場面は戻り、51階層。
事の重大さを直感させる
「今の声って!」
「ラウルさん......!」
悲鳴の方角へと全力で駆ける。現れるモンスターを強引に振り払い、通路を何度も曲がったアイズ達の視界に、大量のモンスターが飛び込んできた。
「なに、あれ?!」
「い、
ティオナ、レフィーヤと声が響く中、アイズはその
「(新種のモンスター?)」
ダンジョン深層を探索してきたアイズ達でさえも、1度も目にした事の無いモンスター。進行に合わせて上下に振動するモンスターの
「団長!?」
モンスター達との距離が少なく追走される、フィン達のパーティ。アイズ達に勝るとも劣らない戦闘力を誇る冒険者達が、戦闘を放棄し、全力で逃走している。
「っっ!!」
困惑の中、最も早く動いたのはティオナだった。
敵の進行を食い止めるため、追われるフィン達と行き違い、モンスター達へと斬りかかった。
「止せ、ティオナ!!」
フィンの制止は届かず、モンスターの口から噴出される液体を難なく回避し、
『ーーーーーーーーッッ!』
「っ!?」
モンスターの苦悶の叫びと同時に、斬りつけたティオナの瞳もまた驚愕に見開かれた。斬りつけた箇所から先程のものと同色の体液が
「えっ....?!」
今まで
まさかの武器破壊。
『ーーーーーーァァ!!』
モンスターがいきなり咆哮を上げ、一斉に口腔から液体を噴出させた。アイズ達は回避したが、液の一線が通路を走り抜け、瞬く間に地面を溶かした。
「何あれーー!?何で教えてくれなかったのさー!?」
「フィンが止めただろうが、馬鹿女!!」
愛剣を溶かされ、フィン達に倣って逃走に加わったティオナが泣き叫ぶ。すぐ隣で並走するベートは
「フィン!?冗談じゃないんだけど!もう、あたしの武器〜!」
「わからない。僕達も突然襲われた」
ついに柄まで溶けだした
「群れって、あれ以外にも同じやついるの?!」
「よく見ろっての。あのでけぇやつの後ろに、アホみたいに続いてんだろ」
「うぇ〜っ」
「僕達は問題ない。ただ、ラウルがあの攻撃を直撃させられた」
「早く治療してやらんと、こりゃいかんぞ!!」
ティオネの問にフィンが、あのモンスターの体液を浴びてしまったラウルを肩に担ぐガレスが、切羽詰まった声を出す。
「え、あのモンスター、ブラックライノスを襲ってるよ?!」
後ろを振り返る。アイズ達が通り過ぎた十字路で、横から現れたのはブラックライノスを、芋虫型モンスターが出会い頭に攻撃していた。
「あのモンスター達は、僕達も他のモンスターも、近づいたもの全てに攻撃してくる」
「見境なしってことですか?」
「どうかな。モンスターを率先して狙ってるようにも見える」
黄金色の髪を揺らしながら走る彼を見下ろしながら、ティオネは懐から木の欠片を取り出した。
「実は私達が向かう前に『カドモスの泉』が荒らされていました。
「....決まりか。カドモスも倒すとはね」
受け取った欠片を見つめ、フィンはそう結論した。変色した木の欠片にも腐食液に晒された跡が残っている。
「フィン、あのモンスターは倒せる?」
一向に走り続ける中、アイズがその言葉を周囲に打った。
「一撃に対し一つの武器を犠牲にすれば倒せる。さっきのティオナのようにね。割に合わなすぎる」
「....」
「あの数を相手するには、尚更無茶だろう」
ただし、とフィンは続ける
「この状況下では難しいかもしれないけど、詠唱するだけの時間を何とか稼いで、群れを殲滅できるほどの強力な魔法を打ち込めるなら.....」
そう言い終わるや否や、その場にいる全員が一斉にレフィーヤの方に視線を向けた。視線の先の「えっ、えっ?」と顔をきょろきょろと左右に振る。
「ティオネ、武器とアイテムの
「え、あ、はい。何も消費していません。ティオナの武器以外は全て無事です」
「ならガレス達に武器を渡せ。この先のルームは行き止まりだ」
フィン達は武器を補充し、構える。
「おい、こんなの寄こしてどーすんだ!?どうせ溶かされんだろ!」
本来扱う獲物ではない武器を持って、ベートが声を荒らげる。
「親指がうずいている。恐らく、来るんじゃないかな」
行き止まりのルームに辿り着いた瞬間、辺りの壁面全てから亀裂が走った。
「!?」
ベート達が顔色を激変させる。
『
突発的なモンスターの大量発生。ダンジョンが起こす神秘を目の当たりにさせられる。
「ベート、ガレス、ティオナ!ラウル達を守りつつ敵を駆逐しろ!あの新種は僕とアイズがやる!」
ブラックライノスの大群にベートらが仕掛ける。
「レフィーヤ、後退して詠唱を始めろ。この戦闘は君の魔法にかかっている」
「.....っ!わかりました!!」
レフィーヤは与えられた役目に大きく頷いた。後方へと退避し、『詠唱』の準備を始める。
「アイズ」
「わかってる」
目配せしてくるフィンに、アイズは頷く。激しい戦闘音が鳴り響く場で、一声。
「【
超短文詠唱を
「【エアリアル】」
風が生まれた。目で視認出来るほどの大気の流れが、舞うようにアイズの体を包み込む。
【エアリアル】
アイズが使用出来る唯一の魔法。体や武器に風を纏わせることで、攻守、速度を上げる『風』の
「フィン」と呼びかけ、隣にいる少年に相棒の《デスぺレート 》を預ける。
「『
「多分....」
「頼りないね」
苦笑を浮かべながら、代わりに予備の剣をアイズに渡す。
『ーーーーーッ!!!』
会話を交わす2人のもとに、モンスター達が肉迫する。
「風で腐食液を防げないようなら無理はしないでくれ。レフィーヤの準備が出来次第、叩く」
「うん。先に、行くよ」
地を蹴る。爆風と共にアイズの姿がかき消えた。全身に付与した風の力による超加速。文字通り疾風と化し、アイズはモンスターの群れへ一直線に突き進んだ。先頭のモンスターに近づいたアイズは、斜め下から剣を振り抜いた。防御不可能な敵の
『アイズ・ヴァレンシュタイン』
最強の一角とも名高い、金髪金眼の少女。迷宮都市オラリオ屈指の剣士として名を連ねる、第1級冒険者。その二つ名は、【
『ーーーーーーーッッ?!』
凄まじい速度と鋭さ、剣筋でモンスターをめった切りにする。切り刻まれたモンスターは絶叫を上げ、肉体の均衡を失ったのか、勢いよく破裂した。
「やれやれ、倒したら倒したらで爆発するとは」
ため息を吐きつつ、フィンも芋虫型のモンスターに接近する。身につけている腰巻を
「よし、いけるね」
芋虫型モンスターを攻撃しても、溶けだしていない剣を見て頷く。武器が溶けないことを確認し、次々とモンスターを斬りつける。
「ラウルッ、しっかりしなさい!」
「無理っす、ティオネさんっ。俺はもうダメっす」
「そんなことほざいてるなら私がトドメを刺すわよ?!あんたが全快しないと、団長のもとに行けないのよッッ!」
「す、すみません殺さないで.....?!」
ラウルの回復をしつつ、ティオネは戦況を確認する。
通路口から現れるモンスターはようやく終わりを見せようとしていた。アイズとフィンは敵を圧倒しているが、敵の数的有利は以前変わってなく、未だ油断は許されない。
「【誇り高き戦士よ、森の射手隊よ。押し寄せる略奪者を前に弓を取れ。同胞の声に応え、矢を番えよ】」
激しい戦闘が繰り広げられる場所から離れた後方で、レフィーヤは詠唱を行う。「次は助けてね」と、その信頼に応えなくてはならない。今度こそ、この『魔法』をもって彼女達を救うのだ。
「【帯よ炎、森の灯火。撃ち放て、妖精の火矢】」
歌う
「【雨の如く降りそそぎ、蛮族どもを焼き払え】」
謳う
少女の持つ発展アビリティ、『魔導』が発動する。レフィーヤの足元に山吹色の
「撃ちます!!」
詠唱を完了したレフィーヤの合図で、前方にいたアイズ、フィン、そしてティオナ達が撤退する。それを目にしたレフィーヤは、杖を構え魔法を行使した。
「【ヒュゼレイド・ファラーリカ】!!」
魔法名と同時に大量の火の雨が連発される。燃え上がる
「ほらっ、やっぱり通用するじゃん!一発だよ、一発!すごいすごい!!」
「あ、ありったけの
「景気良すぎんだろ、ババアと言いエルフどもはよぉ....くそっ、毛が焦げちまった」
「ガハハっ、ここまで来ればスカッとするわい!」
敵を掃討しティオナに褒めちぎられていると、やがてアイズとフィンも帰ってくる。
「....ありがとう、レフィーヤ」
「っ、....は、はい!」
感情の乏しい顔を、アイズは
「....」
「団長?どうかしたんですか?」
押し黙っているフィンにティオネが尋ねる。
「このルームに逃げ込む前、危うく挟み撃ちされかけたあの時、モンスター達は前からやってきた。そしてあの道は50階層に到達できる正規ルートだ」
「...まさか、
「ただの杞憂ならいいんだけど....」
虫の知らせを感じるように、自身の右手、その親指を見下ろすフィン。
「急いで戻りましょう!?リヴェリア達が危険です!」
なんでも溶かす腐食液を放つ新種のモンスター。拠点を狙われたらひとたまりもない。仲間達の安否を心配するティオネが声を上げる。
「慌てるな、ティオネ。
「....ミナトもいる。だから大丈夫、だと思う」
「【黄色い閃光】は伊達じゃない。あらかた片付いているかもね」
慌てるティオネに2人がミナトの名を出す。それは信頼の表れ、ロキ・ファミリアで最も
場面は変わり、50階層の
「放て!」
リヴェリアの号令のもと、よじ登ってくるモンスターに向かって数人の弓使いが矢を放つ。命中した先から矢は腐敗して折れるが、攻撃を受けたモンスター達はぐらりと壁から足を離し落下、数匹を巻き込んでリヴェリアがいる高台から離れていく。
現在リヴェリア達は新種のモンスターに苦戦を強いられていた。何とか魔法と矢を使い耐えてはいるが、いつまで持つかはわからない。
「ミナトはまだか....?!」
リヴェリアの悲鳴にも似た囁きが零れ落ちた。
『オラァァァァァ!!!』
『ーーーーーーーッッ!?』
金色の青年が芋虫型モンスター達の脇を駆け抜ける。その背中辺りからは、半透明で朱色の尾が9本生えており、ミナトではない
『ったく、こんな気持ちの悪ぃ奴らなんかの相手をさせやがって』
「ぶつぶつ言わない!さっさと片付けてリヴェリアさん達の方をフォローするよ!」
二つ名を体現するように駆けるミナト。余りの速さにモンスター達はまったく着いてくることができていない。腐食液で視界が塞がれたと思えば、【飛雷神】で見晴らしのいい場所に飛び、少しでもスキがあれば逃さず九尾の尾で敵を
『こんな所か....。あの
「ああ、すぐに向かう」
モンスターの灰が辺り一面を覆う場所から、【飛雷神】を使用したミナトの姿がかき消えた。
「矢、放て!」
「これが最後ですが?!」
「構わん、撃て!」
リヴェリアの号令のもと、矢を放つ。
「まだあんなに.....?!」
「物資は最悪捨ててもいい、
「キャンプはどうにか無事か.....」
「恐らくミナトが『
「リヴェリア、みんな!?」
リヴェリアの激が飛ぶ中、ようやくアイズ達が到着する。彼女らの視界に移るのは、芋虫型モンスターの群れ。よく奥を見ればミナトのスキルによる九尾の尾が見える。物資を守り、キャンプも何とか護り続けているリヴェリア達に、フィンは舌を巻いた。
「速く助けに行かないと!?」
「待て、バカゾネス」
「痛ぁぁ!?何すんのさ!」
飛び出しかけたティオナは、横からベートに脚をかけられたことで、ゴロゴロと1メートルほど前に顔から転んだ。
「よく見ろ。もうババアの所にミナトがいるだろうが。今俺たちが行ったらあの汚ぇ液を浴びることになんぞ」
「え...?」
ベートの言葉に困惑するティオナ。その大きな瞳をリヴェリア達の方に向ける。見れば、
「うそ.....」
「.....うん、凄いね」
「相変わらず速すぎでしょう、まったく....」
「チッ...」
何でも溶かす液に逃走を余儀なくされたレフィーヤ達は、目の前で繰り広げられている光景に釘付けになっている。唯一ベートだけが、自分と似たような戦闘スタイル、しかし、明らかに自分よりも完成度の高いミナトの動きを見て、小さく舌打ちをした。
「どうやら、全部倒したみたいだね」
「見たところ、武器を除けば、物資は無事のようだしのう。大したものじゃ」
ミナトが最後のモンスターを倒すと、彼以外に動くものはなくなった。全てのモンスターを片付けたミナトに喝采が送られる中、『スキル』を解除したミナトは、既にリヴェリアと合流しているフィン達の元へと向かった。
「.....他のヤツらは無事なんだろうな」
「ベートが心配してる、めっずらしー!」
「うるせぇ!あいつ等が荷物を守ってねぇと
「こらこら、君たち2人はすぐ喧嘩しない」
恒例のように噛み付き合うティオナとベートが言い争いを始め、ミナトがそれを止めようしてる中、弛緩した空気が流れ出していた。くっついて離れないティオネとフィン、へたり込むラウルを背中に担ぐガレス、そして笑顔のレフィーヤ。全員五体満足で、張り詰めていた彼等の表情は和らぎかけている。仲間の姿を見回したアイズは野営地の様子を確かめようと、一枚岩の方角に振り返ろうとした、
その直後、
『ーー!!』
木をいっぺんにへし折る爆砕音が届いた。誰もがその方角を振り仰いだ。それぞれの武器を再装備し、臨戦態勢へと移る。やがてアイズ達の視界に、それは現れた。
「...あれも下の階層から来たっていうの?」
「うそでしょ....」
「人型.....?」
芋虫を
「あんな、でかいの倒したら....」
とてつもない量の腐食液が飛び散る。
「あの巨体じゃと、魔石を狙い撃つのも難しそうだのう」
「そもそもどこに埋まってんだよ」
ガレスが被っている
『.....』
おもむろに、女体型のモンスターが動いた。その4本の腕を、優しく広げる。舞う光、虹のように輝く粒子。大量の鱗粉が撒き散らされ、アイズ達のもとに漂ってくる。第1級冒険者達は直感に従い、直ぐにその場から退避する。
間を置かず、無数の爆発が連続した。
「きゃあああああああ!?」
「ぐっ....!」
散乱して残っていた腐食液ごと、地面が爆砕される。レフィーヤの甲高い悲鳴が響き渡り、凄まじい熱気が頬を叩く。
「総員、撤退だ」
フィンが告げた。ばっと多くの目が振り返る中、彼は油断なく女体型を見据える。
「速やかにキャンプを廃棄、最小限の物資を持ってこの場から離脱する」
「おい、フィン?!逃げんのかよ!」
「あのモンスターをほっとくの?!」
ベートとティオナが噛み付く。第1級冒険者としてのプライドが、何より
「僕も大いに不本意だ。でも
これから言い渡すことを忌むように。フィンは表情を消して金髪金眼の少女へと向き直った。
「アイズ、あのモンスターを討て」
「待ってください、団長?!」
誰よりも早く、レフィーヤが叫ぶように声を上げる。
が、再び爆音がなり、振り向けば女体型のモンスターが、こちらに向かって進行してきていた。
「....時間がない。ラウル、他の皆にも撤退の合図をだせ」
「ちょ、ちょっと待ってよ、フィン!?なんでアイズ1人だけなの?!あたしも行くよ!」
「女に
「団長、私からもお願いします。ご再考を」
先程の爆発に吹き飛ばされかけてもなお、しつこく食い下がろうとしたティオナ達は、しかし、次の言葉で完全に反論を封じ込められた。
「二度も言わせるな。
冷酷な暴君のごとき威圧が彼女達にふりかかる。
その小さな背中にもう誰も逆らえなかった。何も言えず俯いていると
「それに、何も
ティオネ達の顔色が変わる。まさか、と
「ミナト、頼めるかい?」
「もちろんです、アイズは俺がしっかり守りますよ」
「そういう事だ。皆、撤退準備を始めろ」
誰もがフィンの指示に従い、撤退の準備に入る。その中でただ1人、レフィーヤだけがその場に残った。その細い方を震えさせ、最後まで自分もと、その場に残ろうとする。
「レフィーヤ.....大丈夫だから」
「....」
アイズがレフィーヤと入れ違うように前へ出て、とんっと、優しく少女の肩に触れる。
「....っ」
エルフの少女は一瞬時を止めた後、じわっと目尻に涙を浮かべ、ティオナ達の後を追う。この場から去っていく後ろ姿をアイズは黙って見つめ、すぐに前を向いた。
「すまない、アイズ、ミナト」
「ううん」
「問題ありません」
派閥の首領として時には非常さを求められるフィンが、このような場で謝るのは珍しかった。恐らくは、半日前にアイズへ説いた責務の話と、今の指示の話が
「フィンさん。あなたはロキ・ファミリアの
「ミナト.....」
「あなたは、【
ネガティブな考えも時には必要だろう。しかし、それを、組織内で最も影響力のある
「そうか...」
「はい」
顔を上げたフィンの顔にもう迷いはない。後は組織のトップとして、2人に言葉をかけるだけ。
「アイズ、ミナト、頼んだよ」
「「うん(了解しました)」」
そう言い残し、自身もすべき事のため素早くその場を後にした。
「さて、アイズ」
「?」
「久しぶりの
「あ....!」
密かに想っている自分の憧憬、ミナトからの言葉に少女は、こんな時にも関わらず頬を染める。先程までの緊張が嘘のように消え、今度は恥ずかしさが込み上げてきた。目の前の青年と目を合わせると、何やら少しニヤニヤしている。困惑するアイズ、どうして笑っているんだろう。
「どうやらリラックス出来たみたいだね。さっきまでは少し顔が強ばってたよ?」
「......っ!?」
更に顔に熱が増す。恥ずかしさで頭が一杯になった少女は、手に持つ《デスぺレート 》を離し、ミナトの胸あたりをポコポコと叩いた。「いたた...」。そう言いながらミナトはアイズのなすがままにされる。
「.....(ぷい)」
「ハハ....ごめんね?」
からかわれて若干
『ーーーーーーーッッ!!!!』
微笑ましいやり取りだったが、それを許さない者がいる。見れば女体型モンスターが2人の方へと近づいて来ていた。
「さて、おふざけはこの辺にして。準備はいいかい、アイズ?」
「ミナトこそ...あんまり油断してると怪我するよ?」
「それだけ軽口が叩けるなら大丈夫そうだね」
二つの金色の背中が女体型の前に
「いくよっ!」
「うん....!」
今回の『遠征』、最後の正念場を、2人の冒険者が乗り越えようとしていた。
次回、ベル君出てくるかなぁ....
微妙なラインなんだよぉぉ
出したいな