あの後、ステータスプレートを変えると全てが閲覧できるようになっていた。本当に壊れていたんだろう。
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黒田深 17歳 男 レベル1
天職:インヴェルズ
筋力:70
耐性:50
敏捷:60
魔力:60
魔耐:50
技能 ヴェルズ化・侵略感染L v1・眷属召喚・言語理解
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ステータスプレートを渡されてから二週間。戦い方のたの字も知らないような集団なのだから剣の振り方や魔法の使い方なんかを訓練している。コーちゃんは剣道をしているので剣を振ることには慣れていたが、流石に鉄の剣の重みに初めは戸惑っていた。けれどもそんな事ぐらいで躓くはずもなく、今では素人の俺が見ても惚れ惚れする剣の振りだ。
では俺はどんな訓練をしているのかと言うと、一番筋力が高かったから、最初はコーちゃんと同じく剣を振っていた。だが、一向に上達の気配がなく、振り方を教えてもらってもどうにもならないのでとりあえず剣ではなく短剣の扱いを習うことになった。
それと並行して、スキルの一つ、眷属召喚という召喚系統のスキルから召喚魔法も習うことになった。
それなのだが、"眷属"なのだ。俺に眷属なんて奴はいない。相棒に「眷属とかいるか?」と聞いてみたところ、「……ワカラン、イチオウイルニハイルンダガ……」まさかいるとは!驚いた。
「どうしてそんなに濁すんだ?」
「オレタチ、インヴェルズニハ、"ジョウキュウ"ト"カキュウ"ガソンザイスル。」
「?」
「オソラクダガ、"眷属召喚"トヤラハ"カキュウ"ノインヴェルズヲヨビダセル。 ヨビダセナイノハ、タンジュンニオマエノレベルガタリナインダロウナ」
全く訳がわからない訳では無いが……そもそもインヴェルズってなんだ?
「相棒、インヴェルズってなんだよ?」
「ア、セツメイシテナイカ?」
「うん」
「ヨウスルニ、オレヲカラダニヤドシ、"テキゴウ"シタ"ソンザイ"ダ。 ソウイウイミジャ、シンモインヴェルズダゼ?」
「へー、そうなんだ。 だから天職のところがあーなってた訳ね」
なんか凄そうだし、強そう。ついでに他の事も知ってそうだし、聞いてみよう。
「じゃあ、ヴェルズ化ってなんよ? 相手をインヴェルズにでもするのか?」
「オ、イイセンイッテルガ、チガウナ。 "セイブツ"ノシガイナンカニ"オレノイチブ"ヲオクリコンデヤルト、"ヴェルズ化"スルゾ。 イキカエルケド、ダイダイガ"キョウボウ"ニナル。 アルテイド、メイレイヲキイテクレルガ、キホンテキニハキカナイゾ。」
「割と不便だな、それ」
「アア、ツカイドコロニ、キヲツケロヨ」
「それじゃあ、侵略感染はなんだ? ウイルスみたいなものか?」
最後に一番気になるものを尋ねる。
結構物騒な名前だからな。少しは心配になる。
「イチバン、コレノセツメイガメンドウナンダ。 ホントウナラ、
"○○カンセン"ミタイナカタチダッタンダガ、フクゴウシテイルラシイ。 ケッコウタタカウトキニハ"ベンリ"ダゼ?」
「どんな能力があるんだ? パワーアップとかか?」
「ソンナノハナイナ。 ナニカヒトツ"サンプル"ヲアゲルトシタラ、アイテカラノ"デバフ"ヤ"ボウガイ"ヲ、ヴェルズダケ"ムコウカ"デキルンダ。 ケド"デメリット"ハ、ミカタカラノ"バフ"ナンカモ
"ゼンブ"ムコウニシチマウトコロダナ」
「ヴェルズ系統に有利になる感じか、使って見ないとこればっかりは分からんな」
「ソウダナ、ハヤメニ"ドコカ"デタメシテオクトイイ」
「まあ、そうするわ」
「おーい、そろそろ夕食の時間だそー」
呼ぶ声が聞こえてきた。「もうそんな時間か!」窓の外では陽が少しだけ傾き始め、空を朱くしていた。
「ハヤメニ、イットケヨ」
「分かってるって!」
相棒に釘を刺されながら、小走りで広間へと駆けていった。
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夕食の前にメルド団長から何やら皆に一言言うことがあるらしい。
「明日から、実戦訓練の一環として【オルクス大迷宮】へ遠征に行く。必要なものはこちらで用意してあるが、今までの王都外での魔物との実戦訓練とは一線を画すと思ってくれ! まぁ、要するに気合入れろってことだ! 今日はゆっくり休めよ! では、解散!」
「大変そうだな、明日」
「キヲツケロヨ、シンガシヌトオレモシンジマウンダカラナ」
「はいはい、分かってますよ」
魔物とやらに実力がどれだけ通じるのか分からないが用心に越した事はないだろう。夕食を取った後、その日は早めに就寝してしまった。
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今、俺たちは[オルクス大迷宮]へと向かっている。この世界に電車は勿論、車もないので馬車で迷宮前の宿屋街、[ホルアド]へと向かっている。ガタゴト揺れる馬車は慣れないと気分が悪くなる人もいるだろうが、俺には割とその振動が心地良かった。
身を任せてうつらうつらしていると到着したみたいだ。今日は王国直営宿屋に泊まって、明日挑戦するらしい。
二人部屋でもう一人は南雲君だ。あまり仲良くはないのでこの機会に是非とも仲良くなろう。
まずは挨拶だ。
「なあ、よろしく、南雲君」
「あ、ああ、よろしく、お願いします」
緊張しているみたいだ。
「意外だな、黒田君、フレンドリーだね」
「そうか? 編入初日で異世界召喚されたからな、もっと仲良くしてかないと。 話変わるけど、趣味とかある?地球にいた頃のだけど」
趣味。コレが合致すればそこそこいい感じに仲良くなれる。知らなくても教えてもらったりすればそこそこいけるはずだ。と打算的な俺に南雲君は素直に教えてくれた。
「アニメとかゲームかな。 親の影響とかもあって結構やってるよ」
「へー、俺も割と見るけどなアニメ。 ゲームはあんまりしないけどおすすめとかある?」
アニメを見ると言った瞬間、南雲の眉がピクリと動いた。コレは良い食い付きだな。と思った。
「ゲームはね、○○ってハードの☆☆ってソフトがね……」
こうなった南雲君はなかなか止まらなかったが、面白い話で結構盛り上がった。
今度は南雲君から質問がきた。
「そういえば、天乃河君と幼馴染みなんだよね?」
「ああ、そうだな、けど、会ったのはこないだが久々だぞ」
「小さい頃の天乃河君はどんな性格だった?」
「うーん、あんまり変わらないかもな。 みんなに人気で、なんでもこなしてたな。 似顔絵描く時にめちゃくちゃうまかったの覚えてる。 昔から俺を色々と引っ張ってくれてな、俺、一回崖から落ちかけた事があるんだ」
「崖から!?」
「そう、それでさ、どうにか助けようとしたんだけどまあ、幼稚園児の体力じゃあ無理でさ、俺はもう死ぬんだって思って泣きまくってたワケよ。 でもさ、そんな俺にも「諦めるな!」って言ってくれてさ、すげー嬉しくて、頼もしかったんだ。 結局のところ、大人を呼んできて俺は助かったんだけどな。 恥ずかしいから本人の前で言うなよ、絶対に」
南雲君はと言えば目をパチクリとしていた。
「意外か?」
「あ、まあ、こうなんて言うか、天乃河君とイメージが少し違ったからさ……」
「なんでもできるし、イケメンだからみんなコーちゃんの事あんまり見てないからな、表面的にしか。 結構強情なとことか、わんぱくなところだって良いところだと思うけどな、俺は」
南雲君は何やら考え込んでいるみたいだった。
「眠いから、俺寝るわ」
「ああ、うん、おやすみ」
「おやすみー」
俺はすぐに眠りへと落ちて行った。
タイトルわかりやすくするべき?
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変えよう
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そのままで
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その他