遊戯王 渓谷の戦士   作:Σ3

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「前回は万丈目君と決闘(デュエル)したよ!」

『その後何故か行方不明になったけどね…』




第13話《鍵と翼の思い》

 

 

 

 

 

翼はあれからこれといって普通の楽しい学園生活を送っていた。十代達は錬金術の課外授業で色々とあったようで十代は欠けたペンダントを首に掛けるようになったが一体何があったのか喋らない。そのペンダントから何やら力を感じるとヴェーラーが言っていたため翼も胡散臭いと思わずに錬金術の授業をとっておけばよかったと後悔した。だがそれ以外は何事もない日常を送っていた。

 

だがある日の夜に異変が起きる。その日は激しい雷雨であまり眠れない日だった。

 

『ん?』

 

ヴェーラーは直ぐ異変を察知した。精霊ではなく特別な力を持った人間のような感じだった。

 

「どうかしたの?」

 

『うん…ちょっとね』

 

しかしその異変は直ぐに消えた。気のせいだろうと思いヴェーラーは探索はしないことにした。

 

その翌日、雨も止みいつも通り授業が行われた。

 

「今日の授業は以上だニャ」

 

「よっしゃー昼飯だー!」

 

十代は授業が終わると同時に起きて弁当に手を伸ばした。

 

「十代君、授業中は寝ちゃダメだよもう…」

 

「今日はトメさんお手製の弁当だぜ!」

 

十代は翼が呆れる中トメさんお手製の弁当を食べようとした。

 

「ああ、遊城十代くんと風龍翼さん、お昼はちょっと待つんだニャ~」

 

「え?」

 

しかし食べようした直前で大徳寺先生が二人を呼んだ。

 

「私と校長室へ行くのだニャ」

 

「ん?」

 

「十代、お前またまずい事やったんじゃないのか」

 

「まずいって?」

 

隼人が心配する中十代は食べようとしていた弁当の蓋を閉めた。

 

「風龍さんも一緒だから悪い事じゃないと思うけど…」

 

「フッハッハッ、二人とも短い間だったな。さよならだ」

 

万丈目が立ち上がり別れを惜しんだ。ちなみに万丈目が行方不明から帰ってきたときにノース校との友好決闘(デュエル)の時の記憶が全て吹っ飛んでいた。何とか記憶は取り戻したもののその後の彼はいつも背後を気にするようになった。

 

「万丈目君、あなたも来てください」

 

「ええっ?」

 

万丈目はなぜ自分も呼ばれるのか驚いた。だが彼は結構な日数を欠席しているため自身も退学になる理由は十分にあることに気づいた。

 

「それから三沢君、明日香さんも」

 

「え?」

 

そして三沢と明日香も呼ばれ明日香は疑問に思いながら立ち上がり三沢も無言で立ち上がった。

 

「どういう事だ?」

 

「僕にも分からないよ…」

 

共通点が見つからない五人が呼ばれ何があるのかさっぱり分からなくなる翼達だった。

 

そして六人は校長室へと向かった。

 

「なんで呼ばれたのさぁ?」

 

「さぁ?実は私も呼ばれているのですニャ」

 

「大徳寺先生もですか?」

 

どうやら大徳寺先生も事情は知らないみたいだ。そして校長室の前でクロノス教諭と鉢合わせした。

 

「あ、クロノス先生。あなたも呼ばれたんですか?」

 

「その通りナノーネ」

 

クロノス教諭も一緒に校長室に入ると鮫島校長が深刻な表情で待っていた。

 

「三幻魔のカード?」

 

「そうです。この島に封印されている古より伝わる三枚のカード」

 

「え?この学園ってそんな昔からあったのか?」

 

「うるさい、黙って聞け」

 

十代が疑問を投げかけるが万丈目が黙らせた。

 

「そもそもこの学園はそのカードが封印された場所の上に建っているのです」

 

「へぇ~」

 

「学園の地下深くにその三幻魔のカードは眠っています。島の伝説によるとそのカード地上に放たれるとき世界は魔に包まれ混沌が全てを覆い、人々に巣食う闇が解放されやがて世界は破滅し、無へと帰す。それほどの力を秘めたカードだと伝えられています」

 

「破滅…」

 

「良く分かんないけどなんか凄そうなカードだな」

 

「十代君!事の重大さを理解しようよ!」

 

皆が言い知れぬ恐怖を感じていたが十代だけは楽観的だった。

 

「そのカードの封印を解こうと、挑戦してきた者たちが現れたのです」

 

「一体誰がそんなことを?」

 

「七星王、セブンスターズと呼ばれる七人の決闘者(デュエリスト)です。全くの謎に包まれた七人ですがもう既に一人がこの島に…」

 

「なんですって!」

 

「でも、どうやって封印を解こうと?」

 

「三幻魔のカードはこの学園の地下深く遺跡に封印され、七星門と呼ばれる七つの巨大な石柱がそのカードを護っています。その七つの石柱は七つの鍵によって開かれる。これがその七つの鍵です」

 

すると鮫島校長はある箱を取り出した。

 

「…」

 

翼は何となくだが何か精霊の力に似た感じの力をその箱から感じた。

 

「じゃあ、セブンスターズはこの鍵を奪いに…」

 

「そこで、貴方たちにこの七つの鍵を護っていただきたい」

 

「護ると言っても、一体どうやって…」

 

「勿論、決闘(デュエル)です」

 

決闘(デュエル)!?」

 

「七星門の鍵を奪うには決闘(デュエル)によって勝たねばならない。これも古よりこの島に伝わる約束事、だからこそ学園内でも屈指の決闘者(デュエリスト)である貴方方に集まってもらったのです。まぁ何名かは数合わせに呼んだものもおりますが…」

 

なぜ古の約束事なのに決闘(デュエル)なのかと思う翼だったが話の腰を折りたくないため言わなかった。

 

「貴方のことナノーネ」

 

「ふん…ん?」

 

クロノス教諭の嫌味にムッとした十代だったが一つ疑問が浮かんだ。

 

「あの、それじゃあなんでここにカイザーが居ないんだ?」

 

十代が当然の疑問を投げかけた。カイザーはこのデュエルアカデミアの生徒の中で一番強いと誰しもが知っている。ならなぜここにいないのかここにいる全員が思っていた。

 

「そうデスーノ!こんなドロップアウトボーイよりもセニョール丸藤の方が何百倍も強いノーネ!」

 

クロノス教諭の文句に十代はまたムッとした。

 

「あ、いや…実は彼がそのセブンスターズの一人だと私は思っているのです」

 

「え!?どうしてですか!?」

 

全員が鮫島校長の言葉に驚きを隠せなかった。

 

「最近彼は妙な行動をしばしばとっています。もしかしたらのことを考えると敵の一人でありそうな丸藤くんに鍵を渡すわけにはいかないのです」

 

「…」

 

全員が驚きカイザーに勝てるかどうか戦々恐々としている中、明日香は違うことを考えていた。あ、また何かやらかしたな、と。

 

「取りあえず、この七つの鍵を持つ決闘者(デュエリスト)に彼らは挑んできます。貴方方にはセブンスターズと戦う覚悟を持って頂けるなら、どうかこの鍵を受け取って欲しい」

 

鮫島校長は箱を開け鍵を取るように頼んだ。

 

「分かりました、受け取りましょう」

 

「面白れぇ、やってやるぜ」

 

全員が困惑している中翼と十代は悩むことなくその鍵を取って首にかけた。それを見た全員は各々思うことがありながらも鍵を取っていった。

 

「ありがとう皆さん、この瞬間から戦いは始まっています。どうかいつでも決闘(デュエル)のスタンバイをしておいてください。そして必ずや三幻魔のカードを、七星門の鍵を護りきって下さい」

 

「一ついいですか?」

 

「なんでしょう」

 

「本当にここの下の遺跡に封印されているのは三幻魔だけですか?」

 

鮫島校長の話が終わると翼は一つ確認したいことを質問した。それはこの遺跡にテンペストが封印されているかどうかだ。どこを探しても手掛かりがない。ならここに封印されていると考えるのが普通だ。

 

「はい、そうですが…何か?」

 

「いえ、ありがとうございます」

 

鮫島校長は何も知らないみたいだった。だがこの事件にいろいろと裏がありそうな感じがする翼だった。

 

「どうした翼?」

 

「ううん、もしかしたら三幻魔以上の化け物が他に封印されてるかなって思っただけ」

 

「冗談じゃないデスーノ!三幻魔以上の化け物なんて御免ナノーネ!」

 

全員が校長室から出て各々セブンスターズ襲来に向けての準備に取り掛り始めた。

 

そして翼は周りに誰もいないことを確認してヴェーラーに話しかけた。

 

「ねぇ、聞いてたんでしょ?」

 

『うん、バッチリとね。あーあ、あの時感じた違和感はそのセブンスターズって奴のものだったのか。探索しとけばよかったよ』

 

「仕方ないよ。それよりヴェーラー、三幻魔のこと何か知ってることない?」

 

『知らないよ』

 

翼は耳を疑った。世界を滅ぼす力を持つカードの精霊なのだから当然ヴェーラーも知っているのだと思って聞いたのに素っ気ない表情で知らないと言われたからだ。

 

「えっ、本当に三幻魔のこと知らないの?あんなに凄くて邪悪な精霊ならもっと危険視されても…」

 

『人間界と精霊界を一緒にしちゃダメだよ。実際三幻魔より強くて邪悪な精霊なんて精霊界にはごまんといるんだから』

 

「ええっ!?」

 

『常識さ。でも精霊界の秩序は保たれていた。なぜならブラスター、タイダル、レドックス、そしてミスティル達の王テンペスト達といった莫大な力を持つ王たちがそういった邪悪な精霊を殲滅したり封印していったからなんだよね。まぁ今その四人が行方知れずで未曾有の緊急事態になってるんだけどね』

 

「なんか僕、凄い精霊を助けようとしてるってことが分かった…」

 

『そもそもね、主に人間界に残っている邪悪な精霊の伝説とかを創った奴らってのはね、精霊界じゃあ通用しないことを悟って人間界を支配しようとして人間に封印されたりしたお馬鹿精霊が殆どなんだよね。例外はいるけど』

 

「一気に三幻魔が小物化してきたんだけど…」

 

『ま、それでも人間にとっては世界滅亡級の力を持つ奴らだから伝説も残ってるんだけどね。でもそこまで怖がらなくてもいいんだよ』

 

「えー…」

 

先程まで三幻魔に恐怖していた自分が馬鹿みたいに思えてしまった翼だった。

 

『…』

 

「どうしたのヴェーラ-?」

 

『あ、いや、なんでもないよ』

 

ヴェーラーは話し終わるとふと何かを考えていたが翼が聞いても何でもないとはぐらかした。

 

「あ、そうだヴェーラー、セブンスターズってもしかしたら…」

 

『うん、多分闇の決闘(デュエル)を仕掛けてくると思う』

 

やっぱりだと翼は思った。世界を破滅に導く三幻魔のカードを狙う輩なのだから闇の力を持っているのは当たり前だ。だがそうなってくると他のみんなが心配になってくる翼だった。なぜなら自分はヴェーラーがついているが他の皆には守ってくれる精霊はいない。十代にはハネクリボーがいるが小さい精霊なので心配だ。

 

「…みんな大丈夫かな?」

 

『翼は闇の決闘(デュエル)したことないのによくそんなこと言えるね。まずは自分の心配をしたら?』

 

「うっ…」

 

ヴェーラーの言う通りでぐうの音も出ない翼だった。

 

『ま、直ぐに来るって訳じゃないしゆっくり対策を考えようね』

 

「うん」

 

翼は頷きオシリスレッド寮へと戻り始めた。

 

『あーあ、何でミスティルが居ない時にこんな事態になるかなぁ…』

 

そしてヴェーラーは翼に聞こえないように文句を言った。

 

部屋に戻った翼はヴェーラーと対策を練る前にあることを考えていた。

 

「…そうだよね」

 

『どうしたの?』

 

「あ、うん。対策を練る前にやることが出来た」

 

『?』

 

翼は考えがまとまると部屋を出てどこかへと向かった。ヴェーラーは翼が何をするのか見当がつかなかった。

 

翼が向かった場所はあの灯台だった。そこにはもう翼が移動中に連絡をしていた明日香がいた。そう、翼はトラウマを克服しようとしているのだ。

 

「すみません明日香さん」

 

「いいのよ、でも大丈夫なの?」

 

「はい…逃げてばっかりじゃあいけませんから」

 

そして現れる、翼のトラウマの元凶。そう、奇行に走りアカデミアの信用が地に落ち始めているカイザーだ。翼の体が恐怖で震えるが必死で我慢する。

 

「ああ…我が嫁よ…いつにも増して君は…ん?」

 

カイザーは現れるや否や翼に急接近したが何かに気づいて止まった。

 

「ど、どうかしましたか?」

 

「何か、あったみたいだな。俺に全部話してみろ!すべて一瞬にして解決してやる!」

 

堂々としているカイザーはどこか頼もしかった。

 

「な、何で分かったんですか?」

 

「君の表情を見ればすぐわかる!なぜなら四六時中観察しているからな!君の事ならどんな些細な変化でも見抜けるのさ!」

 

だがこの一言ですべてが台無しとなった。

 

「…どうやら違うみたいですね」

 

「分かってはいたけどね…」

 

どうやらセブンスターズではないのと翼を裏切ることはしないと確信したのでカイザーに鮫島校長から聞いた話をすることにした。

 

「成程、三幻魔のカードとその封印を解こうとするセブンスターズか…」

 

静かに話を聞いて考えるカイザーは冷静なオーラを出していた。

 

「許せん!我が嫁と俺とのウキウキ青春学園生活を汚そうとする極悪人どもめ!サイバー流で成敗してくれる!」

 

だが一気に憤怒して全速力でどこかに走り出そうとした。

 

「あー!ちょっと待ってください!」

 

「まあ待っていろ!朝が明けるころにはその七人を成敗しているだろう!」

 

「鍵です!この鍵がないと倒したことにならないっぽいんです!」

 

翼は何とかカイザーを制止させた。暴走するカイザーとそれを止める翼、その光景見て一瞬お似合いと思ってしまった明日香だった。

 

「鍵?その首にかけているそれの事か」

 

「はい、それで…その…頼みがあるんです」

 

「なんだ…ハッ!」

 

ここでカイザーはピンときた。我が嫁()はか弱い乙女なのだ。そんな翼がセブンスターズなどという野蛮人とは戦いたくないのだろう。むしろ戦わせたくないのはカイザーなのだが。だからデュエルアカデミアの皇帝である自分に鍵を託すのだろうと考えた。カイザーは翼が頼ってくれるこの状況に嬉しさで身が悶えそうになった。

 

「丸藤さん、そして明日香さん、今回のことは全て僕に任してもらえませんか?」

 

しかし翼の頼みはカイザーの考えとは真逆だった。

 

「なっ…ちょっと風龍さん!」

 

「どういうことだ!」

 

明日香とカイザーは翼に詰め寄った。誰がどう考えても危険しかない頼みだからだ。

 

「あ、その…多分ですがセブンスターズは闇の決闘(デュエル)を挑んでくると思います。僕はその、闇の決闘(デュエル)に打ち勝つ…耐性みたいなものを持っているみたいなんです。だから…その…」

 

翼が考えていたこととはこれだ。自分ならヴェーラーが精霊の力で体を守ってくれる、だが他の人たちは違う。翼は闇の決闘(デュエル)を知らないから誇大妄想をしてこのような考えに至ったのだ。

 

「だからといって危険な決闘(デュエル)に変わりはないだろ!そんなこと任せられる訳がない!」

 

「お願いします!僕を…信じてください!」

 

翼は明日香とカイザーに深々と頭を下げた。

 

「…いいだろう」

 

それが通じたのかカイザーはしぶしぶ了承した。

 

「亮!それでいいの!?」

 

「顔を見ればわかる。何か事情があるのだろう。だが他の五人には自分から伝えるんだ」

 

「は、はい!ありがとうございます!」

 

翼はまた二人に深々と礼をした。ここまでは普通だった。

 

「それともう一つ、条件がある」

 

「え、なんですか?」

 

「俺とキスをしゲボラッ!!?」

 

カイザーが翼にキスを迫ろうとしたその瞬間、明日香の正拳突きがカイザーの顔面に直撃した。

 

「あ、明日香さん…?」

 

いきなりの事に翼は唖然とした。

 

「あなたが何を隠しているのか。終わった後皆の前でじっくり話をしてね」

 

そして明日香は気絶したカイザーを引きずって帰っていった。

 

「は、はい!」

 

『確かに他の人を巻き込みたくない、って気持ちは分からなくもないけど…仲間を信じないの?』

 

ヴェーラーは明日香とカイザーが見えなくなったのを見て翼に話しかけた。

 

「信じないって訳じゃない。でも…見たくないんだ。仲間が傷つくのを」

 

『…』

 

翼はいつもひとりぼっちだった。臆病な性格とデュエルモンスターズを知らないせいで誰とも友達になれずにいた。友達なんて一人もいなかった翼にとって十代たちデュエルアカデミアの皆はかけがえのない大切なものなのだ。だから自分が犠牲になっても守りたいと思っているのだ。勿論これを聞いた十代は怒るだろうが。

 

「僕ね、初めてなんだ。友達が出来たの。だから、失いたくないんだ。傷つけたくないんだ。だから…傷つくのは僕だけでいいんだ」

 

『一応守ろうとする僕も傷つくんだけどねぇ…』

 

「えっ!?そうなの!?」

 

翼は闇の決闘(デュエル)で傷つくとヴェーラーも一緒に傷つくことを初めて知った。確かに痛みを受け止めるとか言ってた気もしていたと思い出す翼だった。まぁ少し考えれば直ぐにわかりそうな事なのだが。

 

『あっ、やっぱり聞いてなかったんだね。あの馬鹿…』

 

おそらくミスティルが意図して伝えていなかったのだろうとヴェーラーは考えた。翼の性格だとミスティルも一緒に傷つくと聞くと妙に心配されると思ったのだろう。だがこんなことになるとは思っていないのだろう。

 

「えっと…その…」

 

『ま、いいよ。直ぐにミスティルにこっちにやってくるように連絡するから。あいつが話してないのが悪い』

 

「それでいいのかなぁ…」

 

『いいさ、精霊は人間より修羅場くぐってるから。それにあいつは頑丈だからね』

 

「…なんか僕大それたことやらかしたみたいだ」

 

『ま、応援するよ』

 

ヴェーラーは頭を抱える翼の背中を押した。

 

 

 

 

 






「どうしてあそこで暴走するのよ!?せっかく上手くいきそうだったのに!あなた本当に翼と仲良くなりたくないの!?」

「すまない…。だが抑えられないのだ!我が嫁を愛する感情が!」

「全くもう…。これで兄さんが帰ってくれば…三幻魔復活以上の混沌になりそうね…」


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