イナイレのスカウトモブキャラに憑依転生した。
風属性キャラ?なら氷技使うしかないよなあ!?
青い雉の技とか白髪小柄死神の技とか氷の電脳天馬の技とか全然転用できんじゃね?という浅はかな考えで書きました。

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氷属性の必殺技っていっぱいあっていいよね


氷のストライカーになりたいが被りたくないので他の技も使います

車にはねられ、気が付けば転生していた。

記憶を取り戻したのは4歳になってからだが、鏡に映る自分の姿を見て、イナズマイレブンらしき世界に生まれ落ちた事を知った。

 

 

青みがかかった黒く長い髪、そして澄んだ水色の瞳。

性別詐欺に引っかかるのは半々ぐらいであろう整った容姿をしているが、俺はこの姿に見覚えがあった。

イナズマイレブンGOシリーズでスカウトできるモブキャラのニール・カナイだ。

風属性FWとして登場する彼を、イケメンモブキャラとして個人的に推していたし、能力もそれなりに高かったのを覚えている。

 

しかし、イナイレ()()()世界と言ったのは、俺の今世の名前がニール・カナイではなく、仁雷奏多という名前だったからだ。原型は残っているが、名前からして生粋の日本人なのだろう。

原作には全く影響のないであろう原作崩壊だが、原作(っぽい)キャラに転生した以上、やることは一つだけだ。

 

 

 (超次元な)サッカーやろうぜ!!!

 

という訳で色んな必殺技を身につけるために最初にすべきこと、それは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おねだりだ!

 

 

パパ!ママ!サッカーボール買って!!

 

 

 

無事にサッカーボールを手に入れることが出来、あとはひたすら訓練あるのみ。

ゲームと違って技制限なんて存在しないこの世界ならあらゆる技を網羅することだって不可能じゃないし、なんなら他の作品の技を落とし込むことだって出来るはず…

俺の厨二魂が荒れ狂うぜ!!

 

 

早速特訓にイクゾー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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修行に明け暮れ10年が経った。

多くの技を編み出すことは出来たが、披露する機会もないまま、中学2年生の秋を終えようとしている。

小学校も中学校も一クラスしかなかったため、クラブ活動の存在すらなかった。

しかし、環境には恵まれていたため、ムチャクチャでハチャメチャな修行を大自然の中で行えたため、身体能力は馬鹿みたいに高くなった。

だが、サッカーに興味を持つクラスメイトが一人も居なかったため、自然とぼっちになってしまったのは誤算だった。

…いや、目を背けていたがそれだけではない。

スカウトモブキャラの呪いか何かかは分からないが、この体は表情変化に乏しすぎたのだ。

いじめられたりとかは無かったが、子供からすれば無表情のサッカーヲタクと関わりたいと思う方が珍しいだろう。

 

まあ俺の人間関係は置いておこう。

それよりもここが本当にイナイレ世界かどうかだ。

技を編み出せた時点で、イナイレ世界だと信じてはいるが、田舎過ぎて外の情報が全く入ってこない。

 

小4の頃から両親ともに海外を仕事で飛び回るようになり、俺の精神が成熟しているのも合わさって、ほぼほぼ一人暮らし状態が続いていたが、ネット環境もない為、雷門やFFが存在しているかどうかがわからない。

流石にこの年で一人旅は不安が残るし、家を長期間空けるのも忍びないしな。

 

しかし、このままでは身に着けた必殺技達が日の目を浴びる事のないまま腐っていってしまう。

どうしたものか・・・

 

 prrrrrrrrrrr!

 

おや、パパンから電話だ。

 

もしもし、どったの?

 

「引っ越す準備が整ったんだ。奏多の高校のことも考えて都会の方に家を移そうかってね。」

 

ふむふむ…。ということはサッカー部のある中学に転校できる!?

 

「ふふ、そうだね。奏多が昔からサッカー好きなのは知ってたから、母さんと一緒に奏多が気に入りそうな転校先も決めておいたよ」

 

マジでか、パパンもママンも用意いいっすね~

ほんで転校先の学校なんていうん?

 

「雷門中学だよ。今年のサッカー全国大会の優勝校らしいから奏多も喜ぶかなって」

 

ファッ!?雷門!?しかも優勝校!?

 

「驚いたかい?」

 

あ、うんビックリしちゃった。転校楽しみにしてるね(大嘘)。

 

「喜んでもらえて何よりだよ。手続きは済ませておくから奏多も軽く荷造りしておいてくれると助かるかな」

 

アイアイサー!

 

「それじゃあよろしくね」

最後にそう言ってパパンからの通話は切れた。

 

 

…雷門に転校、これ自体は喜んでもいいが、時期がヤバすぎる。

優勝したってことは、転校してすぐにエイリア学園襲来で校舎が破壊されるってことじゃないか。

…ハハッ、笑えないな。

 

今更転校したくないなんて駄々も言えないし、むしろエイリアに技をブチかますくらいの心構えをしておくか。

よし、引っ越し日までひたすら修行だ!

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 ―雷門中―

 

 

 

 

ついに来てしまったか・・・。

雷門中に無事編入することはできたが、そのうち校舎が破壊されることを考えると中々複雑だな。

まあ、今はどうしようもないから、とりあえずサッカー部の部室へ向かってみるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

これが伝説の部室か…。

オンボロだが、実際にこの身で触れることが出来るのはとても感慨深いな。

それに、この中には原作キャラ達も居るだろう。緊張してきたな...

 

 

スーハ―、スーハー…

よし!

 

 コンコンッ「すみませーん」

 

・・・居ないのか?

 ガチャガチャ

鍵も締まっている。練習試合にでも行っているのだろうか。

 

 

「あのぉ~、サッカー部に何か御用ですか?」

後ろからの声に反射的に答えながら振り向く。

「ああ、入部をしたくて・・・」

「入部希望者さんですか!?やったあ!嬉しいなあ!」

振り向いた先に居たのは元気系の美少女だった。

…いやこの子なんか見覚えがあるような...

「あっ、すみません!私は新生雷門のマネージャー、大谷つくしです!」

…大谷つくし!?マネージャー!?もう原作崩壊してるのかよ!?

動揺を隠して俺は答える。

「えっと、入部希望の仁雷奏多です」

「ニライ君ですね。よろしくお願いします!」

大谷つくしってこんなキャラだったのか…

「はい、こちらこそ。・・・それであの、部員の方はどちらに居るんですか?」

そう尋ねると、彼女は困ったように笑った。

「あ~、部員の皆さんや元々居たマネージャーの皆さんは強化委員として他の学校へ行っちゃったので、今の雷門サッカー部には私しか居ないんです・・・」

強化委員…?聞きなれない言葉だが、一体どういうことなのだろうか。

「それってどういう…?」

「あっ!最初から説明しますね!」

 

 

 

簡単にまとめると、日本のサッカーを強くするために、優勝した雷門イレブンのメンバーを強化委員として各校へと派遣されていったらしい。

…つまりサッカーをする相手が未だ居ないということか。

そう落ち込んでいると、大谷さんが声を掛けてくれた。

「大丈夫です!伊那国という島のサッカーチームが雷門に転入してきてくれるらしいので、彼らが来るまでの辛抱です!」

そう力強く言いながら、胸の前でぞいポーズを大谷さん。可愛い。

「それに私も居るので、練習のサポートはお任せください!」

女神かな?じゃあ早速練習させてもらいましょうかね。

 

 

大谷さんに部室を開けてもらい、ボール籠を取り出す。

一人で出来る練習はいくつかあるが、せっかくゴールがあるのだからシュート練をしよう。美少女の前でカッコつけたいし。

 

「シュート練習ですね!」

 

うん。必殺シュートすっからな。見とけよ見とけよ~。

 

 

 

 

 

 

 

足元のボールを高く蹴り上げ、氷の翼を生やし跳躍する。

冷気を纏った右脚で強烈な浴びせ蹴りをボールにぶちかます。

    「大紅蓮・氷輪丸!」

氷の鱗を纏った美しき龍へと姿を変え、ゴールへと襲い掛かり、巨大な氷塊を成した。

 

 

「すごい…、すごくカッコ良かったです!あんな必殺技が使えるなんて驚きです!ニライ君は氷のストライカーだったんですね!」

凄い凄いと言いながら飛び跳ねる大谷さんはとても可愛かったが、こんな純粋な笑顔でこう言われると他の属性の技も使えますなんて言えない…が、勘違いは早めに正すに限る。

 

「氷のシュートしか打てないなんて誰が言ったの?」

ここぞとばかりにドヤりながら(無表情だが)そう言った。

 

「えっ!他の必殺シュートもあるんですか!?見たいです見たいです!」

…ああ、美少女にチヤホヤされるのがこんなにも快感だったとは。

 

じゃあ次はコレだ!

 

 

 

 

このあとも必殺シュートを打ちまくった。喜ぶ大谷さんは可愛かった。

 

 

 




コイツに化身を付けるならト○シューラとかグン○ニールとか氷帝コル○ラ。

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