ー翌日
アリスのお茶会もあってか、スッキリとした朝だった。
今日は、甘味処のバイトはお休みである。そんな訳で蒼空は朝から寺子屋へ行くのだった。
ー寺子屋
慧音「おや、蒼空くん。おはよう。今日は早いな」
蒼空「おはようございます。慧音先生。今日は甘味処のバイトがお休みなので。」
慧音「そうか、今日はレイラくんいると思うよ。」
蒼空「ほんとですか!?」
慧音「あぁ、今は授業中だから、応接室で待っててもらっていいかな。今日はお昼で終わる予定なんだ。」
蒼空「わかりました。すみません。」
慧音「気にしなくていいよ。それじゃあ、案内するよ」
ー昼 応接室
お昼時、子供たちが下校し始め遊ぶを約束をする声や先生にさよならを言う声がひびき始める。
蒼空(やっと、レイラくんに会える。本当にこの3週間、大変だったなぁ。なかなか見つからないんだもの、タイミング悪いし....)
レイラ「あの新聞、本当だったんだな」
蒼空「!レイラくん!!お久しぶり!ずっとさg「単刀直入に聞く、何故ここにいる?目的はなんだ?」........えっ」
蒼空(怒ってる?怖い........)
蒼空「わ、私は、レイラくんを探しにここに来たの。何故、姿を消したのか知りに....」
蒼空「レイラくんが消えた後、竜葉ちゃんは泣いてた。嫌われたんじゃないかって」
レイラ「........」
蒼空「だから、レイラくんを探して、なんで竜葉ちゃんを避けたのか聞きに来たの」
レイラ「そんなことか」
蒼空「そんなことって!!」
レイラ「お前からすればそんなことだろう?」
蒼空「そんな訳ないじゃない!!大事な親戚の妹が泣いていたら、心配するのが当たり前でしょ!?」
レイラ「お前が妹を語るな」
蒼空「はぁ!?」
レイラ「お前は何者なんだ?」
蒼空「私は私よ!他の誰でもない神矢 蒼空よ!」
二人の間に、スキマが開かれた。
紫「2人ともストップよ」
レイラ「!.....紫。」
蒼空「!?」
紫「話は聞かせてもらったわ」
紫「私は八雲 紫。幻想郷の管理者にして妖怪の大賢者と呼ばれているものよ」
蒼空「ご丁寧にどうも、私は「ふふっ、あなたのことはよく知っているから大丈夫よ」」
蒼空「えっ?」
紫「さてと、彼女の事だけど、今のところ考えているのは監視下に置くことよ」
紫はレイラに視線を向ける。
紫「レイラ、わかるわね?」
レイラ「俺がその役をするってわけか」
蒼空「まって、どいうこと?監視って、私何もしてない!」
蒼空は思わず立ち上がる。
紫「そうね。今は....ね。」
蒼空「今はって、これからだって起こす気なんてないです!」
紫「........」
レイラ「紫、監視する上で、どれほどの力を持ってるか調べたら方がいいじゃないのか?」
紫「そうね、なにか能力をもっていてもおかしくないわ。」
紫は隙間を開くと、水晶玉を出す。透明度が高く敷いている布の色まで透けて見えている。
レイラ「水晶玉か?」
紫「えぇ、手を乗せると光ってわかる仕組みよ。まぁ何故わかるのかは知らないけど」
そう言うと紫は蒼空に優しく微笑みながら
紫「さぁ、蒼空さん手を乗せてみてちょうだい」
と言った。まるで、少しでも警戒心を落とすかのように。
蒼空は恐る恐る水晶玉に手を乗せる。乗せた瞬間、水晶玉は淡く光を放ち収まると、文字が水晶の中に浮かんだ。
ー天空を操る程度の能力ー
紫「天空を操る程度の能力ね。大きな力だわ。1人で異変を起こせても不思議じゃない。」
蒼空「私、そんな事しないです!そもそも、能力なんて使い方分からないし....」
紫「逆に言えばそれは、制御出来ないということよ」
蒼空「っ」
紫「使えるようになっても困るけれどね」
紫は、水晶玉をスキマにしまう。
紫「はぁ....レイラ、あなたなら大丈夫だと思うけど頼んだわ。危なくなったらすぐに私に言いなさい。いいわね?」
レイラ「あぁ」
紫はスキマを開き、その先に消えた。
レイラ「お前、今どこに住んでるんだ?」
蒼空「え、人里。人気なのない所。安かったから....。」
レイラ「そうか、じゃあしばらくそのあたりで寝泊まりする」
蒼空「は!?」
レイラ「さっきの話聞いていただろう?俺はお前を監視しなくちゃいけない。」
蒼空「っ、分かったよ」
蒼空は渋々返事をするのだった。
ー数時間後
荷物が運び終わる頃には、外は既に暗くなっており里の人々は、出歩いている者はほぼおらず無人となっていた。
蒼空「やっと終わったー」
蒼空は肩を回しながら、家の中に入る。
レイラが暫くな泊りする家は、私の隣。私の住んでいる場所は人気がなく、空き家が多いため、すぐに入れたらしい。
蒼空は、手短に夕飯とお風呂を済ませると今日の出来事を整理するために、日記を書いた。
ひとまず分かっているのは、私という人間が危険視されているということ。レイラもそう思っていて、私を疑っており冷たく接していること。そして、私には天空を操る程度の能力があるということだ。これから、レイラはずっとあの態度なのだろう。
なんだろう、すごく悲しくて、胸が痛い........。
その夜、寒くなる季節とは異なり気温が上がり始めていた。
一方レイラは、紫に呼び出されスキマの中にいた。
レイラ「紫、話ってなんだ?まぁ丁度いいが。」
紫「彼女の能力についてよ。あなたが聞きたいのもこの事でしょう?」
レイラ「あぁ詳しくは聞いてなかったからな。」
紫「さすがに彼女のいる前で話す訳には行かなかったから........で、彼女の能力だけれど、天空って言うけどようは空なのよ。空はといえば天候。つまり彼女は、雨降らせり、日照りを起こさせたりできる。」
レイラ「下手をすれば」
紫「えぇ、災害だって起こせるでしょうね」
レイラ「........」
レイラは俯いた。
紫「彼女をよく見ておいて」
レイラ「言われなくても」
紫「それじゃあ話は終わりよ。」
紫はスキマを開く。レイラはスキマから出ていく。
レイラはどこか違和感を感じた。
レイラ(?暖かい?今は秋だぞ?....まさか...いや今日知ったばかりだ使い方なんてまだ分からないだろう。一応明日、聞いてみるか。)