追加戦士になりたくない黒騎士くん   作:クロカタ

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箸休め回となります。
今回はレッド視点となります。


三色戦隊、お説教と今後の計画(レッド視点)

 最初に彼と遭遇した時は、中学三年生の頃。

 学校を出るのが遅れ、急ぎ足で塾に向かう途中に近道をしようとして狭い路地に入りこんだ私は―――その先で怪人と遭遇した。

 

「———おやおやおやぁ、まぁさか、人間に見つかるとは露ほども思いもしませんでしたぁ」

 

 怪人の存在は黒騎士よりも早く都市伝説として噂されていた。

 人を影から襲う怪物。

 出ては消え、出ては消え、を繰り返すことからその存在が完全に認知はされていなかったものの、その犠牲者は確実に私達の日常を蝕むほどに増えていた。

 そして、その時の私の目の前に現れたのは、ガスマスクのようなものを被った四本腕の男であった。

 

「はじめまして、お嬢さん。私は大気怪人ガスエアーと申します」

 

 逃げなきゃ、そこまで思考し後ろを向いて走り出そうとした私だが、一歩も踏み出すこともなく私の身体は地面へ倒れ伏すことになった。

 

「が、ぁ、たす……ぁ」

 

 息ができなかったのだ。

 いや、かすかに呼吸はできている。だけど、私が意識を保っていられる最低限の呼吸を強制されているような感覚だった。

 そんなあべこべな状況に混乱し、喉を押さえもだえ苦しむ。

 

「あらあらあら、苦しそうですねぇ。ほとんど息ができませんか? 安心してください、真空にはしていませんからぁ。じわり、じわりと、息ができなくなっていく恐怖を見せていただくためには、加減が必要ですからねぇ」

「ぁ、かは……」

 

 苦しい。

 明確な死に、絶望し涙が止まらない。

 そんな私の顔を覗き込んだ怪人は、まるで高揚したような笑顔を浮かべた。

 

「あぁ、いい! とてもいい!! でも、しかし、まだ、一人では駄目だ!! もっと見たい!! もっと味わいたい!! あぁ、そのためには、たくさん玩具が集まる場所が必要ですねぇ……」

 

 今思えば、危険だったのは私だけじゃなかったのだろう。

 この怪人は空気に干渉することができる怪人。

 こいつがしようとしていたことは、その能力を利用した大量虐殺。

 

「駄目だ、もう耐えらない。ここら一帯の空気を全て―――」

「よぉ」

 

 私でも怪人でもない第三者の声。

 その声に真っ先に反応した怪人は、声のする方に振り向いた。

 

「貴様! 黒き―――」

 

 だが、その次の瞬間には、ぱんっ! という軽い音の後に、私は呼吸ができるようになっていた。

 水中から地上に戻ったように、懸命に呼吸をしながら顔を上げると、目の前にいた怪人が頭を失い、そのまま地面に倒れ伏していた。

 

「俺を狙ったやつじゃないのか? ……どちらにしろ同じか」

 

 怪人の代わりに立っていたのはまるで、男の子が見るアニメやとくさつに出てくるようなスーツを着た男の人。

 彼はその手に持ったボールのようなものを地面へと投げ捨てる。

 

「ひっ!?」

 

 それは先ほど、私を苦しめて悦に浸っていた怪人の生首であった。

 人間とは異なる、まるでおもちゃのようなそれに声を上げて怯える私に、男がようやく気付く。

 

「あ、あああ、あの、その……」

 

 月明かりに照らされた彼の姿は、私が思っていた以上にメカメカしいものだった。

 全身を覆う真っ黒なスーツに、横長の複眼が目立つ頭部全体を覆う仮面。

 肩、胸部、足、腕には無理やり後付けしたようなプレート、塗装が剥げたそれは鈍色の光を反射させ、肩と胸部の左部分には、剥き出しになったコードやパイプなどが伸びていた。

 そして、右胸部には、『0(ゼロ)』という数字が刻み込まれていた。

 ―――まるで、未完成のものを無理やり、強化させたようなその姿に、私は目を奪われた。

 

「……誰だ」

「え?」

 

 私に声をかけようとした彼だが、なにかを感じ取ったのか後ろを振り向いた。

 彼の視線の先―――古い家電が積み上げられた場所の上に、一人の髪の長い少女が座り込んでいた。

 

「こいつがやられるとき、助けに来なかったな? お前はなんだ?」

「私は中立さ。人間にも怪人にも味方しない。だけれど、君のことは好きだ」

 

 突然の告白。

 しかし、彼は―――今となってはドン引きしたように拳を構え、殺気を強めた。

 少女は、両手を掲げ降参するようなそぶりを見せながら苦笑する。

 

「はじめまして、私はアルファ。私は君と友達になりにきた。どうか、末永くよろしくね」

 

 綺麗な、まるで絵画の世界から出てきたような現実離れした容姿の女の子。

 だが、どういうことだろうか。

 彼女の口にした名前も、その一目で印象に残る容姿すらも思い出せない。

 彼と少女がなにかを話していたが、言葉は聞こえず、私の記憶はそこでぷっつりと途切れてしまっていた。

 


 

 

 それが、私と彼、黒騎士ことカツミ君との出会いだった。

 多分、彼の方は覚えていないだろうけど、間違いなく彼は私の命の恩人だった。

 

「アカネ、アカネ!」

「うぅ?」

 

 ……どうやら、眠ってしまっていたようだ。

 

「なにやってんの、社長室、ついたよ」

 

 エレベーターの壁によりかかりうたた寝をしていた私を、きららが起こしてくれる。

 イエローとして活動するときは、変な関西弁を使う彼女だが、こういう普通の日常を生きる時は普通に喋ってくれる。

 まあ、私達からすれば結構混乱するんだけどね……。

 

「社長、なんの話だろうね」

「また変なギャグでも考え付いたんじゃないの?」

 

 ジャスティスクルセイダーの本部。

 一般人には知られていない此処は、表向きは世界的な企業の所有する建物として、政府に守られている場所である。

 その企業の社長こそが私達をジャスティスクルセイダーとして任命し、そのスーツを作り出した稀代の天才科学者、金崎(かねざき) 令馬(れいま)である。

 今日は、そんな人に呼び出されて本部最上階近くの社長室に来ている訳だが、本当にどんな御用なのだろうか。

 

「失礼します。ジャスティスクルセイダー、招集に応じ罷り越しました」

 

 扉の前でそう口にするとひとりでに扉が開かれる。

 すると、社長室の真ん中には、学校で使われている机と椅子が三つ置かれており、その前にホワイトボードが用意されていた。

 

「来ましたね、皆さん」

「社長……なんですか、これ」

「ンゥシャラップッ!」

 

 やたら腹の立つ発音と共に声を発しながら、私達の前に出てきたのは金髪をオールバックにさせた痩身の男。

 KANEZAKIコーポレーション社長、金崎 令馬。

 彼は普段の変態的な行動とは、異なる真面目な様子で私達の前に出てきた。

 その姿は、どういうことか学校の教師のようなちょっと地味目な服装の上に白衣を纏っている。

 

「先生はとても怒っています」

「は、はぁ……?」

 

 先生? だから、見るからに教師っぽいコスプレをしているのかこの人は。

 常に形から入る人だから不思議ではないけど、今回はいったいどんな用なのだろうか?

 少なくともスーツは無断使用していないし、怒られる心当たりはない。

 

「お前達、彼を騙して名前を呼ばせるのは駄目だろ……さすがの先生もドン引きだ」

「「「……」」」

 

 心当たりがありすぎた。

 用意された机に私達がつくと、社長は悩まし気な様子でホワイトボードの前に立った。

 

「言い訳を聞こう」

 

 ここは私が言っておこう。

 三人でやりはしたが、私がリーダーだから。

 

「頼んでも、名前で呼んでくれないし、こうなったら切っ掛けだけでも作ればいいかなって……」

「気持ちは分からなくもないが、それをするには悪手だったな」

 

 ぐっ、と正論を言われ言葉に詰まる。

 悪いことをしたのは自覚していた。

 でも、距離を詰めるにしてもまずは名前を呼んでもらわなきゃいけないと思って、少し無茶をしてみようと考えたのだ。

 

「彼はよくも悪くも、悪意には敏感だ。よりにもよって、君達からそうされるとは思っていなかったから、少なからずショックを受けているはずだ」

「……カツミ君」

 

 つまりは、一応の信頼をされていたということになる。

 彼にした仕打ちに私達は一様に落ち込んだ。

 

「だがあの強引さは悪くはなかった。彼の心を開くには、それくらいの強引さも必要なのは当たっていたんだ」

「間違っていたのは、やり方ですか?」

「その通り。口ではつんけんしてても、彼は無理に突き放したりはしない。つまり、彼はツン8:デレ2の割合で君達に対応していることになる……!」

 

 ホワイトボードに書き込みながら社長はそう説明してくれる。

 しかし、素直に喜べない部分もあった。

 

「で、でも、うなされた彼を抱きしめたときは吐かれたし……」

「いや、あれはナイスプレイだった。あの時の対応はアレで間違いはなかった」

 

 間違いではなかった?

 嫌がられて嘔吐されるのって相当やばいような気がするんだけど。

 

「あれはお前のせいで吐いたんじゃない」

「……ぇ」

「彼が夢にうなされた後は、いつもああだ。だから彼のメンタルケアが必須なんだ」

 

 胸が締め付けられるような感覚に苛まれる。

 決して、自分が吐かれるほどに気持ち悪がれたわけではない安堵ではなく、彼の身に起こっている異常への焦燥感であった。

 異常なほどにうなされていた。

 幼い子供のように、寝言で誰かに助けを求めていたのだ。

 

「いったい、カツミ君の過去になにがあったんですか?」

 

 私がそう訊くと、社長は悩まし気な顔で顎に手を当てる。

 

「彼の過去はこちらとしても調査は済んでいる。だが、それをお前達に教えることは絶対にできない」

「ッ……なぜですか!?」

「間違いなく、お前達は彼に同情するからだ。その境遇、仕打ち、悲しみに共感し、これまでとは変わった視点で彼を見てしまう。彼と関わることになる君達に、そうさせるわけにはいかない」

 

 それほどの、ものなのか。

 彼と戦った最中でもどれだけのものを背負っているのか分からないほどだった。

 

「それでは駄目なのだ。お前達は同情で彼と仲良くしたいのか? 傷の舐めあいをしたいのか? 違うだろう。……だが、そこまで聞きたいと思うのなら、相応の覚悟をしておけ。七歳の頃の彼が見た地獄は、ネットなどで囁かれているような、おふざけ程度のものの比じゃない」

 

 無言になる私達。

 ここで彼の過去を聞くのは簡単だが、社長の言う通りだ。

 私達は私達の意思で、彼の心を開かなければならないのだ。

 

「まあ、彼のバイタルと機嫌自体はその後の出前の高級肉寿司で全回復したんだけどな」

「「「えええええ!?」」」

「いや、お前らがお詫びもかねて頼んだんじゃないか。というより、一緒に仲良く食ってただろ」

 

 ここまで説教しておいて、カツミ君の方は肉寿司で機嫌直っちゃうの!?

 い、いや、確かに出前という存在自体にウキウキしていた節はあったけれども!? 食べてる時は、ぶすっとした表情で食べていたよ!?

 空気そのものをぶち壊す社長の言葉に、私達は椅子に座りながらずっこけそうになる。

 

「さて、お説教も終わったことだしそろそろ私も元の感じに戻るとしよう」

 

 面倒くさそうに白衣を床に放り投げた彼は、オールバックにさせた金髪を崩しいつものおちゃらけた風体へと戻る。

 

「先日、彼の身体検査を行った。彼をパンツ一丁にひんむいて調べてやったんだ」

「ぱっ……!?」

 

 顔を赤くさせる私達。

 いつもの調子に戻るなり、また変なことを口にしはじめた……!

 

「結論を言うなら、彼はいたって普通の人間だ。生い立ちこそは不幸ではあるが、彼の肉体が変質しているような事態は起こってはいない。私としては、最悪怪人化くらいはしているかなと予想していたが……まったく、本当に不思議な人間だよ、彼は」

「そんな、冗談でも怪人化だなんて言わないでください……」

 

 怪人化なんて冗談じゃない。

 彼は絶対に違う。

 そういう意味を籠めて睨みつけると、社長は飄々とした様子で肩をすくめる。

 

「謎が解けない方がもっと恐ろしいだろ。なにせ、理由が分からないんだからな」

「ちょっと社長! その言い方はないと思います!!」

「イエロォッ! 私が不真面目な時は似非関西弁で話せ! 没個性すぎて見分けがつかんっ!」

「うぅ、ひどい……」

 

 ここに来て初めて喋ったきららに、指を突きつけ関西弁を喋るように強要させる社長。

 もう何度も見たやり取りだが、なにかこだわりがあるのだろうか……?

 

「———私が人生の全てと才能を懸けて作り出した人体拡張強化スーツ。略してジャスティスチェンジャーは見事、怪人という脅威へと対抗する力にすることに成功した」

「全然、略せてないんやけど」

「その甲斐もあって政府と連携し、ジャスティスクルセイダーを組織として作り出し、スーツに適合する人間を健康診断を偽造したテストにより見つけ出したのが、お前達だ!!」

 

 やってることが本当に悪の組織なんだよねぇ。

 隠して行う理由も分かるが、この人がやっていると一気にマッドサイエンティスト感が増すというか。

 

「だがジャスティスチェンジャーは三人の力を一つに束ねるものだとすれば、黒騎士、否! ジャスティスチェンジャー試作ゼロはその以前の段階、強大なエネルギーを一つのスーツで制御するためのもの!! 故に、三人で負担を分けるはずの機能を、一人でこなさなければならないのだ!!」

 

 勢いに乗った社長はペンをとりながらホワイトボードに文字を書きなぐっていく。 

 

「だがしかぁし!! そもそもプロトスーツはそのような出力を引き出せるものではなく、逆に次世代型のスーツ一着にも劣る性能にまで落ち込んでしまった。———つまりは、欠陥品!! 失敗作なのである!!」

 

 大きい出力を出すためのスーツなのに、出せない?

 あれかな、一般自動車にスポーツカー用のエンジン詰め込んだって感じなのかな?

 

「だからこそ、私は断腸の思いで処分を決意した。したはずなのだが、どういう女神の悪戯かプロトスーツは当時中学生の子供、穂村カツミの手に渡ることになった!!」

 

 そう、彼は中学生の頃から既に戦い始めていた。

 本格的な戦闘は高校からになるのだろうが、それを含めても異常の一言に尽きるだろう。

 

「だが、彼はなぜ性能を引き出せる!! なぜ怪人を倒せる!! なぜリスクもなしに扱い続けていられる!! 私はどうしても、その秘密が知りたい!! そのためなら極寒の海を全裸で泳ぐくらいのことを厭わないくらいの覚悟がある……!!」

 

 どういう覚悟だよ。

 なんで、貴方がそんな覚悟を決める必要あるんですか。

 完全にマッドサイエンティストモードになった社長。

 彼はひとしきり叫んだ後に急に落ち着きを取り戻した。

 

「と、いうことで近いうちに、彼にスーツを着てもらって能力値の測定を行うことになった」

「「「……はぁ!?」」」

 

 なにをあっさり言っているんだこの人は!

 

「既に彼には許可をもらってある。ずっとあそこにいたから、室内でもいいから歩きたかったんだろう。すぐに了承してくれたよ。まあ、私の作った新スーツは断られてしまったけどね、ハッハッハ」

 

 用意周到すぎる社長に開いた口が塞がらない。

 

「あと、今日はみんなに伝えようと思ったことがあるんだ」

 

 続けて畳みかけるようにこちらへ社長が振り向く。

 彼は社長室のテーブルの上にあった用紙を私達へと見せる。

 それは、以前行ったアンケートの内容であった。

 

「このアンケートの結果だが、政府の指示で公開することになった」

「え、公開……しちゃうんですか?」

「ああ、加えて君達が彼から聞いた怪人の内容についても追記した上でね。だが、一部の情報はこちら側で消しておく。あれには少しばかり厄介な案件が隠れているからね」

 

 言葉も出ない私達に、社長は続けて言葉を発する。

 

「政府としても黒騎士の功績を無視することはできない。お前達は、ピンとこないようだが……彼がアンケートで記した怪人は、日本だけではなく世界規模で厄災をもたらすことのできる危険な怪人だった」

「「「……!」」」

 

 スマイリーなら分かる。

 だけど、他のナメクジとかもそうなの……?

 

「彼の生存と、性格の一部を公開するには、あのアンケートの内容が中々に都合がいい。あぁ、これも彼には了承をもらったよ」

「彼が了承、したんですか?」

「断ることはできないと悟られてしまったよ。だが、先を考えればこれも彼のためになるだろう」

 

 社長が机の上の紙を手に取り、眺める。

 

「……お茶目なところもあるから、女性人気も増えるかもしれないな! なっはっは!!」

「言動がオヤジすぎるわ……」

 

 下品に笑う社長に辟易とするが、彼はそれでも不敵に笑う。

 

「俺の正直な気持ちを言うとすれば、彼は是が非でも味方に引き込みたい。なにせ、この国を守る戦士は未だに三人しかいない。君達が倒れれば、後はないんだ」

「でも、オメガは……」

「ああ、倒されたさ。だがな、それで本当に終わると思うか?」

「……」

 

 社長の言葉に閉口する。

 その不穏な可能性は私も感じ取っている。

 まだ戦いは終わっていない、まだ続いている、と。

 

「だからこそ、彼の力が必要だ。そのために彼と親交を交わし、好感度を上げるのだ……!! ジャスティスクルセイダーよ……!!」

「真面目な話題ですよね……?」

「一気に、チープさが出てきたね」

「台無し」

 

 そんな指令を出すときみたいなノリで言われてもどうすればいいのか分からない。

 私達の物言いに、あっさりとキレた社長は机に身を乗り出しながらこちらを指さしてくる。

 

「やかましい!! 最悪、お前らがしっぽり誘惑すれば事足りるだろ!!」

 

 しっぽッ!?

 とんでもない下ネタに顔に熱が昇る。

 

「あんた本当に最悪やな!! セクハラやぞそれ!!」

「あー、もう、ちょっーと下ネタ言ったくらいでセクハラってもう!! 本ッ当、今の社会って面倒だわー!!」

「面倒なのはあんたやろぉ!!」

「その似非関西弁やめてくれへん? ぷっっぷぴぃー!」

 

 きららの声を真似るように裏声を出した上で、自身の鼻をつまみ愉快な音を鳴らす社長。

 ブチィッ! と隣できららから何かが千切れるような幻聴が聞こえた。

 

「今この場でおどれの背骨ェ引き抜いたるわぁぁ!!」

「きらら! ここで怒ったら相手の思う壺だよっ!!」

「仁侠映画みたいになってる! 仁侠映画みたい!」

 

 変身チェンジャーに手を伸ばすきららを私と葵で全力で止める。

 こんな下ネタ大好きの社長だけど、人類の救世主扱いされてる重大な人なのだ。

 




アンケートで 燃 料 投 下。

こんな感じで襲ってくる怪人を日常的にちぎっては投げしてた黒騎士くん。
何気に、変身状態の初の描写となります。

そして、キャラ個性しかない社長の登場。
真面目な時が珍しいくらいに、いつもはふざけまくっています。
立ち位置を特撮キャラに例えると、“激走戦隊カーレンジャー”に登場するダップがわりかし近いかもしれません。

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