追加戦士になりたくない黒騎士くん   作:クロカタ

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前話のヒラルダの仮面ライダー名乗りはちょっと評判? が悪かったようなので修正させていただきました。

前半は掲示板方式

後半はコスモ視点となります。


最悪の脅威は過去からやってくる

711:ヒーローと名無しさん

 

白 騎 士 君 女 の 子 説

 

712:ヒーローと名無しさん

 

多方面に混乱まき散らしすぎだろ

 

713:ヒーローと名無しさん

 

TS……そういうのもあったのか……!

 

714:ヒーローと名無しさん

 

某所で一周回って悟り開いてるやべー奴らが大発生してるぞ

白騎士トライアングルしちゃってる

 

715:ヒーローと名無しさん

 

夏休みだからなぁ

 

716:ヒーローと名無しさん

 

白騎士君が実は白騎士ちゃんだったとかこんなんもうファンになっちまうよ……

 

717:ヒーローと名無しさん

 

なんでこいつら白騎士君=白騎士ちゃんだと思っているんだ……

 

718:ヒーローと名無しさん

 

>>715

もう九月だぞ

夢から覚めろ

 

719:ヒーローと名無しさん

 

白騎士君はなんなの?

水をかけると女の子になっちゃう系?

 

720:ヒーローと名無しさん

 

呪いで女の子になっちゃう系かもしれない

 

721:ヒーローと名無しさん

 

侵略者に女の子に変えられちゃった説

あると思います。

 

722:ヒーローと名無しさん

 

プロドラ擬人化イラストで有名な海月ナマコ先生がツムッターでウミウシ化してるの草

 

723:ヒーローと名無しさん

 

ナマコとウミウシって大体同じだろ。

ナメクジとナマコはまだしも

 

724:ヒーローと名無しさん

 

相互フォローしてる海洋学者の方のナマコ兄貴を召喚しようとするな

 

725:ヒーローと名無しさん

 

海月ナマコ先生のツムッター文書

 

おいおい、なんだよ白騎士ちゃんって。

こんな新要素出して来たら、描くなって方が無理だろ。

性癖のバーゲンセールかよちくしょうめ!

でも、プロドラちゃん擬人化イラストしか描かない誓いを立てた手前、それをやったらもう今後ナマコを名乗れなくなってしまう……!

 

726:ヒーローと名無しさん

 

>>725

次ツイート

 

じゃあ、今日からウミウシになります。

はじめまして、海月ウミウシですウシ。

今から白騎士ちゃんイラスト書きますでウシ。

 

727:ヒーローと名無しさん

 

最高に意味不明で草

 

728:ヒーローと名無しさん

>>725、726

 

いったい……どういうことだ……?

先生はナマコとウミウシのなんなんだ……?

 

729:ヒーローと名無しさん

 

啓蒙が高すぎる……(畏怖)

 

730:ヒーローと名無しさん

 

真面目な話、中身別人だろ。

街中の戦闘だったし、早速動画でUPされてるの見たけど明らかに戦闘慣れしてない

 

731:ヒーローと名無しさん

 

不謹慎だけど、めっちゃあたふたしてるの可愛かった(小並感)

 

732:ヒーローと名無しさん

 

スペックに振り回されながらの慣れない戦闘って感じで、ライナーフォーム思い出した

 

733:ヒーローと名無しさん

 

シグマサーベルはめっちゃうるさかったけどな

ヘイセイバー並みにやかましいわ。

 

で、DXシグマサーベルは玩具はいつ出るん?

 

734:ヒーローと名無しさん

 

あの装着者ぶっ殺すベルトだったルプドラが認めるって相当だから、白騎士君の関係者って線が濃厚だと思う

 

735:ヒーローと名無しさん

 

白騎士君って家族いるのか……?

あの様子じゃ天涯孤独なもんだと思ってたけど

 

736:ヒーローと名無しさん

 

そもそもジャスティスクルセイダーと指令以外に白騎士君が仲良くできる存在ってまるで明かされてないからな。

そう考えると、あの司令の情報の出し方がうますぎる。

 

多分、戦闘情報の公開もそういう細かい情報を隠すためのカモフラージュだと思ってる。

 

737:ヒーローと名無しさん

 

うわそういうことか。

流石宇宙人汚い。

 

738:ヒーローと名無しさん

 

ということは、ヒロインランキングに隠された刺客が存在する……?

 

739:ヒーローと名無しさん

 

ブルーとイエローが圏外に!?(予定調和)

レッド……! 順位が!!(確定未来)

新たに現れた一位が強すぎる!!(未来予知)

 

740:ヒーローと名無しさん

 

さすがにルプドラとプロドラを超える奴らは出てこんだろ(慢心)

 

741:ヒーローと名無しさん

 

怪人がマンション攻撃しながら白騎士呼んでたから、あのマンションに白騎士君住んでた可能性が高い

ついでにいうなら、ジャスティスクルセイダーの使う武装っぽい武器で怪人を足止めしてた人達が待機してた。

 

742:ヒーローと名無しさん

 

マジかよwww

 

743:ヒーローと名無しさん

 

場所特定とかマズすぎるだろ……。

侵略者以外の奴らが身元特定しようとしてくるぞ……。

 

744:ヒーローと名無しさん

 

そういうのはマジで黙っていよう

 

745:ヒーローと名無しさん

 

正体が気になるのは分かる。

でも、それを明かしても面倒事しか起こらないことをよく理解しよう。

 

746:ヒーローと名無しさん

 

話をぶった切るようで悪いけど、白騎士ちゃんに恐怖を植え付けたレッドの話はしないの?

 

747:ヒーローと名無しさん

 

過去最悪の切り出し方だぞお前!!

 

748:ヒーローと名無しさん

 

白騎士君とお揃いの血化粧をしてやっただけやぞ

 

749:ヒーローと名無しさん

 

この日本人ヒーロー見るたびに、なんかの斬撃インストールしてんだけどどうなってんの……?

完全に第二の黒騎士君と化してる。

 

750:ヒーローと名無しさん

 

黒騎士君の代わりになるために頑張ってるだけの女の子なんだよなぁ

 

751:ヒーローと名無しさん

 

みんなネタにするけど、これほど頼もしいヒーローいない。

まあ、怖いのは同意する。

 

752:ヒーローと名無しさん

 

知り合いっぽいから、初戦闘であろう白騎士ちゃんをカバーしにいった結果ああなっただけだから(震え声)

 

753:ヒーローと名無しさん

 

夏休みを台無しにしてくれた氷宇宙人にぶちぎれたブルーとイエローも同じくらいやばいんだけどね

 

754:ヒーローと名無しさん

 

あの侵略者の時、白騎士くん黒騎士くんみたいになっててびっくりした

 

755:ヒーローと名無しさん

 

あまりこういうのもなんだけど、そろそろ白騎士君も正体を隠しきれなくなってきたなって。

多分、身近な人で勘づいている人とかいると思う。

 

756:ヒーローと名無しさん

 

もし、大々的に正体が明るみに出たらどうなるんだろうか

 

757:ヒーローと名無しさん

 

意外と中身は普通かも。

厨二患った子って線もあるし。

 

758:ヒーローと名無しさん

 

正体がバレるにしても白騎士くんにとって一番ダメージの少ない感じがいいなぁ。

誰も彼が苦しむのは望んでない。

 

759:ヒーローと名無しさん

 

辛い過去なんてなかったとか割とありそう

 

760:ヒーローと名無しさん

 

それはそれで本人の黒歴史になりそうだから、オッケーだな!

こちらとしてはそれで悶える黒騎士くんを見てみたい。

 


 

 白騎士が凍土のアリスタとの戦いで新たな力に目覚めたらしい。

 それをヒラルダから聞いた時のボクの心情は、どのようなものだったか。

 ボクが奴を追い詰めた時に目覚めた力。

 その力で、序列30番台を圧倒し、容易く倒して見せたことは、即ち奴が今のボクと同等の力を持っていることを意味していた。

 

「……」

 

 同じ星将序列に呼び出され、地球人の住む都市の地下通路を進む。

 先の見えない真っ暗な道を、ひたすらに進みながらボクは、頭の中で渦巻いている疑念を思い浮かべる。

 

 “戦う理由を、他人に依存させてどうするのよ”

 

 星将序列一桁を名乗る謎の変態、サニーの言葉が頭から離れない。

 戦う理由を依存させてなにが悪い。

 しかし、そう思う一方でどこか彼の言葉に納得している自分がいる。

 

「ボクが戦う、理由」

 

 白騎士への対抗心、嫉妬。

 自分の内から湧き上がる感情のままに、ボクは白騎士を目の敵にしていたはずだ。

 だけど、あいつは戦士だった。

 勝ち目がないはずの戦いに、たった数瞬の活路を見出し勝利を手繰り寄せようとした。

 それがどれだけボクの心を大きく揺るがしたことか。

 

——悩んでいるな、コスモよ

「ッ、ルイン様……申し訳ありません」

 

 脳裏に聞こえてくるルイン様にハッと我に返り謝ってしまう。

 

——お前はどうしたい? このまま白騎士を殺すのか?

「……」

——価値を示すのか?

 

 戦い前までは白騎士を殺すつもりだった。

 でも、今となってはただ奴を倒しても意味がないとさえ思えた。

 

「分かり、ません」

——……。ほう?

 

 ルイン様への返答を濁して返すなんて本来ならあっていいはずがない事態だ。

 この場で処される覚悟をするも、ルイン様はどこか楽し気な様子で声を返す。

 

「ボクは、白騎士を殺します。ですが……ただ倒すだけでは違う」

——ふむ

「奴の全てを上回り、万に一つの勝機すらも与えずに勝ちたい。その場の運に任せた勝利ではなく、誰もがボクの勝利を疑わない事実が……欲しいのです」

 

 まぐれの勝利なんていらない。

 ボクは自分自身が納得できる“勝ち”がいい。

 

——好きにするがいい

「え……?」

——それが、お前が選ぶ道ならば私からこれ以上言うことは何もない

「ルイン、様?」

 

 その言葉を期にぴたりと声が聞こえなくなってしまった。

 失望、されてしまったのだろうか……。

 ……無理もない、あれだけの醜態を晒してしまったんだ。

 

「汚名は、武勲にて濯ぐ……」

 

 戦って誉れある勝利を手に入れればいい。

 心の内の焦燥を押さえ込みながら、ボクは通路の先を歩み———指定された区画、今となっては研究所へと改造された地下空間へと到着する。

 そこにはいくつもの大型のカプセルと、なんらかの機械が稼働しており、その前には大柄な体を持つ男が立っていた。

 

「遅いぞ。67位」

「ボクに何の用だ。ガウス」

 

 星将序列044位“贋作のガウス”

 星将随一の科学力を持つこいつに呼び出されたボクは、奴の横柄な態度に軽い苛立ちを覚えながらさっさと要件に移るように促す。

 

「なに、次のこの私の作戦に君を参加させてやろうと思ってな」

「……ボクに協力を申し出ているのか?」

「いや、いやいやいや、それは違う」

 

 大仰な仕草で球体に包まれた頭を横に振ったガウス。

 相変わらず顔の分からない金魚鉢男だな、と思いながら辟易とした気持ちになる。

 自身の発明のために、平気で他人の発明を奪う男。

 それが悪名高いガウスの本質だ。

 

「此度の我が計画には、観客が必要だ!」

「それがボクだと? ボクはお前の操り人形になるつもりはない」

「勿論、それは分かっているとも! だが、お前はあの憎き友、ゴールディの傑作を持つ適合者! ならば、資格は十分以上にある!!」

「言っている意味が分からない」

 

 だからどうした?

 そもそもガウスはスーツの適合者でもなんでもないだろう。

 むしろ、コピー品を広めた張本人のはずだ。

 

「67位、お前は白騎士と戦いたまえ」

「……ッ!?」

 

 ある意味でボクが今望んでいることを口にするガウスに心が揺れる。

 

「ジャスティスクルセイダーは、私が足止めをしてやろう。君はその闘争のままに、思う存分に白騎士と殺し合え」

「なにが、目的だ」

「言っただろう? 観客が必要だと」

 

 まったく何を言っているのか分からない。

 観客? それがボクとでもいうのか?

 

「この私のスーツを含め、ゴールディの傑作スーツが集うのだ。ならば、お前もいたほうがいい」

「……お前の?」

「ああ、その通りだ」

 

 ガウスが背後のカプセルの一つを開く。

 そこにはケースに納められたくすんだ金色の強化スーツが存在していた。

 二つの角に、ところどころが機械で覆われたソレは、紛れもなくゴールディが作ったであろう強化スーツだった。

 

「サジタリウス。かつて、奴が私のラボ諸共破壊を行おうとした強化スーツ。ああ、ああ、奴の苦渋に塗れた顔を見れるかもしれないと考えると、溜飲も下がると言うのだ……!!」

「……」

 

 なるほど、だからボクを誘ったわけか。

 まだ裏があるようだけど……いいだろう。

 

「分かった。乗ってやる」

「君ならば、そう言うと思っていたよ」

「でも、ジャスティスクルセイダーはどうする。適合者ですらないお前がスーツを纏ったとしても、アレに太刀打ちできるとは少しも思えないけど」

 

 辛辣なようで事実だ。

 まさしく、あの三人の地球の戦士は強い。

 

「よくぞ聞いてくれたァ!!」

 

 ボクの言葉に大仰な反応を示した奴はガウスは、背後の空間に納められた複数のカプセルを覆うシールドを解除させた。

 その内側に納められていたのは———ボクの知らない怪物の姿であった。

 少なくとも星将序列にも、他の星の生物でも見たことがない複数の怪物は、特殊な液体のいれられたカプセルに浮かびながら目覚めの時を待っているようにも思えた。

 

「なんだ、これは……」

地球の怪人(・・・・・)

 

 ……なんだって?

 

「これが、地球の怪人なのか……? どうやって、再生させた?」

「なに、どこの星にでも禁忌に触れようとする科学者がいるようだからな。この地球も例外なく、怪人の体組織、血液を保管している非公認の組織(・・)があったので……そこから奪ってきただけのことだ」

 

 さも自慢げに語るガウスが、ナメクジのようなぐにゃぐにゃとした体表を持つ怪人のカプセルへと触れる。

 その隣にも数個のカプセルが存在しており、その全てに地球の怪人がいるようだ。

 

「あとは、この私の技術を以てすればクローンを作ることなど造作もないことだ。生前と同じく、強く、速く、特異な力を持つ異形の怪物たち……ああ、ああ、楽しみだぁ」

「……イカレてる」

「イカレてなければ、科学者などなれはしないさ! しかし、最も苦労したのは実体のない怪物だ!! いやはや、ここまで存在そのものが曖昧な怪人がいるとは思いもしなかった!! 能力もとても、ユニークなんだ!! ああ、まったく死者に化ける(・・・・・・)怪人とは凄すぎる!!」

 

 正直、異常なテンションについていけないので、ボクは了承だけしてその場を離れることにした。

 ボクが離れても高笑いを続けるガウス。

 ……地球の怪人とやらがどれほどできるか、ボクも分からないけど、今度の戦いはボクにとっても激しいものになりそうだ。

 

——手筈通り事を進めろ、期待しているぞ?

「ええ、ええ!! お任せください!!」

 

 しかし本当に、騒がしい奴だな。

 あいつが味方で大丈夫なのか……?




蘇る過去の強敵達……!

ようやくここまで来ました。
ここから大きく物語を動かしていける……かも。
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