秋葉原・ファミレス
「・・・しかし、リメイクばかりで全然進化しないファンタジーゲームをつまらないと言うのはいいとして・・・」
秋葉原のファミレスにて、カユラがそんなことを言う。
「・・・何!?」
「常に進化し続けるシューティングゲームをつまらないと言うとは・・・ただの言い訳にしか思えないな。」
「なんだと!?」
ファミレスにて、ハプニング発生(?)
「・・・ま、まぁ、漫画ばっかり読んでると、どうしても刺激がほしくなっちゃうんじゃないか~?」
千桜がカユラに向かってそう言う。
「・・・それを言ったら、千桜がいつも読んでるラノベだって、裸満載じゃん。」
「!!いいんだよラノベはそれで!!読者のニーズにこたえた結果なんだよ!!」
「読者のニーズにこたえるだけが文学なのか?いいか、大事なのは多様性なんだ。私の読んでる漫画を見て見ろ。主人公は・・・なんとただのサケだ。実に多様な作品だ。」
「・・・文学気取りかよ。」
「!?文学で何が悪い!!」
「大事なのはエンターテイメント性だ。サケは夕飯だけで十分なんだよ!!」
「なんだとっ!?」
そんな秋葉の常連どうしの口論を、伊澄達はさっきからずっと聞いている。
「・・・まぁまぁお二人とも、たかがラノベや漫画で、そこまで熱くならなくても・・・。」
「「・・・『たかが』とは何だっ!!」」
・・・この二人、こういう時だけ息ピッタリだよね。
「だいたい、元はといえばナギが悪いんだろ!!」
「説教してやる!!今すぐここに呼んで来い!!」
そして・・・。
「・・・で、何の用だ?」
千桜らに呼び出されたナギ。
「今日発売のゲームについてだ。」
「・・・あぁ、あのつまんなかったやつ?」
「「つまんない言うな!!」」
「・・・言っとくけど、あのふたつのゲームは両方とも最後までプレイしたよ。」
「「え!?」」
「・・・私をそこんとこらの秋葉常連と一緒にするなよ。私は、どんなゲームも、最後までプレイしてから評価をだすんだ。」
「おぉ!!」
「だからわたしは、発売日の朝1にゲームを購入して、学校の授業をさぼり、部屋に閉じこもり、ぶっ続けでプレイしているのだ!!」
・・・さらっと問題発言が。
「・・・・。」
・・・そして、沈黙が訪れる。
(・・・クズだ。)
(分かってはいたけど、こいつ・・・)
((すがすがしいほどのクズだ。))
「それで・・・今日授業サボってたのか?」
「あぁ。」
・・・ダメだろ、それ・・・。
そんな秋葉原での出来事であった。