白皇学院・生徒会室
「中等部の生徒会選挙か・・・。もうそんな時期になったんだな~。」
生徒会選挙のチラシを見ながら、千桜はそうつぶやく。
(・・・思い出すな・・・あの日の事を・・・)
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3年前の4月(ヒナギクらは当時中1)
白皇学院
「——以上、新入生代表・桂ヒナギク。」
世の中には、すごい人がいる。
「なぁ、あのひとって・・・。」
「知らないの?ほら、同じクラスで、今年の中学入試でトップ合格したんだよ、あのひと。成績優秀で、スポーツ万能なんだって。」
「・・・世の中にはすごい奴もいるもんだな。ま、わたしには関係ないけどね。」
だが・・・・それからしばらくして・・・。
「ねぇ♪一緒に生徒会やってくれない?」
「・・・・・は?」
ヒナギクからそんなことを言われる。
「できれば副会長か書記をやってもらいたいんだけど、ダメ?」
「・・・いやいや、何を急にそんな・・・」
「いや~、出る気なかったんだけど、いろいろあって生徒会長選に出ることになってさ~。一緒にやってくれるひとを探してるのよ。」
「・・・・生徒会ねぇ・・・・。そうゆうことはもっと有能なやつに頼むほうがいいんじゃないか?」
千桜がそう言うが・・・。
「へ?・・・いや、でも、有能だと思ってるから頼んでるのよ?」
「・・・ゆ、有能・・・?わたしが?」
「ちょっとあなたについて調べさせてもらったわ。春風千桜。8月30日生まれ。小4の頃、霞愛歌とタッグを組んで生徒会選に出馬。副会長の座を勝ち取った・・・でしょ?」
(・・・そこまで調べられていたのか・・・・)
「それに、この前の調理実習の時。」
「・・・え?」
(・・・なぜ、いま調理実習?)
「あなたが仕切ってた班だけ、調理が終わると同時に道具の片付けの終わっていたわ。」
(・・・あんなの見てたのかよ・・・。ほかの班のやつ誰も気づいてなかったのに・・)
「その時に、『あぁ、こういうひとと生徒会をやりたいな』って思ったのよ。」
「・・・でもさっき、会長になるきはないって言ってたじゃん。」
「えぇ。美希っていう友人に、いろいろ言われて、仕方なくね。」
「・・・知ってる?今までで1年生で生徒会長やってたのってひとりしかいないんだぞ?そんないやいや出て勝てるわけがない。」
「・・・あら?でも出るからには勝つわよ。」
「・・・・え?」
「だって、負けたら悔しいじゃない。出るからには絶対勝つつもりよ。」
「なっ・・・なんという負けず嫌い・・・。」
「だからあなたが必要なの。お願い、力を貸して?」
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現在
(・・・あ~、そんなことあったな~・・・。)
「千桜~、今日〆切の書類がまた理事長からきたから、手伝って!!」
「あ、わかった!!すぐ行く!!」