緑のアイツ   作:くらうす

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降りて来たら更新する予定

大体週一を目処にしたいと思っています


キャベツ編
はじまり


雲一つ無い空、青々と生い茂る草木

 

今日も世界は平和である

 

 

 

 

 

俺の心の平穏は無いがな、畜生が!

 

 

 

 

 

突然だが、俺は一度死んだ

 

なら此処にいる俺は何なのかと問われるならば、当事者たる俺とて解りはしない

 

一つ確かな事は

 

 

「キャベ、キャベ」

 

俺の周囲には黄緑色の丸い物体。いや、小難しい事で誤魔化すのは止めよう。俺の悪い癖だ。率直に言えばキャベツが沢山いる

 

 

この世界?のキャベツは飛ぶことも出来る様だ

世界って広いんだなー。と最初は現実逃避していたが、やはり慣れるものだ

今となっても思うことはあるが、以前程気にならなくなった

 

 

で、どうやら俺もキャベツらしい。というのも、近くの湖?に行って水面で確認したら、見事に黄緑色のキャベツでした

他の個体と違うとすれば、明確な意思を持つことと、デカイ事位だろう

 

通常のキャベツに対して、俺のサイズは大体小学生低学年位ありそうなのだ

 

勘弁してつかあさい

 

 

いや、不幸中の幸いというか声は出るには出る。もっともエライ掠れた声であるが。悲しいかな会話する相手等居ないので徐々にコミュニケーション能力が乏しくなっている様に感じている

 

 

まぁ、以前からコミュ障の節はあったし、このナリで人と会うことは叶うまいから然程に気に病む事では無いかも知れんが

 

 

とりあえず、何かキャベツ達に懐かれているし、面倒でもみるかな

 

 

 

 

 

 

 

人里から遥かに離れた辺境にキャベツ達が大きな群れを成していた

 

キャベツは食糧の為に、近くの魔物等が襲ってくる事は良くあった

 

故にキャベツが移動する時期になるまでは大きな群れをつくる事はない

 

一応彼等とて体当たり等で多少の自衛は出来る。しかし、少しでも知恵が回るか、力が強ければ彼等にはどうしようもなかった。本来ならば

 

 

キャベツ達の中に特に大きな個体がいた。彼?はゴブリンやジャイアントトード、果ては一撃熊ですらも追い払う事が出来ていた

 

体当たりなのは変わらない。が、その大きさと並みのキャベツを凌駕する速度から繰り出される体当たりはゴブリンならば即死するものである

 

一撃熊やジャイアントトードには近くの森や湖に誘いこんで対応していた

 

最終的には湖へと突き落とし、湖のブルータルアリゲーターの餌とする事が多い

 

元々はブルータルアリゲーターもキャベツを補食する事が多かったが、彼?により一撃熊が度々供給されるので以前よりもキャベツへの被害は減っていた

 

 

キャベツ達は外敵からの脅威を然程に受けずにすくすくと育っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャベツ達が大きくなり、前世?で知っている大きさ位まで育った

 

やはりあの小さかったモノが大きくなったのを見ると感慨深いものがある

 

 

 

 

 

俺と小さいキャベツ達だけとなった

 

どうやら本能の様で一斉にキャベツ達は移動して行った

 

 

正直、悲しくはある。が仕方ないのかも知れない

 

せめて彼等に幸せな最期が訪れん事を願うばかりだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冒険者の街、アクセルには定期的にキャベツの大群がやってくる

 

このキャベツの質は良いために求める声が絶たず、冒険者達へのクエスト『キャベツ捕獲クエスト』としてアクセルのイベントとなっていた

 

キャベツは最後には大陸の何処かで看取られずに朽ちていく。と伝えられており、アクセルの街の冒険者を総動員して残さず捕獲する一大クエストと化している

 

 

この時のキャベツの質は例年にくらべてもかなりの高品質であり、冒険者達の懐を大いに潤した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャベツ達が大勢出ていってからそれなりの時がたつ

 

時計やカレンダーも無いのでどの位の時間が経過したのかはさっぱり解らん。があの時には小さかったキャベツ達が多少大きくなったので、それなりの時がたったのだろうと思うが

 

色々と旅をしてみたい気もしないでも無いが、キャベツ達を放って行くのも気が咎めるし、どうしたもんか

 

 

 

当人は真面目に考えているが、端からすると青年位サイズのキャベツが身動ぎもしないのだから、シュールを通り越してホラーでもあったが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

我輩は悪魔バニル

 

一応は魔王軍に所属して幹部をしているものである

とはいえ、このままで我輩の夢が叶うかどうかと言えば難しい気がしてならぬ

 

全く、なんちゃって幹部になったアヤツを羨ましく思うことになるとは

 

 

 

実は我輩には夢があるのだ

 

 

巨大なダンジョンの最深部にて冒険者達を待ち受ける

当然、ダンジョンには仕掛けや魔物を放ち、様々な障害を用意する

それを乗り越えた冒険者と戦い、我輩は負けてしまう

そして我輩を倒した冒険者達は宝箱を見つけるのだ

 

強大な我輩を倒した後に現れる宝箱

当然、然るべきものが入っていると確信して宝箱を開ける冒険者

しかし『何も無い』

そんな一瞬の茫然自失とした後の悪感情。それを見ながら消える我輩

 

考えただけでも素晴らしい

 

 

まぁ、我輩は悪魔なので残機が一つ減るだけなのであるが

 

 

 

が、良い場所が無い故にこうして散策を兼ねて調査しているわけではあるのだが

 

この辺りは人里より距離が有りすぎる

仮にダンジョンを造ったとしても冒険者を呼び込むには厳しいかも知れぬな

 

辺境にある魔王軍の幹部が居るダンジョンと言うのも心惹かれるものがなくもないが

 

 

 

 

 

 

何か来た

 

 

いつも通りキャベツ達を森の中の池に漬けて見廻りがてらに湖の方に行った

 

普段ならブルータルアリゲーター達が湖面から顔を出すのにそれも無かった

 

不思議に思ってたら仮面を付けた紳士服?の妙な奴が歩いてきた

 

怪しいが、キャベツの俺も大概だし。話してみるか

 

 

 

久々なので、上手く声、出るかなぁ

 

 

 

 

 

 

 

 

ここにキャベツと悪魔が出会った

 

 

 

なにかが外れる音がした

 

 




というわけで導入部となります
文量が少ないのは、ごめんなさい

原作?カズマ?主人公がアレな時点でどうもなりませんorz

完結はさせます

まーた馬鹿がいる。等と生暖かい目でみるか、放置していただけると幸いです

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