きららファンタジア 三つ子三銃士の冒険物語   作:山崎五郎

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やっぱり前書きないと物足りないんで書きます(横暴)

相変わらず暑いです。こんな暑いのにスポットクーラーしかないとかうちの会社頭おかしい...(小声)

そんな中で書いてるからかたまに雑になったりします。許して

本編どうぞ


物語の幕は上がる

ソラ様が『療養』に入ってしばらく経ち、遂にアルシーヴ様が『オーダー』を始めようとするその日。

 

僕シグレはアルシーヴ様に呼び出されていた。

 

アルシーヴ「シグレ、お前にはシュガーのサポートに回ってもらいたい」

 

シグレ「...クリエメイトを捕らえるなら僕は必要ないのでは?」

 

アルシーヴ「...先日話した殺し屋達の事を覚えているか?」

 

シグレ「...悪魔の尻尾(イーヴィルテイル)、でしたっけ」

 

アルシーヴ「そうだ。...神殿の警備兵たちも、彼らに気絶させられていたり行方不明になっていたと聞く。...加えてシュガーは純粋ゆえに不安定な子だ。何かあっては...」

 

シグレ「...なるほど。了解しました」

 

~~~~

 

で。僕は久々に愛馬(松風)の背に乗りシュガーの元に向かっていた。

 

シグレ「いや~ごめんな松風。ちょっと色々立て込んでたし神殿から動くこともなかったからさ~」

 

松風「...」フン

 

シグレ「へっ、相変わらずそっけない奴ぅ~...おっ、おーい!シュガー!」

 

シュガー「あっ!シグレおにーちゃん...うわぁ、すごい!この子が松風?本当(ホント)にこんな大きなお馬さんが居るんだ!」

 

松風「...」

 

シグレ「ハハァ...まぁとにかく!出発するから乗りな」

 

シュガー「うん!よいしょ...」

 

松風「...」

 

シグレ「では、いざ...出発じゃーい!!」

 

松風「ビヒヒヒィーーーーーンッ」

 

松風は勢いよく駆け出し、シグレは転移魔法を応用した移動トンネルを造り出した。

 

松風はそのトンネルの中を勢いよく駆け抜けていく。

 

シュガー「わぁ~!!すごいすごい!!...でも何で?ふつーに転移魔法の方がはやいと思うよ?」

 

シグレ「だってこっちの方がカッコいいだろ!!アッハハハハハハハハハ!!」

・・・・・・・

 

...ここは、一体どこなんだろう?

 

私、さっきまで確かにひだまり荘にいたのに。

 

宮ちゃん、ヒロさん、沙英さん、乃莉ちゃん、なずなちゃん、皆もいるのかな。

 

...寂しいよう...

 

シュガー「あー!!いた!」

 

ゆの「ぴゃあああああ!?」

 

シグレ「こら!ダメでしょシュガーゆのっちビックリさせたら!!」

 

シュガー「あばっ!ご、ごめんなさい...」

 

ゆの「え?え?」

 

狐みたいな耳と尻尾がついた黒いドレスの小さな女の子と、髪が長いけど背が高くてスラッとしててちょっとカッコいい男の人が突然現れて...何がどうなってるの?

あと、男の人私の事『ゆのっち』って...

 

シュガー「...あ!それよりもシグレおにーちゃん!はやくつれていかなきゃ!」

 

シグレ「あ、いっけねそうだった...あの、とりあえず着いてきてもらえます?」

 

ゆの「え?え?え?」

 

~~~~

 

シグレ「いや~ごめんなさいねビックリさせちゃって。僕はシグレって言います」

 

シュガー「わたしはシュガーだよ!よろしくねゆのおねーちゃん!」

 

ゆの「は、はい。わ、私は...」

 

シグレ「あー良い良い皆まで言うな!僕たちは二人ともあなたの事を知ってるんです」

 

ゆの「え?知ってる?それってどういう事ですか?」

 

シグレ「あのですね~...」

 

~~~~

 

ゆの「えっと、つまりその『聖典』には私たちの事が書かれていて、それを読んでるから二人は私たちの事が分かる、ってことですか?」

 

シグレ「そういうこと」

 

シュガー「それで、クリエメイトのおねーちゃん達をつれてくるのがシュガーたちの仕事なんだよ!」

 

ゆの「そ、そうなんですか?」

 

シグレ「そうなんでちゅ(レ)」

 

ゆの(でちゅ?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シュガー「!」

 

シグレ「!」ビビッ

 

ゆの「えっ?ふ、二人ともどうかしたんですか?」

 

シグレ「いや、あのね。この近くにもう一人、クリエメイトが来てるんですよ」

 

ゆの「え?」

 

シュガー「ねえおにーちゃん、この先からお花の匂い(・・・・・)がするよ」

 

シグレ「...ということは...まさか...」

 

ゆの「花?」

 

~~~~

 

そこから進んだ先、そこには一面の花畑が広がっていた。そして、その中に一つ、即席のジョウロで水をやっている少年が(・・・)いた。

 

...あれは...

 

やってくれたな、あの神様...

 

シュガー「ん?あれって...」

 

ゆの「あっ!」

 

~~~~

 

皆様は、覚えているだろうか。僕シグレ、ヤナギ、コノハが転生した人間であり、以前僕たちを転生させた神様がいたことを。

 

そして、その神様がこう言っていたことを覚えているだろうか。

 

「私一応神様なんで、あなたのこれからいく世界をちょこちょこっといじくっておきますよ?」

 

「いくら自分が大好きな世界でも、周りが女性ばかりでは窮屈でしょう?だから、少しサービスしました」

 

...まさか、この言葉の意味を今更ながら理解することになろうとは。

 

そう、今目の前に居るのは、

 

 

そのいじくられた世界から来た本来いないはずのクリエメイトなのである。

 

~~~~

 

彼の名前は日野 真澄(ひの ますみ)

 

やまぶき高校の男子生徒のひとりでフラワーデザイン科の数少ない男子生徒だ。

 

少しばかり顔が怖く声も恐い奴の印象を受けるが根は優しく真面目、友達思いのぐう聖人なのである。

 

彼は少年時代に花屋のお兄さんと親しく、それを見て育ったため自分もそうなりたいと願いフラワーデザイン科に入ったとのことだ。

 

しかし、黒髪に赤目とはきらら系男子とはいえかなり見てて不思議な感覚である。

 

真澄「...お、おい。あんた等誰だよ。ていうか、何でゆのもそこに...」

 

と、真澄くんがCV:岩田◯央な声でこちらに問いかける。

 

まぁ自分の好きな人(・・・・)がこんな見知らぬ人と一緒にいたらそら不思議に思うわな。

 

と、言うわけで僕は松風の背から花を踏みつけないようにそっと降りると彼の目の前まで歩いた。

 

シグレ「え~っと、初めまして日野真澄さん。僕シグレっていいます。よろしくね。あ、それとこのデカ馬は松風で、あっちのキツネ耳の子は...」

 

シュガー「シュガーだよ!よろしくねクリエメイトのおにーちゃん!」

 

真澄「お、おにーちゃん?あと『クリエメイト』って何だ?」

 

シグレ「あ~それは歩きながら話すんで、ついて来てもらって良いっすかね」

 

真澄「はぁ...」

 

~~~~

 

真澄「聖典に異世界に女神様に...もう色々あり得なすぎで思考が追い付かねーよ...」

 

ゆの「あはは...」

 

シグレ「まぁそりゃあそうだよな...まぁ別に理解する必要は特に無いし特に危害を加えるとか、そんなつもりはないんで。ただ...」

 

ガチャン

 

シグレ「...クリエケージ(これ)に入ってもらうことになるんだよねぇ...」

 

真澄「ブチこんだ後に何言ってんだコラァ!!出せコノヤロー!!!」

 

シュガー「ダメだよー!!『クリエメイトはこの中に入ってもらえ』ってアルシーヴさまが言ってたもん!」

 

シグレ「まぁ、別にずっと入ってもらう必要もないけどさ。基本的にはその中にいてってことで」

 

ゆの「えぇ~」

 

アルシーヴ「...二人、捕らえたようだな」

 

シグレ「おっ」

 

シュガー「アルシーヴさま!!」

 

シグレ「すいません、ちょっとあっちで話してくるんで」

 

と、二人に小声で告げてアルシーヴの元に向かった。

 

~~~~

 

シュガー「アルシーヴさま~よく来てくれました!『オーダー』はばっちり成功してます!」

 

アルシーヴ「...そうか」

 

シグレ「でも、てっきり来るのはこの六人(ひだまり荘メンバー)だと思ってましたよ。まさかあと一人多いとは」

 

シュガー「え?シグレおにーちゃん『オーダー』で来てるのは八人(・・)だよ?」

 

シグレ「へっ?...(確かにあと一人かなり目立ってる男子がいたけど、まさか...)」

 

アルシーヴ「...とにかくよくやった。他に何かあったらすぐに知らせろ」

 

シグレ「了解しました」

 

シュガー「あっ!そういえば...クロモンが何体か戻ってこないんです~」

 

アルシーヴ「?何だと?ゆのたちに向かわせたものか?」

 

シュガー「違うんです~別のクリエメイトを探しに行ったと思うんですけど。アルシーヴさまはどう思いますか?」

 

アルシーヴ「...おそらくクリエメイトが関係している可能性か高い。...二人とも、警戒を怠るな」

 

「為すべき事を為せ」

 

シグレ「...」

 

シュガー「はーいアルシーヴさま!この七賢者が一人シュガーにお任せください!!」

 

シグレ「...(クロモンが戻ってきてないってことは、もうきららとランプは...あれ、あともう一匹居たような...なんだっけ?...まぁいいや。きららとクリエメイト...あと一応ランプ以外は正直どうでも良いや)」

 

~~~~

 

ランプ「へくしっ!」

 

マッチ「えっくし!!」

 

きらら「わっ!?ふ、二人ともどうしたの急に!?」

 

ランプ「い、いえ...何故かわかりませんがくしゃみが...」

 

マッチ「誰か僕たちの噂でもしてるのかな...?」

 

~~~~

 

その夜。

 

結局クリエメイトは見つからないまま、シュガー、ゆのっち、マスミス(宮ちゃんがつけた真澄くんのあだ名)は眠りについてしまった。

 

が、僕は夜の番をしなければならないこともあって目を覚ましていた。

 

...かといって特になにもないので退屈である。

 

シグレ「...ねぇ君たち、僕夜の散歩に行くから留守任せるね」

 

クロモン「くー?」

 

シグレ「んじゃ。おい松風、乗せて」

 

松風「...」

 

~~~~

 

シグレ「さーて、折角だからこの転移トンネルを使ってワープしてみますか。行くぜ、相棒」

 

松風「ブルル...」

 

松風はワープトンネルに入り中を駆け抜けていく。そして、トンネルの出口を抜けると...

 

シグレ「お、何やら綺麗な街に着きましたねぇ...ん?何か、見覚えがあるような...」

 

レンガで出来た道と建物、ランタンで照らされた幻想的な雰囲気、そして食堂には長い銀髪の女性(・・・・・・・)、鍛冶屋のわずかに開いた扉の向こうにはオレンジ髪の女性(・・・・・・・・)!?

 

シグレ「...ま、まさか...」

 

と、その疑問を確かめるためにも近くにあった雑貨屋に入る。そこには...

 

コルク「...夜分遅く来てもらって申し訳ないけど、今日はもう店じまいの時間。また明日来てほしい」

 

シグレ「...はい」

 

パタン、と、雑貨屋の扉を閉め、とある確信に行き着いた。

 

...ここ、『里』やんけ

 

~~~~

 

うおおおおおおおすげえええええ!!これ召喚の館だよ!鍵と花!間違いない!!

 

里だと分かってからヤバイと分かっててもテンションがヤベーイ!(ハザードトリガー)事になったのでもう知らん(思考放棄)

 

と、言うわけで...

 

シグレ「召喚の館にお邪魔しまーす...(小声)」

 

と、そこには。

 

前世でも見覚えのある鍵、そして散々前世で自分を苦しめてくれやがった水色の髪の少女に虹色の石ィイイイイイイイイイ!!!!!

 

クソ!だが前世は前世のことなので今恨みを晴らそうとしてはいけない(良心)

 

...!

 

ちょっとぐらい...イタズラしてもバレへんか(悪意)

 

そう思って僕は(比較的きらびやかに見える)石を四十個、両手で巨大な鍵を持ち...

 

シグレ「ほーれ『開きますよ~!』なんちゃってアハハハハハハハハハハハ!!!」

 

 

その直後、ピカァッ!と目の前に光が現れて...

 

水色の魔方陣が二つ、金色の魔方陣が一つ現れた!?

 

シグレ「...え、これ、マジ?」

 

.........

 

光が収まるとそこには...

 

まぁ案の定と言うべきか、クリエメイトが三人いた。

 

ただし三人とも僕しか知らない(新世界の)クリエメイトだけど。

 

黒髪ロングヘアーの白いミニスカドレスで白マントで黒タイツ、更にある部分がでかい女の子が一人、

 

銀髪に白い肌とは裏腹に和を感じさせる服装に身を包んだ少年、

 

こちらもまた和を感じさせる片方が無い陣羽織のような物を身につけた鬼のような角のついた額当てをした茶髪の少年が立っていた。

 

「...え?どこここ」

 

「あれ?なんで僕こんな格好に...」

 

「...おい、そこの貴方。何でこっちを見てる。誰だ」

 

まぁ、そうなるよな...

 

シグレ「えっとですね...」

 

~~~~

 

「...つまり私たちは『聖典』の世界から来た『クリエメイト』ってやつで」

 

「ここは僕たちにとっては『異世界』ってことですか?」

 

「...それを信じろと?」

 

シグレ「まぁそりゃあ信じられないよね...とりあえず、この屋敷を出てもらって申し訳ないけどもここの辺りの人に説明を...」

 

「...誰?」

 

シグレ「!?」

 

突然後ろから聞き覚えのある声(・・・・・・・・)がして思わずビクッ!!と体を震わせてしまった。ま、まさかぁ...

 

シグレ「...えっと、あの」

 

「...もしかして、シグレなの?」

 

シグレ「!?」

 

バレてる!?なんで?(困惑)

...あ、よくよく考えたらきららって『パス』である程度人の事分かるんだっけ。よくよく考えたら村でよく遊んでた時もそんな感じの事あったな...

 

しかし、こうなれば隠しても無駄なので大人しく(出来るだけ平静を装いながら)振り向く。

 

すると、そこには二年前から更に成長(深い意味はない)した僕の愛するその人がいた。可愛い。あと好き。もう色々ほったらかして結婚したい...ってそんなこと言ってる場合と違う!

 

きらら「...シグレ、何で里にいるの...?その後ろのクリエメイト達は一体...」

 

シグレ「あ、い、いや、え、えっと~...あっ!おまわりさんだ!!」

 

一同『えっ?』

 

シグレ「逃げろ!」

 

きらら「...あっ!こ、こら!!待ちなさい!!!」

 

「「「...」」」

 

クレア「うぅん...あれ?何でクリエメイトさんが...?」

 

~~~~

 

で、結局どうなったかというと。

 

とりあえず松風に乗って逃げた。ワープした。おっぶえ!(危険回避成功)

あのまま捕まったら絶対にきららに質問攻めに合うことだろうし、残念だけど今そんな余裕はない。

ただ問題は、きららが今の(・・)僕の事をどこまで知っていて、それをランプやマッチに伝えられてどうなるかだ。

 

もしきららが僕について詳しく知っていたならかなり面倒なことになるし、それでなくともきららの前に出なければならなくなるかもしれない。

 

...はぁ、帰りたい。正直戦いの方はシュガーに一任しようかな...

 

...もしかしたら、クリエメイトが更に多く来てたりして。面倒なことになりそうだなぁ...

 

~~~~

 

その頃。その屋敷から少し離れた、花畑の小さな小屋の中...

 

「...ふぅ、もうあの生き物は居なくなったよ、宮ちゃん」

 

「おぉ~!まさかこの作戦が上手くいくとは思いませんでした花房実(はなぶさ みのる)隊長!」

 

「なんだいわざわざフルネームで呼ばなくても...さて、しかしここは一体どこなんだろうね...」

 

とその少年(・・)は水色の前髪を少し手で払いながら言った。

 

...どうやら、シグレの予感は的中してしまったようである。

 

続 く




シグレ「シグレ!」

ヤナギ「ヤナギ!」

コノハ「コノハの!」

三人『新世界 聖典 チェック!!!』

シグレ「え~今回から始まります『新世界聖典チェック』!」

ヤナギ「このコーナーでは神様によって変わった聖典の内容や新たに増えているクリエメイトについて解説していくぞ!」

コノハ「という訳で第一回の聖典はこちら!『ひだまりスケッチ』!!」

シグレ「著:蒼樹うめ先生によるやまぶき高校の生徒達が送る日常を描いた物語!...だったのですが」

ヤナギ「神様によって改変された世界では新しく『フラワーデザイン科』が増えていて、そこに通う男子生徒二人にも焦点が当てられています」

コノハ「そのうちの一人がこちらの日野真澄(ひのますみ)くんです。彼は幼年期に従兄弟の花屋のお兄さんに憧れて自分も将来花を扱う仕事に就きたいと思いやまぶき高校に入ったんですね」

シグレ「後、作中で日野くんがゆのっちに好意を抱いているような節があったが、それは試験の日にさかのぼる」

シグレ「原作でもあった入学試験の日、ゆのっちはうっかり消しゴムを落としてしまう!それに気付いた日野くんがこれを拾って渡し、ゆのっちは嬉しそうに笑顔で『ありがとうございます!』と答えたんだ。いやぁ可愛らしい笑顔、これは惚れない男子はそうそう居ないな。...まぁゆのっち消しゴムまた落として結局練り消しで何とかするんですけどね」

コノハ「えぇ...」

ヤナギ「で、二人は高校で再会、お互いのそれぞれについて語り合いそこから二人の『友達』関係が始まるんですね。まぁ結局お付き合いには至れていないと」

シグレ「そういうことだ。うめ先生の他の恋愛作品と言えば『微熱空間』などがあるな。しかしそれとはまた違ったものなので面白い」

コノハ「え~残念ながら今回の『新世界聖典チェック』はここまで。今回の最後に出てきたもう一人の男子花房実(はなぶさみのる)くんについては次回で語らせていただくとしましょう。次回もお楽しみに~!!」

次回『襲来』
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