きららファンタジア 三つ子三銃士の冒険物語   作:山崎五郎

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黒一点の八賢者ことローリエを無限のロウリュ(アンリミテッド・サウナ・ワークス)にて見事撃退してみせた三銃士。

上司であるアルシーヴやソラからも了承を得、遂にサウナを建築しようとするも、『立地』という最大の問題を忘れていたことに気づく。

しかしそこでローリエから『エトワリア初のスーパー銭湯建設』を持ちかけられる。

はてさてこの先、一体どうなりますことやら。

三銃士サウナ建設計画 in エトワリア改め、三銃士&黒一点の八賢者 〜最高のサウナ施設を求めて〜 第一話

はじまりはじまり〜


三銃士&黒一点の八賢者 〜最高のサウナ施設を求めて〜 第一話

 

 

 

……………

 

 

 

 

 

シグレ「やっぱ初代Fateルートで一番なのはセイバールート!結局全の手の攻略系ゲームは全部メインヒロインに帰るってそれ一番言われてるから」

 

ヤナギ「あっ、おい待てい。Fateは士郎の物語でもあるんだからやっぱり凛ルートだろ。アーチャーの覚悟とそれを知った上での士郎の行く末、お前らも見習わんといかんとちゃうんか?」

 

コノハ(一番可愛いのは桜ちゃんだし境遇知ってからだと桜ルート以外プレイする気になれないです…)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(((イリヤちゃんルートはどこ…?)))

 

ローリエ「…あいつらなんで急にFateの話なんかしてるんだ?」

 

きらら「ふぇい…と?」

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜

 

 

シグレ「ハイ到着!ここが建設予定地ね!」

 

ヤナギ「敷地の確保はローリエさんとコノハがやってくれたんだったか。長めも風通しもヨシ…中々良いじゃないか!」

 

コノハ「そう!そして何よりここにはアレ(・・)があるからね…」

 

「「アレ?」」

 

ローリエ「…そう言えばコノハ、やけにあの場所に拘ってたよな。何でだ?」

 

 

 

 

 

 

コノハ「しゃあっ 水風呂!」

 

シグレ「おお、これは…何とも大きな河流!」

 

ヤナギ「ふむ…一見茶色く濁っているように見えるがどうやら微生物や藻が混ざった地下水みたいだな」

 

コノハ「前世にもこういう風呂はあったからね。上手いことこの河流を利用して水風呂に使えないかなぁって」

 

ヤナギ「ふむ…水温は17…いや、16.4℃ってところか。中々いい温度だな」

 

シグレ「とはいえ風呂に使うとなると一度機械を通る必要があるし…性質が変化する可能性もあるから運び方も考えないとな」

 

コノハ「pH(ペーハー)値は7.3…いや7.5かな」

 

シグレ「水の硬度は41…軟水だな!ヨシ!」

 

ヤナギ「これは下手に取り除くだけじゃなく、あえてそのまま使って健康水風呂として分けるのもアリだな…」

 

コノハ「こんだけ大きな河流から水を引くわけだし、誰か他に使ってる人もいるかもね。話聞きに行かなきゃ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

ローリエ「…スゲェなあいつら。サウナの事になるとあそこまで…」

 

クロモン達「「「「……………………」」」」(この人も人の事言えないよなぁ…という顔)

 

ローリエ「おいお前ら、何だその顔は」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シグレ「よし、水源の確保及び近隣の住民の方々への報告も完了、いよいよ建設だな!」

 

ヤナギ「外観は和風で行くんだな。下駄箱も古き良き板鍵か…」

 

コノハ「加えて玄関先にはこれも置く予定だからね、それに合わせて建設しなきゃ」

 

ローリエ「…コレは、お香か?」

 

コノハ「その通り!だけど下手に匂いが留まると逆に気分悪くなっちゃうから、程々になるような造りにしなきゃいけないのがまた、面倒臭いねんな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ローリエ「下駄箱から諸々利用の際の券売機、及びフロントだな。入浴だけじゃなくてシャンプーやタオルなんかの売り場も兼ねてるからそれなりに広めにスペースを確保しないとな」

 

シグレ「窓口は…せめて2つは欲しいかな」

 

ヤナギ「人が並ぶことも想定して券売機と少し離した方が良いな。列ができて被ったりしたら大変だ」

 

コノハ「で、この先の廊下を進めば休憩スペース、そこから食堂と浴場、その他諸々の場所に進めると」

 

 

 

シグレ「ちょっとめっちゃ順調じゃんwww

 

もうこんなの完成秒読みでしょwwwwww

 

前世でアレコレ建築問題とか取り上げられてたのがばかみたいなんですけどぉ〜wwwwwwwww」

 

ローリエ「コイツ…」

 

ヤナギ「やめんかあ!!

 

シグレ・ローリエ「「!?」」カン↑コーン↓!

 

ヤナギ「そもそもここまで順調に進んでいるのもローリエの協力あってのものだ。それに土地関係の問題も前世と今のエトワリアとではそもそも訳が違う!安易な考えは捨てるんだ!!」

 

シグレ「お、押忍!」

 

ローリエ「………お前らそんなキャラだっけ?」

 

ヤナギ「細かいことは言いっこなしだ」

 

コノハ「…って言ってもまぁ立地とか建築的に余裕があるのも事実だし、そんな固くなりすぎる必要もないでしょ」

 

ヤナギ「それもそうだな。変に魔物とか出たりしない限り問題ないだろ!」

 

シグレ「そーそー!ガハハ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズドォォオンッ

 

「モ゛ォ゛オ゛ォォオオオォオオォォオオ!!!!!!」

 

コノハ・シグレ「「わああああああああああああああああ!!!!」」

 

ヤナギ・ローリエ「「最強AIバッファローズだぁあああああああああああああああああ!!!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズドォン!!ドゴォン!!チュドォォンッ!!!!

 

 

 

シグレ「ぬおおおおお強い!!全然クリエメイトが揃ってなかったときのメインスト一部八章のセサミぐらい強い!!(2敗)」

 

コノハ「コイツ…普通のイベントクエストよりも手強い!!」

 

ローリエ「クソ…前世でもこんな苦戦した覚えねぇよ…このままじゃ建築どころじゃ…」

 

ヤナギ「……………兄さん!コノハ!!」

 

シグレ・コノハ「「?」」

 

ヤナギ「事ここに至っては…アレ(・・)で何とかするしか無い!!」

 

シグレ「………!アレか!」

 

コノハ「了解!」

 

ローリエ「お、お前ら何か策でもあるのか?」

 

シグレ「ああ。でもアレをやるには少しばかり時間がかかる…それまで一人で持ちこたえてもらう必要がある!頼めるか!?」

 

ローリエ「…へっ、俺を誰だと思ってんだ?アレってのが何かは分からんが、任せときなっての!!」

 

シグレ「…済まない!頼んだ!!二人共、行くぞ!」

 

ヤナギ・コノハ「ああ!」「うん!」

 

 

 

ローリエ(…と、カッコつけてみたは良いものの、やっぱ一人でこいつらを相手は少々…一体どうするつもりだ…)

 

 

 

 

 

(サウナに駆け込んでいく三銃士)

 

ローリエ「!?」

 

 

 

 

シグレ「耐えてくれよ、ローリエさん!!」

 

 

数分後

 

ローリエ「ぐおお…!お前ら出てきたか!早いとこ加勢して…」

 

(天然水風呂(河流)に飛び込む三銃士)

 

ローリエ「!?!?」

 

 

 

更に数分後

 

ローリエ「ぬぐお…お前らもう水風呂はいいだろ!?そろそろ」

 

(外気浴スペースで寝転がりだす三銃士)

 

ローリエ「……………(怒)」

 

 

 

 

更に更に数分後

 

ローリエ「おいお前らいい加減にしろ!!こんな時にサウナ楽しんでる場合じゃ」

 

(2セット目開始)

 

ローリエ「!!?!!?!!?!?!?!??!?」

 

 

 

シグレ「耐えてくれよ、ローリエさん!!」

 

 

 

更に数(ry

 

 

 

ローリエ「ぐええ…流石にもう限界だ…」

 

「「ブモオオ…」」

 

 

 

「そこまでだ野蛮牛共」

 

「「「?」」」

 

「よくも俺たちの仲間を痛めつけてくれたな」

 

「もうお前らなんか怖くない。今の私達は」

 

 

 

 

「「「さっきの百倍強い」」」

 

 

 

 

 

 

「ブモオオオオオオオ!!!」

 

シグレ「…ハッ!!」

 

ドゴォン

 

「モ゛オ゛オ゛オ゛ッ!?」

 

シグレ「無駄だ。今のお前らなんて僕らの前では薄っぺらい紙切れ同然だ」

 

ヤナギ「サウナで整えられた肉体はあらゆる物を速さで上回り、力で圧倒する」

 

コノハ「サウナで研ぎ澄まされた感覚の前にはお前たちなんて固有時制御・四重加速の前のそこらへんの雑魚に等しい」

 

「「「そう、これこそが…」」」

 

 

「「「必殺のサウナ拳だ!!!」」」

 

K.O.

 

ローリエ「………………」

 

シグレ「やったぜローリエさん!見事勝利だ!!」

 

ローリエ「……………何だろう、何か…何か言い表しようのない感情が沸々と湧き上がってきたぞ…」

 

コノハ「それは…きっと友情とか、絆、ってやつだよ」

 

ローリエ「そんな綺麗で美しいものでは決して無い(憤怒)」

 

 

 

 

・・・・・・・

 

その後

 

休憩サウナタイム

 

シグレ「コノハ、桜ちゃんが可愛いのは分かるし同情できるのも分かる。それは認めようだからこそ僕は新たなる議題を出させてもらう」

 

コノハ「ほう、新たなる議題…」

 

シグレ「それはズバリ…Fateシリーズの『攻略対象3人』以外で誰が一番かわいいかだ!」

 

ヤナギ「なるほど、攻略対象以外…それはstaynight以外もアリってことか?」

 

シグレ「その通り!ちなみに僕はリーゼリット(リズ)な!」

 

コノハ「リズぅ?確かに美少女だしスタイルも良いけどそんな好きになるほど出番は無くない?」

 

シグレ「お前もしかしてプリズマ☆イリヤとかhollow ataraxaia見たことないのか?」

 

ヤナギ「お、プリズマ☆イリヤもアリなのか。それなら俺は美遊が良いな…オイ、何だその目は。どうせ『お前ロリコンかよぉ』とか思ってるんだろ」

 

コノハ「……………ま、まあ私はなんだかんだライダー(staynight)が一番(攻略対象以外で)好きなんだけどさ」

 

ローリエ「…おいお前ら、なんで藤ねぇの名前が出ないんだ?」

 

シグレ「藤ねぇかぁ…確かに美人だし、面白いし、一緒にいて飽きなさそうではあるけど…」

 

ヤナギ「それ以上に普段から色々ぶっ飛んでるからなぁ…士郎にとっては最高の人なんだってのは認めるし、作者の菌類も認めてるけど…」

 

コノハ「それ以前に振り回されまくりそうっていうのはあるよね。それに大人の美人キャラって言ったらアイリさんとかもいるから」

 

シグレ「女性とかも良いけど男性も良いよな。雁夜おじさんは幸せになって欲しいけど境遇とか本人の望みがなあ…」

 

<それならランサーの兄貴(staynight)とかも…

 

<ライダー(zero)も良いよね

 

<悪役ではあるけどギルガメッシュもやっぱり…

 

 

 

 

 

 




三毛猫先生色々と申し訳ございません。










サウナ建設に着手し、希望が見えたのもつかの間、突然の魔物襲撃を受けた三銃士+賢者であったが、必殺のサウナ拳により見事撃退せしめた。

しかし施設建設はまだまだ始まったばかり。果たして完成するのはいつの日か、このコラボ編が終わるのもいつの日か(自問自答)


三銃士&黒一点の八賢者 〜最高のサウナ施設を求めて〜 第一話は一先ずこれまで。

第二話へ続く…

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