とりあえず、引っ越しイベントとなります
いつも通りの駄文ですが、読んで下さるとありがたいです
ミドリカワは困惑していた
いつもの様にゆんゆんが来た
問題ない
大荷物
判断保留
ここに住む
ナンデスト?
簡単には纏めるならば、こうなる
とりあえず話を聞こう
ゆんゆんが言うには魔王軍との内通の疑いを持たれたらしい
否定したいが、嘘でもベルディアさんの事を悪く言いたくはないらしい
アクセルの街にいたら、迷惑がかかる
だから、キャベツの里に住もう
待って、明らかに1つだけ飛躍してないかな
「ミドリカワさん、駄目でしょうか?」
それは卑怯だ。涙目のゆんゆんの要求を却下出来た試しがないんですけど!
「駄目、ですか?」
「いや、駄目とかじゃないけどさ、此処は住める環境じゃないでしょ?
生活するには、家がいる。食事もしないと駄目。清潔な環境が必要だよ
そりゃあ協力はするけども、今日明日で済む話ではないと思うけど」
ミドリカワは目に見えて混乱した
「ならば、ヒトを増やせばよかろう
我輩やポンコツ店主は仲間外れか?」
「そうですよ。困ってるなら言って下さい
お手伝い出来る事は手伝います」
「全く、めぐみんからの速達でゆんゆんがいなくなったと聞いて来てみれば。水臭いじゃないか
私も手伝うよ」
「「え」」
ミドリカワとゆんゆんは揃って驚いた
そこにはバニル、ウィズ、あるえがいた
ゆんゆんがアクセルの街に居ない事を知っためぐみんだったが、もしかしたらゆんゆんが戻ってくる可能性を考えて、紅魔の里でも比較的常識的なあるえに連絡した
因みに速達とは個別にテレポート屋を使って最優先で配達するサービスであるが為に割高である
めぐみんは割高の為に諦めようとしていたが、カズマからのすすめもあり、速達を利用したのだった
「何を間の抜けた顔をしておる
我輩達がいる事がそんなに驚くことか」
バニルは楽しそうに問いかける
「いや、いいの?」
暗に魔王軍と敵対してしまったゆんゆんの事を一応は聞いてみた
「我輩の道は我輩のものだ。例え魔王とて邪魔はさせぬ。それに今ここにいるのは、貴様達の友人バニルであって魔王軍とは関係ないからな」
悪戯っぽい笑顔をバニルは見せた
「バニルさんもかわりましたね」
「む、それは心外だな。確かに我輩は無駄は好まぬ
が、友人の為ならば多少は容認しよう
それに、我輩達悪魔は長生きするのだ。人間の一生位の寄り道等問題あるまい」
「ふふ。そうですね」
ウィズの指摘にバニルは屁理屈を言う
「あるえ、いいの?」
「ああ。そのかわりに私もここに住ませて欲しいね」
「ファッ!」
あるえの突然の申し入れに聞いていたミドリカワが奇妙な声をあげた
「どうして?」
「何、大した理由ではないさ
ゆんゆんとミドリカワ。それにその周りのヒト達を間近で見ていたいのさ」
「小説のネタ?」
「それもあるね」
ゆんゆんの疑問とミドリカワの疑問に軽く答えるあるえだった
「いや、住むと言っても家がないのですが」
ミドリカワは懸念を口にする
「フハハハハ。ミドリカワよ、貴様は我輩達の職業を知っているだろうに」
「え」
バニルの言いたいことがわからず困惑するミドリカワ
「ミドリカワさん。私達、バニルさん以外はアークウィザードですよ
テレポートが使えます。勿論バニルさんも」
ゆんゆんがフォローする
「それに私は一応は魔道具店の店主です
色々と便利なんですよ?」
ウィズも補足した
「というわけだよ。資材の調達はウィズさん。運搬は私とバニルさんで行い、こちらで場所を決めるのがキミとゆんゆんだ。その後で少しずつ組み立てていけばいいだけだろう?
手早く終われば、私達も手伝うよ」
あるえは微笑んだ
「と言うわけだ。さっさと始めなければ今日は野宿だぞ」
バニルは号令をかけた
「ちょっと待って下さい」
ミドリカワが引き留めた
「む、どうした?」
「流石にテレポートを乱発するなら、マナタイトを持って行って下さい」
バニルの疑問に予想外な答えを返したミドリカワだった
キャベツの里の北にある洞窟
そこには加工こそされていないが、マナタイトの原石が1つの小山を形成していた
「これは凄いです!
純度の高いマナタイトですよ」
ウィズは魔道具店の店主としての性なのか若干興奮していた
「これ」
「凄いな。紅魔の里でもこんな量は見たことがない」
ゆんゆんとあるえはその量に圧倒されていた
「これはやはり、奴か」
「ええ。ベルディアさんが」
ベルディアは最期の挨拶に来た時にこれを置いていった
ベルディアとミドリカワは押し問答をしていた
「いや、悪いですよ、ベルディアさん」
「そう言うな。これは俺なりのお礼なのだ
ミドリカワ、お前とゆんゆんのお陰で俺は立派に戦える。もし、敗れて滅んだとしても胸を張って逝けるのだ
。アンデットになってから初めての気分だ」
「ベルディアさん」
「それに、な。案外嬉しいものだぞ。自分の事を忘れないでくれると信じられる友人がいるのは
1人でも過分なのにおそらくお前とゆんゆんの2人もいるのだ。はじめてアンデットになった事に感謝すらしている
だから、貰ってくれ。お前とゆんゆんの未来の為に使ってくれたなら、俺は嬉しく思う」
「本当に俺なんかには勿体無い位凄い人でした」
「奴もおそらく満足しているだろう」
「そういえば、バニルさん。仮面、変わりました?」
「まぁな、少々手こずったが」
「気をつけて下さいね
これ以上、身近なヒトを亡くしたくはないですから」
「心しておこう
さて、さっさとはじめるぞ」
これから半日後に最低限の建物は出来た
こうして、キャベツの里に新たな住人が加わる事になる
というわけで、ゆんゆんとあるえがキャベツの里に住みます
次回はアクセルの話メインです
御一読ありがとうございました
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