スター☆トゥインクルプリキュア00 -A Wakening of stars- 作:サイト.txt
「「「「「地球!?」」」」」
窓に集まる一行。
「確かに地球だ…いつ見ても綺麗だよね〜」
「はい。……何か棒が生えていますね?」
「あれってもしかして軌道エレベーターでプルンスか?」
「軌道エレベーター!? キラやば〜☆」
「でも地球にそんなものなかったはずニャン?」
「まさか! AI、今は西暦何年でプルンス!?」
『地球の電波時計の情報から……西暦2314年です』
「「「「「「未来いぃ〜〜!?!?」」」」」」
「未来フワ〜!」
「フワ、タイムトラベルも出来るようになったの!? キラやば〜☆」
「フワ、スゴいフワ!」
「いやいや待ってルン! フワ、2019年に帰れるルン?」
「フワ! やってみるフワ! フ〜ワ〜!〜〜ァ? ダメだったフワ……」
「「「「「「えっ〜!?」」」」」」
「まずいでプルンス! 早く過去に帰らないと宇宙がノットレイダーに乗っ取られてしまうでプルンス!」
「オヨ〜!? まずいルン! 早く帰るルン!」
「わわわわわわ〜! やばいよやばいよ〜!」
慌てるひかるとララとプルンス。しかしえれなとまどか、ユニは落ち着いていた。
「あれ? でも……この地球、乗っ取られてなさそうじゃない? 今乗っ取られてないんだから大丈夫なんじゃない?」
「歪んだイマジネーションも感じないニャン?」
「確かに、過去でノットレイダーが宇宙を乗っ取ったなら今も乗っ取られていなければおかしいですよね。えれな、流石です!」
「あっそうか! 流石えれなさん!」
「頭が回るでプルンスなぁ!」
「私達が未来に行っても無事……多分、なにかの拍子で帰れるのね。だったらやることは一つニャン?」
「うん!」
「「「「「「「未来旅行(でプルンス)(フワ)(ルン)!」」」」」」」
「軌道エレベーターもあるんだし〜、あるんじゃない? スペースコロニー!」
『近くに大きな構造物を発見しました。スペースコロニーの確率97.5%』
「キラやば〜☆ 行ってみようよ!」
「賛成です♪」
「まあ、それもいいかも知れないわね」
ユニの尻尾は興味津々だった。
「じゃあ早速……オヨ? コロニーの近くにロケットがいるルン!」
「もしかして地球人のロケット!? キラやば〜☆!?」
「ねえプルンス、もしかして地球も星空界の存在、知れ渡ってるんじゃない?」
「確かに宇宙に出られれば、コンタクトしているかもでプルンス! 探りを入れてみるでプルンス〜」
「そうなったらお父様にもララ達の事を秘密にしなくていいですね! 300年後ですけれど……」
◆
反政府勢力カタロンは苦境に立たされていた。旧式のイナクトやフラッグではアロウズのアヘッドに歯が立たない。一機、また一機とオレンジの粒子ビームにより撃墜されていく。
「どうりゃああああああッ!」
GNブーメランによる大量撃破。戦力差は歴然。戦線は総崩れである。
「味方機、半数が大破!」
「怯むなァ!地球連邦政府を掌握し、世界支配を目論む独立治安維持部隊アロウズは、何としても叩かねばならん! 我々の手で新しい時代を……」
「艦長! タテガミのやつが!」
「なにぃ!」
黄金のMAが戦場を我が物顔で突っ切っていた。腕を組んで突っ切ってくるという余裕振りである。そのGN粒子はまさしく炎のタテガミの様に煌めいていた。
「フッハッハッハッハッハ…! 反政府勢力カタロンなど、我々の敵ではない! ハッハッハッハッハ……!」
金ピカのMA『アルヴァトーレ』がビームを乱射。MSがなす術なく撃破されていく。戦線を突破し、カタロンの旗艦に極大ビームを放つ。
獲った! アロウズのエースパイロットは勝利を確信する。
ギュウイイイイイイン!
「何ィ!?」
ビームが防がれた。アロウズ以外でGNフィールドを使える者など…
「まさか…ガンダム!? ソレスタルビーイング! 紛争根絶を掲げる私設武装組織か! しかし、貴様らの出番は無い! 世界は我々アロウズに統一された!」
巨体のガンダムがビームを放ち、金獅子のMS『アルヴァアロン』は釘付けになる。
「うぉぉあぁ!? う、動けん!」
「少数派を弾圧して得た平和など、人々が望む世界であるものかぁ!」
その隙を逃すまいとGNドライブが2個付いた青いガンダムが剣を持って突貫した。必中の間合いでアルヴァアロンに剣を投げつけ、命中。アルヴァアロンは爆散、パイロットのアレハンドロ・コーナーは死亡した。
「「「「トランザム!」」」」
ガンダム4機はアロウズ艦隊に突撃を掛ける。
「ガンダムが来ます!」
「くぅ! ソレスタルビーイングめ! 貴様らが戦う意味は何だ!」
「貴様らの傀儡となった連邦政府は解体され、新政権が既に動き始めている!」
「っ、な、何だとぉ!?」
「新たなる世界を創造するために、俺たちは戦う! そう、それが……」
「「「「ソレスタルビーイングだっ!」」」」
GN
「ライザー・ソーオオオオオッド! うおおおおおおおおおおっ!」
アロウズ艦隊は壊滅、新政権は盤石となった。
◆
「よしっ!」
沙慈・クロスロードは友人と映画に来ていた。前を歩いている男女グループが感想戦をしていた。
「この映画、事実を元に作られたんだよ!」
「新政権のプロパガンダだよw」
「どこがw」
友人も感想を聞いてきた。
「中々面白かったな!」
「美化しすぎだよ」
「映画ってそういうもんだろ?」
「現実はあんな綺麗事なんかじゃ無いよ……戦いは、もっと怖いものなんだ」
「なんだぁ? 見てきた様な言い方するな〜?」
「え、あ、いやぁw」
良いタイミングで友人の端末が鳴った。
「げっ、関さんから呼び出しだ! わりぃ、俺いくわ!」
「……僕、出てなかったな」
世間に自分の存在がバレていないのがありがたいような、一緒に戦場にいたのに寂しいような。あれから二年。世界は少しずつ戦争が減る方向へ向かっている。ソレスタルビーイング、彼らの行った武力介入の結果だ。
でもそれは、ソレスタルビーイングとアロウズが人々に『戦いの恐怖』を植え付けたせいだ。僕らは考えなければいけない。変わっていく世界を見つめ、本当の平和を手に入れるために。
「……沙慈」
「このところ安定してるようだね」
「発作も起きないし、そろそろ退院しても良いのに」
沙慈のガールフレンド、ルイス・ハレヴィはガンダムにより両親を殺され、その時に細胞障害を負った。イノベイドに利用され、PTSDの症状も出ていた。細胞障害はダブルオーライザーの放った光で治癒したが、最近は容体が安定しているようだ。
ダブルオーライザー。刹那。二年間、ソレスタルビーイングは姿を表していない。刹那はどうしているだろうか…沙慈は空を見上げた。
ピカリン……
「見てルイス、流星群だよ!」
「あ、本当だ。綺麗……」
病院の時の流れが俄かに活発になった。