仕事忙しくて執筆時間が取れませんでした(あとソシャゲとか遊戯王とかポケモンとか遊んでました)
今回はもう一人のSTR極振りのセンタ編です。まぁ相変わらずピエロがやらかします。
それではどうぞー
ここは第四の街「ルリエ―」この街では毎週決まった場所、決まった時間に二人のプレイヤーによってあるイベント…いやコントが行われていた。そのコントを目当てにロン・リーはその場所に時間通りにきた。だがいつも(まだ二回目だが)と様子が違っていた。それはコントを始めるときアルマG郎を追いかけながらこの場にくる錠Gがベンチに座っていたのだ。これはどういうことだ?自分は遅れてきてしまったのか?と不安になり前回のコントの場にもいて自分にこのコントのことを教えてくれたプレイヤーを見つけた。ロン・リーはそのプレイヤーに声をかけた。
「すみません、今日のコントはもう終わってしまったのですか?」
「いや、まだだぜ…って、この前のあんちゃんか!さてはこのコントにはまっちまったかい?」
「まぁそんなところです…結構面白かったので。で、これはどういう状況なんです?」
「あー…たまにいつもとは違う感じでスタートするときもあるんだよ。このコントの自体あいつらの出会い方を少しアレンジしたものらしくてな」
「実際にあった出来事だったんですか!?」
「そうそう、俺も初めて聞いたときはびっくりしたよ、どんなフィクションだってな」
ロン・リーは驚いた。こんなコントにもなるような出会いが実際にあったなんて、それで間違いなくその時ペニーYsがすごい不審者だったんだろうと安易に予想できた。
「じゃあ今日は時間になるまであの状態で待機ってことですか?」
「まぁそぉなるな…けど時間を見てみろもうそろそろだぞ」
「あっほんとだ」
そして予定時刻になって少ししたあと錠Gがボソッとつぶやいた。
「あー…有名になりてぇ…」
いやもうあんたそれなりに有名だろと観客たちが心の中で突っ込んだ。第四の街に芸人コンビとしても有名だが、それを抜きにしても錠Gはプレイヤースキルも高く上級者と分類されるプレイヤーの中でもそれなりに強く有名だった。ロン・リー自身も錠Gのことを調べたら今の相棒のペニーYs会うまでソロで最前線を戦い続けていた上級プレイヤーだと知った。それなのにまだ有名になりたいとは何事か。
「あー…有名になってちやほやされてぇ…」
また観客たちがそんな理由かよ!と心の中で突っ込みを入れようとした瞬間どこからともなく声が聞こえてきた。
「はぁい…錠Gぃ…?」
「!!」
その独特なねっとりとした声に錠Gはあたりを見渡し一番近くにある排水溝に目をつけ警戒しだした。それははたから見ると排水溝に対して全力で警戒している変人だった。しかし錠Gはそんなこと気にも留めず排水溝をずっと警戒していた。だが30秒ほど警戒してもペニーYsは一向に現れなかった。観客たちもなんだ?事故か?と疑い始めたところまた声が聞こえてきた。
「おぉう…錠Gそっちじゃない、こっちだぁ…」
「どこだ!変態野郎!」
「変…まぁいい、こっちだよ錠Gぃ…」
錠Gとロン・リーを含めた観客たちは声の聞こえる方へ向くと一つのゴミ箱があった。まさかと思い全員が警戒しているとゴミ箱の蓋がぎぃ…と音を立てながらゆっくりと開いた。
「はぁい…錠Gぃ…?」
「どっから出てきてるんだよ変態ピエロ!」
ゴミ箱の中には案の定ペニーYsがいた。錠Gに変態ピエロと言われ少し傷ついた様子ではあったが気を取り直して錠Gに話しかけた。
「おぉう…そんな罵倒しなくてもいいじゃないか…今日はとてもいい話を持ってきたんだ…」
「うそつけ!お前がいい話を持ってくるなんて嘘だ!どうせ出まかせなんだろ!帰るわ!」
「待てや!」
錠GがペニーYsの持ってきた話を詳しく聞くまでもなく帰ろうとした。だがペニーYsはいつも通り声を荒げ錠Gを引き留めた。錠Gはまたかとため息をつきながらペニーYsの方へ顔を向けた。
「はぁ…今度はなんだよ、くだらないことだったらすぐ帰るぞ…」
「そんなことを言わないでくれよ錠Gぃ…今回はほんとにいい話なんだぁ…極振りに勝つ手段が見つかったんだよぉ」
「………は?」
錠Gはあまりにも信じられないことを聞いてしまったのか少し反応が遅れていた。それはまるで予定外のことを聞いてるようだった。これを聞いていた観客たちもやっと理解したのかざわめき始めていた。普段はコントの間はなるべく黙って聞いている観客たちも今回ばかりは動揺を表に出してしまっていた。冗談だと思うもの、本当なのかと信じるもの、様々な反応を示していた。その中でロン・リーもぽかんとした表情で口を開けて固まっていた。錠Gを調べた際にもう一度極振りについて詳しく調べたら「本当に同じゲームをやっているのか?」と疑問が出るレベルでやべーやつらと認識していたからだ。
「おいおいおい冗談はよしてくれよ…あいつらに勝つ方法なんてそう簡単に見つかるかよ」
錠GはペニーYsが言ったことを冗談だと思い信じていなかった。それもそのはずそんなうまい話はありえないと身をもって知っていたからだ。
「おぉう確かにそう思うのもあたり前かもしれない…けど今回は本当なんだ錠Gぃ…君と俺そしてこの人の力があれば勝てる手段が見つかったんだ」
「えっ…誰?」
まるで予定していたコントと展開が違うのか錠Gは本当にわからないに様子だった。
「あぁ…紹介しよう今回の標的STR極振りのセンタとソロで渡り合い惜しくも負けてしまったがその実力は極振りを除いたプレイヤーの中でも随一《ラッキー7》の「シルカシェン」君だぁ…」
ペニーYsがそういうと視線をいつも出てくる排水溝に向ける。それに合わせて錠Gもまさかと思いながら排水溝に視線を向けた瞬間、排水溝のぬるっと顔が見えてきた。
「はぁい…錠Gぃ…?シルカシェンでぇす…」
「何やってるんですかシルカシェンさん!いや、ほんと何やってるんですか!」
錠Gはいつも以上に声を上げて突っ込んでいた。それもそのはず、普通はこんなことを絶対しない(と思う)知り合いの一人がいきなり排水溝の中から出てきたのだ。観客はもちろんロン・リーも驚いた。そこにいたのはプレイヤーの中でもごく一部のプレイヤーに対して運営が特別に作ったユニーク称号を持つプレイヤーの一人、シルカシェンがいたのだ。その実力は極振りには及ばないが一般プレイヤーの最高峰の一人に数えらえれるほどの実力を持っているのだ。そんなプレイヤーが排水溝の中から顔をだけ出して出てくるなんてどういう状況だとこの場の全員が混乱していた。
「そこのピエロに雇われましたぁ…」
「えっ、ちょ、まっ、どうゆうことだペニー!そんなどうやって雇ったぁ!そう簡単にこの人がこんなことやってくるわけないだろ!!」
錠Gは今コントをやっている最中だということを忘れてペニーYsに問いただしていた。情報量が多すぎてもう冷静ではいられなかったのだ。どうやって雇ったのか聞かれたペニーYsは照れながら錠Gに対して雇う経緯を話し始めた。
「いやぁ…カジノで遊んでいたら一発大きいの当ててさぁ…調子に乗ってやってたらどんどん増えてねぇ!気づいたら500万D稼いじゃってさぁ!すがすがしい気持ちでカジノでたら黄昏てるシルカシェン君見つけっちゃって…つい500万Dで雇っちゃった☆」
「雇っちゃった☆じゃねぇよ!!」
「雇われちゃいました」
「いや雇われちゃったじゃないですよシルカシェンさん…」
まさかというか予想通り金で雇われていたシルカシェンだった。彼の金欠話は有名で観客たちもあぁ…と納得していた。
「えっ、てゆうかマジで極振りチャレンジするの?」
「もちろんだよぉ錠Gぃ…今回は少数精鋭でチャレンジだぁ…君も最近使えるようになったあの形態も使えばきっと三人でも勝てるはずさぁ…」
「まぁ挑む以上はちゃんと作戦を練ってから挑むけどね、塔の時とは条件も違うからね」
「マジかぁ…まじかぁ…しかもセンタかぁ…」
二人の真面目?な対応に錠Gは頭を抱えてその場にしゃがみこみ俯いた。それは心の底からやりたくないという気持ちが溢れているようだった。ロン・リーはなぜあんなに嫌がってるのか分からず気になったので、自分にこのコントのことを教えてくれたプレイヤーに質問した。
「あのーすみません、極振りに挑むのが嫌な気持ちはわかるんですけどなんであそこまで嫌がっているんですか?」
「あぁ…あんちゃんはそりゃ知らないか…以前っていうかあの二人が始めてあった時のことなんだけどな、あのピエロがプレイヤーの物量作戦で極振りを倒そうって企画したことがあったのよ。で、その時の標的が今回の標的と同じセンタで錠Gはそん時蹂躙されるように負けちまって一種のトラウマになってるのさ」
「なるほど…だからあんなに嫌がってるんですね」
「そーゆーこった…俺もトラウマになっちまったし(ボソッ」
話しかけたプレイヤーがボソッと最後に何か言ってたがロン・リー気にせず錠Gが嫌な理由を全てを理解しそりゃ挑みたくないなと思った。錠Gは以前のことを思い出し始めたのか更に体を縮ませながら体育座りの状態になっていった。だがペニーYsは諦めることなくゴミ箱の中から出てきて錠Gに話しかけ続けた。
「おぉう…錠Gぃそんな嫌がるなって、前回はユキという予定外の極振りもいたからセンタに蹂躙されたんだ。今回はそんなへまはしない綿密な作戦を練って挑む、だからきっと勝てるはずさぁ…」
「………本当に勝てるんだろうなぁ…?」
「えっ、あっ、うん…大丈夫だ錠Gぃ…きっと勝てるさぁ…」
「そこまで自身があるのなら……」
ペニーYsのそう言いながら錠Gに手を伸ばした。説得にそこまでの信憑性があるとは思えないが錠Gはトラウマを思い出してしまっていて冷静な判断ができなくなっており「きっと勝てる」という言葉に心が揺らいでしまった。そして錠GはペニーYsの手を掴んだ瞬間。
「はい言質とったぁ!!ヒャッハー!!これから作戦会議だぁ!!!!」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?!?!」
そう叫びながらペニーYsは錠Gの手をぎっちりと握りしめ錠Gを引きずりながら猛ダッシュでこの場を去っていった…今コントをやっている最中だということを忘れて。観客たちはぽかんとした顔で口を開け停止していた。するとシルカシェンが声を上げた。
「あー今回のコント?はここまでです。多分こうなってしまうだろうからあとは頼んだと言われますので来週の予告は自分がしますね。来週も同じ時間にこの場所でコントをするそうです。来週は多分今回の極振り戦を元にコントをするそうです。では自分も作戦会議に行かないといけないのでそれでは」
そう言い残し排水溝の奥へとシルカシェンは消えていった。観客たちは思わず「えぇ…」と声を揃えて反応していた。ロン・リーもこのもやもやとした気持ちをどうしようか迷ってたところ、このコントを教えてくれたプレイヤーに肩を叩かれた。
「あー…あんちゃん多分気持ちは一緒だろうだからよ、これから一緒に狩りにいかないか?いつもつるんでるやつらがいなくてよぉ…」
「…そうですね、この気持ちエネミーにぶつけて発散しますか…わかりました。その狩り付き合います」
「よっしゃ!一発派手に狩ろう!」
ロン・リーはこのままこのプレイヤーと狩りに出ようとしたところで大事なことに気づいた。
「…そういえばあなたの名前は?」
「…そういえば自己紹介もしてなかったな、俺は「OG-Ⅲ型」気軽におじさんって呼んでくれ」
「自分は「ロン・リー」って言います。リーとでも呼んでください」
「んじゃ、よろしくなリー!」
「こちらこそよろしくお願いします。おじさん」
こうして二人はさっきのコントのせいで生まれたもやもやとした気持ちを晴らすために狩りに出かけたのであった。このあともこの二人は良くPTを組んで遊ぶようになった。
後日談となるが、ペニーYsと錠G、シルカシェンの三人は綿密な作戦を組んだあとセンタに挑戦したが負けてしまった。原因はペニーYsだった。最初に接敵する時に他の極振りがいないのも確認してまずはシルカシェンが塔の時と同じように挑んだ。そして錠Gは最近ようやく使いこなせるようになったゴキブリ型ペット「G・K・B・R」との合体形態名づけて「錠G-クロビカリモード-」(命名ペニーYs、理由・肌の色が黒くなりツヤが出てたから)により獲得したAGEがSTRと同じ数値になるというスキルを使って遊撃として動いていた。途中までうまくいっていたのだがペニーYsが調子に乗って作戦にない爆弾を使い始めてしまい戦線が崩壊し負けてしまった。錠Gもあと一歩で勝てそうといったところで爆弾に巻き込まれて死んだためペニーYsを恨んだ。だがすぐに恨む晴らすことなくその場は許した。シルカシェンに関してはもらった500万Dがすぐに消えてしまったと嘆いていた。そして次のコントの日はコントをせずペニーYsを騙し錠Gは「ペニーYsによって出来た鬱憤を晴らす会」と評してペニーYsを柱に括り付けて殴るという行為を観客も一緒になりながらやった。ロン・リーは特に何の被害も受けてなかったから何もしなかったが、OG-Ⅲ型は恨みがあったので数発殴っていた。あとシルカシェンもかなり殴っていた。
今回の一連の騒動元をたどれば大体あのピエロが悪いので自業自得というわけだった。
これからも時間を見つけては少しづつ書いていこうと思います。
ネタが降ってくればもう少し早くなるかもです。
話は変わりますがFGOの新しい水着サーヴァントやばいですね☆