きららファンタジア 三つ子三銃士の冒険物語   作:山崎五郎

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どうも、第二部の妄想してたら勝手に第三部の妄想をしちゃったクソ投稿者です。

そんな先の事ばっか考えるからグダるんだよなぁお前よぉなぁ!(自分にキレる)

他の投稿者様と違って少しでも早く投稿するしか能がないので頑張りたいと思ってますのでよろしくお願いします。



















ときめくぜ

──────?????


追憶

「うあっ、あう~」

 

「ふふっ…本当に全然泣かないのねぇ…さ、ご飯の時間ですよ~」

 

ここは、シグレやきららの居る現在よりも、遥か昔の時代の、とある屋敷。

 

そこに一人の赤ん坊が慣れないながらもゆっくりと歩いている。

 

彼の名前はシャンドル。彼はこの屋敷の主人の息子でありそれなりに裕福な暮らしをしていた子供だった。

 

彼は三人いる兄弟の末っ子であり、家族から愛されていた。

 

…本日、あれ(・・)が起こるまでは。

 

 

 

シャンドル「うあ~…」ペチペチ

 

「あらあら、シャンドル様ってば、柱なんて叩いたら怪我しちゃいますよ~?」

 

シャンドル「あぅ~」

 

「あっ!い、いけません」

 

 

 

 

ドゴオンッ!!

 

シャンドル「うあ~?」

 

「……………え?」

 

シャンドル「きゃっきゃっ♪」

 

「……………ひっ!?ひいいいいいっ!?だ、だだだだだ旦那様ああああああああああああああああ!!

 

シャンドル一歳半、ロビーの柱を叩き壊した。

 

 

~~~~

 

 

「だ、旦那様…し、シャンドル様が」

 

「し、信じられん…あの子はまだ…4か5だぞ…!?」

 

シャンドル四歳から五歳にかけ、世界中の言語を学び、周りからは『知らぬものはない』とまで称されるほどとなる。

 

更に…

 

 

 

 

「ぐあっ!?…まさか、こんな子供に…」

 

「な、何と…」

 

「嘘だろ…!?騎士団長様にあんな子供が勝っちまったぞ!!」

 

「すげぇ!!あの子は神童だ!!」

 

「いや、もしかしたら神の使いの生まれ変わりかも知れないぞ!!」

 

「シャンドルすげーっ!!」

 

彼は武術においても既に大人を圧倒。もはや彼に敵うものは居なかった。…が、その誇らしい功績とは裏腹に

 

シャンドル「…はぁ」

 

「!あっ…シャンドル!どこ行くんだよ!?」

 

「ああ、済まない…きっと疲れているんだよ。休ませてあげてくれないか」

 

シャンドル「…ほんっと、つまらねぇ」

 

彼の心は晴れなかった。それどころか、ずっと暗雲が立ち込めたような気分だった。

 

 

 

 

~~~~

 

そして、その功績は留まることを知らなかった。

 

シャンドル「ハッ!!」

 

『ヒヒィーーーーーーーーーンッ』

 

「うおお…すげぇ!あんな綺麗な馬を美しく…」

 

「シャンドル様は乗馬でも敵無しだな!!」

 

シャンドル「…」

 

 

 

 

 

 

シャンドル「…出来た」

 

「何だあの武器は?…羽、ペン?」

 

 

シャンドル「…フンッ!」

 

ドゴオンッ!!

 

ギィンッ!

 

「うおおおおおおおおお!羽ペンから魔力を放った!!」

 

「おまけに大岩まで切り裂いちまった!!すげぇ!!」

 

シャンドル「……………つまらねぇ」

 

だが、自分の愛馬を駈りどれだけ走ろうと、どれだけ己にあった素晴らしい武器を作り上げようと。

 

 

…彼の心は暗雲に包まれていた。

 

 

退屈(・・)』という暗雲に。

 

 

~~~~

 

「ひっ、ひぃっ…!?な、何なんだよおめぇはぁ!?」

 

シャンドル十四歳。エトワリアを度々騒がせていた大盗賊団を一人で壊滅させるほどの力が己にあることを知った。

 

シャンドル「つまらねぇ…お前ら、本当に国を揺るがす盗賊の集まりかよ?…ガッカリさせてくれんな」

 

「ひいっ…!?ち、近づくんじゃねぇ!!」

 

シャンドル「…」

 

 

 

 

 

ザシュ

 

「あり?…俺の身体、ずれ、て…?」

 

ボトッ

 

シャンドル「…」

 

 

 

 

 

 

つまらねぇ。

 

 

彼は物心ついたときから、そんな感情が常にどこかにあった。

 

確かに、彼には才能があった。

 

だが…それ故に、彼の前にある壁は、簡単に崩れていった。…いや、彼に対しては、壁など初めから存在しなかった、といった方が正しいのかもしれない。

 

そのせいで、彼は乗り越えられなかった苦難を、努力の末に打ち破るという、常人ならば恐らく誰しも体験するであろう悔しさと喜びを、彼は感じることなく生き続けてきたのである。

 

シャンドル「…つまらねぇ。虚しいぜ…

 

神様よぉ…どこかに、こんな退屈な俺を、『ときめかせる』様な…そんな凄い奴がよぉ…どこかにいるハズだろ?早いとこ、会わせてくんねぇかなぁ…」

 

~~~~

 

そして、それから更に数年。

 

「スゥー…それでは!この度シャンドル殿を盗賊団壊滅及びそれらに関する民間人の救助…その他多くの功績を称え!!王家直属騎士団への入団を許可する!」

 

彼は、エトワリアを実質的に支配していた王家の騎士団に入団するという、常人ならばこれほど誇らしいことは無いと言える栄誉を受けた。が、

 

シャンドル「…」

 

やはり、彼の心は晴れなかった。

 

そして…これから数ヶ月後、彼の運命の転機が訪れた。

 

 

 

 

 

シャンドル「…闇の賢者?」

 

「ああ。『己を高める力があるならばどんなものでもかかってこい』等と武人気取りで決闘をあちこちで行っているとか。いい加減放置していては王家の権威に関わる…という事で、彼の者を仕留めよとの仰せだ」

 

シャンドル「…なら、騎士団の中でもっと優秀な方々に行かせれば良いのでは?何故、私のような新人に?」

 

「…お前の武勇は、我々騎士団にもよく届いていてね。せっかくだから、そのお力を是非見せてもらおうかと」

 

シャンドル(…なるほど、体の良い新人いびりってか。…乗ってやるか)「承知いたしました。ごゆっくり、果報をお待ち下さい…」

 

 

 

~~~~

 

シャンドル「…オイ、お前」

 

「…」

 

シャンドルは、『闇の賢者を見た』という情報から賢者の場所を特定した。が、そこにいたのは…

 

シャンドル(…女?まさか、こいつが闇の賢者?)「…はっ、闇の賢者なんて大層な呼ばれ方してる力自慢なんて聞いたもんだから、てっきり厳つい大男でも居るのかと思ってたぜ」

 

闇の賢者「…言いたいことはそれだけか?」

 

シャンドル「…何?」

 

闇の賢者「ここに来たってことは…お前も私を捕らえに来たってクチだろ?だったら…さっさと来いや」

 

シャンドル「…はっ」

 

 

シュンッ

 

シャンドルは、またも心でどこか諦めをつけていた。またどうせ、名前だけの力自慢が、自分の手で簡単に壊れるのだと。また、自分の心に退屈が残るのだろうと、そう思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

が、そうはならなかった。

 

 

 

 

 

シャンドル「何…!?止められた…!?」

 

闇の賢者「…ほぉ。お前、中々良いじゃねぇか…!」

 

ガンッ!

 

シャンドル(…弾かれた?俺の攻撃が…)

 

闇の賢者「オラァッ!!!」

 

シャンドル「ッ!?」

 

ギィンッ!

 

シャンドル「ぐっ…!?」(押されている!?俺が、こんな…!?)

 

闇の賢者「ドラァッ!!!」

 

シャンドル「がっ、あ…!!」

 

シャンドルは、生まれて初めて、自分よりも力の強いものと出会った。そして…初めて、力負けし、吹き飛ばされた。

 

シャンドル「…」

 

闇の賢者「…よぉ、どうした?まさかとは思うが、一撃押し負けただけで心が折れちまったのか」

 

シャンドル「…ッ!!!アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」

 

シャンドルは、現実を受け止めきれず咆哮をあげて再び闇の賢者に斬りかかる。が、何度向かっていこうと、何度力でねじ伏せにかかろうと、地べたに倒され、這いつくばったのは自分の方だった。しかし…

 

 

シャンドル(…不思議だ。俺は、俺は今まで、誰かに負けることなんて1度も無かった。そんな俺が…初めて、誰かに、負けて這いつくばってる…なのに。)

「…へへっ…」

 

闇の賢者「…ああ?何だお前、何笑ってやがる?」

 

シャンドル「そうかぁ…これが、誰かに負けた悔しさか…!これが!!目の前の壁を乗り越えたいと思う…自分の出会ったことのない物に喜ぶ…『ときめき』ってやつかぁ!!!

 

闇の賢者「…はっ、お前、冷めた奴かと思ったが、中々お前、中々面白いじゃねえか…来な!!」

 

シャンドル「ッ!!!うオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

~~~~

 

結論から言おう。

 

シャンドルは…敗北した。

 

だが、彼の心は晴れやかだった。

 

生まれて初めて味わった『悔しさ』と『ときめき』が、ある意味、彼の心を救った。そして…

 

闇の賢者「…あばよ」

 

シャンドル「待てよ…」

 

闇の賢者「…何だ?」

 

シャンドル「…アンタ…強え…俺は、生まれて初めて、誰かに負けた。それなのに…何だろうな。悔しいのに、嬉しくてたまらねぇ…ときめくぜ…」

 

闇の賢者「…おかしな奴」

 

シャンドル「好きに言えよ…だがな。俺は、1つ決めたぜ」

 

闇の賢者「?」

 

シャンドル「俺は…アンタに着いていくぜ」

 

闇の賢者「あ?」

 

シャンドル「アンタは…強い。俺よりも、そして俺が知る誰よりも。俺は…そんなアンタを乗り越えたい。退屈だった人生に、アンタがときめきをくれたんだ…だからこそ。俺はそのアンタを越え、最高のときめきを味わってやる。その為に…アンタに付きまとってやるよ」

 

闇の賢者「…勝手にしろよ」

 

~~~~

 

それから更に数年後。

 

『個』の力をひたすらに高めようとする闇の賢者の周りには、いつの間にやら同じような志を持つ者達を率いる頭領になっていた。

 

そして…

 

闇の賢者「よう。相変わらず『『絆』が世を統べる』なんて綺麗事を抜かしてんのか?お前」

 

光の賢者「貴様こそ。『力あるものが世を統べる』などと古くさい理論を語り合っているのか?」

 

闇の賢者「…」

 

光の賢者「…」

 

闇の賢者「ブッ殺す!!」

 

光の賢者「召喚魔法!!」

 

ドゴオンッ!!

 

 

シャンドル「…何だありゃ」

 

「おや、そなたはあの二人の争いを見るのは始めてですかな?」

 

シャンドル「ああ…アンタは?」

 

「私は光の賢者…『ルクス』殿の副官をさせていただいている者。そなたは闇の賢者…『テネブ』様の部下、といったところでしょうか?」

 

シャンドル「部下…ってのは少し違うな。…それはそうと、毎度毎度二人の賢者様は何でああ争い続けてるんだ?」

 

「二人は…大きな声では言えませんが、王家を廃し、新しい世界の形を作り上げようと革命を起こそうとしているのです」

 

シャンドル「革命?王家に問題があるのか?」

 

「ええ…今の王家は、民に高い税を科し、不当に民を支配するような…こう言ってはなんですが、あまりよろしいとは…言えないでしょう。そこでお互いに革命を起こそうとしているのですが…」

 

シャンドル「意見が食い違って争い続けてるってか。はた迷惑だぜ…」

 

~~~~

 

…そして、それから度々。ルクスとテネブ(二人の賢者)は争いを続けてた。が、ある時

 

「おい聞いたか!?光の賢者様と闇の賢者様が…!!」

 

「ああ…結婚(・・)したんだろ?驚きだよな…」

 

 

 

 

 

 

 

 

シャンドル「…だってよ。どういう風の吹き回しだ?」

 

テネブ「…お前に話す必要ねぇよ。お前こそ最近良い感じの女がいるんだろ?」

 

シャンドル「…アンタに話す必要ねぇよ」

 

テネブ「おいテメー」

 

~~~~

 

そしてまたまたそれから数年後。

 

二人の賢者の元に集った人々が、後に『言の葉の樹』と呼ばれるようになる巨木に新たなる施設を作り上げた。

 

その施設は後に『神殿』と呼ばれるようになる、光の賢者ルクスの様々な世界を見通す同士達が記した書物を製作、管理する場所だった。

 

彼らはその最中、王家を廃し新しい体制を作り上げた。

 

…もちろん、問題がなかったわけではない。『このままでいけば世界は滅ぶ』という先を心配するものや、『いずれこの体制も間違いとなる時が来る』という意見もあった。

 

だが、彼らはそれらに真摯に向き合い、それらを納めていった。

 

彼らは順風満帆だった。全てが上手く行き、幸せだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの日が来るまでは…

 

 

 

 

 

~~~~

 

シャンドル「んじゃ、行ってくるぜ」

 

「行ってらっしゃい、あなた」

 

「きゃあ~♪」

 

シャンドルはこの日、言の葉の樹の街で執り行われる二人の賢者の子息達の一歳の生誕と神殿の設立五年を記念した式典が執り行われる事となっていた。

 

神殿の関係者も多く集い、神殿の今までとこれからを盛大に祝うこととなっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャンドル「…すげえな。大にぎわいって、こう言うことを言うのか?」

 

「そうかもしれないな。おお見ろ、賢者様たちだ」

 

シャンドル「赤ん坊()も元気そうじゃねぇか。うちのガキと遊ばせてやりてぇぜ…」

 

「ふっ、お前もすっかり親バカだな」

 

シャンドル「ハッ、うるせぇよ」

 

「凄い…賢者様達…」

 

「ええ…そうですね…」

 

シャンドル「…?アレも親子連れか?」

 

 

 

「ん?おい、何だあれ」

 

「空が突然光って…」

 

「あれは…魔方陣!?」

 

「矢だ!光の矢が降って…ぎゃっ!?」

 

シャンドル「…!?」

 

「な、何だ!?」

 

うわあああああああ!!逃げろ!!

 

うがっ!?な、何だ、見えない壁が…ぐあっ!?

 

シャンドル「おいおい…不味いんじゃないのかよ」

 

「ああ、ひとまず賢者様達を…ッ!!!賢者様!!」

 

賢者達の頭上には、既に光の矢が何本も落ちてきていた。このままなにもしなければ、確実に最悪の事態になる。

 

 

 

 

 

考えてる暇なんて、無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テネブ「…お前、何やってんだよ…」

 

と、光の矢から子供達を庇った俺に血まみれの(・・・・・)ソイツが話しかける。

よく見れば、既に賢者二人は光の矢に射たれていた。

そして…

 

「…考えることは、同じか」

 

シャンドル「…うるせぇんだよ…」

 

頭の中に霧がかかったように、思考が虚ろになっていく。

消えそうになる意識の中で、不意に羽ペンで魔法を描く。

 

ルクス「シャンドル…その子達を」

 

シャンドル「分かってる…」

 

魔方陣を描き終わると同時に、子供達の姿が消えた。

時間をも転移する転移魔法(・・・・・・・・・・・・)が発動した。これでこの事件を起こした奴も、流石にどうしようもないだろう。

 

ルクス「子供達よ…どうか、どうか…生き延びてくれ…」

 

テネブ「親の事なんか知らなくて良いから…生きてさえくれれば、それで…」

 

…死の間際に子供の心配か。思えば俺も…死ぬんだな…子供(アイツ)の事、ちゃんと見守ってやれないんだな…ごめんな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ランプ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「チッ…!忌々しい賢者連中供が、最後の最後まで悪あがきを…!…ならこうだ。お前達の力によって、お前達の子孫は…滅びるのだ…よし、後は…ッ!?」

 

 

 

~~~~

 

 

「うええええええん…!!」

 

「まあ…どうしちゃったのかしら、この子、めったに泣いたりしないのに…よーしよし、大丈夫よ。お父さん、もうすぐ帰ってくるからね…ランプ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、時は現代。

 

ランプ「…何、これ…あなたは…」

 

シャンドル『グゥ…!』

 

ランプと神様…改めシャンドルは、彼の過去の記憶を思い起こしていた。

 

ランプ「賢者…?ランプ、って、あの子、私に…じゃあ、あなたはもしかして」

 

シャンドル「…だったら、何だってんだ?」

 

ランプ「え?」

 

シャンドル「お前も見ただろ…?俺の最後の、情けない様を…ハハハハハハハハ!傑作だな!!あんなに自分のためだのなんだの威張り散らしといて、結局は俺も他の甘ちゃん供と同じだったってか!!ハッハハハハハハハ!!!」

 

ランプ「…」

 

シャンドル「…何だ?お前も笑えよ。可笑しくてたまらねぇよ。こんな、馬鹿なことがあるかよ…ハッハハハハハハハハハハハ!!!」

 

ランプ「…笑ったりなんて、出来ませんよ」

 

シャンドル「…何?」

 

ランプ「あなたは、確かに自分が生き返るために、多くの人を手に掛けました…でもそれは、優しい自分を忘れていたからじゃないですか。

…本当は、家族と幸せに暮らせていたかもしれないのに、ただの人として、生きるハズだったのが、勝手に封印されて、神様に祭り上げられて…」

 

シャンドル「ざ、けんな…

 

 

 

 

 

お前なんぞが、俺を哀れもうってのか…!ッ…」

 

 

ランプ「…可哀想…」

 

シャンドル「…ラン…プ…」

 

 

 

 

シャンドル「…疲れた。返してやるよ。お前の身体」

 

ランプ「え…」

 

シャンドル「聞こえなかったのか?返してやるって言ったんだ」

 

ランプ「…消えないでくださいね」

 

シャンドル「は?」

 

ランプ「…後で、あなたの話を、もっとたくさん聞きますから。だから…居なくならないでくださいね

 

 

 

 

 

 

ご先祖様

 

 

シャンドル「…めんどくせぇ…」

 

 

 

~~~~

 

きらら「…ンプ、ランプ!」

 

ランプ「…きらら、さん、シグレ…マッチ…私」

 

マッチ「ランプ…ああ、本当に良かったよ…突然気絶したんだから、本当に驚いたよ」

 

ランプ「…そっか、私、これを持ったから…」

 

…今思うと、魂の条件を女性にしたのは…もしこれを見つけられた時に、家族を見守れるようにするためだったのかな…でも、封印したのは…

 

シグレ「…細かく考えるのは後にしよう。とりあえず、皆に話して帰るとしようよ」

 

きらら「あ、うん…」

 

ランプ「あ、あの~それが…」

 

シグレ・きらら「「??」」

 

ランプ「き、筋肉痛で体が…痛てててて…」

 

マッチ「ああ…無理に身体を動かしたりしたから…」

 

シグレ「…しょーがない。きらら、外に行って皆に話してこよう」

 

きらら「うん」

 

 

~~~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして僕ときららは、ランプとマッチを祠の中で休ませて1度外に出た。

 

が、そこにセサミ達の姿はなく…

 

 

代わりに、白…を基調とした、赤黒い…まるで血のような模様(・・・・・・・)の着いた女性がうずくまっていた。

 

…いや、模様?

 

…違う。この鉄っぽい独特な臭い、そして、セサミが降らせた雨で出来た水溜まりが赤く染まっている…本物の、血だ。

 

 

…まさか、この人がやったのか?どうして?何のために?

 

 

 

 

 

 

バリッ…ゴチュ、グチャ…

 

 

…?この音、何だ?

 

 

すると、僕らに気づいたその人が、こちらに向かって振り向いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あら?生きていたんですね。てっきり殺されちゃったかと思ってたんですけど…♥️」

 

シグレ「…!?」

 

その女性は、口周りが真っ赤(・・・・・・・)だった。そして…その手に持っていたものは…

 

 

 

 

 

恐らく、人間の腕だったもの。

 

 

その瞬間、僕は最悪の展開を思い付いた。そして…その予感は、残念ながら的中した。

 

 

「は…ご馳走さまでした♥️」

 

シグレ「…」

 

きらら「…?あなた、一体、何を…してるんですか?」

 

「ん~証拠隠滅…でしょうか♥️まあ、村人さん達は飢えていたにしては中々筋肉質で美味しかった(・・・・・・)ですけど…♥️」

 

きらら「…???」

 

シグレ「きらら、考えなくて良い。理解しようと思っちゃだめだ」

 

「…あ、折角だから私も1つ挨拶しなきゃ、ですね♥️」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジョーカー「私は殺し屋組織悪魔の尻尾(イーヴィルテイル)が一人、ジョーカーです♥️

雇い主様の命により、あなたたち二人を絶望に叩き落とすよう仰せつかっています♥️

 

…どうぞ、よろしく♥️」




シャンドル

実質今回の主人公で、武器の羽ペンに封印され勝手に神様に祭り上げられ利用されていたランプのご先祖様。
自分のやったことは過去を思い出したショックと重なって反省はしているみたいなので、ちゃんとその描写もしたいなって思ってはいる(白眼)

CVは田中幸太朗氏。


ルクス

光の賢者(男)。『絆の力』を司る賢者で、特殊な『召喚魔法』を操る。
名前の由来はラテン語の『光』。

CVは櫻井孝宏氏。


テネブ

闇の賢者(女)。『個の力』を司る賢者。自らを高める強化魔法を使いこなす。
名前の由来はラテン語で『闇』から聞き取りやすい部分を抜粋した。

CVは楠木ともり氏。


光の賢者の副官

結局名前も描写も出せませんでした…(無能作者)
ただ彼に関して少し情報を出すならば、彼は剣、槍、弓矢に変形する特殊な武器を使っていた。

CVは池田秀一氏。










ジョーカー「うふっ…はあっ、あはっ♥️あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははっ…♥️」


次回『狂』

ジョーカー「あっははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははっ…♥️」
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