を守るんだ」

「一気にスケール大きくなったけど、やることは変わらないもんね」

 

 そして、一緒に飛び降りる。

 垂直に落下しながら壁に武器を突き刺し、勢いを和らげながら下へと降りていく。

 下からは既に電撃が轟くような音と何かが破壊される音が響いてくる。

 

「ッ」

 

 真っ暗い穴から広い空間へ。

 地下にも関わらず明るく照らされた空間にはいくつものコードが張り巡らされ、その中心に大きく肥大化した怪人の姿。

 まだら模様のゴム質の表皮に背中に生える棘、腕だったであろう部分は身体が肥大化したことにより意味をなさないものになっているが、そのこれまで見たどの怪人よりも大きい。

 一瞬、ナメクジ……? と疑問に思ってしまうが、その疑問は先に降りたカツミさんが放った蹴りがナメクジ怪人の巨体に直撃したことでかき消される。

 

「デカくなっても鈍重だなナメクジ野郎!!」

『ピギィィィ!! ナメクジ、チガッ』

「ふんっ!!」

 

 カツミさんに意識が向けているところで無事に着地した私たちも攻撃に加わる。

 なにかを叫ぼうとしていたけど、斬撃が先に当たってしまい邪魔してしまったようだ。……まあ、どうせ怪人のことだからそれほど重要なことでもないから別にいいか。

 

『ピピピピギィィィ!!』

「まずっ……」

 

 なぜか先ほど以上に怒りだしたナメクジ怪人が電撃を溜めこむそぶりを見せる。

 広間すべての空間を埋め尽くすコードが点滅し、つなぎ留められたナメクジ怪人に流れ込んでいく。

 来るであろうナメクジ怪人の一撃に備え防御を構えようとした瞬間———、

 

AVATAR(アバター) SKILL(スキル)!!』

VENOM(ヴェノム) JAMMING(ジャミング)

 

『ピギッ!?』

「んな面倒なことさせると思ってんのか?」

 

 ッ、カツミさんの能力無効化!?

 集められた電撃が霧散し、ナメクジ怪人の動きが止まる。

 

「一気に片付けるぞ! ヒラルダ!!」

『私も力を貸してあげるわ!!』

 

AVATAR(アバター) FINISH(フィニッシュ)!!』

 

 彼の声に合わせ、私たちも武器の出力を上げる。

 再生する暇もなにも与えない!!

 この次の最後の敵のために余力を残してナメクジ怪人を完膚なきまで屠る!!

 

VENOM(ヴェノム) SMASH(スマッシュ)!!』

 

 全員の攻撃が同時にナメクジ怪人に直撃し、爆発を引き起こす。

 集められた電撃がコードを逆流し、周囲に爆発を連鎖させていく光景を目にしていると、とどめの蹴りを放ったカツミさんが私たちの傍に降りてくる。

 

「カツミさん!」

「能力を封じればあっけないね」

「これでナメクジ怪人は片付けられたってことでいいんだよね!?」

「……レックス」

「ああ、妙だ」

 

 ナメクジ怪人を倒したはずなのに彼とレックスは怪訝な様子だ。

 

「弱すぎる。能力を封じる以前に奴は貯めこんだ電力を使い切っていた」

「しかも俺達を攻撃するためにわざわざ貯めこもうとしてましたね」

 

 ……確かに、そうだ。

 レックスの話に聞いた電喰王と呼ばれた怪人は地球規模の電力を溜めこんだとんでもないやつだったはず。

 でも今戦ったのはそんな電撃少しも使ってこなくて、むしろさらにため込んで攻撃しようとしていた。

 

「もう、オメガがナメクジ怪人の電力を吸収しちゃったってこと?」

「いいや、それならもうオメガは地上に姿を現しているはずだ。そもそも、ナメクジ怪人を倒したはずなのにオメガが出てこない……いったい、どうなっている? こんな事態、私も知らない」

 

 レックスですら予想だにしていない状況。

 でも、怪人は確かにいるからその首領のオメガもどこかにいるはず。

 

「ッ」

「カツミ? どうした?」

 

 レックスの声にカツミさんを見ると、彼は頭上を見上げ警戒したそぶりを見せる。

 彼と同じ方向を見ても私たちがやってきた大穴が開けられた天井しかな———、

 

「全員下がれ!!」

「えっ」

「なにか来る!!」

 

 そう彼が声を荒げた瞬間、天井付近に渦巻くような白い大穴が現れた。

 空間に突如として現れた大穴から巨大な肉の塊のようななにかが落ちてくるのが見え、私たちはすぐさまその場から飛びのいた。

 

「な、なに……?」

「生き物……? でもボロボロだし、生きてるの?」

 

 ナメクジ怪人よりも大きな怪人。

 巨大な肉の塊、としか形容できないグロテクスな見た目をした怪人の身体は傷だらけで……もうほとんど死に体なのが分かった。

 

「バカな、オメガだと?」

「っ、こいつがオメガなの!?」

 

 レックスの呆然とした呟きに私たちは肉の塊———オメガを見る。

 確かにすごくでかい怪人だけど、もうほとんど死んでいるような状態だ。

 いったい誰が……!?

 

『———素晴らしい』

 

「「「ッ!?」」」

 

 

 まだ空に開いている白い渦から誰かが降りてくる。

 人間……ではない。

 眩く思えるほどの金色の髪、青い肌に琥珀色の瞳、人間では考えられないような容姿と危険な雰囲気を纏わせた男。

 黒いマントのようなローブを纏ったそいつは、その右手で白髪の女性の首を掴み上げながらゆっくりと地上に降りてきている。

 

「地球のオメガにアルファ、実に強敵だった。残念だ、お前たちが我が星将序列に加わればどれだけよかったか……」

「———ッ」

「安心するがいい。地球の妃よ」

 

 白髪の———アルファと呼んだ女性の首を離した男はその手を死に体のオメガと、そこに落ちていく女性に向ける。

 

「ハク……違う、でも、あれは……」

 

 既に致命傷を受けていたのか、胸から夥しい血を流した女性は抵抗することもできずに落ちていくしかない。

 

「オメガと共に葬ってやろう」

 

「ッ、待て!」」

 

 白髪の女性を見て、カツミ君が声を荒らげながら止めようとした瞬間、目に見えない何か(・・)が空間に叩きつけられ、衝撃波が吹き荒れた。

 

「クソッ、ヒラルダ!!」

『ええ、これはマズいわね!!』

 

 咄嗟にカツミさんがシールドを張ってくれて衝撃波が防がれたけど、それでもシールドそのものが押し出されて私たちは無理やり地上へと吹き飛ばされてしまう。

 まるで大地がひっくり返るように瓦礫が下から上へ登っていく光景を見た私は、そのあまりの力に唖然としてしまう。

 

「ッ、あれだけ深い地下に降りてたのに地上まで……!?」

「なんて威力……!!」

「なんなのあいつ……」

 

 地下から崩壊した第三コロニーの中でバリアが閉じられる。

 ここら一帯はさっきの衝撃波で崩壊してしまった。

 カツミさんのおかげで私たちには被害がなかったけど、司令は大丈夫だろうか……。

 

「司令、そっちは大丈夫!?」

『あ、ああ、なんとかな。しかし、まさか……奴が……』

 

 司令は無事なようだけど、彼もこの状況で混乱しているようだ。

 小さくなにかを口にし、動揺を露わにしている司令を不思議に思いつつ、私たちを守ってくれたカツミさんを見ると、彼は深刻そうな顔でレックスとなにかを話していた。

 

「カツミ!! 今のあいつはこの世界の……」

「……いや、ルインじゃない。それだけは確かです」

 

『おや、生きていたか』

 

「「「!」」」

 

 さっきのあいつの声……!!

 私たちが声のする方を見ると、先ほどの衝撃で崩壊寸前に陥った第三コロニーの瓦礫の上で、奴は何事もなかったかのように立っていた。

 

「テメェ、なにも———」

「我が名はザイン。星将序列を統べる者であり、侵略者」

 

 カツミさんが尋ねるよりも早く、異星人は———ザインと名乗った。

 予想外の対応にカツミさんが面を食らうのを見ながら、朗らかに笑った奴は安堵するように自身の胸に手を当てた。

 

「よかった。わざわざ地球の言語を覚えてきたが無駄にならずに済んだ。地球の現住生命体がオメガとそれに類する個体しかいないときは、しまった、と思ったよ」

 

 ———話が、通じる?

 いや、でもなんだろう、これは話が通じるというより、話をするつもりがないみた———、

 

「早速だが、消えていいぞ?」

 

 ぞわり、と総毛立つ感覚に襲われる。

 ザインが掌をこちらに向けた瞬間、誰よりも早く前に飛び出したカツミさんが見えない何か(・・・・・・)に拳を叩きつけた。

 

「ほう、反応したのか?」

 

「ッ、がッ!!」

「カツミ!?」

「カツミさん!?」

 

 彼が吹き飛ばされた!?

 マグマ怪人の攻撃をものともしなかった彼が目に見えないなにかに激突し、私たちの後ろの地面に叩きつけられ、変身が解除されてしまう。

 

「あう!?」

「レックス、ヒラルダを頼む!!」

 

 カツミさんと変身していたヒラルダも実体に戻って地面に投げ出されてしまうが、彼は起き上がると同時に左手のチェンジャーに手を添え———銀の姿、typeXへの変身を行い、ザインへ殴り掛かった。

 

「ほう、“運命(さだめ)のアルファ”の適合者か。面白い、遊んでやろう」

「ッ!!」

 

 カツミさんとザインが激突し、さらなる衝撃波が一帯を襲う。

 

「レックス、私たちは……」

「ここにいては彼の足手まといだ……!! 一旦距離をとるぞ!!」

「ッ」

 

 確かに、レックスのいう通りだ。

 オメガを殺したあいつは私達じゃ勝てないくらいに強い。

 それを理解し、歯がゆい気持ちを内心に押し殺した私たちは彼の邪魔にならないようにその場からの離脱するのであった。




地球アルファ、ルインパパ登場、プロトのアルファ名解禁など色々と明かされた回でした。

次回の更新は明日の18時を予定しております。

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