もしもかぐやに滅茶苦茶強力な恋敵がいたら・・・ 作:ゾキラファス
生徒会室
「わー、サクランボのゼリーだー!」
「学園長からの差し入れです」
生徒会室の机の上には、如何にも高級そうなサクランボのセリーの箱が置いてある。たった今、柏木が学園長に頼まれて持ってきた物だ。
「早速皆で食べましょう!」
「柏木さんもご一緒にどうぞ」
「いいんですか?」
「勿論です」
「では、お言葉に甘えて」
そして藤原の言葉と共に、生徒会メンバーと柏木でそのサクランボのゼリーを食べる。
「お、美味いなこれ」
「そうだな。これとっても美味しいよ」
「石上、早く食べさせて」
「はいはい。ほれ」
「ん…あ、すっごい美味しい」
「かぐやさん、どうぞです」
「ありがとうございます。藤原さん」
皆がそれぞれ感想を口にするが、全員が美味しいと言う。流石学園長が持ってきた物なだけあってか、味はしっかりしているようだ。
「そういえば、サクランボの茎を口の中で結べたらキスが上手いって話ありましたね」
「「!?」」
そうやって皆でゼリーを食べていると、石上が突然そのような事を言い出した。そしてそれを聞いたかぐやと藤原は、肩をビクっとさせる。
「あー、聞いたことあるな。でもあれ、ただの都市伝説みたいなもんだろ?」
石上が言ったサクランボの茎を舌で結ぶ。これはその名の通り、舌を使ってサクランボの茎を結べるか否かを判断し、もし結べたらその人は舌の使い方が上手く、キスの上手さの直結するという話だ。根拠なんて無いが、昔から結構聞く話である。
「ええそうです!そんなものただの都市伝説!根拠なんてありませんとも!!」
「かぐやさんの言う通りです!所詮ただの都市伝説!なので手元にサクランボがあるからといってやってみようだなんて思わないでくださいね!?」
「え?突然どうしたんすか先輩方?」
しかし、その話を聞いたかぐやと藤原はこの話題を直ぐに終わらせようとする。
理由は単純で、かぐやへの精神的ダメージを減らすためだ。
現在全員の手元にサクランボの茎がある。もしこのまま『皆でやってみよう』なんて流れになり、そこで京佳と白銀が茎を簡単に結べたりしたら、かぐやはかなりの精神的ダメージを負う。そしてまた吐血して、今度こそ胃に穴が開いてしまうかもしれない。普段の藤原ならこのまま石上の話題に乗るところだが、流石にこれ以上かぐやにそんな事をさせたくない。なのでさっさとこの話題を終わらせてしまおうと思っているのである。
「あ、できた」
しかしそんな2人の思惑を知らない柏木が、その場で茎を結んでしまった。それも驚異的な速さで。
「え、柏木先輩上手ですね。凄い」
「ふふ、ありがとう伊井野さん」
(信憑性が増してきた…)
伊井野は素直に凄いと言っているが、白銀は違った。既に柏木が学校内でもキスしているのは知っている。それも複数回。つまり彼女は経験豊富。そんな柏木が、あっという間に茎を結んだ。これはただの都市伝説とは言えないかもしれない。
「ふむ。私もやってみるか」
「そうだな。俺もやってみよう」
((終わった…))
そしてその柏木の続くように、京佳と白銀もサクランボの茎を口に入れて結んでみようとする。こうなれば、もう止めるのは無理だろう。
「ま、まぁ、皆さんがやるなら私もやってみましょう。でも、こういうってやる前から結果はわかっているもんですって。石上くんなんて見るからに下手そうですし」
「藤原さんの言う通りね」
「やってやるよこのイモ女ぁ!!今に見てろよ!!」
「は?」
「あ、すんません。四宮先輩の事じゃないです…」
なのでもう、無理してでも楽しむ事にした。そうしないとやってられないから。
『……』
既に完成している柏木以外の全員が、茎を結ぶべく口をもごもごと動かす。
(あ、簡単に出来た…)
かぐやは、誰よりも早く完成した。
(今更こんな事出来ても、無駄なのに…)
そして誰よりも落ち込んだ。白銀と付き合えていない今、こんな事が出来ても意味が無いからだ。でもこんなに早く結べた事が知られて、ここにいる皆にはしたない女と思われたくないので、結んだ茎を舌を使ってまたほどく。
「むぅ…結構難しいな…藤原はどうだ?」
「……」
「出来てないな」
「違うんです会長!前した時はちゃんとできたんです!今日はなんか、舌のグリップ力が弱いんです!」
「舌のグリップ力ってなんだよ。初めて聞いたぞそんな単語」
割と自信がありそうだった藤原だったが、未だに出来ていない。
「あ、出来たかもしれん」
「え?本当ですか立花さん」
「うん、ほら」
京佳が舌をべっと出して柏木に見せると、確かに茎が結ばれていた。これでこの場にいる中では3番目に出来た事になる。
(マジで?立花できたの?じゃあ、立花ってテクニシャンって事…!?いやでも、今までしたキスはそういう感じじゃなくて、本当にそっと触れるようなものばかりだったし、一概にそうとは…しかしもしそういうキスをしたら、それは相当な…!?)
そしてその結果を耳にした白銀は、京佳としたキスの事を思い出しながら、これから先京佳とより過激なキスをした時の事について期待に胸を膨らませる。
(あ、また胃が痛くなってきた…)
尚かぐやは、1人胃を痛めていた。
「私、全然上手くできません…どうやるんだろうこれ…?」
そんな中、伊井野は全然上手く行かない様子。
「いっそ柏木さんに教わってみるのはどうですか?」
「あ、そうですね」
かぐやに言われ、伊井野は柏木にアドバイスを求めた。
「柏木先輩、私に、上手なキスの仕方を教えてください」
「伊井野さん?聞き方がおかしくない?」
でもなんか、言い方がおかしかった。
「ふむ…」
「そして柏木さん?何で『この子だったらアリね』みたいな顔してるんですか?」
生徒会室に、少しだけ百合の花畑が咲きかける。その様子を見ていた白銀と石上は、少しだけ尊い気持ちになった。
「そうだね。コツって程じゃないけど、舌だけじゃなくて歯を上手く使うといいと思うよ?」
「歯をですか?」
そして柏木は、伊井野の質問に答える。
「茎を歯で優しく包んで押さえつけて、舌を柔らかく使うんです。とても大事な宝物を扱うみたいにね。その後、舌を絡ませるように歯茎の裏を撫でれば、上手くいくよ」
(なんかシンプルにエロい!!)
だがその言い方は、まるでキスの話をしているようで普通にエロかった。
(成程。参考にしよう)
そして京佳は、柏木のアドバイスを伊井野よりよく聞いて、今後必ず白銀とのキスに約立てようと決める。
「あいた!?舌、噛んじゃいました…」
「あらら」
「おまけに茎も嚙み切ちゃってます…」
一方アドバイスを受けて実践した伊井野は、普通に失敗して舌を噛んでしまっていた。アドバイスを受けても、直ぐに上手くなるほど伊井野は舌の使い方が上手では無いからである。
「茎で良かったじゃん伊井野。もし今のが本番だったら相手の舌嚙み切ってるぞ」
「馬鹿にしないでよ!流石にそんな真似しないって!そもそも大事なのは気持ちでしょ!?キスの上手い下手なんて気にする人なんて早々いないでしょ!!」
いや、普通にいる。今目の前で涼しい顔している石上がまさにそうだ。男子というのは、女子にテクニシャンと思われたい生き物なのである。もしも恋人にフラれた理由が『下手だから』とかだった場合、一生消えないトラウマになってもおかしくない。だから『キスが上手い男』という響きに強い憧れがあるのだ。
「出来たーーー!!」
そんな中、遂に藤原が茎を結ぶことに成功。
「あれー?石上くんまだ出来てないんですかー?お子様舌なんですかー?やっぱり私とかぐやさんが言っていた通りキスが下手なんですかー?そんなんじゃ憧れの子安先輩に愛想着かされるかもですよー?まぁそもそも今までキスなんてしたこと無いでしょうから、当然って言えば当然の結果でしょうけどねー?でもこれで石上くんは見事チュリーボーイって事でいいですねー?」
「落ち着け藤原、煽りすぎだ。あと少し言葉を濁してやれ」
ここぞと言うばかりに石上を煽る藤原。先程石上が茎を舌で結べたら云々という話をしなければ、こんな風にはならなかったので、その仕返しも込めて煽る。徹底的に煽る。白銀が止めてももう少しだけ煽る。
「別にいいでしょ!!大事なのは気持ちです!!」
「ミコちゃんと同じこと言い出してる」
反論する石上だが、その顔には少し焦りが見える。別にまで子安つばめと付き合っている訳ではないが、藤原の言う通り『キスが下手』なんて言われた日には死にたくなる。というか多分死ぬ。こうなったら、絶対に成功させてやると石上は誓う。
「だが伊井野や石上の言う通りだ。キスは上手い下手じゃなくて、どれだけ相手の気持ちを汲んだキスができるかどうかだろう。もし気になる相手が出来て、その人と付き合えるようになったら、ゆっくりと練習して上手くなればいいさ」
「白銀の言う通りだ。そもそもキスというのは、こっちがしたい時にそれを拒否せず受け入れてたり、その上でそのキスが相手にとっても自分にとっても嬉しいものになる事の方が大事だしな」
ここで白銀と京佳が、藤原に言い聞かせるように言う。
「なんか2人共、まるでしたことあるみたいな言い方っすね」
だがそんな2人の言葉に、石上は首を傾げた。まるで経験則から来ているように聞こえたからである。
「あー、いや。あくまで俺が個人的にそう思っているだけって話だ。別に自分のこれまでの経験から来ている訳じゃないぞ?」
「そうだ石上。別に自分が経験した事をそのまま口にしている訳じゃない。これは私個人の考えってだけだ」
「は、はぁ…?」
何とかごまかす2人。石上の思った通り、今のは白銀と京佳の経験から出てきた考えである。でもここでその事を話すなんてしない。恥ずかしいし。
「にしても、キスってそもそもどういうタイミングでするんすかね?」
ここで石上が新たに疑問を浮かべる。それはキスをするタイミング。未だにそういった経験が無い石上にとって、キスするタイミングなんて全然わからない。
「やっぱりアレでしょ。デート中に信号待ちしてて、その隙にそっとする感じ。ロマンチックよね」
「お前それは少女漫画の読みすぎだろ。いないってそんな奴」
「探せばいるかもしんないじゃん」
伊井野は以前見た少女漫画のワンシーンで例えてキスのタイミングを言うが、そんな奴はいないだろうと石上にツッコまれる。
(え?何それちょっと素敵)
因みにかぐやは、伊井野の例えにときめいていた。
「柏木先輩はどういう時にするんですか?」
「おい石上。流石にそれを聞くのは」
「いいよ立花さん。別に気にしてないし」
ここで石上は柏木に質問をしてみる。失礼な質問な為京佳が止めようとするが、柏木は乗り気であり、石上の質問に答える。
「うーん、そうだね。別に意識してここだ!って時にキスはしないよ?何となく『あ、今キスしたい』って思ったらしてたりするし。それこそデートしている時や、家でお喋りして過ごしている時や、勉強している時とか様々」
「ま、マジっすか?」
「うん。あ、でも相手が少しでも嫌がったら絶対に直ぐにやめた方がいいね。もし石上くんに恋人が出来て、今自分がキスしたいって思っても相手もそうだとは限らないし。下手すると嫌われちゃうかもしれないから。でもこれは、その恋人と付き合ったら何となくそういった空気は察せられるようになるから、多分大丈夫かな?」
「な、成程…」
「ほえー…」
経験豊富なサタン柏木の言葉を一言一句聞く石上と伊井野。そして石上は、仮に子安先輩と付き合えたら、自分からがっつく真似はしないように心掛ける。まぁ、クリスマスにちょっと似た様な事やらかしているけど。
「柏木の言う通りだな。私も今キスしたいって思ったらしていたりするし、場所や時間なんて特に決まってないから、変に場所やシチュエーションで決めたりしない方がいい。まぁ流石に人前とかではしないが、ただ恋人とキスがしたいと思った時にすればいいさ………あ、勿論私は経験無いけどな?ただそう思っているだけだからな?」
ここで柏木に同調した京佳もそんな事を言うが、直ぐに『あくまでそう思っているだけ』と言葉を付け加える。
そんな時である。
「ひゅー…ひゅー…」
生徒会室に、妙な呼吸音が聞こえたのは。その音の正体は、何かソファの上で過呼吸気味になっているかぐやである。かぐやだけは、今の京佳の話で2人が既にキスまでしている事を察したのだ。その結果、こうして甚大は精神的ダメージを受けている。
「え!?どうしました四宮先輩!?」
「何があったのこの人!?」
「かぐやさんどうしたの!?」
伊井野、石上、柏木がかぐやの心配する。
「はーい!この話はここでやめましょうーー!!」
藤原、かぐやの状態を見て直ぐに察し、これ以上はかぐやへの精神的ダメージが半端では無いと判断して今しているキスの話を終わらせようとする。そして同時に、かぐやの背中をさする。
「はい、かぐやさん。深呼吸深呼吸」
「すぁーはぁー…すぅーはぁー…」
するとかぐやも少し落ち着いたのか、徐々に呼吸が正常に戻っていく。
「あの、マジでどうしました?四宮先輩に今何が?」
「石上くん。これ以上何か聞くって言うなら、窓から突き落としますよ?」
「怖い!?なんすか急に!?心配しているだけなんですけど!?」
「あんたが四宮先輩に何かやったからじゃないの?」
「僕は何もしてねーよ!お前も見てただろ!?」
(これもしかして、私のせいかな…?)
藤原が石上を脅し、伊井野が石上をジト目で睨み、石上はキレて、柏木は自分のせいだと勘違いする。
(すまん…四宮)
そしてかぐやがそうなったであろう原因の京佳は、心の中で静かに謝罪する。もし自分がかぐやの立場であれば、今のかぐやみたいに絶対に体調を崩すだろう。今後は、出来るだけかぐやの前ではこのような話題はさける事にしよう。
「よし、これで仕事も全部終わりだな」
「お疲れ様、白銀」
あれから直ぐにかぐやは帰宅し、藤原はそれに同行。石上と伊井野、柏木も帰宅している。現在、生徒会室には白銀と京佳の2人しかいない。
「しかし、色々大変だったな」
「そうだな」
石上の発言を機に、全員でサクランボの茎を舌で結んでみたり、柏木の発言でほぼ全員が顔を赤くしたり、
かぐやが過呼吸起こしたりと大変だった。しかし、気になる事も出来ている。
(柏木の例もあるし、立花ってキス上手なんだろうか?)
それは、京佳がサクランボの茎を舌で結べたのが早かった事。もし都市伝説通りなら、京佳はキスが上手だという事になる。現に柏木は誰よりも早く結べており、実際凄いキスをしている。
(……いかん。どうしても意識してしまう)
帰り支度をしている京佳の口元を見ながら、どうしても白銀はその事を考えてしまう。
(今めっちゃキスしたい…)
そして白銀は、今直ぐにでも京佳とキスしたいと思う。
(いやダメだ!確かに別にキスなんて何時でもすればいいかもしれんが、今はダメだ!なんかこう、ダメだ!!立花だって今したいって思っているとは思えんし!!)
だが白銀、その欲望に蓋をする。何と言うか、今するのはダメな気がするから。
「なぁ、白銀」
「え!?お、おう!何だ!?」
そんな時、京佳が話しかけてきた。
「結局のところ、サクランボの茎の話ってどうなんだろうな?」
それも今白銀が考えていた事を。
「あー。やはり所詮都市伝説だと俺は思うぞ。科学的な根拠なんて全く無いしな」
白銀は平静を装いながら、その質問に答える。確かにサクランボの茎を舌で結べる人は、舌が器用という事になるのだろうが、それだけでキスが上手とは言い切れない。そう自分に言い聞かせながら、答えるのだった。
「それじゃ、試してみていいか?」
「……え?」
だが京佳のその言葉を聞いた瞬間、白銀は思考を停止させてしまう。そして京佳は、ずいずいと椅子に座っている白銀に近づく。
「何というかさ、私今凄いキスをしたいんだ。だからさっきの都市伝説の真相を確かめるためにも、今少ししてもいいかな?」
「……」
白銀に顔を近づけながら聞いている方が恥ずかしくなる台詞を吐く京佳。実際京佳の頬は少し赤い。
「ダメ…?」
「ダメじゃないですむしろお願いします」
折角気持ちに蓋をしていたが、今の京佳の一言でそれが吹き飛んでしまった。だからもう我慢せずに、京佳とキスをする事にする。
「ん」
そして京佳は、両手で白銀の頬を触ってそのまま白銀にキスをする。しかしそれは、何時もみたいな優しいキスではない。
(こ、これって…もししなくても、アレか!?)
何と京佳、ここでお刺身をしてきたのだ。詳しい事を書くと年齢制限に引っ掛かりそうなのでボカすが、要は大人のキスである。以前柏木が田沼としていたのを見た京佳は、ネットで調べて密かに練習をしていた。そして今、凄くキスしたい気持ちにかられたのをきっかけに、やってみようと思いしてみる事にしたのだ。
「ぷはっ…成程。確かにこれは、いつもと違って何だか気持ちが良いな…」
「そうだな…なんか、凄いよ…」
キスを終えた2人の口の間に、透明な橋が建築される。同時に、頭が少しぽーっとする。
「白銀、もう1度…」
「あ、ああ…」
再びキスをする2人。今度は、先ほどより長くキスをする。
「もう1度…」
白銀の返答を待たずに、京佳は3回目のキスをする。少しコツが掴めてきたのか、さっきより気持ちの良いキスになった気がする。
「はぁ…はぁ…もう、1度…」
遂には4回目のキスまで行う。この時点で2人共、頭がかなり茹だってきていた。
「って、これ以上はダメだ立花!!」
「え…?どうして…?」
しかしここで白銀が、椅子から立ち上がって京佳から距離を取る。もしかして強引にキスをしたせいで、嫌われるような事をしてしまったかと京佳は不安がる。
「その、な…」
だが勿論、白銀にそんな気はまるで無い。むしろ逆だ。
「これ以上こんなキスしていると、俺が色々我慢できそうにないんだ…」
このままでは京佳の事が好きになりすぎて、もう理性が飛んで最後までしてしまいそうだからだ。もっと言うと、欲望が爆発して、京佳をソファに押し倒してしまいそうだから。
「ん、そうか。それなら確かに、生徒会室でこれ以上をする訳にはいかないよな…」
「そうだ。だからその、すまん…」
「ううん、いいよ。私も少し、暴走してたみたいだし」
名残惜しそうにしながらも、京佳はここでこれ以上のキスをやめる。どうせ白銀と最後までするのなら、もっと別の場所でしたいし。
「それじゃ、そろそろ帰るか」
「そうだな。最後に窓の戸締りだけして帰ろう」
2人は茹っている頭を1度横に振りながら、生徒会室の戸締りをしっかりと確認して帰る事にした。そして職員室に鍵を返却した後、バス停まで手を繋いで帰るのだった。
「はへー…すっごい…京佳ってすごい…」
因みに2人が濃厚なキスをしている様子は、偶然学校に残って京佳に会いに来た眞妃がしっかり見ていたのだが、眞妃はこの事は生涯自分の胸の中にしまう事にして、いつか自分も運命の人とああいう事が出来るように勉強をするようにしたのだった。
問、もしかぐや様がこの現場を見ていたらどうなっていましたか?
答、心停止してたと思います。
因みにできた時間は原作通りで、
かぐや 16秒
柏木 41秒
京佳 1分25秒
藤原 3分33秒
石上 47分19秒
白銀 5時間39秒
伊井野 リタイア
です。
それと本作のかぐや様は、もう暫くだけこんな感じの扱いになるかも。ごめんね。いずれまたメンタル元に戻すから。
あと1話くらい日常回書いてから、修学旅行編に入る予定です。どうかお付き合いください。
次回も頑張って書きたい。