緑のアイツ   作:くらうす

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キャベツ再登場

サブタイトルのセンスがないので、更新するのが難しくなりそう

誰かオラにセンスを分けてくれ!



邂逅

 

 

一撃熊をキャベツ軍団による集団リンチにて撃退したナタルであったが、困惑していた

 

 

「キャベ?」

 

「キャーベ」

 

「キャ、キャベ?」

 

 

ナタルは初め唯の鳴き声?にしか聞こえなかった

 

 

 

ところが、である

 

「キャベ?(あれ?)」

 

「キャーベ(ありゃ)」

 

「キャ、キャベ?(え、お父さんどうしたの?)」

 

と聞こえる様になったのだから

 

「あ、あれ?俺、疲れてるのかな?

何か幻聴が聞こえるのだが」

 

 

ナタルが疲れているのは当然である

 

 

 

元の世界で幾らボッチとは言えども、周囲に人がいる生活を送っていた

 

しかしレタスになってからは、人との関わりはゆんゆん、あるえ、めぐみんのみである

 

 

そのゆんゆん達は異性であり、しかも美少女

 

チキンを自称するナタルにとっては多大なストレスとなっていた

かといって、ゆんゆん達を遠ざければ元人間として『ナニか』が失なわれそうな恐怖があった

 

仮に同姓の友人が一人でも居るならばよかったが、それは叶わなかった

 

だが

 

「キャベ!キャ、キャベ!(お父さん!違う、違うから!)」

 

「キャ、キャーベ。キャべべ(まぁ仕方ないだろう、落ち着いて欲しいが)」

 

ナタルの状態に現実は関係なかったが

 

 

 

 

「うし、少し落ち着いた。様な気がする」

 

「キャキャキャべべ。キャベ?(仕方ないとは言え、大丈夫ですか?父上)」

 

「あ、うん。何とかね。それで俺の言葉がわかるんだよな?」

 

「キャベ(父上の仰る通りです)」

 

「そっか。それで何で俺が『父親』なのさ?」

 

「キャベ、キャベベッ!キャベ?(何故と聞かれましても、父上は父上かと。よもや認めて頂けぬのでしょうか?)」

 

「キャベ!キャベッ(お父さん!捨てないでー)」

 

「キャベベッ(そんな事はないだろう)」

 

「キャベ!キャベベッ、キャーベ(お前たち!少し落ち着け。父上が困るだろうが)」

 

ナタルとキャベツの一人?が話をしていたが、父親と呼ばれた事に疑問を持つと他のキャベツが話に入ってきた

 

それをナタルと話しているキャベツが宥めている

 

 

 

カオス、再び。であった

 

 

 

 

 

 

 

レタスとキャベツの歴史上初の会談(笑)がなされていた頃、ゆんゆんとあるえはナタルの待っている筈の森へと戻っていた

 

「ど、ど、どうしようあるえ。ナタルさんが居ない」

 

「はぁ。せめて待っていて欲しかったんだ、が?」

 

ナタル不在に動揺するゆんゆん。頭を抱えるあるえだったが、ふと気がついた

 

「え、あるえどうしたの?ナタルさんを捜さないと」

 

「どうやら私達が居ない間にモンスターに襲われたようだね」

 

「えっ、嘘」

 

あるえの視線の先には中程から折られた巨木があった

 

明らかに不自然な折られ方。人ならばこの様な折り方は出来ないだろうものだった

 

「一撃熊よね」

 

「だろうね。この辺りにいるモンスターの中でここまでの怪力となると一撃熊か初心者殺しのどちらか」

 

「でも初心者殺しなら、こんな派手な痕跡は残さない。そうよね?」

 

「だろうね。後を追うとしよう」

 

「うん。ナタルさんなら簡単には負けないと思うけど」

 

「間違いなく逃げてはいる。だが、戦うのは無理だろうね

言ってはなんだが、めぐみんがナタルさんを強制ダイエットさせなければね」

 

「それはそうだけど、早く追いかけましょう!」

 

ゆんゆんとあるえはナタルを助けるべく一撃熊の破壊の痕を辿り始めた

 

 

 

 

 

「成る程ね。つまり神の加護を受けている俺は野菜やモンスターではなく、精霊のカテゴリーに入るんだ」

 

何故かキャベツ達の中心にある石の上に乗ってナタルは確認する

 

「キャベ。キャベベッ、キャーベ(恐らくはそうかと。そして我々の様に力を持たないモノはその庇護を受けようと本能的にします。それが偶々『父親』という認識となったかと)」

 

「自然の掟みたいなものか。感心するところなのか?」

 

「キャベベッ(難しいところかと)」

 

「しかし、俺しかわからないのはどうにかならないのかな?」

 

 

端から見るとレタスがキャベツに話し掛けているのだ。マトモな感覚を持つものならば、失神しても責められない光景である

 

意思疎通はナタルとしても多少気になるところであった

 

「キャベ。キャベ、キャーベ、キャキャベッ!(それは難しいかと。本来ならば種族間での意思の疎通は出来ますが、父上の様に他種族との意思疎通が出来るものはそうはおりますまい)」

 

「逆に君が喋るとか?」

 

「キャベキャベベッ(何とも言えません。もしかしたら可能なのかも知れませんが、私には想像もつきませんよ)」

 

 

 

二人?して頭?を抱えてしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

「わあ、凄い」

 

「ゆんゆん。君は私達の中では常識的だと思っていたのだが、違ったのかな?」

 

「どうして?

それより凄い光景じゃない、あるえ?」

 

「・・・・・・・凄い光景なのは認めるよ。しかし、頭が痛くなる光景でもあるだろうね」

 

 

ゆんゆんとあるえは一撃熊が破壊した痕を追いかけて来た

 

そして森の中の開けた場所が見えたが、そこにはキャベツの大群がいた

 

 

アクセルの街ではキャベツ収穫クエストがあり、回数こそ少ないがゆんゆんも参加した事がある。あるえも小遣い稼ぎに参加した過去がある

 

とはいっても、キャベツの大群に遭遇するなど滅多にない事なのは確かである

 

 

だが、それだけならばあるえは頭痛等感じる訳もない

 

作家志望として周りを注意深く観察する癖を今ほど呪った事はなかった

 

 

 

「何故、キャベツの中心に君がいるのかな?ナタルさん!」

 

 

あるえの絶叫が響き渡った

 

 

 

 




キャベツの登場

しかし、名前が浮かばない。どないしよ


なんだかんだいって続いてる事実に驚きながらも続きます

では御一読ありがとうございました
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