緑のアイツ   作:くらうす

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此のような小説をお気に入りして下さっている皆様

並びに読んで頂いている皆様

あけましておめでとうございます


昨年は私の小説みたいな物を読んでいただきありがとうございました

また、これから読んでやろうと思っている方へも感謝申し上げます



この話を以てこのすばとプリコネの並行した話は終わる事となります事を此処に記させて頂きます


それでも宜しければ、どうぞ


果てない空

 

エルフの少女アオイは切に思った

 

 

「だ、誰か助けてくださーい!」

 

 

 

時系列は何処かのお馬鹿なブリキが余計な事を仕出かした時まで遡る

 

 

 

ブリキ人形は自分が見られている事に気付いていた

 

 

訳がない

 

 

五感のうち視覚と聴覚しかない人形が第六感を働かせられるだろうか、いや、ない!

 

 

 

 

とまれ彼?はクロエの視線に何故か気付いてしまった

 

 

気付いてしまったならば何かしないといけないという謎の使命感に駆られてしまった

 

そこで、草の背丈より上を飛行していた彼は草むらの中に潜伏した

 

 

 

 

 

ここより暫くブリキの独り言をお楽しみ下さい?

 

 

「うぉ、いったぃ!」

 

「うぬぬぬぬ」

 

「あ、そういやさ、俺ってばブリキ人形じゃん。痛いわけないなぁ、HAHAHA☆」

 

 

とまぁ、何とも言えない一人相撲の末、彼はクロエの背後に回ることが出来た

 

 

なお、クロエ嬢はその間自分の常識を守ろうと必死になっていた事を此処に記す

 

 

 

 

そして

 

 

「どもー」

 

 

「にゃああああっ!」

 

 

となってしまった訳である

 

 

 

 

 

 

 

 

クロエは

 

 

「いや、なんなの。アンタさ

こんな所でさ、一人でいる女の子驚かせて喜ぶ特殊性癖の人間?じゃないよね、やっぱり

うん、知ってた」

 

「まぁまぁ、世の中には不思議が満ち溢れてるって事で良いんじゃないかなぁ?」

 

「や、確かにさ。魔法とかあるから否定はしないけど。

その不思議の塊みたいなアンタが言うのはどーなのよ?」

 

「不思議の塊みたいなの?

それはそれは興味深い

で、その珍妙なモノは何処にあるのさ?」

 

「え、なんなの

自己分析出来ない系のブリキなの?

というか、ブリキが喋るとかさ、ウチの常識粉々なんだけど。もう訴訟も辞さない話なんだけど」

 

「おや?ブリキ相手に訴訟とか多分世界初じゃないかな?

つまり君はこの部門で世界一となるわけだ

おめでとう」

 

「いや、世界一とか確かに心惹かれなくはないけどさ。もっと、こう。あるでしょ?」

 

「む?」

 

「何?」

 

クロエとブリキ人形は言葉の投げ合いをしていたが、突然ブリキ人形が止まった事でクロエは怪訝に思った

 

 

 

 

「ブリキさぁーん、何処ですかぁー」

 

「お、しまった

アオイちゃんを忘れてた」

 

「いや、そこ忘れちゃ駄目なやつじゃない?」

 

 

遠くから聞こえてくる泣きそうな声にブリキ人形は反応した

 

「んじゃ、とりあえずお嬢。迎えに行ってくるわ」

 

「はぁ

え?お嬢ってウチの事なん?」

 

ブリキ人形の言葉にまた狼狽えるクロエであった

 

 

 

 

 

「人形さーん、どこですかー」

 

アオイは必死になってブリキを探していた

 

既に半泣きである

 

 

 

当のブリキはクロエと呑気に会話していたというのに

 

 

 

「アオイちゃん、ごめんなー」

 

「ブリキさん!?

よかったぁー、無事だったんですねー」

 

「いや、ほんとごめんなさい」

 

アオイはやっと見つけたブリキ人形に抱きついた

 

流石に憔悴しているアオイを見てさしものブリキ人形もなけなしの良心が痛んだようで、真面目に謝っていた

 

 

 

 

 

 

「え?なんでウチ此方に来てんの?

いやこれ、ウチお邪魔虫じゃない」

 

心配になって追いかけてきたクロエは物陰で狼狽えていた

 

 

 

クロエという少女は些か分かりにくくはあるが、非常に面倒見の良い好人物である

 

ただ、少しばかり分かりにくいだけなのだ

 

 

 

 

 

「いや、そのね。アオイちゃん

そこの陰にいるお嬢と話してたんだよ」

 

アオイが落ち着き、クロエはその場を離れようとしたタイミングでブリキはまたぶっ込んできた

 

「ひょえっ!」

 

「はっ?」

 

 

 

 

アオイとクロエが落ち着いた後、何とか話の出来る様になっていた

 

 

なお

 

 

「いや」

 

「ピョッ!」

 

「あのね」

 

「ひょえっ!」

 

「だからさ」

 

「あうううう」

 

「・・・・・・ねぇ、ウチってそんなに怖いかな?」

 

「ごめん。ほんとっーにごめん

アオイは人に慣れてないだけだから

別にお嬢は怖くないと思うよ?」

 

「・・・・・いやまぁさ、いいけどね、別に」

 

と一人の心優しいエルフの少女がかなり傷ついていたりしている

 

 

 

 

 

そして冒頭に戻る

 

 

クロエのショックを受けた表情を見たアオイは

 

「だ、誰か助けてくださーい!」

 

 

 

と悲鳴を上げたそうな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃アメス様は

 

 

「んー、大丈夫かしらね。あの子達」

 

 

コッコロと騎士君こと、ユウキが現在ギルド『サレンディア救護院』に居るのだが、どうにも二人は面倒事に恵まれている様である

 

 

「といってもねー、今の私じゃ何も出来ないのが現実なのよね」

 

アメス様の悩みは尽きない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方遠く離れた世界では

 

 

 

「と言うわけでちょっと冒険に出掛けましょう!」

 

と何処ぞの蒼い女神様が仰ったとか何とか

 

 

 

 

 

二つの世界

 

 

それを繋ぐものはあるのだろうか?

 

 

 

未だ空は遥か彼方

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし

 

 

 

人間が

 

 

「私は、会いたいです!

たとえ私を忘れていたとしても、それでも会いたいんです!」

 

「ふむ、世界の理すら越えた先にあるもの、か

興味深いね

勿論ゆんゆんだけを行かせようとは思わないから、私も行くとしようかな」

 

「で、でも」

 

「ゆんゆん

君だけ行ってどうするんだい?

確かに君は優秀なアークウィザードだろう

だが、それだけでどうにかならないなら?」

 

「う」

 

「それにね、私だってあのレタスに言いたい事は山ほどあるのさ」

 

「あ、あるえ」

 

「なに、私の『紅魔族伝説』にまた一つの話が増えるだけさ」

 

 

 

 

 

 

 

 

女神が

 

 

「女神アクア、女神エリス。貴様ら正気か?」

 

「私達はね、女神なの

そして私達には彼等を見守る義務があるの」

 

「アクア先輩は転生者やアクシズ教徒を。私はエリス教徒やこの世界のヒト達を」

 

「それが神ってもんでしょう!

じゃなきゃ、私達は何のために居るのよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悪魔が

 

 

「ふん、貴様達に力を貸すなど不愉快極まるが」

 

「ハハハ!その割にはやる気はあるようだが?」

 

「喧しい奴だ!」

 

 

 

 

 

 

とある畑で

 

 

「キャベ、キャキャベッ!」

 

「ビビ、ビ、ビ」

 

 

 

 

 

ある教会で

 

 

「アクア様、そして今回だけはエリス様

どうか、どうか、此のような最後は認められないのです。愛する者が他ならぬ神によって引き裂かれる等と

 

どうか私達の仲間であるゆんゆんさんとナタルさんに祝福を」

 

 

 

 

 

天界のとある場所で

 

 

「女神アクアと女神エリスのみに任せておいたのであれば、我々他の神や天使は何のために居るのか?

あのリフェの惨劇にも関わる事なく、唯己達は安全な所から見下ろすだけなのか?

違う!違う

そうであってなるものか!

 

 

 

 

とある里の片隅では

 

 

「娘が、娘がぁっ!」

 

「解る、解るぞ」

 

「あーあ、ゆんゆんに置いていかれたかぁ」

 

「でも良いわよね、世界すら越えてでも逢いたい人に出会えたなんてさ」

 

「ふむ、ゆんゆんは強くなったな」

 

「恩師として感慨深いか?」

 

「本当にゆんゆんは素敵な人に出逢えたのね」

 

「貴方、大丈夫なのよね?」

 

「全く、いきなりとんでもない物を作らせて

だが、大丈夫だ」

 

 

 

 

 

 

 

此処は剣と魔法の存在する世界

 

 

 

 

なればこそ、不可能というものを越えることも出来るのかも知れない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回

 

 

 

 

此処から始めよう





御一読ありがとうございました

これよりはクロスオーバーを本格化させる運びとなります

皆様のご期待に沿えぬ事も多いと存じますが、完結に向けスパートをかけて参りますので宜しければお付き合い頂けたならば幸いです


皆様にとってこの一年がより良い年であることをお祈りしております
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