緑のアイツ   作:くらうす

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最近、熱中症になりかかるので投稿します

何時も通りのクオリティですが、それでもよければどうぞ

最後の方に少々不快になるかもしれない表現がございますので御注意下さい


アクシズ教

セシリーと再会の約束をした翌日の早朝、アクセルの街の宿から周囲を見渡して、辺りを警戒しながら進む二人の紅魔族の娘がいた

 

「というか、此処までするのかい?」

 

呆れたようにあるえは小さく呟く

 

「こうでもしないと、セシリーさんと鉢合わせしないとも限らないでしょ」

 

「まぁ、そうだが」

 

「それとも何?あるえはナタルさんがアクセル教に入ってもいいと思うの?」

 

ゆんゆんの質問にあるえは想像を働かせる

 

キャベツ達にアクシズ教を布教するナタル

今まで以上に自由に動き回るナタル

終いには爆裂魔法を撃ちながら「エリスの胸はパッド入りぃ!」等と叫ぶナタル

 

「・・・すまない、ゆんゆん。私が悪かったよ

全力で阻止しよう」

 

あまりにもヤバい未来を想像したあるえはゆんゆんへの協力の意思を示した

 

(それはそれで悪くないのかも知れないが、何故だろうね。私が苦労する未来が見えてくるのだが)

 

別にあるえは友人の占い師の様に未来は見えない筈だが、本能が全力で警鐘を鳴らしている

 

まあ、今までのあるえの立ち位置からすると間違ってないのが、何とも言えないのだが

 

 

とにかくゆんゆんとあるえはセシリーよりも早くナタルとの合流を目指した

 

 

 

なお余談となるが、怪しげな紅魔族の娘二人を見たアクセルの住人は『爆裂娘』『孤高の魔道士』と並んで、『変な女性』とあるえを認識する事になる。それにより紅魔族が『変人の集団』と確定されたのだが、あるえ達がそれを知るのはかなり後の事となる

 

 

 

何とかセシリーとエンカウント?せずにアクセルの街から出たゆんゆんとあるえは急いでナタルの元に向かった

 

ナタルをアクシズ教の魔の手から守る為に

 

 

 

 

 

 

 

「えっと、「アクシズ教徒はやれば出来る子」ですか」

 

「ええ、その通りです。その後に「出来ないのは社会が悪い」と続きます」

 

「はぁ」

 

「詳しくはまた後日改めて説明しますが」

 

「えっと「汝、老後を恐れるなかれ。明日の自分は笑っているか、それは神にすら分からない。なら今だけでも笑いなさい」あ、これ凄く良い言葉ですね」

 

「ええ、ええ。そうでしょう、そうでしょう

私達アクシズ教は常に前向きな考えを推奨しています

貴方は聞けば以前は人だったと聞いています

今は、その」

 

「レタスですね(笑)」

 

「い、一応言いづらかったのですけど」

 

「いや、まあ、仕方ないっしょ

ついでに元ボッチでチェリーのオプションも付いてきますけど(笑)」

 

「えっと、そのオプションは要るのかしら?」

 

 

 

 

「ちょっと待ってー!」

 

普通に会話してアクシズ教の教えを布教されているナタルを見てゆんゆんは絶叫した

 

「いや何で、もういるんだい?」

 

あるえの疑問は尤もだった

 

アクセルの街は初心者の冒険者が集う街ではあるが、門は深夜は閉鎖されている

モンスターや犯罪者の危険を考えてであった

これは領主アルダープの発案であったりもする

 

一応は門の外に詰所があり、事情によっては深夜でもアクセルの街へ入れなくもないが、その場合は直ちに警察ないし翌日冒険者ギルドへの速やかな報告が義務付けられていた

 

これは以前は時間問わずアクセルの街の門を解放していた事により、少なくない犯罪者がアクセルの街へとやって来た為に行われた措置である

 

尚、この門外の詰所の設営やかかる経費は領主のアルダープが以前は負担していた。が、現在はダスティネス家が負担している

 

 

あるえとゆんゆんは門の解放時刻きっかりにアクセルの街を出た

にも関わらずセシリーは先に着いていたのだから、あるえの疑問ももっともだった

 

「え?セシリーさんなら、あの後、アクセルの街に戻って直ぐに来られたけど」

 

「は?」

 

「え?」

 

思わず間抜けな声を出すあるえとゆんゆん

 

「それはそうでしょう

アクア様の教えを人間以外にも拡げる好機なのですから!」

 

「いやだからって野宿までしますかね、普通?」

 

 

そうなのであった

 

セシリーはアクセルの街の教会に戻り布教用の資料と着替えを持って直ぐにナタルの元に戻ったのだ

 

その後は普通に野宿して夜を明かして明け方から文字を教えたり、アクシズ教の教義のさわりを教えていた

 

「そこまでするの?」

 

「流石は我々紅魔族と並び立つと言われるアクシズ教か」

 

困惑するゆんゆんとある意味納得したあるえだった

 

 

 

なお、あるえは紅魔族と並び立つと称したが、ぶっちゃけると『頭おかしい』意味ならば流石の紅魔族もアクシズ教の足元にも及ばないのである。流石は機動要塞デストロイヤーが通った後ですら残るとされるアクシズ教である

誇れるかどうかは甚だ疑問だが

 

 

またまた余談だが、魔王軍幹部の一人はアクシズ教の面倒くささに正攻法での攻略を諦めさせる一方で某幹部は紅魔の里をひたすら攻撃している事からもアクシズ教の方が紅魔族よりもヤバいのは察して頂けると思う

 

 

更に余談だが、作者は某動画の英国面の人物を崇拝しており、作者も割とヤバい人扱いされていたりするが、完全な余談である

 

 

「しかし、全く違う宗教体系というのも、中々興味深いっすね」

 

「全く、ですか?」

 

紅魔族二人の困惑を放っておいて会話を続けるレタスと狂信者

 

「いや、アクシズ教って女神エリスも認めているんですよね?」

 

「?はい。否定する必要もありませんし、なんだかんだ言ってもこの世界での最大宗教ですからね

それを否定するのは大多数の人の拠り所を奪う事になります

私達アクシズ教は別に他の教えを否定するつもりはないですからね」

 

セシリーの言うこともある意味では正しい

 

が、エリス教はレジーナ教等の少数派の宗教については『邪教』として迫害していたりもする

 

 

がナタル達の居た世界に比べるならば、割と宗教間の対立は少ない様にナタルには感じられた

 

ナタルや大多数の転生者達は元の世界では無神教であり、この辺りは馴染み易くなる一因でもあったりもした

 

 

 

 

 

 

ナタルがアクシズ教の教えを受けている頃、アクセルの街に二人の人物が到着していた

 

「此処が異世界ですか?」

 

「ええ、そうね。初心者の街として有名なアクセルの街よ」

 

「あ、そうなんですか」

 

「・・・ねぇ、貴方。その言葉遣いどうにかならないかしら

堅苦しいのは私、好きじゃないのよ」

 

「いや、でも女神様ですし」

 

「今の私は貴方の仲間なのよ?

そんな言葉遣いされてると、壁を感じるのよ」

 

アクアはカズマに少々膨れながら主張する

仲間だから、対等でいたい。と

 

「あ、えっと、じゃあ、アクアで良いんですか?」

 

顔を膨らましながら抗議するアクアに若干ときめきながらカズマは尋ねた

 

「当たり前でしょ

じゃ、これからよろしくね。カズマ♪」

 

満面の笑みを浮かべるアクアに

 

(女神かな?

いや、真面目に女神だけど!)

 

と内心動揺しまくるカズマだった

 

 

 

 

 

 

カズマ達が異世界に降り立つ少し前にとある貴族の屋敷の地下牢に一人の少女の姿があった

 

「え、何?

どういう事なの?」

 

困惑する少女リフェ

彼女は『好事家』として有名な貴族に保護されていた筈であった

 

その貴族はリフェを不当に扱う事はせずに、それなりの自由をリフェに許していた

 

リフェもその待遇には多少の不満はあったが、おおよそ満足していた

 

 

 

にも関わらず気がついたら、牢獄の中

混乱するのも仕方なかった

 

 

「お目覚めですかな?『天使』殿」

 

牢獄の外よりリフェに声がかかる

 

「だ、誰よ。アンタ」

 

「これはこれは。流石は『天使』殿だ

我々人間等歯牙にもかけぬご様子

・・・ですが、些か貴女は自身の立場をご理解なさっておられぬ様ですな」

 

「えっ、な、何?

キャアアアッ!」

 

リフェは突然の激痛に悲鳴をあげる

 

「流石は『神器』ですな。『天使』たる御身にも効果があるとは」

 

貴族の男は満足そうに呟く

 

リフェの首元に嵌められている首輪。これは装備した相手の神経に直接痛みを与える『神器』だった

 

元々リフェが担当していた転生者にリフェ自身が与えたものである

 

とはいえ、目録には存在せず、彼女の派閥から手に入れた天界においても『禁制品』であるが

 

 

授けられた転生者は別の転生者により始末され、この品は紆余曲折を経て貴族の元に来た

 

「さて、貴女にはこれから此方の用意したモンスターと戦って頂く

それで貴女が死ぬならば仕方ない

まぁ、精々生き延びる事ですな」

 

「あ、あ」

 

貴族の男の発言にも痛みからまともに反論出来ないリフェ

 

この後、彼女は文字通り命懸けで貴族の用意したモンスターと殺し合いをする事になる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




アクシズ教のレタスのフラグが進行中

カズマ異世界に立つ

リフェ生命の危機

の三本でお送りしました


?文章量が少ない?
ハハハ、何時もの事ですネ


では御一読ありがとうございました
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