きららファンタジア 三つ子三銃士の冒険物語   作:山崎五郎

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新エネルギー『クリエ』が人々の命を支え、文明を更に発展させている新時代(エトワリアの歴史基準)、それを狙う悪しき魔物や人間が現れ始めた。

ゴー○スターズとは、その新時代の人々の平和を守るために戦う、若者達のことであr
ザシュッ!ズバッ!

シグレ「ふざけんな!(棒)」


本当に申し訳ない








作戦を遂行するには情報を知ることが必須です。

いかに力があれど、いかに高度な頭脳を持っていようと、それらを正しく使える作戦が組めなくては意味がありません。

私が幼くして七賢者になれたのも、そういうことなのです。

─────ソルト


第四章 Aのはざまにて~獣人と科学者の因縁編~
バス○ーズ・レディーゴー!


ソルト「…なるほど、おかしな獣が出現している…ですか」

 

「ええ。ですから、お供のクロモン達も出来るだけ多く、それも強いものたちを連れていった方がよいと思いますよ?」

 

ソルト「…情報とご忠告どうも。それでは代金です」

 

そう言うとソルトは持っていた金の入った麻袋をその眼鏡の男に渡した。

 

「ふむ…ふむ。まあ、これならちょうどいいでしょう。ありがとうございました」

 

ヤナギ「…おーい、ソルト何やってるんだ?」

 

ソルト「ん?…ああ、ヤナギさんですか。今、これから向かう渓谷の地形、近頃の状況等をこちらの情報屋の方に聞いていたところです」

 

ヤナギ「…情報屋?」

 

「ええ。お客様が必要な情報を売り、そしてそれに見合った報酬金を頂く。それが私です」

 

ヤナギ「…ふーん。だが、わざわざ情報屋にまで聞くことなのか?渓谷の地図なら、この間アルシーヴ様に渡されただろ?」

 

ソルト「…確かに頂きはしました。しかし、それは今からどのぐらい前に書かれた物かも分かりません。もしかすると、災害により変化したところや、人々の問題により危ないところもあるかもしれませんから。

…まあ、アルシーヴ様ともあろうお方がそんな場所で『オーダー』を行うわけもありませんがね」

 

ヤナギ「…」

 

と、わざわざ情報屋には聞こえないように俺にそう言う。…ソルトは随分とアルシーヴを信頼してるみたいだな。

 

「…では、私はこれで失礼いたします。くれぐれもお気をつけて…」

 

ソルト「ええ。ありがとうございました…ではヤナギさん、そろそろ…」

 

「おーい!ちょっと待って!!」

 

「「ん?」」

 

突然向こうから大きな声が聞こえ、そこを見ると誰かが走ってきているのが見えた。それは…

 

ヤナギ「…兄、さん?」

 

ソルト「…どうしたのです?今回の任務にはシグレの同行はなかったハズ…というか、ついこの間までボロボロだったのに」

 

シグレ「それぐらい治した!…あと、同行についてはアルシーヴ様にちゃんと許可ももらった!という訳で行くぞホラ」

 

ヤナギ「ちょっと待て!…ソルト、ちょっと待ってろ」

 

ソルト「…はい」

 

シグレ「え?何々?」

 

 

~~~~

 

ヤナギ「兄さんどういうことだ!今回の任務には俺が出ることになったって聞いてただろ!」

 

シグレ「え?うん聞いてたよ。聞いてたけど来ちゃった」

 

ヤナギ「は?(威圧)」

 

シグレ「…ヤナギよ。僕がこの間ボロボロにされたのお前も覚えてるだろ?」

 

ヤナギ「…まあ、そりゃあ覚えてるけど」

 

シグレ「敵も…より一層手強くなるって…そんな気がするんだよ。クリエメイトや、他の賢者の命だって危ういかもしれない…だったら、一人でも多く任務に向かった方が良くない?」

 

ヤナギ「……………」

 

シグレ「な!そう言うわけだからさ~頼むよ~きらら見つけても暴走したりしないから」

 

ヤナギ「ん?その言葉忘れるなよ?(食い気味)」

 

ソルト「…二人とも、お話は済みましたか?」

 

ヤナギ「…ああ。悪い悪い」

 

ソルト「ではそろそろ向かいましょう。……ああそれと一つ」

 

シグレ「ん?」

 

ソルトが二人を引き留めると、突然魔法の光に包まれる。そして、光が収まると…

 

シグレ「ファッ!?僕やんけ!」

 

ソルト「変身魔法ですよ。今回の作戦にはこの魔法が必要となりますから…もしクリエメイトを捕らえた場合、この魔法による変装のチェックをお願いしますので」

 

シグレ「声まで変わるのか、たまげたなぁ…」

 

ヤナギ「勝手にたまげてろ。…ほら行くぞ!」

 

シグレ「ん、そうだな。とゆーわけで来い!松風!」

 

松風『ブルルルル…』

 

ソルト「…毎度毎度その馬に乗る必要はあるのですか?」

 

シグレ「だってこれで行ったら転移魔法の魔力消費半分近く減るし…」

 

 

~~~~

 

そして、一同は『オーダー』が行われた渓谷に到着。

 

するや否や、ソルトはクロモン達にクリエメイトの捜索を依頼、及びクリエケージを展開した。

 

シグレ「ひゃ~仕事の早いこと。こう言うとアレだけど同じ双子でもシュガーとは大違いだねぇ」

 

ヤナギ「おい兄さん…」

 

ソルト「…ソルトはシュガーと違って甘くは無いのです。アルシーヴ様から『命令』された以上、この仕事に手を抜くつもりも勝手な真似をするつもりもありません」

 

ヤナギ「…」

 

クロモン①「くー!(クリエメイトを発見しました!)」

 

クロモン②「くー!(それも二人(・・)です!)」

 

ヤナギ「…ん?二人?」ヒソヒソ

 

シグレ「たしか原作だとるんちゃん一人だけだったよな…まさか」ヒソヒソ

 

 

 

~~~~

 

 

 

ソルト「…そう言うわけですから、この世界はあなた達のいた世界とは別物です。たとえ逃げたとしても、あなた達に帰る場所はありません」

 

 

目の前のクリエケージに入った少女と、黒髪の…大人の男性のクリエメイトにそう、はっきりと告げた。

 

現実を直視させるにはこれが一番よい手です。

 

…が。

 

 

「…あのねえお嬢さん、嘘ならもう少しマシな嘘をつきなさい。別の世界?帰る場所はない?

…そんな夢みたいな話そうそうあるわけないでしょう」

 

…大人の男性の方はもうかれこれ十数分はこの反応です。何度告げても『これは夢だ』『こんなことがあるわけ無い』『ドッキリか何か』と言い続け頑なに認めようとはしません。

はっきり言って面倒くさいです。

 

…そして、一方の少女の方はというと。

 

「そっかぁ…じゃあ、お仕事探さないとね~」

 

「…えっ。何故そうなるのですか」

 

「だって働いてお金稼がないとご飯食べられなくなっちゃうもん。『働かざる者食うべからず』、だよ!」

 

「ハァ…あのねえ百木さん、だからこれは夢か何かですよ。働くなんて…」

 

「え~でもそれなら私と氷川さんが同じ夢を見てることになりますよ?

それってなんだか変じゃないですか?」

 

「…だから、百木さんはいつも一言多いんですよ!」

 

「…」

 

…また始まりました。

気がつけば少女『百木るん』と『氷川(ひかわ)真琴(まこと)』の喧嘩で話が途切れます。

最も怒りは氷川の一方通行の様ですが。

 

シグレ「あ~まーまー落ち着きなさいってお二方。ほら、暑いときには冷たいものってことで…」

 

るん「おお~冷奴(ひややっこ)だあ!」

 

氷川「…」

 

ヤナギ「…まあ、ほら。夢だとしても、飯くらいは食えるだろ…どうぞ」

 

氷川「ハァ…もうこの際夢でもドッキリでも現実でもどうでも良くなってきましたね…」

 

…結果的に懐柔には成功したようです。

 

るん「ほら、氷川さんも食べましょうよ~冷奴。…あ、私取り分けようかな」

 

氷川「よしてください百木さん。豆腐くらい自分で取れます」

 

と、氷川が箸を掴んで豆腐を取り…

 

ボロッ ボシャッ

 

氷川「アッ」

 

ソルト「え?」

 

るん「あっ、駄目ですよ氷川さんそんなに無駄な力込めちゃあ…

 

シグレ・ヤナギ「…あ」

 

氷川「無駄な…力…

 

ソルト「??」

 

るん「ほら~私が取り分けますから…

 

氷川「よしてください!君は、黙って見てれば良いんだ…

 

プルプルプルプル…ソッ

 

氷川「…どうです!まさに完璧な力加減だ!

 

るん「うーん…まだ甘いですね~氷川さん

 

氷川「?甘い?何がですか

 

るん「これって、掴みやすい木綿豆腐ですよね?今の箸使いじゃあつるつるの絹ごし豆腐は取れませんよ~

 

氷川「だ、だったら絹ごしを用意してください!

 

ソルト「いや、ありませんが…」

 

シグレ「あ、一応絹ごしも用意してますけど」

 

あるんですか(呆れ)

 

 

~~~~

 

プルプルプルプル…ボシャッ

 

ボドッ ポチャン

 

氷川「…」

 

ソルト「…まあ、なんと言いますか、随分と…不器用なお方なのですね」

 

氷川「…ちょ、ちょっと待ってください!まさか、あなたはたかだか豆腐がとれない程度で私が彼女(るん)よりも劣っているとでも!?…大体なんですか豆腐なんて!こんなもの麻婆豆腐の様にスプーンで掬って食べれば良いだけの話だ!

 

るん「氷川さんが最初に自分で取るって言ったんじゃないですか(ナチュラル畜生)」

 

ソルト「…何なんですか一体…」

 

シグレ「…まあ、結果的にここから逃げる気は無くなったみたいだし…結果オーライってことで、ね?」

 

ヤナギ「…こんなんで大丈夫なのかこの先…」

 

 

 

豆腐くん(…オデノガラダハボドボドダ!(訴え))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フォンッ…

 

クラウス「…さて、到着しましたね…」

 

シグレ「…ああ。では、頼んだぞ。…ミック、お前も久々に出番だ」

 

ミック「くー!」

 

クラウス「…」

 

ミックはインジェクターを使用し魔物へと変化。そしてそれを確認したクラウスがパチン、と指を鳴らすと…何十体という獣人が現れた。

 

…一つ、言えることがあるとすれば、その獣人達は例外なく虚ろな目をしており、生気が感じられない。

 

クラウス「…さて、仕事の時間です。目標はクリエメイトを捕縛、及び…三銃士シグレ、ヤナギ、召喚士きららの一行の始末…ああそれと」

 

 

 

 

 

「七賢者ソルトは…始末した上で、私のもとに連れてきてくださいね」

 

獣人達はコクリ、と頷いたかと思うとバラバラに散って走り去った。

 

…またしても、新たな戦いが始まろうとしていた。




ソルト「…さて、クリエメイトの捕縛には成功しましたね。あとは一人に変装して…?」

ヤナギ「ん?どうしたソルト」

ソルト「…いえ。お気になさらず。…どうせ、気のせいに決まってますよ」

次回『望まぬ再会』

クラウス「次回を…お楽しみに♪」

















アルシーヴ「…?」

セサミ「如何致しましたか、アルシーヴ様」

アルシーヴ「…イヤ、何でもない」

…妙だ。確かに私は『オーダー』を使い、クリエメイトを召喚したハズ…なのに、何故

私の身体からその分のクリエが減っていない(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)












アルバトラン「…成る程、流石、禁呪に指定されるだけはありますね…数分は、上手く魔法が使えませんか」

アルバトラン「…さて、クラウス…彼は果たして、どうなるやら…ククク」
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