緑のアイツ   作:くらうす

42 / 65
熱中症でダウンしていましたが、回復したので投稿します

皆大好き?某教徒がアップを始めました


名付け

舞台をナタル達に戻そう

 

 

「キャベ、キャキャベ?(父上、落ち着かれましたか?)」

 

「ああ、ありがとう」

 

キャベツの心配に疲れているかの様に答えるナタル

 

 

 

美少女に見つめられるだけで消耗するとか、このレタスは一回、爆発してもいいと思わなくもない

 

 

 

「今更だけど、意思疎通が出来るみたいだね」

 

「ナタルさんみたいに喋らないんですか?」

 

 

諦めモードなあるえとナタルの様に喋らない事に疑問を持つゆんゆん

 

 

「いや、俺が言うのもなんだけどさ。普通、レタスやキャベツは喋らないよ」

 

「本当に君が言うなという話だね」

 

ゆんゆんにツッコミを入れるナタルに更にツッコむあるえ

 

「キャベ、キキャベッ(成る程、『おまいう』とやらですか)」

 

「え、君転生者じゃないよな?」

 

「キャキャベッ(中には誰もいませんが?)」

 

ナタルからすると妙に聞き覚えのある単語を連発するキャベツに不安を覚える事になる

 

 

 

実際にはキャベツの言葉の真意は分かるが、言い回し等はナタルの解りやすい様に自動翻訳されているだけなのだが

 

 

「えっと、ナタルさん?一つ提案があるのだけど」

 

「おそらくゆんゆんの言いたい事と私が言いたい事は一緒だろうね」

 

「と、いうと?」

 

「ナタルさんも初めはそうでしたけど、キャベツ呼びは混乱すると思うんです」

 

「名前を決めるべきだろうね」

 

「あー。名前かぁ」

 

 

現在はナタル、ゆんゆん、あるえにキャベツで話し合い?をしている

だが、遠巻きにキャベツの群れがいるのだ。ナタル達には判別出来ない上に全てがキャベツでは混乱するのは当然である

 

ナタルは自身がキャベツと自称していた事を思い出して複雑な気分になっていた

 

 

 

「キャベ(名前?)」

 

「キャキャーベ(お前だけずるいぞ)」

 

「キャベ、キャーベ(ファミチキ、下さい)」

 

 

 

 

ゆんゆん達の会話を聞き取ったのか、一部のキャベツが騒ぎだした

 

 

「キャベ!キャーベ、キャキャベ!(お前たち!不満は解るが父上方に負担をかけるつもりか!)」

 

キャベツが他のキャベツ達を一喝した

 

「キャベ、キキャベ、キャーベキャキャーべ(父上、お気持ちは有り難く思いますが、私達はキャベツです。その様な配慮は無用かと)」

 

一喝した後にキャベツは辞退しようとする

 

「あ、うん」

 

返答はナタルの歯切れの悪い答えだった

 

 

 

 

 

「名前か。さてどうしたものか」

 

「うーん。グリーンさんとか?」

 

「ゆんゆん。流石に安直に過ぎるだろう」

 

「あるえ。めぐみんにも協力して貰うのはどう?」

 

「めぐみんか。どうだろうね」

 

ゆんゆんとあるえは頭を悩ませていた

 

 

 

 

「さて、真剣に考えてくれてるあの二人にそれを言えと?」

 

「キャベ(なんでもありません)」

 

その光景を見たキャベツは自身の発言を撤回した

流石に好意を無下にするのは出来ない様である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

因みにアクセルの街では

 

 

「めぐみんさん。お久しぶりですね。さぁ、お姉ちゃんと言ってくれてもいいのよ?」

 

「うっ、セシリーさんですか」

 

「ええ。相変わらず素晴らしいロリっ子ぶり!

一緒にご飯を食べましょう。そしてこの入信書にサインを」

 

「ですから、アクシズ教には入りませんよ

というかロリっ子呼ばわりするのは止めて下さい」

 

「そんな事を言わずに。ね、ちょっとだけでもいいんですから」

 

少し体力の戻っためぐみんはアクシズ教の某シスターと再会していた

 

 

 

 

 

閑話休題

 

「だが、めぐみんのネーミングセンスは大丈夫なのだろうか?」

 

「え、えっと」

 

 

微妙である

 

黒猫にちょむすけと名付けている事を知っているゆんゆんは言葉を濁した

 

 

 

なお、平行線の世界においては某冒険者の剣にちゅんちゅん丸と名付けていたりしている所から、ネーミングセンスが微妙である事は間違いないようである

 

 

 

「あるえ。ナタルさんの時みたいにしたらどう?」

 

「うん?ああ、料理等と組み合わせるのか

となると、さてどうしたものか」

 

「最近王都の方で人気のオムレツ?とかどうかな」

 

「となるなら、キャベツとオムレツでオムツ?違うか。キャレ?しっくりこないな。キベレ?いまいちだね。ふむ、難題だな」

 

「ねぇ、あるえ。キベムってどうかな?」

 

「うん?キベムか。成る程、いいかも知れないね」

 

等と女性陣によるキャベツの名前の話し合いの傍で

 

 

 

 

 

「キャベ?キキャベ?(父上?どうされました?)」

 

「いや、悪いんだけど、俺にはネーミングセンスが無いので話し合いに参加するのは憚られて」

 

 

なお、ゆんゆんがあるえに一蹴されたグリーン以外に名前の思い付かなかったのはナタルだけの秘密である

 

 

「キャベ(成る程、母上が名付けて下さるか)」

 

落ち込んでいるナタルにはキャベツの呟きは聞こえなかった

 

 

 

「そうだね、キベムで提案してみるとしようか」

 

「そうね」

 

結論は出たようである

 

 

 

 

 

 

と言うわけで、キャベツのまとめ役としてキベムの名前が与えられた

 

なおこれ以降、キベムやキャベツ達はナタル達の前では言わないが、ゆんゆんを母上と呼ぶことになったのはナタル達には知る由もなかった

 

 

 

 

 

 

 

なお

 

「え?ナタル?めぐみんさんに悪い虫がついたの?

めぐみんさん!直ぐに連れて行って下さい。貴女の様な貴重なロリっ子を誑かす等とエリス教徒が認めても私達アクシズ教徒は許しません!」

 

「いや、ですからナタルさんとはそういう関係ではありませんし、なることも無いですから」

 

セシリーと食事をしていた際についナタルの名前を出してしまった為にセシリーが暴走していた

 

「その様な事を言っていて悪い男の毒牙にかかった女性は世の中に溢れているのです!

その様な事が許される筈ありません!」

 

「ゆんゆんの想い人に手を出すわけがないでしょう」

 

動揺していたのか、つい余計な事を口走ってしまっためぐみん。とはいえ、ナタルがレタスである事を喋らなかっただけ幾分かマシではあったりするが

 

「めぐみんさんだけでなく、他の女性にも手を出しているなんて!ますます放置出来ません!」

 

 

 

結局、セシリーには行く手段がないとして何とか宥めることが出来た

 

 

「はぁ、疲れました。後であるえかゆんゆんに暫くの間アクセルの街に来ないように言うしかありませんね」

 

 

めぐみんは深いため息をついて宿に戻っていった

 

 

 

 




と言うわけでキャベツの名前がキベムとなりました

案を下さったルマンド様には改めて感謝申し上げます


まさか、三話もナタルが出なかったのは本人も驚いています

思いつきで走るものではないようです


そろそろ原作主人公がログインします


では御一読ありがとうございました
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。