もしもかぐやに滅茶苦茶強力な恋敵がいたら・・・   作:ゾキラファス

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 久しぶり。ゆるりと投稿だよ。

 今後も更新速度は遅くなるかもだけど、必ず完結させます。


秀知院と文化祭(新しい仲間)

 

 

 

 

 

「本当ですか会長!?あのスタンフォード大学に!?」

 

「ああ。学園長の勧めで、10月にアーリー受けてたんだ。正直ダメ元だったんだが、受かってしまってな。こんな機会なんてもう2度と無いだろうし、俺は行く事にした」

 

「マジですか。おめでとうございます会長」

 

「す、すごい…スタンフォードだなんて、本当に優秀じゃないと入学出来ない超名門校じゃないですか…!おめでとうございます!」

 

「ありがとう、皆」

 

 世界有数の名門校であるスタンフォード大学。そこに白銀は入学する事が決定している。これはとても凄い事である。

 なんせスタンフォード大学は、入学する事が非常に難しい。ただ成績が優秀なだけでは合格できない。それ以外にも、数多くの合格基準があるからだ。あの天才のかぐやでさえ、入学できるかわからない。そんな大学に、白銀は合格した。その事実を知った生徒会メンバーは、一様に白銀に祝福の言葉を送る。

 

「おめでとうございます会長。同じ生徒会メンバーとして誇らしいです」

 

「そうだな。本当に凄い事じゃないか白銀。おめでとう」

 

「ありがとう、2人共」

 

 無論それは、かぐやと京佳だって例外では無い。2人共素直に白銀を祝福する。

 

「にしてもそっか。飛び級だから来年はいないんですね」

 

「僕たちが来年の体育祭をしている頃、会長は既にアメリカですか」

 

「アメリカの大学は10月からだし、そうなっちゃうわね」

 

 先程の白銀の言葉である『文化祭を体験できるのは明日まで』というのは、来年の今頃には白銀は既にアメリカにいるからだ。アメリカの大学は10月から。秀知院の文化祭は12月後半から。どうあっても無理である。

 

「ま、そういう訳だ。だから、明日の文化祭最終日は全力でやりたいんだ。最後の文化祭になるからな」

 

 白銀にとっては、明日の文化祭が最後の文化祭。なので、明日の文化祭は精一杯の事をしたい。

 

「そういう事ならわかりました!明日は皆で全力で楽しんで良い思い出を作りましょう!!」

 

「藤原先輩の言う通りっすね。会長、明日は良い日にしましょう」

 

「わかりました。私も全力で仕事をして白銀会長が楽しめるよう頑張ります!」

 

 藤原、石上、伊井野はやる気を出す。色々苦い思い出もあったが、それでも3人共白銀を尊敬はしているからだ。

 そんな白銀の最後になる文化祭を、楽しんでほしいと思うのは当然だ。

 

「皆さんの言う通りです。微力ながら私も協力させていただきます」

 

「私もだ白銀。明日は、絶対に楽しい日にしよう」

 

「本当にすまん。そして、ありがとうな皆」

 

 勿論、かぐやと京佳も乗り気だ。こうして生徒会メンバーは一丸となり、明日の文化祭最終日に臨むのだった。

 

「「……」」

 

 しかしかぐやと京佳は、胸に小さなトゲが刺さったような感覚になり、どうしても100%素直には喜べないでいた。

 

 

 

 夜 京佳の部屋

 

『マジ?』

 

「ああ。大マジだ」

 

 京佳は恵美に電話をしていた。内容は勿論、白銀についてである。

 

『つまり仮に京佳が白銀くんと付き合っても、1年も一緒に居られないって事だよね?』

 

「そうなるな」

 

 白銀は来年、アメリカのスタンフォード大学に行く。そして上記の通り、アメリカの大学の入学時期は10月。今から計算しても、あと10ヵ月程しか一緒にいられない。それでも結構長いと思うかもしれないが、学生の10ヵ月なんてあっという間だ。

 それに10ヵ月なら、付き合って1年記念とかも出来ない。おまけの11月生まれの京佳の誕生日も一緒に祝えない。それは少しだけ、いやかなり寂しい。

 

『京佳はさ、白銀くんと一緒の大学に行きたいって思ってるの?』

 

「そりゃ思いはするさ。でも、流石にこれは無理だ。慶〇や早〇田なら私だってまだ可能性があるかもだが、スタンフォードだなんていくら何でも難しすぎる」

 

『そんなに難しいの?』

 

「勿論。世界有数の名門大学だしね」

 

 恵美の言う通り、できれば白銀と一緒の大学に通いたいと思っている。京佳だって夢見てたのだ。白銀と付き合って、一緒の大学に通うキャンパスライフというものを。講義終わりにデートしたり、夏休みに2人で旅行に行ったり、成人したら一緒に飲みにいったり、そしてそのまま大人の時間を過ごしたり。

 そんな夢を見たりしていた。仮に一緒の大学じゃなくても、国内なら大学の講義終わりに合う事は出来る。

 

しかしスタンフォードはアメリカ。国外にある大学だ。

 

アメリカは飛行機でおよそ13時間。そう簡単に行ける距離じゃない。それに飛行機代だって馬鹿にならない。時期にもよるが、およそ13万~25万もする。

これがかぐやや眞妃のようなお金持ちなら問題ないが、庶民の京佳にはかなり難しい。これでは、一緒にキャンパスライフを楽しむという事も出来ない。

 京佳も白銀と一緒にスタンフォードに行ければその問題も解決するのだが、それはかなり難しいだろう。なんせスタンフォードは世界有数の名門校。ただ成績が良いだけで受かるような大学じゃない。

 

『じゃあさ、京佳はどうするつもり?』

 

「どうもこうも無い。予定通り明日告白をするよ。例え1年も一緒にいられないとしても、それでも私は白銀と少しでも一緒にいたいからね」

 

 だがそれはそれとして、白銀と恋人になりたいという気持ちは変わらない。仮に告白が成功して白銀と恋人になれても、一緒にいられるのは10ヵ月程度。その後は、遠距離恋愛になるだろう。

 正直それは寂しいし、遠距離恋愛は破局する可能性がかなり高い不安もある。でも、白銀が好きというこの気持ちを抑える事は出来ない。だからこそ、少しでも一緒にいたいから告白はする。

 

『じゃあさ、試して白銀くんに『アメリカに行かないで』って言うのは?』

 

「流石にそれは無しだよ。白銀の人生を左右する出来事なんだ。そんな事、絶対に言えないって」

 

『だよね。自分で言っててあれだけどごめん』

 

 恵美の提案は直ぐに京佳が却下する。ドラマや映画だったらそういう展開もあるだろうが、これは現実。大学はその人の人生を左右するのだ。そんな事、とてもじゃないが言えない。

 それに京佳だって、弁護士になりたいという夢があるその夢を捨ててでもというのは、流石に出来ない。

 

(いや、そりゃできればずっと一緒にいたいけどな…)

 

 そう言ってはいる京佳だが、やはり白銀とはもっと長い間一緒にいたいとも思う。でもやはり、白銀の大学行きを阻止するなんて事はしない。

 

「兎に角、明日は後悔の無いようにするよ。自分の持てる全部を出し切って、私は白銀に告白をする」

 

『そっか』

 

 京佳は明日、全てを出し切って白銀に告白をするつもりだ。白銀の事が好きだと気がついからの今日までの数か月、京佳はあらゆる事をして白銀にアプローチをしてきた。プールや水族館へのデートに弁当。膝枕や中等部で行われた文化祭での告白。意図しないものだったら、パンチラやラブホにて裸で押し倒された事もあった。

 結果今の京佳は、白銀に告白をしても絶対に振られるという状況ではなくなっている。何なら、告白成功確率的には半々くらいだろう。

 

 そのこれまでの結果が出るのが、明日。

 

 世の中努力した人が絶対に報われる訳ではないが、それでも努力した方が報われる可能性は高くなる。今日まで散々頑張ってきたのだ。後は明日、全てを出し切るだけ。

 

『じゃあもう遅いし切るね。京佳、頑張ってね』

 

「ありがとう恵美。おやすみ」

 

『うん。おやすみ』

 

 そう言い、恵美は電話を切る。恵美は本当なら明日も文化祭に参加して京佳の手伝いをしたいのだが、生憎明日は剣道部の練習試合がある。流石のこれをサボる事は出来ない。

 おまけに明日の文化祭は、今日より早く終わる。これは明日の夜に、秀知院生徒だけが参加できるイベントがあるからだ。

 故に練習試合が終わっていくというのも出来ない。なので恵美は、最後に激励の言葉を送る。親友の恋が報われる事を祈って。

 

「さて…」

 

 恵美との電話を終えた京佳だが、彼女にはまだやる事がある。先程も言ったが、全ては明日決まる。そして京佳は、明日は全てを出して告白に臨む。既に龍珠ともう1人協力者は得ているが、正直それだけでは足りない気がする。

 なので京佳は、更なる協力者を得る事にした。味方というのは、多いほど良いのだから。

 例えばRPGだって主人公の勇者だけじゃなく、仲間に魔法使いや僧侶や戦士がいるから、ラスボスである魔王を倒す事が出来る。

 稀に1人で魔王を倒す事が出来る勇者だっているだろうが、少なくとも京佳は自分はそうじゃないと思っている。だって人間というのは、1人で出来る事に限界があるし。

 

 そして京佳はスマホを操作し、ある人物へ連絡を入れる。

 

『もしもし?』

 

 その人物は、直ぐに電話に出てくれた。

 

 

 

「夜遅くにすまない。今良いだろうか、眞紀」

 

『別にいいわよ。で、何か用?京佳』

 

 

 

 電話の相手は四条眞紀。白銀と同じクラスの女生徒で、京佳の友人だ。そして京佳が、反面教師にしている人物でもある。

 

「実はな、折り入って頼みがあるんだ」

 

『あんたが私に頼み事?珍しい…てか初めてじゃない?』

 

「そうだったか?」

 

 これまで眞紀は、京佳に愚痴という名の相談事をした事はあったが、逆は無かった。

 

『ま、いいいわよ』

 

「え?いやまだ何も言っていないが」

 

『私とあんたの仲でしょ?お金を貸してとかは流石に無理だけど、あんたはそんな子じゃない事くらいわかってるし。頼み事、聞いてあげる』

 

 そんな京佳からの頼み事。それが眞紀には嬉しかった。なので、京佳のその頼み事は普通に受けるつもりでいる。

 

(そもそも、京佳にはかなり迷惑かけてるしね…主に渚と翼くん関係で)

 

 それに眞紀には、京佳に対して罪悪感もあった。今まで京佳には、かなり愚痴を聞いて貰っている。放課後の学校の自販機エリア、中庭にあるベンチ、更には学園外にある喫茶店で。その全てが、サタン渚と翼くんについていだ。

 自分はあれだけ色々言ってきているのに、京佳の頼みを聞かないなんてありえない。だからしっかりと仮りを返す為、そして何より友人として京佳の頼みは聞く。

 

「そうか。ありがとう眞紀。恩に着る」

 

『どういたしまして。で、どんな頼み?』

 

「実はな、明日の眞紀のクラスの出し物であるバルーンアート。その時に、白銀の行動について偶にでいいから私に報告して欲しんだ」

 

『…………え?』

 

「というかもっと言えば、白銀が何時クラスから出ていくかを報告して欲しいんだ」

 

『…………ん?』

 

 しかし眞紀は京佳の頼み事を聞いた瞬間、頭がフリーズしてしまった。

 

「いやな、明日はちょっと色々と準備をしないといけないんだが、その準備中に白銀が来たら台無しになっちゃうから、その間だけ白銀の動向を知れたらいいなっと思ってね。眞紀は白銀と同じクラスだし、白銀がバルーンアートをしている時だけ

でいいから、頼めないかな?」

 

 そんな眞紀の事をほっといて、京佳は話を続ける。

 

『すぅーー……ちょっといいかしら京佳』

 

「何だ?」

 

『いやね、先ず聞くけど、何で御行の行動を知りたいの?サプライズパーティーをする訳でも無いでしょ?そもそもあいつ、明日誕生日とかじゃ無いし』

 

 そして眞紀は1度京佳の話を止め、自分が思った疑問をぶつける。

 

「単刀直入に言うとだな、私は明日、白銀に告白をするつもりなんだ。だからその準備が整うまで、眞紀にはスパイの真似をしてほしいんだよ」

 

 その眞紀の疑問に、京佳はあっけらかんと答える。

 

『えっと…京佳?それってつまり、そういう事だったりする?』

 

「ああ、そうだよ。私は白銀が好きだ」

 

 もう今更隠す必要も無い。だから京佳は、白銀の事を眞紀に言う。そもそもこちらから頼み事をしているのに、隠し事をするのはいかないし。

 

『そっか…京佳が御行の事をねぇ…』

 

「ああ。だから眞紀には協力して欲しんだ。私は、この告白を成功させたいから」

 

『…………』

 

「あれ、眞紀?どうした?」

 

『…………』

 

「ま、眞紀ー?あれ、電波悪いのかな…?」

 

 突然眞紀が無言になり、不安になる京佳。この時眞紀は、背後に宇宙を背負っていた。そりゃいきなり友人から好きな人の事を聞かれ、更に告白を成功させる為の手伝いをして欲しいとか言われたら、いくら頭脳明晰な眞紀とは言え、脳の要領がパンクするだろう。

 

『すぅーーー……はぁーーー……ごめんちょっと待って…あと1分でいいからちょっと待ってて…』

 

「え?あ、ああ…」

 

 電話向こうの眞紀はゆっくり深呼吸をしながら落ち着く。京佳はそんな眞紀が待てと言っていたので、大人しく待つ事にした。

 

『……いつから?』

 

「え?」

 

『一体何時から、御行の事を好きになったの…?』

 

 落ち着いた眞紀が最初にした事は、京佳が白銀を好きになった経緯を聞く事。というのも眞紀は、京佳が白銀を好きという展開そのものが完全に予想の外だったからだ。

 なので先ずは聞きたい。多少駄弁亀精神もあるが、その経緯を知りたい。

 

「えっとだな、そもそものきっかけは入学して直ぐの頃なんだが」

 

 そして京佳は話す。入学して直ぐの頃、校舎の裏で偶然出会った事。そこから話していくうちに仲良くなって、初めての友達になった事。自分の眼帯の下を見たのに、全く気にもしなかった事。そんな優しい彼に何時しか惹かれて、恋心を持ってしまった事。

 そして親友の恵美に言われ、白銀にアプローチ仕掛けていった事。流石にかぐや関係の事は口にしなかったが、京佳は自分が白銀を好きになった凡その経緯を眞紀に話す。

 

『そっか…そっかぁ…』

 

 京佳の話を、眞紀は黙って聞いていた。

 

(私も京佳みたいにしていれば、翼くんと付き合えたりしたのかな…)

 

 そして割とダメージを負っていた。自分と違い、京佳は好きな人に積極的にアプローチをしている。

 たらればだが、もし自分もプライドを捨てて素直になって憧れの翼くんに積極的にアプローチをしていれば、今頃恋人として文化祭を回っていたかもしれない。

 

『ぐす…』

 

「え、眞紀。ひょっとして、泣いてる?」

 

『はぁー!?泣いてませんけどーー!?ちょっと花粉症だから涙が出ているだけですけどーー!?』

 

「そ、そうか…すまない」

 

 そんな事を考えていたせいで、つい泣いてしまう。因みにあまり無いが、花粉症は地域によっては12月にも発症するらしいぞ。

 

『ま、事情は分かったわ。そういう事なら協力してあげる』

 

「本当か?」

 

『勿論よ。そもそもあんたにはかなり世話になったしね四条家の者足るもの、恩には恩で返すわよ』

 

 だが直ぐに気持ちを切り替えて、眞紀は京佳に協力する事にした。

 

『良い事京佳。あんたが明日何をするつもりかは知らないけど、そこまで色々準備しているんなら絶対に勇気を出して御行に告白しなさいよ。もし断られたらどうしようとか、やっぱり私なんてとか、そんなネガティブな事絶対に考えちゃダメ』

 

 眞紀は京佳にアドバイスをする。

 

『じゃないと…ぐす…好きな人を…ぐすっ…誰かに獲られちゃうからね…』

 

「泣かないでくれよ…」

 

 泣きながら。

 

『とにかく!この私が協力してやるんだから!土壇場で逃げるなんて真似しないでよね!絶対に御行に告白しなさいよ!!』

 

「元から逃げるつもりなんて無いから大丈夫だよ。でも、ありがとう」

 

『ふん!どういたしまして…!   本当に頑張ってね』

 

 直ぐに泣き止んだ眞紀は、電話越しに京佳の背中を押す。自分は勇気を出さなかった結果、好きな人が別の人と付き合う事になってしまった。あの時は本当に泣いた。もう本当に泣いた。そして凄く死にたくなった。

 おまけにその後もその2人がイチャイチャしているのを見るたび、泣きそうになるし吐きそうになる。

 だからこそ背中を押す。京佳にはそんなムゴイ思いをして欲しくないから。

 

『ところでさ、何か準備をするって言ってるけど、一体どんな告白するつもりよ?』

 

 そして眞紀は、京佳に告白の事を尋ねてみる。愛しの翼くんは壁ダァァァンとかいうふざけた告白をして成功してた。あれは言ってしまえば、その場ですぐ出来る告白だ。

 しかし京佳は、何やら告白の準備をするという。つまり、多少は凝った告白をするのだろう。どうせなら聞いておきたい。何時の日か、役に立つ事もあるかもだし。

 

「あー、すまない。それはちょっと秘密だ。別に眞紀を信用していないとかじゃなくて、なんというか、恥ずかしくてな…ただ、割と大掛かりになるかもしれん」

 

『いやどんな告白するつもり?』

 

 京佳が恥ずかしいと言うので残念ながら内容は聞けなかったが、どうも大掛かりな告白になるかもとの事。もしかすると前に弟と偶々見たドラマみたいに、ヘリコプターを使った告白でもするのかもしれない。

 

(いや、私ならともかく京佳にそんなお金無いでしょ)

 

 だがそんなお金、京佳にあるとは思えない。なのでそういった告白では無いだろう。

 

『ま、頑張りなさい。後悔の無いようにね』

 

「ああ。わかってる」

 

『じゃ、また明日。おやすみ京佳』

 

「おやすみ、眞紀」

 

 眞紀はそう言って、電話を切った。こうして京佳は新しい協力者を得る事に成功した。

 

(私は、持てる全てを持って白銀に告白をする…!)

 

 電話を切った京佳の目には決意が見える。彼女はこれまで、白銀を振り向かせる為に色んな事をしてきた。

 そしてその努力が報われるかどうかは、明日わかる。どうあっても、明日全てが決まる。

 

(例えこれで白銀に振られる事になったとしても、全力を出さずに告白をしないなんてありえない!)

 

 もしかすると白銀に振られるかもしれない。そういった不安が無いと言えば、嘘になる。それでも京佳は、その不安を押し殺して告白をする。例え1年も一緒にいる事が出来ないとしても、諦める事なんてしない。全力を出さないなんてありえない。

 

「必ず、成功させてやる」

 

 小さく呟きながら、京佳は明日に備えて寝るのだった。

 

 

 

 

 

 そして遂に文化祭最終日を迎えたのだが、

 

「なにこれ…」

 

「どういう事…?」

 

「あれだけ学園内にあったハートの風船が」

 

「ひとつも無い!?」

 

 それはある異変から始まるのであった。

 

 

 

 

 





 電話を切った後の眞紀ちゃん。
(もし京佳が御行に振られたら、どこか旅行に連れて行こう。海外とか)

 そしてこのお話の裏では、かぐや様が早坂と原作132話の展開を起しています。つまり、覚悟決めてる。いや本作だと既にかぐや様は覚悟決めてますけど、更にって感じです。

 変な所とかあれば遠慮なく言ってください。そして相変わらず展開速度が遅いのはごめんなさい。もう少し早く物語が展開出来るよう頑張ります。

 次回からいよいよ最後の決戦。ゲティスバーグかワーテルローか関ケ原か。勝利の女神が微笑むのはどちらか。
 
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