今回は割りと非難を受けそうな構成となっております
ご了承の上でご覧下さい
ミドリカワとゆんゆん達がキャベツの里にて家を作っている頃、アクセルの街には動きがあった
ベルディアを倒したゆんゆんが失踪
これを決定的な証拠としてアクセルの領主アルダープは裁判を要求した
被告人不在の裁判等、本来ならばあり得ないし、そもそもゆんゆんへの罪状がいつの間にか『国家反逆罪』となっていた
しかも状況証拠のみにも関わらず、裁判は3日後に行われる事になった
アルダープは即日の裁判を要求したが、それは担当者のセナが受け入れず、温情として猶予を与えられた形となった
アルダープは自宅で激怒していた
「何が、決定的証拠がない。だ
儂が言っているのだぞ!
ええぃ、マクスウェル。どうにかならんのか!」
アルダープは部屋にいるマクスウェルへ怒鳴り散らした
「ンー?無理だね、アルダープ
幾らなんでも『辻褄』を合わせる人間や、範囲が大きすぎる」
彼は『辻褄合わせ』のマクスウェル。様々な悪行を重ねながらもアルダープが投獄や処罰を免れて来た原因である
「今までは出来たではないか!
何故今回に限って出来ぬのだ!」
アルダープとしては、冒険者ゆんゆんには早く消えて欲しかった
何せ、ベルディア討伐の報酬3億エリスをアルダープが横領したのだから
今はアクセルの街にいないそうだが、いつ戻るかは不明だ
仮にゆんゆんとやらが、報酬に言及すれば、マクスウェルの辻褄を合わせた事が明るみになりかねない。明るみにならなくとも、アルダープへの捜査が入りかねなかった
ならば、当事者を犯罪人として始末すればよいのだ
今は始末出来なくとも、犯罪人とすれば必ず何時かは捕まり処刑される
そうすれば、報酬の話はマクスウェルの力で誤魔化す事も出来るとアルダープは判断していた
「これまでとは、少し規模が違うからね」
「生け贄ならば、幾らでも用意しよう
あの愚息も少しは役に立ったしな」
アルダープは単純に生け贄が足らないのだと判断して、増やす事を提案した
なお、アルダープの息子は聡明であったが、アルダープに歯向かった為、アルダープはマクスウェルへの生け贄とした
「残念だけど、幾らなんでもこの街全体にまで影響を及ぼすのは不可能だよ
しかも、最近になって結界が街全体に張られているから活動にも支障が出てくるだろうね」
マクスウェルは言う。既に話がアクセルの街全体に拡散されている為に不可能だと
なお、話を拡散させたのは、カズマの指示を受けたアクアとダクネスであったりする
そもそもの話だが、人間の記憶というものはこの世界はいうに及ばず、転生者達のいた世界でも全て解明しきれていない
記憶改竄を少し変化させているのが、マクスウェルの能力だが、一度の効果範囲は狭い
今までは個別に対処したからこそ、1人あたりの能力も浸透したのだ
仮にアクセルの街に能力を行使出来たとしても個別に対処出来る訳がない
かといって時間効率を優先した場合、1人あたりの効果が低くなり、矛盾が露呈しやすくなる
そして矛盾等の切欠でマクスウェルの能力が弛むのだ
誰でも経験したことはあるだろうが、ふとした何気ない事で連鎖的に何かを思い出す事があると思う
それと一緒なのだ
現に執行官のセナにかけた能力は、既に綻びを見せており、アルダープへの疑念を抱いている
幸いと言うべきかそれでもアルダープの意見をまだ受け入れているのが、アルダープにとっての救いだが
そして一度かけた相手には暫くは能力が効かなくなる
後は魔力に任せてブレイクスペル等で解除も出来なくもないが、マクスウェルクラスの魔力が必要となる
更にアクセルの街全体に張られている結界は、ベルディアの拠点だった廃城でバニルと戦ったクリス、もといエリスが神託を通じて指示を出した
余談ではあるが、これによってアクセルの男性冒険者の憩いの地であるサキュバス経営こ喫茶店は閉店を余儀なくされた
ウィズも近い内にアクセルの街から退去する事を決めている
サキュバス達はバニルとウィズの紹介により、とある辺境の里へと避難している
この結界により、上級悪魔の一角であるマクスウェルは迂闊に能力の行使が出来なくなっていた
「結界についてはエリス教の教会に抗議しておこう
マクスウェル、とりあえずは3日後までにどうにかしろ!」
一方でカズマ達も裁判を待つつもりなんて全くなかった
「んで、アクア。悪魔の気配がするのか?」
「間違いないわね。不快な感じがするもの
ただ場所ははっきりと分からないけど」
「しかし悪魔がいるとしても、証拠がないと厳しいのではないですか?」
「アクアの感覚を疑うつもりは無いが、それだけでは国も動けないだろう」
カズマ達はギルドの食堂にて頭を捻っていた
「それなら多分領主の所だね」
ぼろぼろになったクリスが話に割って入る
「クリス!どうしたんだ、その格好は」
「ダクネス、落ち着け。アクア、回復を頼む。めぐみんは替えの服を買ってきてくれ」
驚くダクネスを制止してカズマは指示を出す
クリスが回復したのを見計らい、カズマはクリスに話を聞く
「で、クリスがさっき言っていた領主って、アなんとかだったか。其所に悪魔がいるのか?」
「カズマ、アルダープですよ
しかしクリス。良くわかりましたね。悪魔を使役しているなんて表沙汰になれば、確実に死刑ですよ」
「・・・気に入らない奴から聞いたんだよ」
カズマとめぐみんの質問にクリスは心底嫌そうに答える
というのも、廃城での戦いで何とかバニルを撃退した際にバニルより
「しかし、女神も役にたたぬものよ
自分の足元すら見えぬとは。おっと、貴様の体型で足元が見えぬはずかなかったか
そうか、ならばその目が節穴なだけであったか。いや失礼な事をいったものだ」
等とほざくから調べたのだ
「でも、悪魔といっても相当力のある悪魔のはずね
でないと、この街のプリースト達が見つけているはずでしょ」
「マクスウェルだよ」
アクアの疑問にクリスは答えた
「マクスウェルですか!あの『辻褄合わせ』の!大物ですよ」
「そうなのか?」
「ええ、力でいえば魔王軍の幹部に匹敵するでしょうね」
クリスの答えに驚愕するめぐみん。あまり理解していないダクネスにめぐみんがその脅威度を教える
「魔王軍の幹部クラスはキツくないか
いや、待てよ。」
カズマは呟くと考えを纏め始めた
その後、アルダープの屋敷は謎の爆発で全壊
領主アルダープは悪魔使役の罪で王都に連行される
だが、王都にて処刑を待つアルダープはいずこへと姿を眩ました
マクスウェルとの戦闘シーンは割愛します
あくまでも過程と結果が必要でして(言い訳)
まぁ、この作品の主旨から外れますので
御一読ありがとうございました
別ルートみたいですか?
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おう。あくしろよ
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いらないわ
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お好きにどうぞ
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もっと長くしろよ