きららファンタジア 三つ子三銃士の冒険物語   作:山崎五郎

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シグレ「ついに神官候補生になったぞコノヤロー!」

ヤナギ「が、れっきとした神官になるには何かしら実績を残さなければならぬことが判明したっす」

コノハ「そんなわけで私たち頑張ってます!」

新キャラ出るよ


メモリーガジェット

神殿。

 

そこはこの世界の平穏と調和を保つための優秀な神官達を育成するための場所であり、育てられた神官や騎士達が集う場でもある。

 

そこに我々三つ子も神官となるべく候補生として勉学に励んでいた。が、そこで重大な問題が発生した。

 

『試験

一人前の神官となるにはその科で学んだことをいかした研究成果発表を行い見事に筆頭神官から○を貰うべし』

 

↑こんなのあるなんて私聞いてない!(亜樹子)

 

シグレ「さて諸君、今回集まってもらったのは他でもない、試験についてである!幸い試験は何人が同時に発表しても構わないと聞いた!そこで!我々四人(・・)の力をあわせて見事に試験をパスしてやろうではありませんか!!」

 

ヤナギ・コノハ「おーう!」

 

「...さりげなく俺を入れるのか」

 

と、呟く銀髪のオールバックの男はリゾット。

 

僕たちが神殿にやって来てからできた友達である。

 

僕たち三人は三つ子ということもあり他の人たちからは珍しがられ遠巻きに見るような人が多く友人というような人は出来なかった。

 

そんな中僕たちの話に興味をもって近づいてきたのがこのリゾットくんである。

 

それからというものなんやかんや仲良くなった自分達はこうして発表会に協力して望むこととなったのである。

 

リゾット「で、何を作るつもりなんだ?よっぽど画期的なものでないとまず認められないぞ」

 

コノハ「そうねぇ...あ、通信機とかは?」

 

ヤナギ「となると携帯電話みたいなものか?カメラとかもいいと思うぞ」

 

リゾット「?携帯電話?はともかく今さらカメラなんて造ってどうするんだ」

 

コノハ「分かってねーなー!カメラをより小型化して運びやすくするの!あと、写真をもっと正確に撮れるように改造したりとか...」

 

リゾット「そんなことができるのか?」

 

ヤナギ「だが正直それだけだとたかが知れてるもんなぁ...もっと何かしら面白いものでないと...それこそ空を飛んでほしい写真を撮ってこれるとか」

 

シグレ「...空を飛ぶ...写真を撮る...携帯電話...」

 

ピンッ!

 

シグレ「...勝利の法則は決まった」

 

ヤナギ「え?どうした兄さん」

 

コノハ「なに?戦兎?」

 

リゾット「セント?」

 

シグレ「ヤナギ、コノハ、お手柄だ!アイデアが浮かんだ!!」

 

ヤナギ「まじか!?」

 

コノハ「カメラ造るの?」

 

シグレ「通信機とカメラ、両方だ!それでリゾット!お前にも大分協力してもらうぞ!」

 

リゾット「おい待て、一体何を造るっていうんだ?」

 

シグレ「名前は...『メモリーガジェット』!メモリーを利用した魔法工学のマシンだ!」

 

~~~~

 

リゾット「ようやく外観は完成だ、だが問題はこの後だろ?」

 

シグレ「yes!こいつにさらに飛行機能(・・・・)をつける!そのためにはある程度こっちの命令を理解できないとだから...学習装置をつける!」

 

ヤナギ「この小さい基盤にさらに改良を加えるのか...」

 

コノハ「何か私目が痛くなってきた、目薬買ってくる...」

 

リゾット「俺の分もついでに買ってくれ、あと氷水...頭が熱くて死にそうだ」

 

そして、我々四人の研究は試験前日まで続いた。そしてついに当日がやって来たのである!

 

~~~~

 

「...えーそれでは、次はシグレ、ヤナギ、コノハ、リゾットの四人の合同発表です」

 

シグレ「はいっ!よろしくお願いします!」

 

「あれが例の三つ子か」

 

「いつも良からぬ噂を聞く、何を造って来たのやら」

 

おーおー好き勝手言いなさる...ま、それもこいつら(・・・・)を見るまでの話でしょうがね

 

と、そうこうしているうちに筆頭神官のアルシーヴ様が口を開いた。彼女は若くしてその魔法の才覚が認められ筆頭神官となり神殿をまとめていると聞いた。僕たちが今15歳だから今彼女は21歳だという。

 

アルシーヴ「それでは発表を開始してくれ」

 

シグレ「はい。今回見ていただきたいのはこちらです」

 

と、僕は懐から例のものを1つ取り出した。

 

「なんだあれは?」

 

「小さい箱のようだが...」

 

シグレ「こちらの小さい箱、これはカメラです」

 

と、その言葉を聞いた瞬間、会場がざわめいた。

 

「カメラだと!?あれが!?」

 

「いや、さすがにあんなにも小型の箱に収まるわけがない!」

 

アルシーヴ「...それが本当にカメラだと?」

 

シグレ「ええ、今証拠をお見せしましょう」

 

僕は観客や神官達に向けてシャッターをきった。

 

するとカメラの下から写真が現像され出てきた。

 

シグレ「こちらが今撮った写真です。確認をどうぞ」

 

アルシーヴ「...すごい、確かにこの光景が...」

 

シグレ「しかし、ここで終わりではありません(・・・・・・・・・・・・・)

 

僕はさらに懐から小さな小箱を取り出し、それをカメラに差し込む。

 

ガシャ 『バット』

 

するとカメラが変形し(・・・・・・・)、コウモリの形になって空を飛んだ(・・・・・)

 

アルシーヴ「なっ!?」

 

『!?』

 

会場があまりの驚きにさらにざわめく。それをお構いなしに僕はさらに話す。

 

シグレ「このカメラには命令にしたがって行動する仕組みが備わっています。試しに...『この会場の外で待機しているヤナギ、コノハ、リゾットの写真を撮ってきてくれ』、と、命令しましょう」

 

するとカメラはパタパタと会場の出口に向かって飛び、パシャパシャと音をたてるとこちらに戻ってきた。そして再び写真が現像され、そこにはヤナギ、コノハ、リゾットが写っていた。

 

アルシーヴ「...」

 

シグレ「僕たち四人の共同開発マシン、『メモリーガジェット』第一号、『バットショット』。これが自分達の研究成果です」

 

アルシーヴ「...驚いたな。これで写真技術が数十年近く進むことになるぞ」

 

シグレ「え?」

 

アルシーヴ「お前達四人は間違いなく神官となれるだろう。もしかしたらただの神官以上になれるやも知れんぞ」

 

シグレ「...ありがとうございます」

 

~~~~

 

 

その後、さらにバットショットを使って神殿の周囲を撮影していた(暗視カメラ+無音シャッターで)ところ。驚くべきものを二つ撮影した。

 

1つは森の奥の開けた場所。月光が射し込むところに何やら不思議なものが安置してあった。

 

2つ目は、

顔に一文字の傷がある男(・・・・・・・・・・・)が写っていた。

 

2つ目については後日アルシーヴ様に報告させていただくとして、1つ目にやけに関心と興味を惹かれた僕は森に足を踏み入れた。

 

~~~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シグレ「ここか...」

 

森の中の開けた場所。その場所の中心に小さな祠のようなものがあり、その中に何かがあった。

 

...

 

何故かは分からないが、僕はその祠に向かって歩き出し、祠の扉を開いた。

 

その中にあったのは()だった。そして僕は知らず知らずのうちにそれを手に取った。

 

すると

 

『おお!ようやく力を受け継ぐものが現れてくれたか』

 

シグレ「!?」

 

突然後ろから声がして、振り向くと髭を生やした中年の男性が立っていた。

 

いや、正確には立っていたのではなかった。

 

男性の足元を見ると本来ついているはずの足が半透明(・・・・・)だったのだ。

 

シグレ「...もしかして...幽霊!?」

 

「まぁまぁ、そう構えないでくれ。私はただの守護霊だ」

 

シグレ「守護霊ぃ?」

 

「そうだ。その(しゃく)はかつて『いつかこの世界を救うものが手にする』といわれ創られたものでな...私はそれを確かめるべくこの通り霊となって存在し続けてきた。だが、これで安心だな」

 

「くーっ!!」

 

シグレ「わっ!?く、クロモン?」

 

「くー!!(怒)」

 

「おいおい、そう怒るなミック、これを手にできた以上この者がお前の主人なのだ」

 

「くー...」

 

シグレ「ミック?お前ミックっていうのか」

 

ミック「くー!」

 

「そのクロモンは霊である私と共に祠と笏を守り続けてきた者だ。だが、ずっとここに住まわせるわけにもいかんだろう?もしそれを受け継ぐものが現れた時には、その者を主人とすると決めていたんだ...よろしく頼んだぞ!」

 

シグレ「えっ」

 

後ろを振り向くと、その男は完全に姿を消していた。

 

シグレ「...笏って...これをどうしろと」

 

ミック「くー!」

 

シグレ「えっ?」

 

「グゥー...」

 

シグレ「ゲェッ!?こんな時にクロモン!?しかもでかいし狂暴そうなやつ!?」

 

「グゥー!!」

 

シグレ「うわああああああああああああ!!!」

 

おもわず笏を思い切り振る。すると

 

ザシュッ

 

「グゥー!?」

 

シグレ「え?」

 

何かを切った(・・・)手応えを感じる。ふと手元を見ると、笏から()の刃の部分が飛び出していた。

 

シグレ「え?...」

 

試しにもう一度軽く振ってみる、すると今度は槍が飛び出し、もう一度振ると今度は弓の両端の部分が笏の両側から出てきた。

 

...十徳ナイフみてぇだなこの笏。ていうかよくよくみたら普通の笏じゃないな。両端に向かって幅が広がってる形になってるし、厚さもかなり厚めだ。

 

...もしかして自分、とんでもないもの手に入れちゃったんじゃね?

 

つ づ く




面白いゲームがほしい(迫真)

どうも、クソ投稿者です。

暑いです。

熱中症にお気を付けて。

次回もお楽しみに

次回『三銃士誕生』
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