「ねぇ、極振りってしってる?」   作:デフォールド

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はい、読み直していたらネタが降ってきたので書きました。
細かいところは原作読みながら気づいた時点で修正します。


錠Gにだいぶ愛着が湧いてきた…


続いてしまったゲーム内のペニーワイズ

ここは第4の街「ルリエ―」先日、打倒極振りを掲げたもの達が集まり、そして哀れにも極振りに敗れ散っていった。そんな出来事から数日、打倒極振りを掲げいた一人のプレイヤーがまた悲惨な目に遭うのだった。

 

「う゛ぁ゛ー…どうしよっかなぁ…」

 

ゾンビみたいな声を出し、明らかに疲れてますオーラを出しながらベンチに座っているこのプレイヤーの名前は「錠G」ついこの間ピエロ…プレイヤー名「ペニーYs」に騙されて極振りに挑み、無残にも散っていった。ただ、本人も乗り気にだったので一概にも騙されたとは言えないのだが、錠Gは今度あのピエロに変なことに誘われても絶対断ると息巻いていた。

 そんな彼がなんでこんなゾンビみたいな声を出してるかと言うと、新しく手に入れたキリン型のペット「Gラフ」によってできた自分の新しい戦い方について悩んでいるのだ。前からいるペット「アルマG郎」は攻撃に合わせて障壁防御を展開してくれる防御型に育てており、あとはヒーラーがいれば新しい戦い方ができそうだと前から考えていた錠Gは、新しく手に入れたペットGラフはヒーラー型に育てた。だが、ここで一つの問題が彼にのしかかったのだ。

 

「集団戦がきつすぎる…」

 

以前からなのだが錠Gは集団戦闘が苦手だったのだ。錠G自体はSTR特化型のビルドをしており火力はあるのだが、いかんせん手数が足りなくレベルが高い敵との集団戦闘だと数で押されてしまいHPを削られて負けてしまうことが多くあったのだ。そうゆうこともあり、削られるHPを補うためにもGラフを育てたのだ。結果は成功、Gラフによる回復で数に圧殺されることはなくなり勝てるようにはなったのだ。そう勝てるようにはなったのだがいかんせん時間がかかるうえ疲れるのだ。これからも役に立つだろうGラフを育てたことには後悔はなのだがもう少し楽に倒せないものかと考えていたのだ。

 

「また新しいペットを育てるかぁ…けど時間かかるよなぁ…」

 

錠Gは基本ソロで行動をしているのでパーティを組むという考えはなく、ペットを育てるという考えの方が先に来るのだ。だがペットの育成には時間がかかる。ペットのレベル上げがそんな簡単に終わるのは機天・アストソロRTA周回なんて訳のわからないことが出来る極振りぐらいだ。なんで普通のプレイヤーが6人がかりで倒せるボスを何回もソロでクリア出来るのか…

 

「まぁずっと悩むよりは行動したほうがいいか…よし!とりあえず新しいペットの方向性で考えよう!」

 

今後の予定をとりあえず決めた錠Gは行動に移そうとしていた。その時あの忌々しい声が聞こえてきたのだ。

 

「はぁい…錠Gぃ?」

「っ!」

 

その声に反射的に反応した錠Gは周囲を見渡した。そして先ほどまで座っていたベンチの近くにあった排水溝を見つけ、そっちの方に体向け警戒した。そしてその排水溝の中から忌々しいピエロ、ペニーYsが出てきた。

 

「簡単な集団戦闘のやり方知ってる?」

 

そういつかの時と同じような聞き方をしてきた。錠Gは警戒しながら首を横にふった。そんな方法知っていたらここまで悩んでいないからだ。

 

「おぅ…それはもったいない…それなら俺がいい方法を知ってるから教えてやるよ、知りたいよな?」

「まじで?…いや、俺はもうお前には騙されないと心に誓ったんだ、騙されんぞ」

 

ペニーYsからの誘いに錠Gは一瞬心が惹かれたが、先日それでろくな目に遭ったから鋼の意思でその誘いに乗らないようにした。ペニーYsはこの前のことがあったから信用されていないことに気づき少し悲しい顔をした。しかし諦めないで錠Gに話かけた。

 

「いや、確かに先日の件に関しては本当に悪かった。俺もセンタと一緒にユキがいるのは想定外だった。だが今回のこの話は本当だ。お前が悩んでいたのに気づいたから話しかけたんだ!だから話を聞かないか?」

 

ペニーYsは本当に申し訳ないと思っているのかすごく真剣な様子だった。錠Gもそれはわかったのか前回の件については目を瞑ろうと思った。だがそれはそれ、これはこれだ。錠Gはうまい話はそうそうないと学んだばかりだから、ペニーYsの話は断って自分で考えようと思っていた。

 

「まぁ、うん、あのことに関しては水に流すよ、うん…けど集団戦闘については一人で考えるから別にいいよ、じゃあな」

「まって!!!」

 

その場から立ち去ろうとした錠GにペニーYsは焦ったように叫んだ。その叫びは本当に焦ったような声に聞こえたので錠Gは足を止め振り向いた。なんでこんなに焦って引き留めるのだろう…と。振り向いた錠GにペニーYsは少しほっとしたような顔して錠Gにまた話かけ始めた。

 

「止まってくれてありがとう…俺は本当に手助けをしたいだけなんだ。とりあえずこれを見てくれ」

 

そう言って、こちらに見えるように手に持っているものを見せてきた。そこにはこの間自分がやられる原因にもなった見覚えのある物体があった。

 

「極振りの爆弾!?」

「YES!これを使えば集団戦闘でも優位に立つことができる!」

 

そうそれは極振りの一角幸運担当のユキが愛用して【爆破卿】と呼ばれるきっかけとなったアイテム「爆弾」だった。しかもペニーYsの手にあるのはユキによって強化された爆弾だった。この爆弾自体はユキが所属しているギルド「すてら☆あーく」のホームで販売している。その効果は身をもって経験したためよく知っている。固定ダメージをばら撒くことができる。だが最前線の敵には蚊ほどのダメージだろう。重要なのは状態異常系の爆弾、たとえばパラライズボムならあたれば相手の動きをを少しの間を止めことができる。確かに理には適っており、使い方も簡単で相手方に投げるだけだから今にでも試すことができる。だが錠Gにはこの間の件で少し爆弾がトラウマになったのか渋い顔をしていた。それに気づいたペニーYsはトラウマを払拭しようとアピールし始めた。

 

「おぉぅ…そんな渋い顔をしなくてもいいんだぜ?確かにこの間の件でトラウマになるのもわかる、だが自分から使えばそのトラウマだってきっと薄くなって消えるはずさ。そしてきっと気に入るはずさ、だから試しに使ってみようぜ?」

 

そう言ったペニーYsからさっきと様子が少し違う?と違和感を感じた錠Gだったが、そんなことよりトラウマが消えてなくなるという話の方が気になった。使うことでトラウマがなくなるのなら試してみたいと考えた。

 

「本当にトラウマなくなるのか?」

「えっ、あっ、うん」

 

少しどもったように返事をしたペニーYsだったが、そのあとすぐに真剣な表情をして手を錠Gの方へ向け最後の爆弾のアピールをし始めた。

 

「錠Gぃ爆弾はいいぞ…すごくいいぞぉ…」

 

そして錠GはペニーYsの手を掴もうとした時ようやくさっき感じた違和感に気づいた。ペニーYsのハイライトがなくなっていたのだ。これは何かやばい!と気づいた時にはもう遅かった。

 

「そしてお前も爆弾にはまるんだよぉ!!!」

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

そしてペニーYsとパーティを組んでエネミー狩りをしていく中で錠Gは爆弾にハマってしまった。原因はもちろんペニーYsだった。先日の極振りとの対決の際に爆弾の素晴らしさに気づいてしまったのだ。それから錠Gに会うまで爆弾を使い続けていたのだがこの気持ちを誰かと共有したいと思い、錠Gを標的に布教し始めたのだ。結果は成功し爆弾は金がかかると錠Gは新しいペットとして「G爆バチ」を育て始めた、もちろんユキのペットである朧をリスペクトして育てている。そうして一人でも安定して戦えるようになったからこれからも前と同じようにソロでもやっていけると思っていた。だがペニーYsとのパーティは解散しなかった。なんとなく二人は馬が合ったのかその後もずっとつるんでいき、第4の街の芸人コンビ【イット】として有名になっていった。




錠G「なぁなんで俺ら【イット】って呼ばれ始めているんだ?俺らの名前少しもかすっていないじゃないか」
ペニー「え゛っ…お前それマジで行ってるの…?」
錠G「なんだ?意味があったのか?」
ペニー「えっじゃああれ全部素でやってたの?まじで?」
錠G「何をそんな驚いてるんだ?お前はなんで【イット】って呼ばれているのか知っているのか?」
ペニー「まじかぁ…お前ある意味すげぇわ…」
錠G「?????」

こうして元ネタを知った錠Gは自分が素でやっていたことの意味を知った。そしていっその事ゲーム内芸人目指さね?とペニーに言われ芸人としての一歩を歩んでいくのだった。
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