機動戦士ガンダム 白と黒のエース<完結> 作:水冷山賊1250F
第1話 改変の始まり
突然の爆発で身体が吹き飛ばされた。気付いたら試作MSのコックピットに入っていた。頭が混乱して考えがまとまらない。俺の名前は鹿島輝一、40才のアラフォー警察官。若い頃は機動隊で剣道をしていたが、今はしておらず、ガノタで駐在所勤務ということを思い出したところで、地球連邦宇宙軍少尉、キイチ・カシマ22才。プロトタイプガンダムのテストパイロットという記憶が甦った。
転生?憑依?若返ってる?混乱していたところ、ここはサイド7だということにも気付いた。アムロによる初めてのMS戦というイベントが起こる直前か、真っ只中では?ヤバい‼せめてテム・レイ技術大尉だけでも救わなければ!という思いが沸き起こった。ノーマルスーツを着用したまま奇跡的にコックピットに入ったのは不幸中の幸い・・・いや、奇跡だ。本来のガンダムの歴史では俺は死んでいたのだろう。
生き残ったからには、全力で生き抜いてやる!!サイド7地下のMSドックからプロトタイプガンダムを出すべくモビルスーツに火を入れた。
「しっかりしろ、フラウ!君は強い女の子じゃないか!避難所に行くんだ!いいね!?」
突然起こったジオンのMSに依る攻撃・・・奇跡的に生き残ったお隣の女の子フラウ・ボゥを見送り 僕はさっき見た連邦製モビルスーツ《ガンダム》に走り出す。周りにはフラウ・ボゥの両親達の遺体。こんな惨劇を作り出したジオンのザクに対する憎しみや、色々な感情が混ざりあい僕はガンダムに乗り込んだ。
何とかガンダムを起動させたところ、メインモニターにザクが映った。ヤバい‼殺られる! 僕は操縦捍を握りしめたところ、頭部からバルカンが出た! 敵は、びっくりして後に下がった。もう見つかってしまった。後には戻れないし逃げられない。何とかガンダムを立ち上げバルカンだけで立ち向かう。
「他に武器はないのか!?」
コンソールを慌ただしく操作したところ、両肩の後にビームサーベルがあった。此までの攻撃で頭部を破損したザクがサイド内から逃げようとしていた。僕はガンダムで追いかけ、ビームサーベルで切り裂こうとしたところ
『斬るなー! コックピットに突き刺すんだー!』
という通信が入ったため、とっさにビームサーベルをオフに設定。コックピット付近でビームサーベルをオンにして、また直ぐにオフにした。運良くコックピットを突き刺せたけど、何だ?と思い振り返ったところ、もう1機のザクのコックピットを突き刺している黒いガンダムと目があった。
この日、サイド7で二人の英雄が肩を並べることになる。後に友軍からは、白き流星と漆黒の剣豪と呼ばれ、ジオン軍からは、白い悪魔と黒の悪鬼と呼ばれるエースパイロットの邂逅であった。
オリ主のイメージは、スパロボOGのゼンガーを若くした感じをイメージしてます。