もしもかぐやに滅茶苦茶強力な恋敵がいたら・・・   作:ゾキラファス

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 2週間ぶりの投稿。今回から体育祭突入。でもそこまで長くなる事はないと思います多分。

 因みにタイトルの()内はドイツ語。使った理由はかっこいいから。

 それと今回は京佳さんの出番あんまりありません。


秀知院学園の体育祭(eins)

 

 

 

 秀知院学園は、世間一般的にはエリートの通う学校だと言われている。実際、秀知院を卒業した者の中には官僚や政治家、大企業の跡取りなどになった者が数多く存在している。

 しかしいくら秀知院がエリート校だと言われていても、毎日毎日勉強だけをやっている訳ではない。

 

『本日は秀知院学園体育祭に来ていただきありがとうございます!次は2年生によるソーラン節です!保護者の方々、ぜひ盛り上がってください!』

 

 こうして普通の学校と同じように、体育祭を行ったりだってする。

 

 体育祭。

 日本では、明治末期から広く普及した学校行事である。一般的には春、もしくは秋に行われ、在校生全員が参加する1大行事だ。

 天気晴朗な秋晴れの今日、秀知院学園では体育祭が行われていた。紅組、白組に分かれてのオーソドックスな体育祭。競技も100メートル走や玉入れ、綱引きに2人3脚といった王道な内容である。

 

 因みに生徒会メンバーの組み分けはというと―――

 

 赤組

 

 白銀 藤原 京佳 石上 伊井野

 

 白組

 

 かぐや

 

 となっている。

 

「何で私だけ…」

 

 おかげでかぐやは絶賛落ち込んでいた。というか割とマジで泣きそうになっている。

 

「元気出してくださいよかぐや様」

 

「だってぇ…」

 

 同じ白組の早坂がかぐやを慰める。しかし今のかぐやにはあまり効果が無い。かぐやは1度気分が沈むととことん沈んだままになるからだ。生半可な慰めなど意味が無い。

 ここでこのまま落ち込んだままだと面倒になるかもしれないと思った早坂はある提案をする。

 

「かぐや様、次の競技を頑張ってみて下さい」

 

「次?何だっけ?」

 

「仮装障害物レースです」

 

「ああ、あれね…」

 

 仮装障害物レースとは、その名の通り仮装、つまりコスプレをした状態で障害物競走をする競技の事だ。元々かぐやはこの競技に出るつもりなど無かったのだが、クラス内で参加競技を決める際じゃんけんに負けてしまい、やむを得ずこの競技に出る事となったのである。

 

「でもどうして頑張るのよ。いや、やるからには勿論ちゃんとやるけど」

 

「次の競技で頑張れば、白銀会長も『敵ながら天晴れ』といった感じになりかぐや様を隠れて応援すると思いますよ」

 

「……」

 

 かぐやは早坂の話に耳を傾ける。

 

「白銀会長は頑張っている人、努力している人を無碍になどしません。かぐや様が次の競技で必死に頑張り、そして1着でゴールすればもしかすると『お祝いとして一緒にお昼を食べよう』と言うかもしれませんよ?」

 

 最後の方は少し盛ったが、実際白銀は努力する人を馬鹿にしない。それは白銀自身がとてつもない努力家だからだ。

 

「まぁそうね。確かに本当に私が1着をとれば会長だったらそう言うかもしれないわね?まぁ?会長がどうしても、自分の財産も全て捧げるから一緒にお昼を食べて欲しいというなら構わないわよ?」

 

「もう何も言わないんでとりあえず頑張りましょう」

 

 いつもの様に素直にならないかぐや。早坂は最近ツッコムのをやめた。面倒だから。

 

「じゃそろそろ時間ですし着替えましょう。更衣室はあっちです」

 

「ええ」

 

 そしてかぐやは着替える為更衣室へと行くのだった。

 

 

 

『さぁ!次の競技とまいりましょう!次は『仮装障害物レース』です!ルールは簡単!参加者はそれぞれ何かの仮装をして走って貰います!出走者は赤組白組からそれぞれ5人ずつ!現在白組優勢なこの状況。赤組はこの競技で巻き返せるでしょうか!?』

 

 実況をする放送部の生徒が競技説明をする。それを聞いていた生徒会メンバーの赤組面子は話し出した。

 

「確かこの競技には四宮先輩と立花先輩が出るんでしたっけ?」

 

「ああ。しかもお互い最後の出走らしい。もしかすると四宮達で決戦扱いになるかもな」

 

「ですね~。でも楽しみです~。一体かぐやさんと京佳さんはどんな格好をするんでしょうか?」

 

「確かに気になりますね。お2人ともどんな格好なんでしょう?」

 

 競技に出ない4人は今回完全な観客だ。そして競技のスタート位置にあるカーテンのかかったお立ち台の様な場所を見つめる。あそこからそれぞれ仮装をした人達が出てくるからだ。

 

『障害物は4つ!先ずはネット!これをくぐって貰います!次に平均台!落ちない様に渡ってください!3つ目はピンポン玉運び!スプーンに乗せたピンポン玉を落とさない様に走ってください!そして4つ目の障害物である跳び箱を3つ超えて、最後に50メートル走ればゴールとなります!因みに前もってテスト走行した時はピンポン玉が1番難しかったのでお気をつけて!』

 

 なお白銀はテスト走行には参加していない。生徒会長の仕事がとても忙しくそんな暇など無かったからだ。でも参加しなくてよかったと思う。醜態をさらしたかもしれないし。

 

『では先ずは1組目!赤組からは2年生の風祭くん!白組からは同じく2年生の早坂さんです!』

 

「あ、始まりますね」

 

 実況している放送部がそう言うと、スタート地点にあったカーテンが開く。そこには新選組の仮装をした白銀のクラスメイトの風祭豪と、黒いワンピースの上から赤いローブの様なマントを羽織っている早坂が登場した。

 

「風祭の方は新選組ってわかるが、もう片方は何だ?」

 

「あれはとある小説のキャラですね。確か亡国の吸血鬼ですよ」

 

「へー。最近の吸血鬼って可愛い恰好してるんですね~」

 

「確かにちょっと可愛いかも…」

 

『それでは、スタートです!』

 

 放送部が言うと同時に、スターターピストルが鳴る。そして風祭と早坂は走り出す。

 

『さぁ先ずはネットくぐりですがおーーっと!白組早坂さん早い!あっという間にネットをくぐりきりました!!』

 

「なぁ!?」

 

 驚いたのは赤組風祭。自分がネットに入ったと思ったら、早坂はもうくぐり終えている。そして次の平均台もあっという間に渡りきった。

 

『これは早い!白組早坂さん優勢です!あっという間に第3エリアまで行きました!赤組風祭くんは今ネットをくぐり終えています!まだ挽回できるかも!頑張って下さい!』

 

「いやマジで早いっすね」

 

「これはもう挽回は無理だろう」

 

「ですねー」

 

「残念ですけど、これじゃ…」

 

 実況では挽回云々いっているが、既に無理な程差が開いている。ここから赤組が勝つのは不可能だ。

 

『ここで白組がゴール!仮装障害物レース1戦目は白組が制しました!』

 

「いえーい」

 

「いや早すぎるだろ!あの子陸上部か何か!?」

 

 最初の1戦目は白組に軍配が上がる。風祭は悔しそうにするが、それより早坂の身のこなしに驚いていた。

 

『では続いて2戦目は―――』

 

 その後も様々な仮装をした生徒のよる競技は続く。そして2戦目と3戦目は赤組。続く4戦目は白組が勝ち、勝負は最後の5戦目となったのだ。

 

『いよいよ次が最後の5戦目!ここまで赤組白組それぞれ2勝2敗となっています!つまりこの5戦目で勝負が決まります!皆さん精一杯応援してください!私も精一杯実況しますので!!』

 

 ここまで接戦になるとは思っていなかったから、実況も思わず熱が入る。

 

「最後は四宮先輩と立花先輩ですか」

 

「本当にお2人で決戦になっちゃいましたね~」

 

 まさか本当に2人で決戦になると思わなかった。そして伊井野にはある悩みが出来ていた。

 

「ところで私達はどっちを応援すれば?同じ赤組の立花先輩?それとも生徒会メンバーで副会長の四宮先輩?」

 

「ミコちゃん。こうなったらどっちも応援しちゃいましょう!」

 

「どっちもですか?」

 

「はい!だってその方が楽しいですし!」

 

「ふ、藤原先輩がそういうならそうします!」

 

「お前藤原先輩の言う事なんでも聞きすぎじゃないか?」

 

 しかし伊井野の悩みは藤原の提案で秒で解決した。

 

(ところで2人はどんな仮装をするんだ?)

 

 白銀は考える。それはかぐやと京佳がどんな仮装をするかというものだ。

 

(正直に言えば結構楽しみなんだよな。まぁ流石に露出の多いものは着ないだろうけど)

 

 普段のかぐやと京佳は学生服ばかり。偶に私服を見る事はあるが、それでもその機会はあまりない。故にこうした競技で、仮装とは言え別の服装を見れる事が結構楽しみなのだ。

 

『では最後の5戦目!走るのはこの2人です!』

 

「始まりますね」

 

「一体どんな仮装何でしょう~」

 

 白銀以外にも藤原も楽しみなようだ。

 

「はぁはぁ…かぐやしゃまの仮装…」

 

「一体どんな仮装を…今から楽しみで瞬きすらできませんわ!」

 

「立花さんはやっぱり男装かな?似合いそうだし」

 

「わかる!できれば花組の主役みたいな服着て欲しい!」

 

 いや、2人だけじゃない。多くの生徒が同じ思いだった。生徒会副会長の四宮かぐやと、生徒会庶務の立花京佳。その2人の仮装。楽しみにしない訳が無い。

 というのかぐやは勿論、京佳にも結構な数のファンがいるからだ。京佳は入学当初こそ腫物扱いを受けていたが、彼女の人となりを知ったり、生徒会での活躍を知った生徒たちのよりそういった扱いを受ける事も無くなった。

 そしていつの間にか、本人の知らないところで『イケメン女子』としての地位を確立。多くの女生徒から慕われる存在へとなったのだ。

 

『では、カーテンオーップン!!』

 

 実況がそう言うと同時に、スタート地点のカーテンが開く。

 

『最後の走者はこの2人!生徒会副会長の四宮かぐやさんと、生徒会庶務の立花京佳さんです!』

 

 カーテンが開くとそこには、黒い燕尾服を着たかぐやと、クラシカルタイプのメイド服を着た京佳がいた。

 

「「「「きゃあああああああああ!!!!」」」」

 

「「「「うおおおおおおおおおお!!!!」」」」

 

 それを見た男子女子両生徒は歓声を上げる。

 

「きゃあああ!?四宮さんかっこいいーー!!」

 

「写真!誰か写真撮って!!1枚千円で買うから!」

 

「やべぇ!立花のメイド服破壊力やべぇ!!」

 

「放送部!マスメディア部!絶対写真撮れよ!!いやマジで!!」

 

「かぐやしゃまの…燕尾服…うっ」

 

「エリカーー!?しっかりーー!?」

 

 意識を失って倒れる者すら現れる。だがそれだけ、2人の破壊力は凄まじかった。かぐやの燕尾服姿はまるで男装の麗人。髪も後ろでポニーテールの様にしており、その手の趣味の人には堪らない。美しいボディラインを持つかぐやだからこそ、燕尾服姿は非常に似合っていた。結果、多くの女子は黄色い悲鳴を上げていた。

 対する京佳のメイド服は、男子にとって目の保養と同時に目の毒である。その理由は勿論、メイド服だ。日本男子というのは、大体メイド服が好きなのだ。そして京佳の、出ているところは出て引っ込むところは引っ込んでいるその体つきも合わさり、大勢の男子はテンションを爆上げ。雄たけびにも似た声を出す。

 そう言った理由で、会場に居た生徒たちは熱狂していた。因みに2人共靴は運動靴である。

 

「きゃあああ!?かぐやさんかっこいいーー!?京佳さんかわいいですーー!?」

 

「確かに…!お2人とも凄く似合ってます…!」

 

「うっわー。ヤバイっすねあれ。破壊力凄いっすよ」

 

 生徒会メンバーも他と同じような感想を呟く。

 

「ね、会長!2人共凄い似合ってますね!」

 

「あ、ああ。そうだな…」

 

 そんな中、白銀だけ歯切れが悪い。それもそのはず。今の白銀には余裕が無いのだ。

 

(ああああ!?何だあれ!?似合いすぎだろ2人共!?綺麗だし可愛いしかっこいいしでもう俺の心は何かしっちゃかめっちゃかだよ!)

 

 かぐやと京佳の仮装が白銀にドストライクだったから。しかしそれを表に出す訳にはいかない。白銀は舌を思いっきり噛んで何とか平常心を保つ。

 そして当の本人たちはと言うと、

 

((思ってたより恥ずかしい…))

 

 頬を少し赤くして恥ずかしがっていた。1学期に生徒会室で似たようなコスプレはしているが、あれは身内だけでの話。こうして、大勢の前でこんな姿をするのは初めて。恥ずかしいと思うのも無理はない。

 

(ですがここは耐えるのよ私。耐えて見事1着を取って見せる。そして会長に…!)

 

(我慢してやる。そして何としてでも先にゴールしてみせる!)

 

 だが闘志は燃えていた。かぐやは1着を取って白銀に意識されたいから。京佳は単純にこの競技でかぐやに勝ちたいから。そういった理由で、2人はヤル気に満ちていた。

 

『では位置に着いて、よーいスタートォォォ!』

 

 スターターピストルが鳴り響き、かぐやと京佳はは同時にスタートする。

 

『最初のネットくぐりは両者同時にくぐりました!これは熾烈な争いになりそうです!』

 

 元々天才で運動神経も良いかぐやが優勢に動くと思われていたが、京佳だって運動神経では負けていない。かぐやとほぼ同時にネットにくぐり、進んでいく。

 

『両者譲らずネットをくぐりきりました!そしてそのままの勢いで平均台エリアに突入!』

 

 勢いそのまま、2人は平均台を渡る。ここまで一歩も引かない。

 

「かぐやさーーん!京佳さーーん!頑張ってくださーい!」

 

「先輩達頑張ってーー!」

 

 藤原と伊井野が2人を応援する。

 

「四宮さん!頑張って!」

 

「立花さん頑張れー!」

 

 赤組白組の生徒もかぐやと京佳をそれぞれ応援をする。

 

『両チーム熱い声援を送っています!果たしてこの声援にこたえる事は出来るでしょうか!?』

 

(会長の応援が無い…)

 

 そして平均台を渡り終えたかぐやはテンションを下げそうになっていた。先程から耳を澄ましているのだが、白銀から応援が何も無い。白銀はかぐやと違い赤組なのでしょうがないと言えばしょうがないのだが。

 

(そもそも早坂の言っていた事って結構無茶苦茶じゃない…会長は赤組なんだし、白組の私を応援する

とは限らないでしょうに)

 

 競技が始まる前の早坂の言葉を鵜呑みにしたかぐやは疑問を抱き始める。そうこう悩んでいるうちに、京佳があっという間に並び、かぐやを抜かす。

 

『赤組立花さん!ここで白組四宮さんを抜いたぁぁ!このままゴールまで逃げ切れるかぁ!?』

 

 ピンポン玉をスプーンに乗せて、少しずつ距離を離す京佳。これが終わればあとは3つある跳び箱を超え、ゴールまで走るだけだ。ここでかぐやが差し返さないと逆転は難しい。

 

 そんな時だった。

 

「頑張れ、四宮」

 

 かぐやを応援する白銀の小さい声が聞こえたのは。

 

『おーっと!ここで白組四宮さんもの凄い追い上げだ!どんどん赤組立花さんに追いすがる!』

 

「な!?」

 

 かぐやはピンポン玉運びを終え、跳び箱を飛び越えあっという間に京佳の隣へと並ぶ。普通の人なら今の白銀の応援は絶対に聞こえない声だが、かぐやには聞こえた。本人は否定するだろうが、ひとえに愛の力かもしれない。

 

『並んだ!並んだ!果たして先にゴールするのはどっちだ!?』

 

「かぐやさーーん!頑張ってーー!!」

 

「立花先輩!ファイトですーー!」

 

「先輩方頑張って下さい!!」

 

 並ぶかぐやと京佳。ゴールまで、あと10メートル。

 

「「はぁぁぁぁぁ!!」」

 

 そして2人同時にゴールテープを―――

 

 

 

 

 

「……」

 

「あの、元気出して下さいかぐや様」

 

「……」

 

(ほんとどうしよ…)

 

 結果は、かぐや2着。京佳1着というものだった。だがゴールした直後はどっちが先にゴールしたかわからず、もしもの為にと学園長が用意していたカメラによる写真判定となった。

 そして生徒会含めた体育祭運営委員会が写真を確認してみると、先にゴールテープを切ったのは京佳だった。

 

 それも自身の胸で。

 

 もしも京佳がかぐやと同じくらいの胸のサイズだったらかぐやに軍配が上がっていただろう。それほどの接戦だった。だが最後に勝敗を決めたのは胸。これが胸がコンプレックスのかぐやに特大ダメージとなり、再び落ち込んでいるのだ。

 

「やっぱり豊胸手術を…」

 

「マジで思いとどまってください」

 

 このままでは明日にでも整形外科に行くかもしれない。早坂も流石にそれは阻止したい。

 

「四宮、少しいいか?」

 

「え?」

 

 声がした方にかぐやが視線を動かすと、そこには白銀がいた。なお早坂はいつの間にか消えている。まるで忍者だ。

 

「何でしょうか会長」

 

「そのな、今日の昼休み、昼飯一緒にどうだ?」

 

「へ?」

 

 暗闇に光が灯る。かぐやの顔は瞬く間に明るくなった。

 

「いいんですか?私は白組ですよ?」

 

「関係ないさ。昼飯に赤組白組なんて。あ、でももし迷惑だったら…」

 

「いいえ。ぜひ一緒にしますよ」

 

「そうか。それはよかった。じゃあ昼休みに。場所はあとでメールするよ」

 

「ええ」

 

 白銀はそう言うと歩き出す。

 

(ありがとう早坂。貴方の言った通りになったわ)

 

 上機嫌になるかぐや。心の中で早坂に感謝もする。

 

 

 

 

 

「あ!かぐやさーん!こっちですよー!」

 

「え?」

 

 だが暗闇に灯された光はひとつでは無かった。

 

「ここなら大勢座れるな」

 

「石上、伊井野はどうしたんだ?」

 

「大仏を呼びに行きました。直ぐ来ると思いますよ」

 

「おお!大仏ちゃんも来るんですね!楽しみです~」

 

 かぐやの目の先には生徒会メンバー勢ぞろいだった。しかもこの後、風紀委員の大仏も来るらしい。

 

(2人きりじゃなかった…)

 

 落ち込むかぐや。

 

(でもまぁ、これはこれで良しとしましょうかね…)

 

 だが直ぐに明るくなる。灯がひとつしかないよりは、沢山あった方が明るくなるものだ。

 

 そして数分後、伊井野が連れてきた大仏も合わせた7人で、一緒に楽しく食事をするのだった。

 

 

 

 

 

 おまけ 京佳のメイド服姿を見た赤組男子の会話

 

「にしてもヤバかったな。立花のメイド服姿」

 

「ああ。しかも漫画みたいなミニスカメイドじゃないところがいい!是非雇いたいよ!」

 

「だよな。あとよ、やっぱり立花ってさ、胸がかなり大きい…」

 

「こらこらお前たち。あんまりそういう話をするんじゃない。女子の目だってあるんだぞ」

 

「あ、白銀」

 

「それもそっか。悪いな白銀。あと注意してくれてありがとな」

 

「全く…」

 

 

 

(あれ?何で俺は今イラついたんだ?)

 

 

 




 早坂の仮装は中の人つながり。

 次回も頑張る予定かもしれない。
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