緑のアイツ   作:くらうす

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とりあえずベルディア戦、中盤でした

上手く書けたか疑問ですが


サトウカズマ

アクセルのすぐ傍で行われている戦いの戦場は2つ

 

カズマ達とベルディア。ミツルギ達アクセルの冒険者とアンデットナイト達である

 

 

 

 

ミツルギ達アクセルの冒険者達はアンデットナイトの連携を崩せずに苦戦していた

 

間の悪い事にアクセルの街で有名な高レベル冒険者のウィズは商品の仕入れに、ゆんゆんは何処かに出かけており不在であった

 

それでもミツルギをアタッカーに据えて戦えばどうにかなると思っていた冒険者達はベルディアの覚悟を甘く見ていた

 

 

ベルディアは拠点への爆裂魔法での攻撃を察知すると、単身魔王城に赴き、魔王へとアンデットナイト用の装備の追加を要請した

 

此れにより、攻撃特化型の槍や剣、弓を持つアンデットナイト。防御特化型の盾持ちのアンデットナイト。そしてどちらにも劣るモノの双方の特性を備えた短槍や短弓、ダガーと小盾を持つアンデットナイトに追加し編成した

 

更に、各特性持ちのアンデットナイト1体を指揮官とし、その下に分隊長クラスを配置。正にアンデット騎士団といえる集団に仕上げた

 

勿論、アンデットナイトは骸骨なのでそこまで難しい思考は出来ない。が、魔王直々に各指揮官と分隊長は強化されており、冒険者達には予想外の連携を見せる事になる

 

特に王都の戦線でアンデットナイトと対峙した事のあるミツルギには効果的であり、ミツルギが不調になることで冒険者自体の火力も減少していた

 

 

だから、膠着状態となっていた

 

 

 

 

 

 

 

一方のカズマ達とベルディアは

 

「『セイクリッド・ターン・アンデット!』」

 

「効かぬわ!」

 

「アクア、撃ったら下がれ!

ダクネス、大丈夫か?」

浄化魔法を使用するアクアだが、然したる効果が出ず、カズマの指揮で辛うじて均衡を保っている有り様だ

 

「カズマ、まだいけるぞ」

 

「何で効かないのよ!」

 

「ダクネス、悪いがお前が命綱だ。頑張ってくれ

アクア!めげずに何度も繰り返せ!

全く効果が無いわけじゃないはずだ!」

ダクネスを気遣い、アクアには檄をとばしながら必死に考える

 

(くっそ!何だよ!アクアにはああいったが、効いてないのか!

どんだけ対策してんだよ!此方は初心者の街の冒険者だぞ!)

内心では悪態をつきながらもカズマは必死に指示を出す

 

「カズマ。やはり私が」

 

「馬鹿な事言うな!

そんな事させるかよ!」

 

 

めぐみんは1つカズマに提案した。自分が斬られたらどうか、と

切欠はめぐみんが作った。だからベルディアもそれで退くのではないか?

 

カズマは絶対に認めない。幾ら厳しいからと仲間を犠牲にするなんて事は

 

 

 

 

 

 

サトウカズマは日本で死んでから、転生した

 

日本ではいわゆる引きこもりだった

 

当然友人は離れていったし、家族との距離も離れていった

 

 

だからこそ仲間を見捨てるなんて出来る筈もない

 

もしかしたら、仲間を見捨てないといけない場面があって見捨てることで『英雄』になれるとしてもサトウカズマはそれを選ばない

 

どれだけ見苦しくもがいても、足掻いても仲間達と一緒にいたいのだ

いつもは軽口や悪態をついても、仲間を疑う事と見捨てる事は絶対にしない

 

誰にも言わないサトウカズマの誓いだった

 

 

 

カズマは知らない。決して諦めない。前に進もうと先頭に立つものを人は『勇敢なる者』、『勇者』と呼ぶ事を

 

 

 

ベルディアはカズマ達と戦いながら

 

(見事なものだ。荒削りながらも、光るものを全員持っている。もしも、もし仮に彼奴等といたならば戦わない未来もあったのかもな)

 

だが、今のベルディアは『魔王軍の幹部』だ

容赦は出来ない

 

 

 

ベルディアの胸がチクリと痛んだ

 

 

 

 

 

一向に変化しない。いや、ダクネスとアクアの消耗分だけカズマ達は不利になっていく

 

 

 

 

「どうやら、ダクネスとやら貴様を相手にしていては埒があかぬ様だな

戦士として、元騎士として、そしてヒトとして敬意を表するとしよう」

ベルディアはダクネスに語りかける

 

ダクネスは既に持っている剣も中程から折れ、鎧もあちこちが欠けていた

「魔王軍の幹部から褒められるとは、光栄だ

だが、例え剣が砕け、鎧を失おうとも私は貴様を止める」

ダクネスは悲壮とも言える覚悟を口にした

 

「そうだろうな。剣を交えれば多少は分かる

おそらく死ぬ瞬間まで護ろうとするのだろうな」

ベルディアは切なそうに語る

 

「だから、貴様達の中心を殺らせてもらおう!」

ベルディアはカズマに斬りかかった

 

「カズマ!」

 

「嘘っ!カズマ逃げなさい!」

悲鳴をあげるダクネスとアクア

 

丁度アクアが障害となってカズマには届かない。速度ではベルディアに軍配が上がるため、仮にアクアが居なくともダクネスでは間に合わない

 

「カズマ!逃げて下さい!お願いです!」

めぐみんは泣きながら叫ぶ

 

だが、カズマは間に合わないと思い、せめて後ろのめぐみんだけは護ろうとした

 

「この状況でも、仲間を思うか!

敵ながら見事!さらばだ『勇者』カズマよ!」

ベルディアは叫びながら大剣を振り下ろす

 

 

「「「カズマァッ!」」」

 

 

 

 

三人の悲鳴が響き渡った

 

 




切ります


ぶっちゃけ、この後のプロットは出来ていますが、書くのが辛い事になりそうです


今日の深夜か明日にでも更新します

御一読ありがとうございました

よろしければ次回もお付き合い下さい

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