緑のアイツ   作:くらうす

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ベルディアがゆんゆんに討伐された事でストーリーが全くかわります

ま、まあ、覚悟はしてましタヨ(白目)

今回は特に独自設定が目立ちますが御容赦ください


某キャラへのヘイト?が酷い事になっております。御注意の上でご覧いただきますようにお願いいたします



繋がるもの、失うもの

キャベツの里でミドリカワとゆんゆんは祠を作った

 

「ベルディアさんはアンデットでしたから、遺体も残りません」

ゆんゆんが悲しそうに話すと

 

「せめてお墓だけでも作ろう」

ミドリカワはゆんゆんに提案した

 

崖の真下にミドリカワが加減した体当たりで孔を空け、ゆんゆんが威力を調整した魔法で加工する

 

とても不恰好だが、ミドリカワとゆんゆんはベルディアならば笑って許してくれると思っていた

「やっぱり腕なり無いと、不便だな」

 

「私ももうちょっと綺麗に作りたかったのですが」

ミドリカワの愚痴にゆんゆんも合わせた

 

そこに

「私もお手伝いしてもいいですか」

花を持ったウィズが現れた

 

 

 

3人でベルディアのお墓を作り、それぞれ供え物をした

 

ミドリカワはキャベツの里でベルディアが気に入っていた花を

ゆんゆんはベルディアとの戦いで壊れた愛用のワンドを

 

ウィズは以前ベルディアが好んでいたお酒を

 

バニルはウィズに花を託しており、それを供えた

 

 

 

「ベルディアさんは強かったですか?」

 

「はい。おそらくめぐみん達がダメージを与えていなかったら勝てなかったと思います」

ウィズの呟くような問いにゆんゆんが答えた

 

「困ったヒトだったんですよ

隙有らばセクハラしてくるヒトでしたから」

ウィズは懐かしそうに話す

 

「まぁ、男ですから、気持ちはわかりますよ」

ミドリカワは苦笑した

 

 

 

その後3人で暫く談笑した

 

 

 

 

 

 

ミドリカワ達がキャベツの里で談笑していた時にバニルはベルディアの元拠点の廃城にて何かを待っていた

 

「ほほぅ。流石は『転生者』という駒を用いてこの世界の問題を押し付ける、傲慢な女神よ

そいつらに与えた『神器』の回収か

・・・・・反吐が出るわ」

バニルは最初こそ、普通の話し方だったが、最後には憎悪を顕にした

 

「悪魔か。これは天界に回収しなくちゃならない

あって良いものではないし、況してや魔王軍の手に有ってはならないものだ」

銀髪の少女クリスは嫌悪感を全面に出した

 

「はっ。元々貴様ら神のお陰でこの世界の魂は、平和な世界へと転生しておる

その補填に全く関係ない世界から力のみを与えて此方の世界に転生させ、バランスをとっているのだろう

そして、其奴等が死ねば与えた力を回収する

いやはや、我輩たち悪魔ですらも躊躇う事を実施するとは流石は女神だ

そして、女神であることを隠してこそ泥の真似事とは、女神エリスも堕ちたものよ」

バニルはさも当たり前の様にこの世界の秘密を語る

 

「私が女神エリスであることすら知っているとは」

クリス、いやエリスは警戒した

 

「何、知り合いに少しばかり長生きの過ぎる転生者がいるものでな、其奴から教えて貰っただけの事

だがな、小娘」

バニルの気配が明らかに変わる

 

「此処は我等が友の遺品の残る場所

こそ泥の真似事しか出来ぬ女神ごときが立ち入ってよい所ではない。失せろ」

 

「『神器』の回収は私の仕事です。邪魔はさせません」

 

 

悪魔と女神。互いに相容れないモノが人知れず激突した

 

 

 

 

 

 

 

 

時は少し過ぎ、ゆんゆんはアクセルの街のギルドに呼び出されていた

 

「ゆんゆんさん。すいません、お呼びして」

ギルド職員の女性ルナはゆんゆんに詫びる

 

「いえ、構いませんから」

ゆんゆんは全く気にしていなかった

 

「おいおい。今日その娘にベルディア討伐の支払いするんじゃねぇのかよ」

金髪の柄の悪い男ダストがテーブルから口をだす

 

「ちょっと、ダスト!」

それを咎めるのはリーン。ダストと同じパーティーでゆんゆんと同じアークウィザードだ

 

「その筈だったんですが」

ルナは言葉を濁す

 

「ご苦労だった。私はセナ。冒険者ゆんゆん、貴様には魔王軍との内通の嫌疑がかかっている

同行願おうか」

 

 

ギルド内が一瞬静まりかえった

 

 

「は、てめぇふざけてんのか!

このゆんゆんはベルディアをたった1人で相手したんだぞ!

頭おかしいんじゃないのか!」

ダストが怒りだす

 

「そうだ!第一王都の連中だか知らねぇが、あんな戦いをしてまでアクセルを守った人間にすることか!」

 

「そうだ、ふざけんな!」

 

ギルド内が怒号に包まれた

 

「領主殿からの報告にあった

それが根拠だ」

 

 

 

「馬鹿か!領主なんぞ出てきてもないし、私兵も一切出してないのに何でわかんだよ!」

 

「そうだ!まずそっちを調べろよ!」

 

 

 

「少し待ってくれよ、皆

落ち着かないと話も出来ない」

 

「カズマ!お前らだってベルディアと戦ったんだろ?」

 

「わかってる」

 

ベルディア討伐の当事者カズマは皆を落ち着けた

 

不満はあったが、カズマは最前線でベルディア討伐の指揮をとったのはアクセルの冒険者なら誰もが知っている

 

 

「セナさん。でしたっけ、俺はカズマ。皆の言う通りベルディアと戦いました」

 

「冒険者を宥めてくれたのには、感謝します。カズマ殿。しかしこれは危険な事なのです。冒険者の中に魔王軍の内通者がいるなどと」

 

「お尋ねします。心して答えて下さい

返答次第では冒険者達が今後魔王軍と戦わない事もありますから」

カズマは感情のこもらない眼でセナを見つめた

 

「その情報は領主から。との事ですが、裏付けは取っていますね?

だとすれば誰からですか?お答え下さい」

 

「そ、それは」

セナは言葉に詰まる

 

「領主からの報告。だとしても、このアクセルの領主の評判は勿論、ご存知ですよね?

つまり、命を張ったゆんゆんよりも、いや冒険者よりも評判の悪い筈の領主の意見をとったのでしょう?

なら納得のいく説明は必要でしょう?

それとも、冒険者の意見なんて聞く必要がないとでも仰るのですか?」

カズマは淡々と告げる

 

「それに俺が聞いた話では報償金は即座に支払われる。と聞きましたが?」

 

「それは魔王軍の」

 

「順番が違うのでは?

確かに普通のクエスト位の報酬なら、多少遅れても仕方ないでしょう

ですが、魔王軍の幹部討伐の報酬は王家から出ると聞きました

そして、俺の知り合いに貴族の方がいましてね。その方に確認して貰ったところ『既に支払われている』そうですが、勿論ご存知ですね」

カズマは特大の爆弾を投げ入れた

 

「マジかよ!カズマ!」

ダストは思わず確認した

 

「ああ、ダスティネス家の御当主に確認して貰った

てっきりその話だと思ったんだけとな」

ダストに軽い口調で話してこそいるが、カズマはセナに鋭い視線を向けたままだった

 

 

 

 

 

カズマはベルディア討伐の功労者の1人となったが、宴会以降苦しんでいた

 

ベルディアを倒す時にゆんゆんは既に泣いていた

が、それを知るのはカズマ1人であった。他の3人はカズマに泣き付いてそれどころではなかった。王都に行ったミツルギを始めとした冒険者もアンデットナイトの対応でそれどころではなかったのはカズマやめぐみん達が確認した

 

何があったのかは、わからない。ゆんゆんと話した事もほとんどない

 

それでも仲間のめぐみんの信用する人物だ。カズマから見ても善い人物に見える

 

だから、カズマは墓まで持っていこうとしているし、そのゆんゆんを陥れるならば、容赦出来ない

 

その為に自身の素性を明かしたダクネスの伝手を頼り、疑問点や怪しいところを今まで集めていた

 

 

 

 

カズマは自分が立派な人間とは思っていない。だが、自分の事を『勇者』と言ったベルディアや大切な仲間達に胸を張れるだけの人間であろうとしている

 

 

「先程から顔色が優れませんが?

体調が思わしくないなら、お休みになっては?」

口調こそ丁寧だが、カズマは

「調べてから、出直せ」

と言っていた

 

 

「・・・・分かりました

此方の調査不足の様ですね

この件はまた後日させていただきます

失礼します」

セナは青い顔をして護衛と共にギルドを去っていった

 

 

 

「すげぇぞ、カズマ!」

 

「やるじゃねぇか!」

 

「スカッとしたぜ!」

 

カズマはセナが出ていった直後に冒険者達に囲まれて賞賛された

 

「ちょっ!カズマはまだ本調子ではないのですよ!

酒を勧めないで下さい!」

 

「やるわね、流石、カズマ!

こういう事はカズマが一番ね!」

 

「うむ。協力したとはいえ、わたしでは彼処まで出来なかっただろう」

めぐみんはカズマに酒をすすめようとするのを必死に止め、アクアはカズマの活躍を素直に褒めた。ダクネスも頻りに感心している

 

 

「カーズーマ!カーズーマ!」

 

暫くギルド内がカズマコールに包まれた

 

 

 

 

その喧騒を尻目にゆんゆんは宿に戻っていた

 

「そう、だよね。私は魔王軍の幹部の人達と仲がいいから、迷惑だよね」

 

 

 

次の日ゆんゆんはアクセルの街から消えていた

 

 

 

 

 

 

 

ミドリカワはキャベツの里に大荷物で来たゆんゆんに驚いていた

 

「今日から私もここに住みます」

 

「はい?」




と言うわけでゆんゆん移住?となりました

領主は次かその次には始末します

クリスとバニルの亀裂はどうもならないレベルになりましたが、大丈夫?です

御一読ありがとうございました

別ルートみたいですか?

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