遊戯王 渓谷の戦士   作:Σ3

19 / 23



「前回は学園祭で十代君がブラックマジシャンガールに勝ったよ!」

『…結果物凄いヘイトを集めたけどね』





第17話《最後のセブンスターズ》

 

 

 

 

 

翼は学園祭が終わってから大徳寺先生を単独で探していた。単独と言ってもミスティルとヴェーラーがついているが。

 

「はぁ、大徳寺先生どこにいるんだろう…」

 

『これまでのことを鑑みると闇の決闘(デュエル)に負けたのなら最後のセブンスターズに捕らわれている可能性がある』

 

『ならそのセブンスターズを探すのが手っ取り早いね』

 

「そうだね」

 

今日も何の成果もなく足取りを重く帰ろうとしたその時、誰かが翼の背後に現れた。

 

「風龍翼だな」

 

「だ、誰!?」

 

翼が振り向くとマントと仮面で顔を隠した不気味な男がいた。

 

「私は七番目のセブンスターズ、アムナエル」

 

「アムナエル…」

 

翼は不気味と感じるのと同時にどこか変な感じもした。

 

男が決闘盤(デュエルディスク)を構えようとしたその時、ミスティルが男に向かって切りかかった。

 

『はぁ!』

 

「くっ!」

 

男は完全に躱せず顔を隠した仮面にひびが入り髪を隠していたマントのフードがめくれた。

 

『正体を現せ!』

 

「ちょっとミスティル!確かに怪しい人だけどいきなり切りかかるのはまずいと思うよ!」

 

「全く、精霊なら決闘(デュエル)で闘志を見せるものだ…」

 

仮面が完全に割れて露わになったその顔は翼が知っている顔だった。

 

「だ、大徳寺先生…?」

 

そこにいたのは大徳寺先生だった。白髪だが、顔に欠陥が浮き出ているが、まぎれもなく大徳寺先生だった。

 

「どうして大徳寺先生が…」

 

「先ほど言った通り、七人目のセブンスターズだからだ」

 

「なんで…」

 

「なぜか…か。私を心配して探していてくれた礼だ、君には説明してやろう」

 

そう言ってアムナエルは語り始めた。

 

「私の肉体はとうの昔に滅び、私の魂は今錬金術の力でこの身体に宿っているのだ」

 

「れ、錬金術で…?」

 

『やはり普通の人間ではなかったか』

 

「二人とも気づいていたの!?」

 

『当たり前だ』

 

『明らかに雰囲気が普通の人間じゃなかったしね』

 

なら教えてくれてもいいのにと翼は思った。

 

「私は元々錬金術師として世界を旅していた、賢者の石を探すために」

 

「賢者の石、卑金属を金に変える触媒、もしくは人に不老不死を与える霊薬のことですね」

 

「へえ、知っているんだ」

 

「十代君達がよく僕に勉強を教わりに来るんです。その時に」

 

「そう、その賢者の石をある人の命を受けその研究をしていた」

 

それがセブンスターズのボスなんだと翼は理解した。

 

「そしてペガサスがデュエルモンスターズに行きついたように、私の研究もまたデュエルモンスターズにたどり着いた」

 

『デュエルモンスターズは大いなる力を持っている。何かを求めればおのずとデュエルモンスターズにたどり着くものだ』

 

「…だが私の体は長旅の無理がたたり、不治の病に侵されていた。そこで私は錬金術が生み出す人造生命体、ホムンクルスに魂を託したのだ」

 

「じゃあ大徳寺先生はもう…」

 

「そう、翼さんの思ってる通りこの身体はしょせん借り物でもうすぐ私は寿命を迎える」

 

「大徳寺先生…」

 

翼は構えていた決闘盤(デュエルディスク)を降ろした。大徳寺先生が敵であるという事実、そしてもうすぐ死ぬという事態が呑み込めず戦意喪失したのだ。それを見たアムナエルは決闘(デュエル)ではなく交渉で鍵を手に入れようとした。

 

「翼さん、鍵をこちらに渡してくれないか?そうすれば危害は加えない」

 

「えっ!?」

 

『加えないじゃなく受けたくないの間違いじゃないか?』

 

『頑張れー!』

 

ミスティルが剣を構える中ヴェーラーは物陰に隠れて応援し始めた。

 

『お前もやるんだ!』

 

『だってボク戦うの苦手だし…』

 

「そうか、では君たちに一ついいことを教えよう」

 

『なんだ?』

 

「君たちの探し求めている精霊が三幻魔と共に封印されている」

 

『なんだと!?』

 

アムナエルの言葉にミスティルは明らかに動揺した。

 

「どういうことですか!?確か三幻魔の封印は古に行われたって…」

 

「少し前、正確に言えば一年前から三幻魔とは別の力が封印されている痕跡があった。三幻魔の封印を上書きするような形でね。それに精霊でも目の前に近づいて数時間留まらない限り力が感知できないようになっていた」

 

「そんな…」

 

『成程、虱潰しに探しても感知できないわけだ』

 

というよりミスティルがじっくり探せばすぐ見つかったんじゃ…とヴェーラーは言いそうになった口を閉じた。

 

『けどあのミスティルが三幻魔みたいに人の手で封印できるとは思えないけどね』

 

「さあ、そこまでは知らない。だが明らかに三幻魔とは別の精霊が封印されているのは確かだ。そこのドラゴンに酷似した力を放ってね」

 

その力はおそらくテンペストと共に行方不明となったドラグニティの精鋭たちの力だろう。

 

「さあ、渡しなさい。そっちと利害は一致していると思う」

 

アムナエルは優しく手を差し伸べた。

 

『確かにもうそこしかミスティルが封印されてそうな場所はないね。テンペストの残した言葉を信じるならだけど』

 

『考えるまでもない、ここは渡す以外の選択肢はない』

 

ミスティル達がここで鍵を渡さない理由はない。なぜならミスティルがこの人間界に来た目的はテンペストを救うこと、セブンスターズや三幻魔なんてどうでもいい。ミスティル達にとっては人間界の危機より精霊界の危機なのだ。それにもう翼を危険な目に合わせたくないという気持ちもある。

 

「…でも三幻魔は危険なモンスターだよ」

 

『安心しろ、その時は我々で何とかする』

 

『テンペストさえいれば三幻魔なんてちょちょいのちょいだよ』

 

「それは楽しみだ、さあ鍵をこちらに」

 

翼はアムナエルに鍵を渡そうとした、その時皆の顔が脳裏に浮かんだ。自分が寝てる間にセブンスターズと命懸けで戦った皆の顔を思い出した。

 

「…やっぱり僕はみんなを裏切れない」

 

「なに?」

 

「鍵が欲しいなら僕を倒してみてください!」

 

翼は戦意を取り戻し決闘盤(デュエルディスク)を構えた。

 

「…フッ、いいだろう!」

 

断られた時のアムナエルの顔はどこか嬉しそうだった。

 

「「決闘(デュエル)!」」

 

「私のターン、ドロー!永続魔法《錬金釜-カオス・ディスティル》発動!」

 

アムナエルの後ろに茶色の蒸溜釜が出現した。中では炎が燃え盛っている。

 

 

 

《錬金釜-カオス・ディスティル》

 

永続魔法

このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、

墓地へ送られる自分のカードは全てゲームから除外される。

 

 

 

「蒸溜釜…」

 

「この効果によりこれから墓地に行く私のカードは全てゲームから除外される」

 

除外デッキ、初めて戦うタイプに翼は警戒心を強めた。

 

「そして魔法カード《鉄のランプ》発動!」

 

 

 

《鉄のランプ》

 

通常魔法

このカードは「錬金釜-カオス・ディスティル」が存在する場合に発動する事ができる。

デッキまたは手札から「錬金獣・鉄のサラマンドラ」1体を特殊召喚する。

 

 

 

「このカードはカオス・ディスティルが場にある時《錬金獣・鉄のサラマンドラ》を特殊召喚する!」

 

《鉄のランプ》のカードは《錬金釜-カオス・ディスティル》の中に入り炎の柱がアムナエルの前に現れその中から鉄でできたドラゴンが出現した。

 

 

 

《錬金獣・鉄のサラマンドラ》

 

効果モンスター

レベル3/炎属性/機械族/攻撃力500/守備力500

このカードは通常召喚できない。

このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。

 

 

 

「錬金獣は通常召喚できない代わり相手へのダイレクトアタックを可能にする!」

 

「それなら早めにこいつを倒さないと…」

 

「さらに魔法カード《銅の天秤》、《鉛のコンパス》を発動!この二枚のカードもカオス・ディスティルが場にある時《錬金獣・銅のウロボロス》、《錬金獣・鉛のレオーン》を特殊召喚する!」

 

アムナエルが発動した二枚のカードも錬金釜に入り、また現れた二つの火柱から銅でできた蛇と鉛でできたライオンが出てきた。

 

 

 

《銅の天秤》

 

通常魔法

このカードは「錬金釜-カオス・ディスティル」が存在する場合に発動する事ができる。

デッキまたは手札から「錬金獣・銅のウロボロス」1体を特殊召喚する

 

 

 

《錬金獣・銅のウロボロス》

 

効果モンスター

レベル3/光属性/機械族/攻撃力500/守備力500

このカードは通常召喚できない。

このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。

 

 

 

《鉛のコンパス》

 

通常魔法

このカードは「錬金釜-カオス・ディスティル」が存在する場合に発動する事ができる。

デッキまたは手札から「錬金獣・鉛のレオーン」1体を特殊召喚する。

 

 

 

《錬金獣・鉛のレオーン》

 

効果モンスター

レベル3/地属性/機械族/攻撃力500/守備力500

このカードは通常召喚できない。

このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。

 

 

 

「私はカードを一枚伏せてターンエンド」

 

「ダイレクトアタックが出来るモンスターが三体も…」

 

「私の錬金術の前にはデュエルモンスターズの常識は通用しないぞ、さあ来るんだ風龍翼!」

 

「僕のターン、ドロー!僕は《おろかな埋葬》を発動します!デッキから《ドラグニティ-ミリトゥム》を墓地に送ります」

 

「ほう…」

 

通常ならドラゴン族を墓地に送るが普段見せない動きをする翼にアムナエルは興味を持った。

 

「《ドラグニティ-ブラックスピア》を召喚!」

 

翼は槍頭のような刃が頭にある黒いドラゴンを呼び出した。

 

 

 

《ドラグニティ-ブラックスピア》

 

効果モンスター

星3/風属性/ドラゴン族/攻1000/守1000

1ターンに1度、自分フィールド上の「ドラグニティ」と名のついた

ドラゴン族モンスター1体をリリースして発動できる。

自分の墓地からレベル4以下の

鳥獣族モンスター1体を選択して特殊召喚する。

 

 

 

「そして永続魔法《竜操術》を発動します!そして《竜操術》の効果で手札から《ドラグニティ-ファランクス》を装備させます!そして装備されている《ドラグニティ-ファランクス》の効果発動!このモンスターを特殊召喚します!」

 

ブラックスピアに装備されていた二股の槍が変形し、二つの角が槍頭の金色のドラゴンになった。

 

 

 

《ドラグニティ-ファランクス》

 

効果モンスター

星2/風属性/ドラゴン族/攻 500/守1100

1ターンに1度、このカードが装備カード扱いとして

装備されている場合に発動できる。

装備されているこのカードを特殊召喚する。

 

 

 

「そして《ドラグニティ-ブラックスピア》の効果発動!《ドラグニティ-ファランクス》を生贄にして、墓地の《ドラグニティ-ミリトゥム》を特殊召喚します!」

 

そしてファランクスが消え先程墓地に送ったミリトゥムが代わりに出てきた。

 

「成程…そのために墓地に送ったのか」

 

「バトル!《ドラグニティ-ブラックスピア》、《ドラグニティ-ミリトゥム》!錬金獣たちを攻撃!」

 

「数を揃えても無駄だ!永続(トラップ)、《エレメンタル・アブソーバー》!」

 

 

 

《エレメンタル・アブソーバー》

 

永続罠

手札のモンスターカード1枚をゲームから除外する。

この効果によって除外したモンスターと同じ属性を持つ相手モンスターは、

このカードがフィールド上に存在する限り攻撃宣言をする事ができない。

 

 

 

「このカードは手札のモンスターを除外し、同じ属性(エレメント)を持つモンスターの攻撃を無効にする」

 

「嘘!?」

 

「私が手札から除外するのは《風の精霊 ガルーダ》」

 

ミリトゥム達は錬金獣たちに襲いかかったが独楽のように回転する謎の機械から起きた風に押し戻された。翼のデッキのモンスターの大半は風属性で構成されている。この《エレメンタル・アブソーバー》は天敵と言っていい。

 

「…カードを伏せてターンエンド」

 

「私のターン!行け、錬金獣たち!風龍翼にダイレクトアタック!『アーヴの炎』『ウロボロス・ロア』『レオーン・バルカン』!」

 

「う、うわぁ!!」

 

『翼!』

 

翼はサラマンドラの口から放たれる炎とウロボロスの口から放たれた光線、そしてレオーンの鬣から放たれた長細い岩の群をもろに受けた。

 

翼LP4000⇒3500⇒3000⇒2500

 

「うっ…」

 

だが翼の体は傷ついていなかった。つまりこれは闇の決闘(デュエル)ではないのだが翼はまだそのことに気づいていない。

 

「でも大徳寺先生の手札は一枚、これでターンエンドのはず…」

 

「フッ愚かな考えだな。言ったはずだ、私の錬金術の前にすべての常識は覆ると。手札から魔法カード《黒の過程-ニグレド》を発動!」

 

 

 

《黒の過程-ニグレド》

 

通常魔法

フィールド上に「錬金釜-カオス・ディスティル」が存在し、

このカード以外の自分の手札が0枚の時に発動する事ができる。

自分フィールド上の「錬金獣」と名のついたモンスターを全てゲームから除外する。

除外したモンスター1体につき、自分はデッキからカードを2枚ドローする。

 

 

 

「ニグレド…黒化?」

 

「良く知ってるじゃないか、君も私の授業を学ぶべきだったな。このカードは場にカオス・ディスティルが存在し手札が0の時、フィールドの錬金獣を全て除外し、モンスター一体につき二枚カードをドローできる」

 

場にいた三体の錬金獣たちは火柱によって焼かれ破壊された。

 

「モンスターを破壊してまで…」

 

「これが錬金術における滅びと再生の儀式だ。三体の錬金獣を除外したことにより私は六枚のカードをドロー!魔法カード、発動!《錫の魔法陣》、《水銀の砂時計》、《銀の鍵》!」

 

アムナエルが出した三枚の魔法カードはまた錬金釜の中に入り錫でできた鳥、水銀でできた魚、そして銀でできた人面岩が出てきた。

 

 

 

《錫の魔法陣》

 

通常魔法

このカードは「錬金釜-カオス・ディスティル」が存在する場合に発動する事ができる。

デッキまたは手札から「錬金獣・錫のアエトス」1体を特殊召喚する

 

 

 

《錬金獣・錫のアエトス》

 

効果モンスター

レベル3/風属性/機械族/攻撃力500/守備力500

このカードは通常召喚できない。

このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。

 

 

 

《水銀の砂時計》

 

通常魔法

このカードは「錬金釜-カオス・ディスティル」が存在する場合に発動する事ができる。

デッキまたは手札から「水銀のエケネイス」1体を特殊召喚する

 

 

 

《錬金獣・水銀のエケネイス》

 

効果モンスター

レベル3/水属性/機械族/攻撃力500/守備力500

このカードは通常召喚できない。

このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。

 

 

 

《銀の鍵》

 

通常魔法

このカードは「錬金釜-カオス・ディスティル」が存在する場合に発動する事ができる。

デッキまたは手札から「銀のムーンフェイス」1体を特殊召喚する

 

 

 

《錬金獣・銀のムーンフェイス》

 

効果モンスター

レベル3/闇属性/機械族/攻撃力500/守備力500

このカードは通常召喚できない。

このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。

 

 

 

「またモンスターが三体、さらに手札が増えた…」

 

強い、あんなに優しくておっとりとした先生がここまで強いとは思わなかった。

 

「私はこれでターンエンド、どうした、その程度か!」

 

『ミスティル!翼がピンチだよ!どうして手を出さないの!』

 

『私たちにとってこの決闘(デュエル)の勝敗はどうでもいい。闇の決闘(デュエル)ではないしあの男も本気で翼に危害を加える気はないみたいだ』

 

闇の決闘(デュエル)ならもう翼はボロボロになっているはず、だが今の翼に肉体的ダメージが入った形跡はないしこの決闘(デュエル)自体に禍々しさを感じられない。これが普通の決闘(デュエル)と分かればミスティルが手を出す理由はない。それにアムナエルの言うことが本当なら、テンペストを探すという当初の目的を達成する為にミスティルは翼ではなくアムナエルの方に味方するところなのだ。

 

『で、でも!』

 

『それにあの男は翼に何かを教えようとしているみたいだ。私たちが手を出すべきではない』

 

翼は考えた。伏せてあるカードを使えば《エレメンタル・アブソーバー》を突破できる、でもそうしたら大徳寺先生はダメージを受けてしまう。死にそうになっている大徳寺先生にとどめを刺してしまうかもしれない。

 

「風龍翼、君は優しすぎる」

 

「えっ?」

 

そう考えてしまったその時、アムナエル、いや大徳寺先生が話しかけた。

 

「君の伏せカードには私の《エレメンタル・アブソーバー》を打ち破り錬金獣たちを倒せるカードのはずだ。だが君は躊躇している、私を倒してしまうという恐れがあるからだ。私を殺してしまうという恐怖があるからだ。それではこれからの戦いに勝てないぞ」

 

「…」

 

実際その通りだった、だがこれからの戦い、それが何なのか今の翼には理解できなかった。

 

決闘(デュエル)での躊躇は相手への侮辱だ!それに今の私は大徳寺先生ではない!君の倒すべき相手でありセブンスターズの一人、アムナエルだ!全力でかかってこい!」

 

「…僕のターン!…行きます!」

 

大徳寺先生の言葉により翼は覚悟を決めた。

 

「僕は《ドラグニティ-ジャベリン》を召喚!バトルです!」

 

翼はジャベリンを新たに出したがジャベリンも風属性、《エレメンタル・アブソーバー》の効果で攻撃宣言もできない。

 

「《エレメンタル・アブソーバー》の効果で風属性モンスターは攻撃できないぞ!」

 

「なら属性を変えればいいだけです。永続(トラップ)、《DNA移植手術》を発動します!」

 

 

 

《DNA移植手術》

 

永続罠

発動時に1種類の属性を宣言する。

このカードがフィールド上に存在する限り、

フィールド上の全ての表側表示モンスターは自分が宣言した属性になる。

 

 

 

「成程、だが私の手札にあるモンスターの属性を選択すればその時点で無効化できる」

 

そう、もしアムナエルの手札にあるモンスターと同じ属性を宣言すればこの罠は無駄になってしまう。だが翼はアムナエルの手札には必ずないモンスターの属性を宣言した。

 

「僕は、神属性を選択します!」

 

「神、だと!?」

 

アムナエルはまさか神属性を選ぶと思わず驚愕した。

 

『そういえば三幻神のカードが神属性だったから一応選択できるんだね。それを実際にしようなんて思わないけど』

 

神属性は三幻神という決闘王(デュエルキング)武藤遊戯や海馬瀬戸など伝説の決闘者(デュエリスト)が使用した神のカードだ。一応決闘盤(デュエルディスク)にはその神のデータがあり、勿論神属性というデータも存在している。

 

「貴方の手札に神属性はない!よって《エレメンタル・アブソーバー》の効果は発動できません!いけ皆、錬金獣たちに攻撃!」

 

ミスティル達は妙な神々しさを放ちながら錬金獣たちに攻撃し、破壊した。

 

アムナエルLP4000⇒2800⇒2100⇒1600

 

「いいそ!それでこそ決闘者(デュエリスト)だ!」

 

錬金獣が破壊されピンチに追い込まれながらも大徳寺先生は生徒の成長がを感じ嬉しそうに笑った。

 

 

 

 

 







「今回の最強カードは《DNA移植手術》だよ。今回みたいに属性に関するカードを無効化したりするのに使えるよ!」

『種族を変える《DNA改造手術》より使い道は狭いが属性に関わりのあるカードの恩恵を受けるために使うのもいいな』


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。