きららファンタジア 三つ子三銃士の冒険物語   作:山崎五郎

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シグレ「一を聞いて百を知るてんっさいな僕は時雨!なんとある日僕は地震でタンスに押し潰されて死んでしまい、なんと大好きなきららファンタジアの世界に転生してしまったのでした!」

コノハ「自分で天才とかイタイよただのスーパー適応力が高いイケメンってことでしょ」

シグレ「うっさいな!この黄緑の髪の毛は同じく転生者で妹になったコノハ。同じくきらら系が大好きなんだって。変わってるねぇ」

コノハ「女がきらら系好きで悪いか!! 」

ヤナギ「悪くはないだろ。あ、俺はヤナギ。同じく転生者だ。きらら系はもちろん色んなもんが好きだ」

シグレ「そんな三人はこのきららファンタジアの世界でいったい何をすれば良いというのか?それでは本編どうぞ!」


神様ァァァァァ!!絶対盛りすぎだってばァァァァァ!!

僕の転生した場所はかなりの田舎だった。こう言うのもどうかと思うけど本当になんにも無いところな田舎だ。

 

僕の...正確には僕、ヤナギ、コノハの三人が転生した家は今で言う牧場主のような仕事をしていた。

 

僕たちもその仕事を手伝いつつ三人でそれぞれの転生の経緯ときらら系に関する話を楽しむ毎日を過ごした。

 

が、とある日の事。さっそく例の神様がやらかしてくれた(・・・・・・・・)ことを自覚することとなった。

 

父「シグレ、ヤナギ、コノハ。」

 

シグレ「?」

 

母「三人に『聖典』を読ませてあげるわ。いらっしゃい」

 

シグレ「ホント!?」パァァァァ

 

コノハ「やったー!」

 

父「ははは。そんなに嬉しいのか?」

 

ヤナギ「うん!ずっと読みたかったんだ!」

 

母「あら、そうだったのね。なら、三人一緒に...うん。これにしようかしら」

 

その聖典の表紙には『ひだまりスケッチ』と書かれていた。

やまぶき高校とその近くの「ひだまり荘」で過ごす主人公「ゆの」やその友人や先輩、後輩や先生達との日々を綴った心温まるストーリーである。

 

 

母「はい。これが聖典の人達で...」

 

そのページを見て、僕たち三人は色々と混乱した。が、恐らく最初に頭に浮かんだのはこの言葉だろう

 

『なんか知らない人が聖典に増えてる!?(・・・・・・・・・・・・・・・・・)

 

シグレ「ね、ねぇお母さん」

 

母「?どうしたの?」

 

シグレ「な、なんか聖典に僕たちが知らない人が書いてあるような気がするんだけど...」

 

母「あら。そんなの当然じゃないの。まだあなたたち聖典は読んだことなかったもの」

 

シグレ「えっと、そうじゃなくて...」

 

母「まぁ、噂だけ聞いていれば知らない部分があっても仕方ないものね。これから知っていけばいいのよ」

 

シグレ「...」

 

どういうことなの...(レ)

 

 

 

 

 

その後。僕たち転生者組は家にある聖典を片っ端から読み漁った。が、案の定どの聖典にも僕たちの知らないクリエメイト(主に男性)が増えていたのである。『夢喰いメリー』や『まちカドまぞく』など、一人しか増えていないならまだかわいい方だが、中にはガッツリ増えてしかも主人公達とガッツリ絡んでいるものもあった。

特に『ご注文はうさぎですか?』なんて大変である。

十数人は出ているぞ。しかも全員イケメンor美女だし。

 

また、困ったことにその増えていた人達はみな本来の『きらら男子』以上にキャラが立っている人が多いのである。

 

男でも胸キュンが起こるレベルのイケメン、

主人公大好きな長身寡黙イケメン、

ツッコミ大王、

マ ヨ ラ ー、

オ カ マ、

軽く人間やめてるレベルの動体視力持つイケメン、

強面だけど中身は超優しいギャップ系、

クソ真面目だけど主人公のことになるとバカになるイケメン、

美人系イケメン、

なんかいける気がするイケメン。

ヤナギ「さっきからイケメンしか出てないと思うんですけど」

シグレ「黙ってらっしゃい」

 

コノハ「にしてもなんだぁこの人達は...なんか妙に既視感を感じるような人がいっぱい居るし」

 

全くだよ。あの神様そういえば『少しサービスしました』とか『世界をちょこちょこっといじくった』とか言ってたけどやりすぎだよ。きらファン世界どころか他の世界にまで干渉しまくってるじゃん。

 

しかも既視感の覚える人がいっぱい居すぎ。

天の道を行く男、

鏡の前で顔を洗う男、

パーフェクトもハーモニーもないんだよ、

太陽なんか汚してやるな男、

ぼっちゃま、

オンドゥルルラギッタンディスカー!?

祝え!

↑チラッと目を通してみただけで以上の言葉が頭に流れてくる。

もうアイツ狙ってやってるよ絶対。

 

シグレ「はぁ...もうなんか目を通しただけで疲れた、もう今日は寝る...」

 

ヤナギ「俺も寝よう...」

 

コノハ「私も...」

 

~~~~

 

 

神様「...シグレさんどうも。楽しんでいただけていますか?」

 

シグレ「まぁエトワリアでの暮らしはボチボチだよ。動物達と遊ぶの楽しいし。けどあんたいくらなんでもやりすぎでしょ」

 

神様「そんなことを言われましても、私はあなた達のためにやったんですから。あ、それと、あなたのやるべきことですが...」

 

シグレ「ん?」

 

神様「...この世界の平和を守ること、ですかね」

 

シグレ「ざっくりしてますねぇ...」

 

神様「それ以外に思い付きませんから。じゃ、頑張ってくださいね」

 

シグレ「またおいてけぼりかよ...ま、頑張りますか」

 

~~~~

 

父「おい、三人とも。ちょっといいか?」

 

シグレ「?」

 

父「これからお前たちの『属性』を見る。着いてきなさい」

 

シグレ「お...」

 

~~~~

 

お父さんによると、コップに葉っぱを浮かべてそこに魔力を流し込み、その後現れる状態でその人の魔法がどんな属性か分かるとのことだ。

なんかHUNTER×HUNTERみたいな調べ方してんなエトワリア。

 

コノハ「じゃーコノハいきまーす!」

 

コノハは元気そうに言うとコップに魔力を送るように「う~ん...」と唸りながら手を出している。

 

シグレ「どうコノハ、なにか感じる?」

 

コノハ「う~ん手から出てる感覚はあるんだけど...」

 

すると、

 

母「あっ、シグレ、ヤナギ、見て」

 

父「さっそく反応が出始めたぞ」

 

コップから霧が登り始め、その霧に浮かんだ葉っぱが写し出された。蜃気楼かな?

 

母「...コノハは...月属性ね!」

 

コノハ「月かぁ...」

 

父「ここまで綺麗に写るとは...かなり強い魔力だな」

 

ヤナギ「じゃあ次は俺だな」

 

ヤナギもコノハのようにコップに魔力を送るように手をかざす。

 

すると今度はコップの中の水がグルグルと回りだし、葉っぱを巻き込んでバラバラにしてしまった。

 

父「ふむ...ヤナギは風だな」

 

ヤナギ「出来れば陽が良かったな...」

 

母「最後はシグレね。どうなるのかしら?」

 

う~ん...出来れば僕も陽がいいけど、火も捨てがたいというか...というか、出来るなら全属性使いたいなぁ...

 

父「し、シグレ!危ないぞ離れるんだ!」

 

シグレ「へ?」

 

コップの方に目線を写してみると。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コップの中の水が沸騰しながらグルグルと回転し、光を放つ水柱を立たせながら蜃気楼を起こしていた。また、その水の魔力が自分の体に吸い込まれていくのも分かる。

 

シグレ「な、なななな何これは!?」

 

パリィンッ!

 

シグレ「うわっ!?」

 

コップが衝撃に耐えられなかったのか、割れ砕けて水も飛び散った。

 

シグレ「...」

 

父「す、凄いぞ...」

 

母「まさか、全ての属性の反応が同時に出る(・・・・・・・・・・・・・・)なんて...」

 

シグレ「...」

 

神様ァァァァァ!!絶対盛りすぎだってばァァァァァ!!

何それ!?何あの反応!?コノハとヤナギのアレでさえかなり強めなのに、僕のやつもっと強かったんですけど!?何!?全部の属性が同時!?

ハッカ!?ハッカなの!?

どうなっちゃうんだよぉおおおおおおおおおおおおおオオオオオオオオオオオオ!!!!

 

つ づ く(無慈悲)




次回!ついにあの子が登場!?

シグレ「うおっ、マジかよ...本物だよ.../////」

「え?」

コノハ「ものっすごいデレデレっすね」

ヤナギ「相当好きなんだなぁ...」

シグレ「心火を燃やしてフォーリンラブっ!」

が、そんな幸せもつかの間!?

『婚約相手はあなたに決めた!』

シグレ「ぇえええええええ!?」

次回『ベストマッチなキミとボク』

シグレ「よろしくな!」
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