勝利の馬鹿騒ぎも終わりを告げて落ち着いた頃、俺と生き残った少隊員たちは第一装甲教導大隊に編入させられたものの、暫くの休暇を言い渡されておりその間に首都にある軍書庫へと足繁く通っていた。軍学校へと通おうとも思ったのだが、今は定員いっぱいで受け付けていないらしい。くそ、銀狼様の邪魔をするか。
全くもってあの皇女殿下が羨ましいところだ。
士官学校の書庫でも問題はなかったがやはり士官学校。首都の此方のほうが遥かに蔵書が多い。そして、この古臭い本の匂いも大好きなのだ。
ノートと鉛筆を持ち勉強に励む様はまさに勉強熱心な士官。周りの評価も上がるというもの。というか上げなければ、本当にエースかと疑われ色々と不味いので頑張っている。
しかし、どの本を見ても縦深攻撃や縦深防御、それに伴う機動防御などもなかった。当たり前といえば当たり前だが、装甲兵はいわば機動戦闘車。機動防御にはうってつけと言える。それに、戦車が来るまでの戦力増強にもうってつけの存在。
我が連合軍はそれをただの弾除け件戦車の随伴歩兵として使っている。まぁ、間違いではないのだろうが、さっきも言ったようにもう少しできる幅はあるだろう。
「勉強中に申し訳ありません。ミール・ソコロフ中尉でありますか」
と、ある程度ノートに書き込んで戦術を模索していれば後ろから声がかけられた。
良い所で邪魔しやがって、と後ろを振り向いてみると、至って平凡な男が見えた。それに少尉の階級章も。
……少尉が何のようだ?
「ああ、たしかに自分だが。何のようだ」
「少将閣下が出頭するようにと」
少将だと!?
何故軍上層部のおえらいさんではないか! 会社の役職で例えるならば専務取締役。中間管理職たる俺が絶対に逆らってはいけない。
逆らえば木を数える作業が待っている。
だが何故俺が少将に召喚されなければならない?
もしやあの貴族共を粛清したのがバレたか? いや、それならばこんなやんわりと言わないだろう。人ももっとよこすはずだ。それに、あれはバレるはずがない。
では、本当に何のようだ?
「了解した。今からか?」
「は、そのとおりであります。ですが少将閣下からは無理をさせぬようにと言付かっているため、今でなくとも結構であります」
「いや、今行こう。案内してくれるな?」
「勿論であります」
無理をさせぬようにということは、悪い話ではないはずだ。
ただの中尉を呼び出す意味がわからんが。
いや、良い方に考えればこれは昇進のチャンス。内容次第では貪欲に食らいついてやろう。
そして少尉に案内されるまま少々の執務室前まで移動すると、少尉は敬礼をして去っていく。
おい、中に通すまではいろよ。
しょうがない、と扉をノックした後に出頭した旨を告げ、返事が帰ってくると震える手をどうにか抑えながら扉を開けた。
すると、中には黒い髪にむすっとした表情が特徴な壮年と思わしき男が見えた。
あれが少将だろう。
様々な料理が乗ったテーブルの奥で少々は俺を見るなり、むすっとした顔からやんわりとした表情へと変わる。
「急に呼び出して申し訳ない。聞いているとは思うが私はハミイル少将だ。話をする前に座りなさい。食事でもしながらゆっくりと話すとしよう」
「は、了解いたしました」
誘われるままロシアの一般的な料理が並ぶテーブル、少将の向かいの席へと座り、じっと少将を見つめる。
相手が先に食べださなければ絶対に手を付けてはならない。評価が落ちる。
「君が士官学校時代に提出したレポートのことで呼び出したのだが、実は君のことは前に見てもいるし、評判も聞いている。苛烈で人狼のようだとね」
それは褒めているのか?
だがしかし、前にも見ただと? どこでだ?
なんてことは聞ける勇気もないので曖昧に笑う。
「光栄であります」
「士官学校時代のレポートは素晴らしい。君を中尉にしておくにはもったいない」
あのレポートのことか。
あれに目をつける輩がいるとは思わなかった。
しかも子供のレポートだぞ、普通は目を通そうとは思わない。
しかも少将という役職があれば尚更だろう。
「は、身に余る光栄であります」
敬礼をしたままロボットのように同じ言葉を繰り返すさまを見て、少将閣下は可笑しそうにお笑いになられた。
まあ、たしかに壊れたカセットテープのようだったが。
しかし、閣下とあろうお方が俺に何のようだ? まさか軍学校に入りたがっているのを聞いて口利きしてくれるとか? 成程、それならば納得できる。
前回あんなに死にそうな目にあったのだからご褒美というわけか。
しかし待て、なぜ丁度良く料理が置かれている? まあ、少将に呼ばれれば誰でもすぐに行くからだろうが。
「それよりも、折角の料理が冷めてしまう。食べようではないか」
「は、ありがたくいただきます」
持っていたノートを地面にでもおろそうとした矢先
「食事を始める前に、そのノートを見せてもらっても良いかな?」
ノートだと? 魔導鎧をどう運用するかと考えてチラシの裏に書いたものよりひどい程度のものを?
まさか目立ちすぎたか!? それで私物のノートを見ることによって反乱分子か否かを見ると? ふ、だが問題はない。コミーなどのことには一ミリたりとも触れていないからな。
だが、この中身を見られて落胆されるという可能性はあるが、断れはしないのでしょうがない。
「お目汚しになってしまいます」
「君のノートが目を汚す? まさか。ちなみに、何が書いてあるのかね?」
「は、装甲兵の運用方法や戦術、その他の兵器について愚考したものをまとめております」
「ほう、それは楽しみだ」
朗らかな笑みを浮かべる閣下はまさに仏。
この方は解脱されているに違いない。
ノートを受け取った少将閣下はノートを開き、真剣な表情になってその中身を読んでいる。
ああ、緊張する。これは初めてのプレゼン資料を上司に確認してもらう以上の緊張感だ。
「ああ、先に食べていなさい。命令だ」
ノートを開き読み進めていく少将の表情は最初に見たムスッとした表情へと変わり、俺のノートを熟読し始めた。
だから俺は命令されて仕方なく、仕方なく目の前の料理に先に手を付け始めた。
:ハミイル少将
やはり間違いではなかった。
ひと目見たときは復讐に燃え、部下に後ろから撃たれるか前線ですぐに死ぬタイプと思ったが、士官学校からのレポートを暇つぶしに眺めていると面白いものを見つけた。縦深による防御と攻撃、それに伴う動き。というレポートを見た時は意味が分からなかったが、レポートを見てみれば成程。この国に適しているではないか、と。
装甲機械化部隊の機動戦についても触れられており、私が考えていたものをすべて補完する内容となっていたのだ。
誰が書いたか調べてみれば、演習場で見かけたあの子供だという。
もしそれが本当ならばこれほどまでに背筋が凍ることもあるまい。
後ろに誰かいるのかとも思ったが、それをさせるメリットが見当たらない。
念の為身辺調査をやらせたが、結果は白。
齢にして8歳がこれを考えるなど、常軌を逸している。が、面白い。
このような時代だ、劇薬にも手を付けなければ勝ち残れん。
とはいえ、彼を呼び出し会話をしようにも彼は前線。
一人だけ呼び出すにしても反感を食らうだろうと自重していたのだが、彼の活躍は時たま此方の耳に入ってくるまでになった。曰く、群れを統率する狼だ、と。
そして、大隊規模との戦闘で生き残ったことが分かり、私は喜んだ。
クリスマスにプレゼントをもらう子供のように。
今では復帰し、軍書庫に入り浸っているという情報を耳にした私は呼び出すことにした。
急では悪いだろうから無理をさせるなと言付けたのだが、すぐにミール中尉はやってきた。
その目は此方を見てはいるものの、私を獲物として認識しているのかと疑問に思うような昏い目だ。獲物を前にした狼のような。
ここに来るまでに何があったのか私は知っているからさもありなんと言ったところだが、ここまで人間というのは表情を削ぎ落とせるものなのだろうか。
出てくる言葉も無機質であり、人間性を感じられない。
だが、戦場での言動や行動も苛烈であるというのも聞いているしミール中尉の部下からの信頼は絶大であるらしいのは聞いている。
人狼と呼ばれ恐れられるのも分かる気がするな。
しかし、用意した料理が無駄にならずにすんでよかった。
思考が横にそれてしまった。
今はプレゼントを開けることに集中しなくては。
と、中尉が持っていたノートを見せてもらうよう頼むと、遠慮するような言動をしたが、渡してくれた。中に書かれている内容を聞いて私は更に喜ぶ。まさかプレゼントがもう一つ来るとは。
私はプレゼントを雑多に開ける子供のようにノートを手にとったが、やはり面白い。
我々は装甲兵の利用をどのように広げていくか考えていたが、その一例がそこに載っている。新しい兵器の概略までもだ。これは、一日かけて考察せねば面白くないが、少尉を待たせているため思考を二つに分け考えるしかあるまい。
私は年甲斐もなく熱中してしまい、気づけばミール中尉は自分の分の料理をすべて平らげてしまっていた。仕方がない、分からなかったことは本人に聞くとしよう。
準備していた我が連合の家庭料理を食べ、少し舌を濡らした後。本題に入ることにする。
:ソコロフ
すべてが美味しかった。
ボルシチもピロシキもブリヌイもウハーも、母が作ってくれてものを思い出すような味で少しうるっと来てしまった。
そんな事は置いておき、全て食べ終わった頃合いで、目の前のハミイル少将が朗らかな顔のまま口を開いた。
「さて、君を呼び出したのは他でもない。あのレポートについてだが、その前に質問だ。あのノートに書いてあった装輪戦車とはなんだね?」
そこから来るか。たしかに迂闊に書いてしまった節はある。見られるなんて思っても見なかったからな。
今の時代では考えはされているだろうがまだごく一部だったはずだ。
「戦車の履帯をタイヤに変えたものです」
「ふむ、成程。それがどんな……いや、待て、当ててみせよう」
悪戯げな笑みを浮かべた少将は数分考えた後、ドヤ顔を浮かべた。
「戦車では足が遅く、間に合わない場所やぬかるんだ場所でも大きなタイヤならば走破でき、戦車の代用戦力として火力がほしい歩兵部隊とも素早く連携できる。これで正解かな?」
この少将何者だ?
その考えが出てきたのは第二次大戦後だ。
頭が切れるにもほどがあるぞ。
「はい、そのとおりです」
「はっはっは! やはりか! その言葉が聞きたかったのだ」
少々閣下は子供のように嬉しそうに笑った後、だが、と続けた。
「欠陥がある。火砲を詰むとしてもその火砲の反動で安定性が保てん」
「ええ、そこは改良する余地があると思っております。ですが」
「待て待て、答えさせてくれ」
この少将は本当に何なんだ?
ウキウキとした顔は子供のようで、たくさんのプレゼントを開けていく子供のようだ。
だがこの頭のキレは今の世界でも中々いないだろう。
さすがは作戦参謀副長、というだけはあるか。
「しかるに、その代用として君たち装甲兵というわけだ。勿論、装輪戦車戦車なるものも開発せねばならんが、我らは金が無い。開発はすすめるが遅れるだろう。うむ、うむ。実に理にかなっている。素晴らしい」
「流石であります」
「はっはっは、君のノートを深く考察していなければ辿り着けんかっただろう。君のお手柄だ」
「過分な評価痛み入ります」
よしよしよし、更に風が吹いてきている。
このままいけば左官へと行くことも可能だろう。
「そして輸送機による装甲兵のパラシュート降下も中々に良い。制空さえ取れていれば後方の撹乱や要衝の制圧も捗るというものだ」
「そのとおりであります」
俺はこのおっさんのイエスマンにでもなるのか?
ずっと一人で語っているではないか。まあ、此方に害はないので良いのだが。
むしろプラスに働いている。
「ではもう一つ質問だ。先の内戦で我々は敵の一点突破をうけ一度戦線を突破されかかった。その原因とは? 自由に述べよ」
ついに来たか。今までのはお遊び、これからが俺の地位を高める勝負どころとなる。
プレゼン力はあまりないが頑張るしかないだろう。
そしてつまるところ、先の一点突破というのは偶然起こった電撃戦に他ならない。敵にまだ戦車や装甲兵がいたころ、それを中心として速度を此方で上回り、司令部へとなりふり構わず突っ込んできた事だ。
あれを電撃戦と言ってよいのかは甚だ疑問ではあるが、一応電撃戦と俺の中で定義しておく。
原因は、敵を完全に止めようとしているからいたずらに兵が死んでいき穴ができてしまい。そこに新たな部隊を投入するから戦力の逐次投入となり後退せざるを得なくなった。此方は兵力で勝っていたからどうにかなったが。
だがこれを正直に話せば、お前らの作戦が拙いんじゃ馬鹿、と遠回しに言うようなので言わない。
「連合の戦術、戦略が現在の状況に即していないためと愚考致します」
「ふむ、成程。一利ある」
現に閣下は俺を睨むように目を細めている。
オブラートを発泡スチロールで梱包しダンボールにまで仕舞ったと言うのに!
「では同志大尉。貴殿ならばどうする」
「敵の電撃的な進行を止めるためには深層防御……敵の前進を完全に止めようとするのではなく、遅らせ、国土と引き換えに敵の犠牲者を増加させるものであります」
これでいいだろう。本心を語れと言ったのはあちらなのだから多少は――
「――我が連合の国土をむざむざと敵に取らせると?」
これは不味い。
本心を語れと言ったのはあちらだが、考えてみれば我が連合は愛国に湧いている。その愛国の最先鋒たる軍事の参謀の一人とあればなおさらだ! まずいまずいまずい! 粛清される!
「いえ、決してそのようなことでは。あくまで一時的に取らせるのであり最終的には敵の多き犠牲によって我々の領土へと取り戻し、敵が疲弊した隙に逆に敵国へと攻め入るということであります。勿論取らせずとも、戦車や歩兵を中心とした基盤的防衛力に装甲兵を中心とする即応機動部隊、動的防衛力も追加し機動防御という侵攻勢力を別個の装甲兵を中心とした機動打撃部隊で叩くという戦術も提案致します」
「……ふむ、いい考えだ。君を呼び出したかいがあったというもの。それをレポートにまとめて提出しなさい。それが採用された暁には発案者を貴殿として讃えようではないか」
「は! 了解いたしました! ですが、発案者が私では他の方々に信用されないように思います。ですので、少将の発案ということでお願いしたいのです」
「……手柄を取るようで気が進まんが。納得はできる。分かった、そのようにしよう。それで、その機動部隊はどの程度の規模が適当だと考える?」
助かった! まだ木を数えなくてすむ!
しかし、規模か……師団は大きすぎて移動が遅い。中隊は戦力が低い、であるならば大隊規模が適当だろう。
「大隊規模かと」
「分かった、ではレポートを心待ちにしている。本日は良い話ができた。また頼むとしよう。では、これから会議があるから解散だ」
「は、了解いたしました! 失礼致します!」
はぁ、胃がキリキリする。
前世の上司など目ではないな。
というか、また頼むとは何だ?
:ハミイル少将
全くもって有意義な話し合いだった。
これほど満足したのはいつ以来か。今は上に行ってしまっている同期と軍学校で討論した時以来だろうか。
しかし、わざと領土を取らせるとは正気の沙汰ではない。常人ならば考えつくはずがない思考だ。無力な民草をも犠牲にしようというのだから考えついたとしても喜々として話す内容ではない。
だが、機動防御というものもあり、聞く限りでは素晴らしく有効に思える。それを実行するとなると別ではあるが。
作戦での変化が集積し戦術は次の段階へと進化する。そして戦略は進路を示す。
たしかにその通りだ。現代戦においては、一度の大戦闘で勝利したとしても決定的な勝利へは結びつかない。先の内戦で痛いほど経験した。
そしてその勝利を無駄にすることなく、敵が立て直す暇を与えず更に奥へと進む。
その勝利のためには前の敵だけではなく後ろの敵をも撃滅せねばならない。
それをまとめたものを私は考えていた。機械化歩兵。
元々は戦車の速度に合わせるため戦車の上に歩兵を乗せ、砲兵と工兵に援護をさせ敵陣を突破する。そしてその間に爆撃機が敵の後方に打撃を与える。
そのように考えていたが、装甲兵か、なるほど面白い。文字通りの機械化歩兵というわけだ。空挺部隊としても運用できるというのも尚良い。爆撃機とともに運用できる。
装甲兵単独の運用は考えていなかったが、考え直させられた。
もしこれが実現できればどのような防御をも粉砕せしむることができる。
名付けるならば、縦深攻撃とでも言った所か
更に装甲兵大隊、編成するとしてトップはあのミール中尉か? いや、実力があるとは言え少し暴走する気がする。ではどうするか。
まあ、それはおいおい考え、編成するとすれば特務参謀付きということにしようか。
だがまずはお歴々を納得させた後だ、編成もかなったのならさらなる研究に投資せなばなるまい。
それに時代遅れのコザーク共も反対してくるか。装甲兵を導入する際にもひと悶着あったが、中央政府にどうにか取りなしてもらった。だが、考えてみれば奴らは今生き残りの道を探しているはず。ロザポージ・コザークやクイヤ・コザークのようにはなりたくはあるまい。
奴らの忠誠の先は未だ皇帝だが、そのうち中央政府へと変わっていくだろう。
更に奴らは未だ特権階級の意識が強い。そこを刺激してやり、機械化歩兵大隊はコザーク騎兵の予備とでも言っていればどうにかなるか。
そしてコザーク共を最前線へと送る。多少は減るだろう。
私が考えるこれからの戦争にコザークの騎馬隊は不要。
これからは馬ではなく戦車や航空機、戦闘機が活躍する時代だ。
あいつに自慢するとともに相談でもするとしようか。
今、反乱軍共を匿っているオットマン帝国に返還要求をしているが、もし蹴ったら戦争になるだろう。
戦争になった場合、精々そこですり減らしと実験と行こうではないか。
ああ、事の成り行きによってはロム帝国とも、か。だがそれはまずい。かの帝国ともしやり合うのならば二正面作戦などしている暇はないだろう。
政府に期待するしかない、か。
しかし、9歳でここまでの考えが本当に出るのか。身辺調査をさせてみても白ということはそうなのだろうが、未だ信じられない。
本当なのだとすると彼はただの飢えた餓狼ではない。この戦乱の申し子として生まれたヴルドラク、人を残忍に殺すために生まれた人狼だ。
二つ名の銀狼というのは、中々に皮肉が効いている。
ロックされる原因を作った前の私は粛清されました。
次はもっとうまくやるでしょう。
コサックさん達について追記いたしました。
ご指摘感謝致します。コサックさんを忘れていた私は炭鉱に行きました。
次はうまくやってくれることでしょう。