「あ・・・白皇にノート忘れてきちゃった・・・」
「だったら僕取りに行ってきますよ!!」
「ほんとに!!じゃぁお願い!!」
まぁそんな感じで・・・白皇。
「あれ?桂先生じゃないですか?なにしてるんですか?」
「おや・・・?綾崎君じゃない。ほら、宿直ってやつなのよ、宿直。」
「あ、そうなんですか~。お疲れ様です。」
「ところで、忘れ物取りにきたんだっけ?教室のカギなら宿直室にあるわよ。」
宿直室
「えっと・・・カギはどこだったかな・・・?」
「・・・にしても、宿直室すごい広いですね~。」
その直後・・・
「だろ?」
「だね~。」
「だよな~。」
どこからか突然現れる3人。
「あ、美希さんに・・・確かヒナギクさんの幼馴染の・・・」
「私は朝風理沙だ。」
「で、わたしは瀬川泉こといいんちょさん!!」
「実は、今夜は勉強会のために集まったんだ。」
「へ~、そうだったんですか~。」
「雪ちゃんの授業ね~、結構分かりやすいんだよね~。」
「いい生徒がいい教師になれるわけではないという証明だな。」
「・・・・なんの話よ。」
ずっとカギを探していた雪路がつぶやく。
「ほい。カギ見つかったよ~。」
「ありがとうございます!それじゃぁ行ってきます!!」
そういって宿直室を去っていくハヤテ。
「あ、10年前に閉鎖された旧校舎には絶対入るなよ~。・・・って聞こえてないか。」
旧校舎
「あれ?ここどこなんだろ?」
迷子になる安定の主人公・・・。
宿直室
「ハヤ太くんおそいね~。」
「そうだな~。」
「トラブルに巻き込まれてないといいんだが・・・・。」
そんな宿直室に、ひとりの来客が現れる。
「ねぇあなたたち、ハヤテ君が帰ってこないんだけど、どこ行ったか知らない?」
ヒナギクである。
「さぁ~?忘れ物を取りに行ったっきり帰ってきてないよ~。」
「けど・・・もしかしたら旧校舎に迷い込んだのかも・・・?」
「旧校舎?」
「白皇の心霊スポットだ。そこに行って帰ってきたやつはいない。」
「・・・え?」
「あと、この白皇は心霊スポットが多い。七不思議の7つに収まらないほどに・・・」
「・・・ちょっと心配になってきたわ・・。ハヤテ君探しに行ってくる!!」
「いってら~。」
旧校舎
「ハヤテ君~、いる~?」
あたり一帯し~んと静まりかえっている・・・。
「ねぇ、いないの~?」
その時、ヒナギクの横を人魂が通過していって・・・
「ひっ・・・」
恐怖のあまり、その場から駆け出すヒナギク。
「いったいなんなのよここ!!」
『にしてもおばけ苦手だったんですね~。』
「そりゃそうよ!!」
『ところで次の質問です。』
「な、なに・・・?」
『さっきあなたに質問したのは、いったい誰なんでしょうか?』
「・・・・・」
ヒナギクは思わず横を見る。そこでは人体模型が歩いていて・・・。
(ちょっ・・・ハ、ハヤテ君っ・・・)
その時、強い疾風が巻き起こったような気がして・・・
ヒナギクが目を開けると、そこには粉々になった人体模型と・・・・
「・・・・ハヤテ君?」
「大丈夫ですか?ヒナギクさん。名前を呼んだらいつでも助けにくるって・・・あの時言ったでしょ?」
「ハヤテ君っ・・・・。」
「・・・・さて、旧校舎から出ましょうか。」
「・・・そうね。」
・・・こうして、夜の冒険が終わるのだった・・・。