女だらけの世界に男一人だけ放り込まれるとかどうかしてるぜ 作:アインスト
よければ見てってください。
サブタイトルは良く考えてないです(白目)
ではほんへ、始まります。
目が醒める。
無機質な天井が眼前に広がる‥‥‥。
というかちょっと待ってくれ体が滅茶苦茶痛ぇっ!?
なんぞここ!?ベッドってこんな硬かったか!?
慌てて飛び起きる。
──その瞬間、ただ飛び起きただけなのだが、物凄い速度で"跳んだ"。
で、その次に見えたのが檻の柵。
ガシャアンと一際大きな音を立て、突っ込んだ。
「待って‥‥‥すげぇいてぇ‥‥‥ん?」
はて、俺ってこんなダンディーな声だったか?
心なしか体がガッシリしてるというか‥‥‥。
確か寝る前は‥‥‥あれ?
寝る前の事が思い出せん。
うーむ‥‥‥まぁいいか。
とりあえず軽く見回してみる。
うーん見渡す限り無機質な壁、そして檻。
え何、俺捕まった感じか?寝る前の俺何しでかしたんだよ‥‥‥。
幸いにも洗面台と鏡はあったので一応確認───って!?
「マジかよ‥‥‥サムになってるぞ‥‥‥」
そんなダンディーな声で再確認したのだ。まる。
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重要区画で一際大きな騒ぎがあった。
その報告を受け、私は確認を急ぐため走っていた。
「何の騒ぎだ、このバカ共がぁ!!」
「さ、さぁ‥‥‥」
「私らは知らないよ‥‥‥?」
ふむ、ならば直接問いただすまでだ。
その騒ぎがあったという独房までやってきて、私は異変にようやく気づいた。
あの"うんともすんとも言わない人型のロボットらしきもの"が起動していたのだ。
「貴様か、騒ぎの元凶は」
「へ?」
そんなすっとんきょうな声を、目の前のロボット擬きは出していた。
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あらかた体‥‥‥もといARSスーツを確認していた。
BLADEシステムまで再現されてる事に驚いていた矢先、一人の女性が檻の目の前にいた。
「貴様か、騒ぎの元凶は」
「へ?」
「へ?ではないわこのアホが!!」
「いやいやちょっと待ってくれ、状況がわからないんだ。お嬢さんは誰なんだ?で、ここは何処だ?」
「ほう、あくまでしらばっくれるか‥‥‥」
「ちょっ、しらばっくれてなんかないぞ!?」
「そう言うヤツほどしらばっくれているものだぞ」
「聞く耳持たないのねお嬢さんは‥‥‥」
「さっきから何だお嬢さんって!バカにしてんのか!というかお前、仮面で顔が見えん!外せ!」
「あ、おう‥‥‥」
言われるがまま頭部装甲をスライド展開し、ダンディーなあの顔を晒す。
女性は俺の顔を確認した瞬間、動きが固まった気がする。
「お、お前‥‥‥!」
「な、何だよ」
「あ、ありえん‥‥‥遥か昔に途絶えたはずだと‥‥‥」
「ちょっと?何考えにふけてんだよ?」
「おっ、おい貴様!何なんだお前は!?なんで滅びたと言われている"男"が生きている!?」
「‥‥‥はい?男が、滅びた?」
「そうだと言ってるだろ!?」
「ははは、嬢ちゃん面白い事言うなぁ」
「くぅぅぅぅぅ人が慌てているのにバカにしてぇ!貴様の事はこちらで預かる!こちらの指示があるまでやらかすなよ!いいな!!」
そう言って彼女はダダダッと走り去って行った。
何なんだあの子‥‥‥。
とにかくここから出る方法を考えないと───あれっ。
「‥‥‥普通に扉開くのかよ‥‥‥セキュリティ大丈夫なのかこれ‥‥‥?」
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それから少しして、独房から出ると周りの視線が痛い。
何とかこらえつつ、食堂らしき場所についたようだ。
ほーん、一応飯も食えるような設備は整ってるのか。
えーと何々‥‥‥?"宇宙豆の煮物"?
なんかサイケデリックに発光してそう。
とりあえず厨房の刑務官からもらうか。
一応自己紹介しておくか‥‥‥名前は‥‥‥借りておこう。
「うん?見ない顔だな。新入りか?」
「あー‥‥‥ちょっと訳アリでな。サム ギデオンだ。サムでもギデオンでも好きなように呼んでくれ」
「ふーん‥‥‥さっき"ショチョー"が慌ててたけど、もしかしてアンタが原因?」
「そうらしい。なんでも滅びたと言われている男がうんたらかんたら‥‥‥」
「‥‥‥まさかアンタが?」
「‥‥‥らしいぞ。一応彼女‥‥‥ショチョーか。ショチョーから口外するなと言われてるからな。すまんが‥‥‥」
「わかったわよ‥‥‥しかし驚きね、動かないと思われてたロボット擬きがまさかカハヴなんて‥‥‥いやカハヴって言えるのアンタ?」
「すまないが専門外だな。もらっても?」
「いいわよ。とりあえず問題は起こさないでよー」
ふむ、カハヴねぇ‥‥‥ここで言うところの人間というやつか?
まぁチマチマ考えるのは後にして、受け取った飯を頂こう。
献立的には健康的な組み合わせだな‥‥‥件の煮物と米とスープ。
うーん質素。
どれ、食べてみるか。
一口煮物を口に運び、その直後クッソ不味すぎて吹き出すのはお約束。
「おげぇ‥‥‥クッソ不味い‥‥‥あん?」
血気盛んな彼女らの中で、食器を落とした音が響く。
中心にいるのは‥‥‥褐色の女の子?
──ってうわぁ、いかにもガラが悪そうな女性もいる。
あーあーあー、揉めてら。
‥‥‥というか、そろそろ手が出るんじゃないのか?
女の子は‥‥‥防御してない‥‥‥!
あーったく、こういうのはガラじゃないんだけどな!
そう己の内で悪態をつき、大腿部に取り付けられたスラスターを噴かす。
この際食器が飛んでいくが知らん、後で片付ける。
すぐさまその女の子の前に出て、腕で拳を受け止める。
なお、受け止めるというよりも硬い装甲にぶつけさせる、という表現が正しいのかもしれないが。
「いったぁ!?」
「‥‥‥止せ。揉め事は起こすもんじゃない」
「はぁ?何よ、アンタ"シンイリ"の肩を持つ気?」
「そういうんじゃない。揉め事を起こすなって言ってるんだ」
「何なのよ、正義のヒーロー気取ってるわけ?そんな変な服着てさぁ。ダッサイと思わないの?」
「話題をすり替えるな。無抵抗の人間‥‥‥いやカハヴか。それに危害を加えようとするお前自身こそ情けないと思わないのか?」
「‥‥‥何よ、やろうっての?」
「‥‥‥売られた喧嘩だ。買ってやるよクソが」
「後悔しても、知らないわよっ!!」
そう言って目の前の彼女は大きく振りかぶって殴ろうとするが、一度殴られてやったんだ。
キツイかもしれないが一発やり返させてもらおう。
その一撃をすんなりと避け、右腕部放熱板を展開。
半分程度の力を込めて、右拳を突き出す。
「───シッ!!」
「ガッ‥‥‥!?」
腹に重い拳をぶちこまれた彼女は、体をくの字に曲げて倒れる。白目を向いている所を見るに、気絶してしまったようだ。
‥‥‥やり過ぎた!!(アホ)
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何だ、あいつは。
恐らく腕っぷしが強いであろうカハヴをあぁも簡単に‥‥‥。
恐らくヤツの着込んでいるあのスーツにタネがあると見た。
あのカハヴを沈めた一撃を放つ際、腕の装甲が開いているのが見えたのだ。
‥‥‥あれは戦力になる。今も、そして今後も。
だが、声をかけるのは今ではないな。
私の考えている計画をむやみやたらと広げる訳にはいかない。
いいものが見れたな‥‥‥。
そうして私は自分の独房へと足を運んだのだった。
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「ほー‥‥‥アイツ、やるなぁ」
面白い。
それがウチの最初に抱いた印象。
それに、一目見ただけでわかる。
アイツは、"強者"。
こっちに引き込めんかね‥‥‥?
そしたらそれはそれで面白くなりそうやし。
まぁ、今は様子見やね‥‥‥。
「クイーン様?」
「んや、何でもあらへんよ。行こか」
「はいっ」
次会うときはもっと面白くなってるとええなぁ。
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突如として目覚めたサム。
ARSスーツを装着したまま目覚めた事に困惑するが、彼はこの後己の運命を変え得る事に巻き込まれることを、まだ、知らない。
「あとで謝っとかねぇとなぁ‥‥‥」
変なところでお人好しであるが。
続く
続くかどうかはわからない。
モチベが続けば書くかも。
感想とかよろしければお願いします(乞食)
では、次回更新(あれば)お会いしましょう。
ではでは( ´-ω-)ノシ