きららファンタジア 三つ子三銃士の冒険物語   作:山崎五郎

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作者「...あ、ありのまま、今起こったことを話すぜ!!
俺は『作品を執筆しようとスマホに手を伸ばしたつもりがいつの間にかDSに手を伸ばし『ONE PIECEギガントバトル2 新世海』をプレイしていた』な、何を言われているのか分からねぇと思うが(パァン!(拳銃)

コノハ「なに10年近く前のDSゲームで遊んでんだアホ」

作者「だって久しぶりに動画見たら面白そうだったんだもん...」

ヤナギ「そのせいで何日執筆してなかったんだ?」

作者「1週間」

シグレ「死ね」

作者「ちょちょっと待ってください!待って!助けて!待ってくださ(パァン

そんなわけで日が空きましたが執筆しました。今回も楽しんでいただければ幸いです。

今回はいよいよあの子が...?


ベストマッチなキミとボク

僕にとてつもない魔法の才能があることを知ってから数日、僕は一人魔法のコントロールの特訓に明け暮れることとなった。

 

なぜって?

 

子供が常にあんなとんでもない魔力出したら変な噂だの疑いだのが流れるでしょうよ(前話参照)。

 

そもそもあんなことになっただけでも魔力を少し(・・・・・)出しただけなのに、もしまともにコントロール出来なくなったらこの世界を吹っ飛ばしかねない。

 

そのため僕はまともに魔法が使いこなせるようになるためひたすら特訓を重ねている...が

 

シグレ「ぜぇ、はぁ...めっさ疲れる...」

 

この通り出力をコントロールするだけでも一苦労である。最近ようやく押さえることは出来るようになってきたものの、気を抜くとまたとてつもない出力で飛び出してきそうになるので押さえるのにも気を払わなければならない。

 

シグレ「はぁ、はぁ...にしても疲れた、とりあえずどこかにもたれ掛かって...」

 

フラフラになりながら必死に歩いていると、原っぱに黒い岩が見えた。

 

シグレ「はぁ、ちょうどいいや、汗かいて暑いしあそこで休もう...ふぅ」

 

が、岩にもたれ掛かって見ると妙な違和感を感じた。

 

その岩には柔らかい毛が生えている(・・・・・・・・・・・)のだ。

 

シグレ「え、何これ、エトワリアの岩って毛が生えてるもんなの?」

 

試しにポンポンとその岩を叩いてみると、どう考えても岩ではなく動物のような感触があった。

 

シグレ「...え」

 

「ブルルル...」

 

シグレ「ぎゃああああああああああ!?」

 

その岩...のようなものがむくりとうなり声をあげながら起き上がると、そこには通常の身の丈の一回り以上大きな馬がいた。

 

真っ黒な体に白く大きな鬣はまるで戦国の名馬を思わせる風体だった。

 

シグレ「...す、すげぇ...こ、こんな馬、異世界とはいえ本当にいるのかよ...」

 

「...」

 

その大馬はしばらくこちらを見つめ踵を帰すとそのまま蹄を鳴らしながらどこかへ歩いていく。

 

シグレ「あ、ちょ、ちょっと待ちなって!」

 

「...」カッポカッポ

 

~~~~

 

シグレ「おいお前、一体ここどこだよ?まるで『着いてこい』見たいな顔しといて、何もなかったらただじゃ...ん?」

 

その先には小さな川と川原があり、その川原に今の僕と何ら変わらない大きさの小さな子供の姿があった。

 

シグレ「...だ、だれ?」

 

「...?」

 

その子が顔をこちらに向けた。

 

そこには。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕の前世の記憶にもあった顔によく似た、まだ幼さが残るものの、

 

確かに『きらら(・・・)』の顔があった。

 

シグレ「...え」

 

きらら「...あなたも、誰ですか...?」

 

シグレ(えっ、きらら!?えっ、嘘、本物!?本物ですか!?マジで!?もしかしてこれも神様の粋な計らいですか!?うおおおおおおおおおお神様ありがとう!ありがとうございます!!感謝いたします!!今まで生意気な口聞いてすみませんでした!!!)

 

我、前世にてきらら推しなり。

我、今生において最もの幸福を得たり。

 

きらら「あっ、あの...?」

 

シグレ「えっ!?あ、ご、ごめんね驚かせちゃったよね!?ぼ、僕...シグレって言うんだ。あの大馬に着いてきたんだけど...」

 

きらら「あ、あの子?あの馬、私がここの川原でよく休んでいたらやって来るようになったんだ。でも、私に特に興味はないみたいで...でも、何となく私のことを心配してくれている、ような気がして」

 

シグレ「へぇ...」

 

「...」ゴクゴク

 

シグレ「ってなに川の水呑気に飲んでんだこのヤロォ!!てめぇこんな可愛い子(・・・・)が気遣ってくれてるってのに失礼だぞ!!」

 

きらら「えっ?」

 

「...」ゴクゴク

 

シグレ「お前ぇ...なんとか言えこらぁ!」

 

そう言ってその大馬の背に飛びかかり乗るが...

 

ビヒヒヒィイイイーーーンッ

 

シグレ「うわぁあああああああああああああああ!?」

 

その大馬が突然(飛びかかったからしょうがないのかもしれないけど)暴れて僕を振り落とした。

 

で、

 

ゴンンッ

 

シグレ「ウゲェッ!?」

 

後頭部に強めの衝撃が走り、そのまま視界が黒くなっていった。

 

完全に気を失う前にめっさ可愛い声で「大丈夫!?」って聞こえた気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シグレ「...あれ?ここって...」

 

きらら「あ!よかった目が覚めた!」

 

シグレ「...天使?」

 

きらら「え?」

 

シグレ「...誰?めっちゃ可愛いですね」

 

きらら「...え?」

 

スパアンッ!

 

シグレ「あ痛てぇ!?」

 

コノハ「なーに言っちゃってんのわざとらしくとぼけちゃってさ!」

 

シグレ「あれ?...あっ!さっきの、えっと...」

 

きらら「あ、私...『きらら』って名前。えっと...シグレ?があの馬に振り落とされて気を失って...それで、ここに連れてきたんだけど...」

 

シグレ「あ、そ、そうなんだ...ありがとう。えっと...」

 

きらら「あ、あの...」

 

シグレ「?」

 

きらら「今、私のこと、『可愛い』って」

 

シグレ「あっ!あ、それは...きららさん」

 

きらら「はっ、はい?」

 

シグレ「えっと、あの...出会って数分しか経ってませんけど、あなたのその姿を一目見た瞬間から、心火を燃やしてフォーリンラブっ!なんです。あの、僕と、お付き合」

 

ヤナギ・コノハ「さらっと何とんでもないことしようとしてんじゃい!!」

 

シグレ「ごへえっ!?」

 

きらら「!?」

 

ヤナギ「こらぁあんた何しようとしてんだ!!」

 

コノハ「全世界のきららちゃんファンに喧嘩売ってんのか!」

 

きらら「あ、あの...」

 

ヤナギ「あ、えっと、ごめんなさいうちの兄が。この人本当にどうしようもない奴で」

 

シグレ「なーに勝手なこと言ってんじゃクラァ!お前らはもう少し兄を敬う心をだなぁ!」

 

コノハ「何言ってんの勝手なことしようとしといてさぁ!だいたいこんな愛も恋も知らないような純粋無垢な女の子に...」

 

と、僕たち三人がきららをほったらかしにギャーギャーと喧嘩していると、きららはクスクスと笑っていた。

 

シグレ・ヤナギ・コノハ「?」

 

きらら「ふふっ...ごめん、三人ともとっても仲良しなんだね」

 

シグレ「...まぁ、悪くはないだろ」

 

ヤナギ「うん」

 

コノハ「そだね」

 

父「お、シグレ気がついたのか」

 

シグレ「あ、お父さん」

 

父「この子が運んできてくれたんだぞ。しっかりお礼を言ったか?」

 

シグレ「そりゃあもちろん...」

 

母「それならよろしい。さ、お昼にしましょ。あなたもよかったら食べていって」

 

きらら「え、いいんですか?」

 

コノハ「いいのいいの!ほら行こうきららちゃん!」

 

きらら「わわっ!」

 

ヤナギ「...兄さん、俺たちも行こう...兄さん?」

 

シグレ「おのれコノハ...女というだけで堂々ときららの手を引いて歩けるなんて...」ギリギリ

 

ヤナギ(それだけで嫉妬するのか...)

 

その後、きららは僕たち家族と一緒に昼食を食べて自分の村に帰ることになった。

僕は少しばかり無理を言ってきららを送り届けた。

 

きらら「あ、ありがとうシグレ」

 

シグレ「気にしないで。さっき助けてもらったし」

 

きらら「...あ、あの、シグレ」

 

シグレ「ん?」

 

きらら「...明日も、あの川原に来てくれる?その、待ってるから.../////」

 

シグレ「...う、うん。行くよ。絶対」

 

きらら「!ありがとう。じゃあね!また明日!」

 

シグレ「うん!」

 

...やっぱり天使じゃないか(歓喜)

 

そんなわけでまた嬉しさのあまり心を踊らせていると、頭に『ゴンッ』と衝撃が走った。

 

シグレ「あ痛って!何すんだこの野郎...」

 

「...」

 

シグレ「あっ!お前さっきの大馬!いつのまに!」

 

「ブルル...」

 

シグレ「けっ!何だぁ見下しやがって...おし、決めたぞ」

 

「...」

 

シグレ「お前を僕の愛馬にする!そしてお前の背にまたがってエトワリアを駆け回ってやるよ!絶対認めさせてやるからな!」

 

「...ブルル」フンッ

 

シグレ(は、腹立つ... )

 

~~~~

 

それからというもの、僕はきららに会いに行き魔法の特訓とあの大馬に乗ろうと飛びかかっては振り落とされてきららに魔法で治療してもらいその度にきららの好感度を上げる毎日を送った。

 

しかし...

 

シグレ「うおっ、マジかよ、やっぱり本物だよ...」

 

改めて目の前の彼女が前世からの自分の推しであることも再確認できた。

 

コノハ「ものすごいデレデレっすね」

 

ヤナギ「相当好きなんだなぁ...」

 

ダメだ。我慢しようと思ったけどムリ。

 

シグレ「やっぱり好きだ!心火を燃やしてフォーリンラブっ!」

 

きらら「ふぉーりんらぶ?って、何...?」

 

シグレ「分かってなくて良かった」

 

が、しかし

 

そんな平穏は突然崩れ去った。

 

訓練を繰り返すこと1ヶ月...

 

 

シグレ「さーてと...今日も特訓だ特訓。それでまたきららと...えへへ」デレデレ

 

ヤナギ・コノハ「...」ジト目

 

ザワザワザワザワ...

 

シグレ「ん?」

 

『大変だ!アレクサンドロ伯がまた来たぞ!』

 

『最近はおとなしくなったと思ったのに...!』

 

『来たぞ!みんな伏せるんだ!』

 

シグレ「???」

 

「おい!君たちも伏せろ!アレクサンドロ伯は子供にたいしても容赦ないぞ!」

 

シグレ「え!?」

 

取り敢えず僕たち三人はその男性の言うことを聞いて地面に伏せた。すると、少し遠くから馬車のような音が聞こえ僕たちの少し前で止まった。

 

『アレクサンドロ・ミューゼル伯の御成~!』

 

シグレ(ダレだよ...そんな貴族知らんぞ)

 

すると馬車から降りたであろう足音が自分達の目の前まで来て止まった。

 

シグレ「え、何!?僕たちなんかしたか!?」

 

ヤナギ「知らないぞ!なんなんだ一体!?」

 

「おい、そこの娘」

 

コノハ「!?は、はい!?」

 

「顔をあげよ」

 

コノハ「ふぇ?」

 

「顔をこちらに向けるのだ」

 

コノハ「はい」

 

「...」

 

コノハ「...」

 

「...違う」

 

コノハ「...???」

 

そしてまた足音が聞こえ始め、少し離れたところでまた止まった。

 

「おい、そこの娘。顔をあげよ」

 

「は、はい...」

 

シグレ(?何だか聞き覚えのある声が)

 

「おお...息子の婚約相手はあなたに決めた!」

 

「えっ!?」

 

シグレ「!?」

 

やっぱりその声に聞き覚えがあった。ものすごく。横目でその声の方向を見てみると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シグレ「マジかよ...最悪だ」

 

案の定悪い予感は的中していた。

 

声をかけられていたのは きらら(・・・)だった。

 

~~~~

 

 

その後。きらら馬車に乗せられどこかへ連れていかれてしまった。

 

僕は何もできなかった。あのまま悔しがり這いつくばるしかなかった。

 

...でも、このままでいるつもりはない。

 

彼女を連れ戻さなくては

 

~~~~

 

その夜。僕はこっそりと身支度を整え家を出た。

 

シグレ「で...これからどうしたもんかね」

 

「ブルル...」

 

シグレ「!...なんだお前かよ。今更何の用だよ...」

 

「...」

 

シグレ「...まさか、乗せてくれるとか?いやいや、さすがに...」

 

「...」

 

その大馬は紫色の瞳でジッとこちらを見つめている。

 

シグレ「...マジで乗せてくれるのか?」

 

「...」コク

 

シグレ「...じゃあ、よろしく頼むぜ。えっと...名前...そうだ。やっぱりこれしかないだろ」

 

シグレ「頼むぜ、松風(まつかぜ)!!!」

 

松風「ビヒヒヒィイイイーーーンッ」

 

そのまま松風は駆け出した。その速度は自分の家の農場の馬とは比べ物にならない速さだった。

 

シグレ「う、おおお...!」

 

松風(しっかりしがみついてろ、振り落とされるぞ!)

 

シグレ「!?お前...!」

 

~~~~

 

きらら(...本当にお屋敷まで連れてこられちゃった)

 

きらら(私、このまま結婚させられちゃうのかな...その人のこと、なんにも知らないのに)

 

きらら「...シグレ...」

 

コンコン

 

きらら「?」

 

コンコン

 

きらら「?あっちの窓から...?」

 

シグレ「き、きらら...開けて...」

 

きらら「シグレ!?」

 

~~

 

きらら「もう、びっくりしたよ...突然やって来るなんて」

 

シグレ「あはは、まあね...」

 

きらら「でも、シグレここまでどうやって来たの?大分離れてるはずだけど」

 

シグレ「あ。それは...アイツが乗せてくれたから」

 

きらら「アイツ?...でも、シグレ」

 

シグレ「?」

 

きらら「どうして、ここまで来てくれたの?」

 

シグレ「???」

 

きらら「だって...これから結婚するのは貴族の人だよ?私たちじゃ逆らえないよ...もしシグレたちに何かあったら、私...」

 

シグレ「...きらら」

 

きらら「?」

 

シグレ「僕は...

 

 

 

何処の誰とも分からないような人にきららを渡したくないんだよ

 

きらら「...え?」

 

シグレ(少なくともあんなやつの息子とかダメ。最低でもジュノンボーイのグランプリレベルの顔できららを一生守りとおせるような力があって稼ぎも安定してる人であとは...)

 

きらら「そ、そう、なんだ.../////」

 

シグレ「ん?」

 

ミューゼル「おい!お前何者だえ!」

 

シグレ「ゲッ!」

 

きらら「あっ!」

 

ミューゼル「貴様...ようやく見つけた私の息子の妻になにをしてるんだえ!さっさと離れろえ!」

 

シグレ「...(ヤバいな...こうなったらもう捕まるか逃げるか...でもそんな事したらきららが連れ戻される可能性も...だったら)アレクサンドロ・ミューゼル伯爵」

 

ミューゼル「?」

 

シグレ「貴方様の息子と勝負させて頂きたい。この女性をかけて」

 

きらら「えっ!?」

 

ミューゼル「ほう...我が息子と決闘するつもりかえ?面白い。ならば明日、大広間に来るがいいえ。好きな剣を選ばせて戦わせてやるえ...」

 

シグレ「分かりました」

 

ミューゼル「ふん...」

 

きらら「...シグレ、本当にやるの?」

 

シグレ「もちろんだよ。君の事を他の人に渡すわけにいくもんか(少なくともきらファンの始まり辺りまでには)」

 

~~~~

 

ミューゼル伯爵は、自分の息子のもとに訪れていた。きららやシグレの二つ三つ歳上であろう銀髪の少年だった。

 

ミューゼル「...ラインハルト」

 

ラインハルト「...はい、父上。どうなさいましたか」

 

ミューゼル「お前の妻の件だが...少し状況が変わった。明日、お前と決闘してあの女性を連れ戻したいと言っているえ」

 

ラインハルト「...分かりました」

 

ミューゼル「よろしい。なんとしても勝つんだえ。家のためにも(・・・・・・)、な」

 

ラインハルト「...はい」




作者「今回もご覧いただき有難うございます。最近他のきらファンシリーズも増えてきてるけどこのシリーズも流行るかな?」

他作者「流行らんわ!」

作者「ヒーン!もう嫌~!!」

他作者「ああ待って~!!」

~~~~

他作者「絶対流行らんわ!」

作者「ヒーン!」

シグレ「上はすべて作者の自作自演ですので悪しからず。次回もどうぞよろしく」

次回『恐怖の目覚め』
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