ところで恋アス×キキララ、けいおん!×show by rock!コラボはまだですか?(すっとぼけ)
本編どうぞ
...この人は何をしたの?
私の頭の中に真っ先に浮かんだのはその疑問だった。
セサミは確かに神殿の人間で敵対勢力かもしれない。でも、だからってこんな...
そう思って動けずにいた間にその人はセサミに刺さった注射器を抜き取っていた。
セサミ「うっ、あ...」
セサミはそのままうつ伏せに倒れる。小さい注射器とはいえ胸を刺されたためか、床には血が溜まっていく。
きらら「...」
動けない。何が起こっているのか、まるで理解できない。怖い。ランプやマッチ、青葉さん達が何か言っているけど耳に入ってこない。
一体、私はどうすれば...
「セサミ様っ!」
きらら「!?」
突然、後ろから声が聞こえる。確か、セサミの部下のリリー...の声だった。
リリーは一度この光景を見て固まり、そしてセサミと先程の男の人を見て...
「お前か!!」
と、張り裂けるような声で叫ぶ。それと共に風の巨大な刃を放った。
きらら「皆さん伏せてくださいッ!」
咄嗟にそう叫ぶ。皆がどうにかその刃を回避し、そしてその刃は黒いスーツの男に直撃した。
...ハズなのに。その男は握りこぶしを構えて立っていた。
リリー「...!?」
「...ふぅ、全く。この程度で賢者の副官とは...神殿のレベルも高が知れますね」
リリー「そ..そんな...」
リリーはあまりに衝撃的な出来事だったからか動けない。私たちだって衝撃的だから分かる。あんな強力な攻撃を、意図も容易く...
そう考えていると、いつの間にかその男がリリーの目の前に、赤色に光る剣を持って立っていた。
リリーは数秒たってフラフラと倒れた。
きらら「...」
「...さて、帰るとしましょうか」
きらら「待ってください」
「ん?」
ランプ「き、きららさん!?」
ランプが慌てた声で私の名前を呼ぶ。マッチやクリエメイトの皆さんも慌てる...けど。
きらら「...なんで、なんで、こんなことを...」
「...何で?面白いことを聞くものですね。この二人は神殿...つまり世界を乱している逆賊も同然の人々です。ならばこのようなことになっても文句はないでしょう?」
きらら「だからって...人の命を簡単に奪って良い理由になるわけありません!!」
思わず声が荒っぽくなる。しかし、目の前の男はふうっ、とため息をついて
「ならばどうするのです?その『コール』とやらで私を攻撃するのですか?」
きらら「...」
スターク「おーおー。好き勝手言うねぇ...」
と、スタークさんが私の前に出て来て銃を構える。けど...
きらら「...スタークさん。クリエメイトの皆さんとランプ達を守ってください」
スターク「...おい。本気でアイツと戦う気かよ」
きらら「勿論です。たとえ、あの人が人間だとしたって...私は、簡単に人の命や権利を踏みにじろうとする人を許すことなんてできません」
スターク「...」
スタークさんは了解してくれたのか、私の後ろに下がってランプ達の前に立ちはだかる。...ありがたい
きらら「...ツクヨミさん、やすなさん、なずなさん...もう少し、戦ってくれますか?」
ツクヨミ「...了解」
やすな「...う、うん...」
なずな「がんばり、ます...」
そうして、私の『コール』したクリエメイトの三人は武器を構える。そして、私の合図、それと同時に皆さんの能力を高める魔法で強化し攻撃を仕掛ける...
けど
一瞬激しい風がコテージ内に吹き荒れ、それと同時にクリエメイトの三人が吹き飛ばされ倒れ、そして消えてしまった。
きらら「...そんな」
「...どうしたのです?これで終わりですか」
...圧倒的すぎる。仮にも七賢者を倒した三人を、この人は一瞬で...こんなの、どうしたら...
と、考えていた直後。男の姿が自分の目の前に現れた。男は私に向かって魔法で作り出した紫色の刃を振り抜き...
どうにか咄嗟にバックステップで回避した。でも、何だか首から生暖かい濡れたものが流れ出ている。...血だ。
きらら「ひっ...!」
「...おや、自分の血を見るのは初めてですかね?...ですがご安心を。あと少しすればあなたはその中でゆっくりと眠れますから」
きらら「...ッ!」
生暖かい感覚とは裏腹に、その言葉に激しい寒気を覚えた。すぐさま回復魔法を使い首の傷を塞いで、血を拭いとる。
きらら「はっ はっ、はぁっ...」
全身が熱い。でも、汗はひんやりとしていてそれでいて止めどなく溢れてくる。呼吸が荒くなって止まらない。どうする?どうしたら私は皆を助けることができる?
どうすれば、どうすれば...
そう考えていていた時、何かがおかしいことに気がついた。私は考えで頭が一杯になっていて隙だらけと言えるハズなのに、目の前の男もランプ達もまるで動かず声も出していない。まるで
「力がほしいか?」
後ろから突然そんな声が聞こえた。声の主はスタークさんだった。
きらら「力...?」
スターク「そうだ。正直言ってお前このままじゃ死ぬだろ。俺だってあんな魔法バンバン使うやつに後ろのやつら守りきって戦う自信がないんだよ...だから、お前にアイツを倒せる可能性のある力をやろうかと思ってな」
きらら「...確実に倒せる、とは言わないんですね」
スターク「ああ。この力は使い方次第で破滅する可能性だってある。最悪...死ぬ可能性だってある」
きらら「...」
スターク「...どうする?」
決まってる。
きらら「力をください」
スターク「...即答だな。俺の話聞いてたか?」
きらら「聞いていました。それでもです」
だって、私が戦えるようになったのは、ランプが私を頼ってくれたから。そのお陰でクリエメイトの皆さんに会えたし、シグレにだってまた会えた。
でも、私はただ恩返ししたいだけじゃない。
私の周りには、優しい人たちが一杯居た。命の大切さを教えてくれた。
でも...あの男は、それを否定するような行動をした。
私は...そんな事を許すことはできない。
「私は、どんな人だって救えるなら救ってあげたい。ただの自己満足だって言われたって、皆に幸せで居てほしいんです。たとえ私が死んだとしても、救える手立てがあるなら...私は救います」
スターク「...分かった。お前の覚悟、しかと聞き届けたぜ」
スタークさんは魔力で剣を作ると私に向かって切っ先を構える。
スターク「今からこの剣でお前の心臓を突き刺す。そしてお前に魔力を流し込む...が。覚悟しとけよ。痛いとか苦しいなんてレベルじゃあねえぞ」
きらら「...はい」
~~~~
ランプ「...え?」
訳がわからなかった。一瞬で私達の前にいたハズのスタークさんが、きららさんの目の前に移動していた。そして...きららさんが倒れていた。
ランプ「...き、きららさん!!」
マッチ「い、一体何が...!?」
私もマッチも訳がわからなくて、とにかくきららさんの心配をして駆け寄ることしか出来なかった。
ランプ「きららさん、きららさんしっかりしてください!!」
マッチ「スターク、一体何をしたんだ!!」
「...おやおや、何が起こったかと思えば...仲間割れですか?」
スターク「...お前ら、あと五秒待て」
ランプ「?」
スターク「そうすりゃ、こいつは立ち上がるぜ...
アレ?何なの...?
スターク「5,4,3,2,1...」
「0」
と、スタークが呟き、0を数えると共に、きららさんの身体がむくりと起き上がった。
ランプ「き、きららさん!大じょ...」
マッチ「ど、どうしたんだランプ...」
きららさんの顔を見て、私たちは言葉を失った。
きららさんの顔は左目の周りが白い仮面のようなモノに覆われ、更に目は黒色になり黄色の瞳は光の消えたまるで死人のような瞳だった。
ランプ「...」
きらら「...ランプ、マッチ。クリエメイトの皆さんと下がってて」
ランプ「え?」
きらら「すぐに終わらせるから」
「ほう?大層な自信ですね。目元が変わったから何だと」
と、その男が言い終わる前にきららさんの姿が目の前から消えた。そして男の方から何かがぶつかるような音が聞こえる。
振り向くときららさんが男に向かって杖を振り下ろし、それを男が受け止めている様があった。
「ぬっ、ぐ...!?」
きらら「...」
「ぐあっ!?」
男はきららさんの杖に吹き飛ばされ、コテージの壁際まで吹き飛んだ。そしてまたいつの間にかきららさんの姿が消えて...
「!?」
きらら「どこを見てるんですか?」
「な...」
いつの間にか後ろに移動していたきららさんは男に杖で打撃を加えると前に移動し男の顎を蹴り上げ吹き飛ばす。コテージの屋根を突き抜けるほどの威力で。
ランプ「な...なんですか、あれ...」
スターク「...身体能力の底上げだ」
マッチ「?」
スターク「あの仮面には自信の思考能力や身体能力を底上げする力がある。アイツは今並みの人間以上の反応と身体能力を行使できるんだよ」
ランプ「...」
「ぐっ、う、おのれ...」
上を見ると、男が吹き飛ばされた勢いを魔法の風で殺しているのが見える。が、同時にきららさんの姿は見えなくなっていた。
「ぐっ、どこだ、どこに...」
男が恨めしそうに呟いている。...と
ガンッ
「ぐあっ!?ど、何処だ、何処から...ぐうっ!?」
何処からか攻撃され、再びきららさんの姿を探すもまたしても攻撃を仕掛けられる。私にも何が起こっているのか解らない。
スターク「...目を凝らしてよく見てみろ」
スタークさんの言うとおりジッと男の方を見つめる。すると...
空中で移動方向を変えながら高速で攻撃を仕掛けるきららさんが僅かながら見えた。
そして次第にその攻撃速度は増していき、四方八方から次々と攻撃を叩き込み続け...
ドゴンッ
「かっ、は...」
遂に男を叩き落とし、恐らく戦闘不能の状態まで追い込んでしまった。
...彼女のその姿は、まるで幼い頃に読んだ絵本の中の『死神』を思わせる姿だった。
to be continued next kirara Fantasia...
投稿デキマシタワー(棒)
短いし走り書きだけど許して
ていうか二章にどれだけ時間かけるつもりですかねぇ(自虐)
次回もよろしくお願いします
次回『男の正体』
シグレ「ドルドルー!クリエメイト図鑑!」
~~~~
ツクヨミ「ねぇきらら、私の買った本どこかで見てない?」
きらら「ツクヨミさん。本、ですか?」
ツクヨミ「うん。細マッチョのイケメン男の表紙のやつ」
きらら「どんな本なんですか...?」
ツクヨミ「なんかトレーニングかなんかのやつだと思ったらグラビアだったのよ。あとで売ろうと思ってどこかにおいたんだけど...」
きらら「そんな不用心な...」
クレア「ふぅ、ちょっと休憩...あれ、なんだろうこの本...!?///////」
クレア「いやああああああああああああ!!!//////」パリィーン
きらら「く、クレア!?」
ツクヨミ「あーっ!あたしが探してたやつ!!」