緑のアイツ   作:くらうす

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題名通りです

本編との関連はあったり、なかったり


完全にノリで書いたので「こまけぇこたぁいいんだよ!」の精神でご覧下さい




お気に入り百件突破記念 短編集

転生失敗?

 

 

ミドリカワ編でのお話です

 

 

 

 

俺は『最強』を選んだ筈だった

 

確かに『最強』だろう

 

 

 

『鳥』の中ではな!

 

 

 

何だよ、あの天使!

俺も人間とは言わなかったけどさ、何で鳥?

 

せめて魔族とか亜人ならどうとでもなったのに、鳥だぞ!

 

鳥が冒険者になれる訳ないだろう!いい加減にしろ!

 

 

一応は『擬人化』みたいなものを試してはみたが、無理だった

 

ならば、魔法が使えるかと思えば使えない

 

何が出来るんだよ、これ

 

 

 

試行錯誤を繰り返すのもいいのだが、食糧の確保が難しい事に気がついた

 

最近はキャベツばかりで空腹感が凄いので早めに対処しないと

 

 

 

 

なんか、妙なムーブをするキャベツ?がいた

しかもデカイ

 

ゴブリンとかデカイ蛙は体当たりで殺すわ、熊とかは湖に突き落として、ワニに食わせるわ。えげつない

けど効率はいい

 

 

いや、まてよ?

キャベツの倒した死体をゲットすれば、食事に困らないのでは?

 

やってみるか

 

 

 

 

ナイス!俺

ワニと分け合う形だが、飯の安定的な供給先を見つけた

 

独占とはいかずに、他の連中が来たのは腹が立つがやむを得ないだろう

 

ただ飯も良いが、キャベツの群れを囮として、俺達が上空から警戒すればもっと効率はよくなるだろう

これも生存競争に勝つため。デカイキャベツとはお互いに利用し合うとしよう

 

 

周りの鳥たちが少々グズったが、何とか協力させた

キャベツの群れに敵が近づけば警告と合図を兼ねて鳴く

下で対処仕切れない奴等は俺達が連携して狩る

 

俺の望む生活とはほど遠いが、現状は悪くない

ならばよしとするとしよう

 

 

 

 

デカイキャベツを女の子が抱きしめた際に思わず『ロッキー』を思い出したが仕方ない

 

つか、キャベツに抱き付く美少女とか訳がわからんな

 

 

 

 

 

 

 

 

傲慢なる者達

 

 

ナタル編のお話

 

 

天界より落とされたリフェは天使としての力を奪われたのみに留まらず、天界の関係者にあたる『女神エリス』『女神アクア』への接触を阻まれていた

 

エリスとアクアは善良であるが故にリフェの窮状に同情しかねない為の措置である

 

 

つまりこの世界の主流たる『エリス教』並びに『アクシズ教』への自発的な接触自体ができないのである

 

リフェは何とか王都までは来たが、あてがあろうはずもなかった

 

 

実は王都に来るまでに何人かの転生者らしき者達を遠目に見かけた

リフェは自身が天界の天使だと明かして協力を求めたようとしたが、確たる証拠を提示出来ない上に既に人を殺めている

更には返り血も少なからず浴びている

話を出来る状況とは言い難い

 

尤もリフェがこの時に相手と話をしたところで協力体制を築けたか?と言われると些か以上に怪しかっただろうが

 

これはリフェが転生させた者達が人間以外に転生するか、リフェに悪感情を持っていた事によるものだった

 

転生者同士の交流はそこまでおおっぴらにはしていない上に、数少ない交流している者達の中で『自分達を粗末に扱う天使』の情報が出回っていた

 

故に『天界の天使』と自称するリフェは常人からは狂人と呼ばれ、転生者達は天界の事情を知っているが為にリフェを嫌悪した

 

「どうして、こうなるのよ」

リフェは天を仰いだ

 

「おい、何か困ってるが」

 

「止めとけ止めとけ。あれは『自称天使』のリフェだ

関わるだけ損だぞ」

 

「そうだよ。よりにもよってエリス様の知り合いなんて言う狂人さ」

 

「おいおい。どんな狂人だよ」

 

「幾ら見た目がよくともなぁ」

 

王都の住人は聞こえる様に話す

 

 

エリス教の女神エリスに近い存在。等と言えば、啓蒙なエリス教徒程嫌うものである

 

例えこれがアクシズ教の総本山たるアルカンレティアでも変わりはしないだろうが

 

 

「ん、何処かで見たような

ああ、天界の屑天使か」

 

遠くからリフェを見たレフェルは吐き捨てた

 

「大方、落とされでもしたか

いい気味だな。精々素敵な異世界生活を満喫するといい

 

あの様子では生き残れるかも怪しいだろうが」

 

レフェルはその場を立ち去った

彼からすれば天使等どうでも良い

 

そんな事よりもキャベツの養殖を考えるべきなのだから

 

 

 

 

異世界でのボッチとの出会い

 

 

オッス!おらナタル!

少し仮眠を取ってたら、見慣れない場所に居ました

 

一応は森の中ではあるのだが、ゆんゆん達と会う約束があるのに、どうしようか?

 

「やれやれ、こんなに空は青いのに俺はレタスか」

 

言っていて泣きたくもなるが、我慢しよう

 

そう!俺はレタスでも強い?レタスになるんだ!

野菜王に、俺はなる!

 

 

あ、あくまでも野菜ですからね?決してや、さ、いの順番を変えては❌です。イイネ?

 

ナタルさんは非力なレタスですからね

某王子みたいな事は出来ませぬ

 

 

ナタルは途方に暮れていた

 

「ああーどうすっかねぇ」

 

「えっ、モンスター?」

 

「ん?」「え?」

 

その時、二つの視線が交差する!

 

「きゃあああっ!モンスター?野菜?が喋ったー!」

 

「ちょっ!そこなるエルフっぽい人、逃げないでー!」

 

 

 

やっとこさエルフ?の少女が落ち着いてくれた

 

「あ、ご、ご、ご」

 

「ご?」

 

「ごめんなさいっ!

あのわたしこの森に住んでいるんですけど突然植物や動物達が騒ぐもので、その」

 

「とりあえず落ち着こう、ね?」

 

「あ、すいません」

 

(なんかこのテンパり具合といい、人との距離の取り方といい、ゆんゆんに似てる?

つまり、この娘もボッチ?)

 

とナタルは密かにエルフ?の少女が知り合いの少女の出会った頃に似ている事を少し考えた

 

「いや、別に構わないよ。寧ろ攻撃されなかっただけ、有情だろうし」

 

「ええ(困惑)」

 

 

 

 

「そっか、友達かぁ」

 

「そうなんです。一応練習はしているのですが」

 

エルフの少女の悩みを聞いたナタルは内心ため息をついた

 

少女にはあえて名乗らない様にしていると説明している

どうにも違和感が拭えなかった為であった

 

実際に話を聞けばどうやら異世界らしい

 

 

既に異世界で人外、しかもレタスに転生したナタルである。今更異世界に迷いこんだ程度では小揺るぎもしない

 

よくも悪くも人は慣れる生き物故に

 

 

 

「うーん。でも君は可愛いし、少しの踏み出せば直ぐに友達出来そうだけどなぁ」

 

「そうですかね」

 

「え、だって俺なんかは殴り合いした相手と後に友達になったし」

 

「そ、そうなんですか?」

 

「そ。人間関係なんて切っ掛けさえあれば割とどうにかなるもんさ

無責任な言い方だけど、そんなものさ

後は相手の事を思って行動すればいいのさ」

 

「そうでしょうか?」

 

「あんまり考えすぎても堂々巡りさ

それより、先ずは行動あるのみ!」

 

「が、頑張ります!」

 

「ファイト♪」

 

『あ!やっと見つけたわよ!』

 

「へ?」「はい?」

 

『ごめんなさい。ちょっと此方とそっちの世界が一時的に繋がって、貴方が此方に放り出されたのよ

直ぐに戻すわね』

 

「え、戻すって?どういうことで、キャッ!」

 

 

エルフの少女は突如明るくなった視界に驚き、再び目を開けると

 

「え、野菜さん?」

 

其処には何も居なかった

 

「そっか、帰っちゃったんだ

せめて名前位は聞いておけばよかったなぁ」

 

 

 

 

 

その後、エルフの少女は記憶喪失の少年と出会い、様々な経験をする事になる

 

その少女の家にはキャベツのような造形の人形が大切に保管されていた

 




クロスオーバーは先達の方がおられますので自重します

とはいえ、ボッチ二人とキャベツかレタスとか機会があれば是非とも書いてみたい

ま、カオス一直線である事だけは間違いないでしょうが(苦笑)


では御一読ありがとうございました
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